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10096あたしはナポレオン。+第23話+Kozue2/23 16:58:552182cfJQkWOv158wM
第一話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9589.html
第二話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9612.html
第三話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9633.html
第四話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9656.html
第五話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9680.html
第六話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9705.html
第七話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9736.html
第八話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9758.html
第九話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9780.html
第十話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9803.html

Kozue2/23 16:59:242182cfJQkWOv158wM||386
第十一話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9824.html
第十二話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9847.html
第十三話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9873.html
第十四話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9895.html
第十五話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9916.html
第十六話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9940.html
第十七話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9963.html
第十八話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9984.html
第十九話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-10007.html
第二十話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-10030.html

Kozue2/23 17:1:22182cfJQkWOv158wM||732
第二十一話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-10054.html
第二十二話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-10075.html

※あたしはナポレオン。は準小説、とでもしておきましょうか。
 とてもとてもえばって小説、なんて言えないので。
 
 

 空が青い。

Kozue2/23 17:3:202182cfJQkWOv158wM||194
 しかし、そんなに簡単に物事は進まない。エルは、ある日突然、この世を去ってしまった。妖精としてはあまりに短い一生だった。―エル・クリス・ドーリッシュ 享年328歳。
 
あたしは、もう、生きていけないと思った。里にいても、何の役にも立てず、家族からも疎まれていたあたしは、とうとう居場所をなくしてしまった。今まで、色の付いていた世界は、エルの死を境に、モノクロに変色した。

Kozue2/23 17:3:562182cfJQkWOv158wM||117
ルン「エル……ッ!エル……ッ!!」

 あたしの悲痛な叫びは、誰にも届かない―。

 エルがいなくなった後のあたしは、何も出来ない妖精に戻っていた。そうして、あたしは一人、妖精の里を捨てて、色の付いた世界を探しに旅立った。エルの面影を、探しながら―。

Kozue2/23 17:4:412182cfJQkWOv158wM||30
一代「ルン?どうしたの?何か呆けちゃってたよ?」

 一代の声で、ルンは現実へと引き戻された。

ルン「……え?」
一代「え、じゃないよ〜。ねぇルン、何か呪文唱えてみてよ。何か出来るでしょ?」

 ルンはこっくりと肯いた。

ルン「エサエール スレウォール ムール!」

 花が、咲いた。ただそれだけなのに、どうしてこんなに嬉しくて、悲しいんだろう。

Kozue2/23 17:6:402182cfJQkWOv158wM||643
一代「うわぁー!スゴイ!すごいよ、ルン!」

 ―見つけた。エルの面影を、一代に。そう、一代はエルと似ているのだ。だから、あの時、困っていた一代を思わず助けてしまった。エルへの恩返しのつもりで……。

ルン「当然でしょ。この呪文は、あんたに教えてもらったんだから。」
一代「へ?」
ルン「ううん、何でもない。」

 エルを失った悲しみからはもう解放された。だけどまだ、言ってない言葉があった。

ルン「ありがとう。」

Kozue2/23 17:7:72182cfJQkWOv158wM||586
一代「はー?」

 これで、いい。里へ入る準備は出来た。

ヴェール「ところで本当に何があったの〜?」
ルン「何でもないって!うるさいわねぇ〜!」

 ルンの顔に笑顔が戻っているのを見て、ヴェールは安心した。

リージェ「あ、妖精が……。」
妖精A「お前、出来損ないのルンか?」

Kozue2/23 17:7:312182cfJQkWOv158wM||165
ルン「そうよ。まあ最も、今は出来損ないじゃ無いわ。」

 一代は怪訝な顔をした。―ルンが出来損ない?

妖精B「じゃあ、何かやってみろよ。」
ルン「いいわ。」

 息を吸う。

ルン「ティフ メス!」

 妖精AとBに向けて、花が矢のように鋭くなり、襲い掛かる。妖精Aは防御魔法で矢を防いだ。

Kozue2/23 17:7:572182cfJQkWOv158wM||5
妖精A「お前……なかなかやるじゃないか。もう出来損ないじゃ無いんだな。」
ルン「当たり前じゃないの。」
一代「ねえちょっと待ってよ!ルンが出来そこないって、どういうこと?!」
ルン「あたしはね、昔は、何も出来ない妖精だったわ。だからこの里を出たの。
ここにはあたしの居場所が無かったから。」

妖精B「一体どうしたんだよ?何が起きたんだ?」

Kozue2/23 17:8:242182cfJQkWOv158wM||838
 
 ―エルが亡くなってから、里を飛び出したあたしは、どこへいくあてもなく、色々な神々に使えることで、自分の居場所を探し続けていた。そして、運命の出会いがあたしに訪れた。
 
 約1000年前のこと、あたしはエオリーヌに仕えていた。

エオリーヌ「……それであなたは、里を飛び出したんですわねぇ〜。大変だったでしょうに……。そうですわ!私がエル殿の代わりになります。あなたなら、本来は力のある妖精ですから、きっとすぐに出来そこないじゃあなくなりますわ〜!」

Kozue2/23 17:8:552182cfJQkWOv158wM||287
 いつものように、エオリーヌは自分で言い出して自分で勝手に決めた。あたしはすこし困りながらも、エオリーヌの指示に従った。

エオリーヌ「そうですわぁ〜!そう、手の振り方はこう……。ルンは筋が良いですわね。すぐに私の教えたことを覚えてしまいますものねぇ〜。」

 エオリーヌは、事ある毎にあたしを褒めた。あたしが失敗してしまった時も、笑顔で「あなたは筋がいい。」と褒めてくれるのだった。それがどれだけあたしにとって良かったことか。今どんなにあたしが感謝していることか。

 ―あたしは、エオリーヌと会うことが出来て、本当に幸せだった。

Kozue2/23 17:9:222182cfJQkWOv158wM||158
 エオリーヌの下で呪文を次々とマスターしていったあたしだけど、まだまだ力不足だった。

エオリーヌ「ああ……あなたはとても筋が良いのに……。ルン、まだあなたの力は半分も出ていませんわねぇ……。どうしたらいいかしら……。」
ルン「もうやっぱり限界だと思うわ……。あたし精一杯努力したつもりだけど……。これ以上はもう出来ない……。」

 既にあたしは諦めの境地へ入っていた。仕方ないと、出来ないものは出来ないんだからと、自分に嘘をついて、現実から目を逸らしていただけだった。不幸なことにあたしはそのことを全く意識していなかった。

Kozue2/23 17:10:112182cfJQkWOv158wM||286
ルン「もうさ、これだけ出来れば、出来損ない妖精としては十分だって……。」
エオリーヌ「いいえ、そんなことありませんわ。あなたは筋が良いの。絶対に、あの技をマスターできますわ。それまでは、私は絶対に諦めません。」
ルン「そういわれても……。」
エオリーヌ「いーえ。あなたなら出来ます!!」
ルン「そんなぁ……。」

 それからも、あたしとエオリーヌの特訓は続いた。そしてある日、あたしの隠されていた力が、突然発揮された。
 
 
 
 ―神様?またいたずらをするの?

Kozue2/23 17:11:222182cfJQkWOv158wM||86
 その時あたしは、スプラッシュアワーを練習していた。もう日も暮れるころ、辺りは暗くなり始めていた。

ルン「ふあ〜……。ダメ……。もう無理〜……。」
エオリーヌ「大丈夫ですわ!でも……今日は疲れましたわねぇ……。あと一回だけ、やって御覧なさいな……。」
ルン「うん……。」

 正直疲れていたし、もうやめたいという気もあった。それは、多分エオリーヌも一緒だった。

 だけど唯一つ、その時にあたしが強烈に感じたのは、エルのことだった。

ルン(―エル、あたしにこの呪文を成功させて!)
ルン「シュプラッシュアワー!」

Kozue2/23 17:12:32182cfJQkWOv158wM||207
 
 
 
 
 
―奇跡が起こった。
 
 
 
 
 

Kozue2/23 17:12:352182cfJQkWOv158wM||301
エオリーヌ「hくぃおんrヴぉrくぇヴぃqrvくぉえrんヴぉいrんくぇおvんく!」

 あたしの出したスプラッシュは、見事にエオリーヌに当たり、大ダメージを与えた。

 ……大成功☆

ルン「やったわ!できた!できた!」
エオリーヌ「……そ・それは……よかったですわ……やっと……グハッ!!

Kozue2/23 17:13:232182cfJQkWOv158wM||78
 その日を境に、あたしはどんどん呪文をマスターしていった。
それはエオリーヌのお陰であり、エルのお陰でもあった。
 
 そしてあたしは、その数日後、妖精としては最高レベルの、あの呪文を習得した。
だけどあたしは、あの呪文はまだ一度も使ったことが無い。
これは、本当にあたしが危険なときだけ、使っていい呪文だから。

 それまではまだ、封印しておくしかない……。

Kozue2/23 17:13:542182cfJQkWOv158wM||783
妖精A「何黙ってるんだよ!……とにかく、お前なんてもうこの里に帰ってきたって
    意味無いんだよ!さっさと帰れよ出来損ない!」
ルン「そういうわけには残念ながらいかないのよ。あたしだってこんな里ごめん
    だわ。だけど、あんたには分かんない様な事情があるのよ。あんたたちも、
    あたしに関わらないでね。関わったらどうなるか分かってる?」

妖精B「どうなるんだよ?」
ルン「こうなるのよ!」

 ルンは指をでこピンのように弾いた。すると、数メートル先の木が、いとも簡単に折れた。

Kozue2/23 17:14:202182cfJQkWOv158wM||887
妖精A・B「(゚ω゚;ノ)ノ!!!!!」
一代「あちゃぁ〜……。」
ルン「じゃ、そういうことで☆」

 妖精A・Bは、そそくさと退散した。

リージェ「ワンダフル!」
ヴェール「わんだふる……って……いいの?木折っちゃって……。」

Kozue2/23 17:15:112182cfJQkWOv158wM||7
ルン「……よかないわよ……。ま、いいわ。これであたしの汚名も返上されたよ
    うだし。さっさとたてがみ見つけるわよ!」

一代「はあ……。」

 ルンは、空を円を描くようにして飛び回った。そして、何か大事なことを思い出したのか、すぐにとまった。

ルン「そうだ……。ねえ、ちょっとだけ寄っていい?」
一代「え?」
ヴェール「どこに?」
ルン「―あたしの友達……エルの家よ。」

Kozue2/23 17:16:252182cfJQkWOv158wM||130
□■休憩time■□

こんにちは、作者です。
 
 
 
 
次回もお楽しみに。
 
 
 
 

Kozue2/23 17:17:282182cfJQkWOv158wM||60
文句・アドバイス受付中ですm(__*)m

すみれ☆2/23 19:38:172204cfnacloQpOVtw||758
はっろーん☆

そうかそうか…これもルンの努力の結晶だよ^^
自信を持って、全ての呪文を習得!(蹴
木の枝、マジで折っちゃって良いんですかぃ!?
…花を咲かせてごまかして…;

エオリーヌ、本当にいい人だね☆
尊敬しちゃうよ♪

次回も楽しみにしてます^^

Kozue2/24 10:14:132182cfJQkWOv158wM||969
□■すみれ☆■□

感想ありがとうございます♪゛

ルンは、木の枝どころか幹ごと折りました。
ルン「後で長老様にしかられる……。」
珍しく落ち込んでいる様子です。

エオリーヌは、いいヒトですよ。
さすがは統べる者です。

次回もお楽しみに☆

バルトーク2/24 18:6:122212cfBcsmysAsVME||564
こんばんわー
イベントの方参加表明ありがとうございました。そのお礼にと伺ったのですが、いやー面白いv昔馴染みを見返すところなんて痛快です。

ルンの傷心は想像を絶した物だったのでしょうね。それは、世界は色を失ってしまうほどに;;ですけど、素晴らしい師に会えてよかったと一安心です。
自分で自分の限界を決めるな!!ということでしょうか。訓練さえ積めば出来そこないと言われた妖精も、なれるんえすから、僕だって訓練をつめばもっと小説が巧くなる……はず?

参加表明ありがとうございました。
是非そちらも、このナポレオンも頑張って下さいませ。応援しております。

Kozue2/25 10:14:512182cfJQkWOv158wM||310
□■バルトーク様■□

こんにちは^^感想ありがとうございますm(__*)m

イベントに参加させていただき、ありがとうございます。
期限が4月でとても嬉しいです。(3月には期末テストが…OTL)

ルンは、今でこそ限界というものを知らない妖精に成長しましたが、
昔は出来損ないでした。
やればなんでもできるんです。
それには、いい出会いも必要です。
ルンは、その典型みたいなものかもしれません。
バルトーク様も、(私もですが)きっと訓練すれば、
何だって出来るんですよ♪(多分。)

では、イベントもこちらも頑張りますので、
応援よろしくお願いいたしますm(__*)m


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