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10177白夜火_第11条キーア3/13 7:32:542191cf/cZWdmfTKcw
EMERLDKNIGHT全集【 http://skytabi.web.fc2.com/memo/emerldnight.html 】
白夜火集9条まで【 http://skytabi.web.fc2.com/memo/hakuyabi.html 】
第10条【 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-10156.html 】

 ―逃げてばかりじゃ
       何も道は
          開けやしない―  

キーア3/13 7:45:292191cf/cZWdmfTKcw||330
第11条 迷子になったら犬のおまわりさんに聞いてみたらどうだ

 ・・・・・・・・・・・・・・・。
あれ・・・ココはどこだ?
ふと目が覚めると、高い天井が見え、どこかの建物の中だと分かった。
一体どこの?
そして、あの時の填と神無が消えた事を思い出した。

ソラ「填!!神無!!」

 慌てて起き上がり、立ち上がろうとしたが、傷の痛みを思い出し、
起き上がるだけだった。  

キーア3/13 7:54:192191cf/cZWdmfTKcw||48
羅狐「あ、やっと気がつきましたか」

 カーテン越しに大きな帽子とローブの裾がひらつく影が、映った。
その向こうから少し荷物を抱え、空の前に現れた。
空は建物の中をキョロキョロと見回した。

羅狐「ここは封印師協会の保健所のようなところです」

 羅狐の話しによると、たまたま通りかかった森で、空が血だらけになって
倒れていたという。
そのまま人を呼び、近くにある封印師協会までは運んだそうだ。

キーア3/13 8:7:522191cf/cZWdmfTKcw||682
紫苑「よっ。何があったんだ?」
空哉「紫苑、挨拶もっと真面目にしなよ」

 カーテン越しからまた2人の姿が映し出され、
羅狐の隣についた。
少し羅狐より小さく、笑顔だった。
空は少し外が見える窓を見ながら、呟くようにして言った。

ソラ「・・・填と神無が・・・・・連れてかれた」

 あまり話す気にはなれなかったが、話すしかしょうがなかった。
全てを聞き入れたときの3人の表情は、笑っていた紫苑でさえも、
真剣な表情をした。

キーア3/13 10:47:572191cf/cZWdmfTKcw||307
羅狐「でも・・・そんな体じゃ無理です」

 羅狐が止めた。
それに続くように空哉と紫苑も少し頷いた。

テン「護りたいものが現れた時、僕達は命をかけて戦います」
 神無「この命・・・尽きるまで護り続けるアル」

あの時の言葉が空の頭の中で蘇る・・・。
そして、上から上着のような物を着ると、立ち上がりドアに手をかけて言った。

ソラ「それでも行くんだよ。最初から諦めてたら護れやしねぇよ」

キーア3/13 11:0:322191cf/cZWdmfTKcw||120
羅狐「・・・・・。待ってください空さん」

 外へ出ようとする空を羅狐が止めた。
空へ近付き、ローブの中から1つの輝く石を取り出した。
それは核石だった。
緑の色をした光り輝く核石。

羅狐「これをお使い下さい。まだ実験途中で、一時だけですが、スピードが格段とあがります。
   使い終わったら返してくださいね」

キーア3/13 11:2:302191cf/cZWdmfTKcw||805
 羅狐は少し笑って見せた。
分かっている。空さんがどれだけあの人達の事を大事に思っているか・・・。
どれだけ大切にしていたか・・・・・。

ソラ「あぁ。んじゃな」

 空は外へ出た。
たとえ一緒に行くと言っても、一緒に行かせてくれやしないだろう。
1人であの人達を助けに行くつもりなのでしょう。
分かってます・・・私達は。

キーア3/13 11:5:512191cf/cZWdmfTKcw||296

 *****

テン(・・・・・あれ・・・・・ここ・・・・どこだっけ・・・・・)

 辺りは暗闇だった。
手足が鉄のような物で繋がれ、思うように動けない。
しかし、だんだんぼやけていた眼も元に戻り、だんだんはっきり見えてくるようになった。
目の前には神無ちゃんが、鉄のような物で繋がれ気絶していた。

キーア3/13 11:11:512191cf/cZWdmfTKcw||763
松葉「おっ、ようやく気がついたか」

 目の前には1人の男が居た。
その時僕は全てを思い出した。
そうだ・・・・・空さんを助けるために僕達は捕まって・・・空さんは大丈夫だろうか。

松葉「そーだ。教えてやろうか。俺達が何故人間ハンターをしているか」

 男は喋り始めた。
人間ハンターは、人を殺めることは勿論の事だが、もう一つ仕事がある。
若い人間を捕まえ、売人に売りさばく事。

キーア3/13 11:14:582191cf/cZWdmfTKcw||304
松葉「俺らが捕まえた人間は朗瑠伽捌に売り渡される」

 その名を聞いたとき、僕の目は大きく見開いた。
聴いた事のある名だった。
空さんが倒したはずの朗瑠伽捌・・・それがまだ存在していた。

その事だけ話すと、男はどこかへ消えた。
それから完全に出て行ったと感じ取ると、神無ちゃんが眼を開けた。

神無「朗瑠伽捌が一枚咬んでたアルナ」
テン「神無ちゃん!!」

キーア3/13 11:21:342191cf/cZWdmfTKcw||56
神無ちゃんは手に付けられていた鉄のような物を見ると、
力を入れた。

?色神無「ふんごぉぉぉぉ!!

すると、音を立てて鉄がはずれた。
そして手が自由になると、足にも付けられていた鉄のような物を手で取った。
自分のが取れると、今度は僕の分まで壊していく。
すごい力だ。

テン「ありがとう神無ちゃん。それにしても・・・まだ朗瑠伽捌がいたなんて・・・」

キーア3/13 15:13:392191cf/cZWdmfTKcw||870
神無ちゃんは、牢屋の鉄の棒を両手で握り、左右へ引っ張った。
しかし、こんどばかりはびくともしなかった。
どんなに引っ張ろうと、壊れる様子は無い。

テン「これじゃあ逃げ出す事ができないよ・・・・・」
神無「私は逃げないネ」
テン「え?」

 握っていた棒を外すとすこし下を向いてから、
真っ直ぐ正面をみて言った。
その顔は、いつもにくらべてかなり真剣な顔つきだった。

キーア3/13 15:23:352191cf/cZWdmfTKcw||465
神無「今逃げた所で何になるネ。どんなに逃げても辿り付く場所は同じネ。
   それなら遠回りするより、今目の前にある道を渡るネ」


 神無ちゃんは、そういい終えると、再び鉄の棒へと手をやった。
それから数分。どちらも口をあけず、神無ちゃんは何度も挑戦し続けていた。
そこへ一人の男が部屋へ入ってきた。
手には牢屋の鍵だった。
男は牢屋を開けると、付いてくるよう指示した。

 不自然だったが、僕達は何も言わずに付いていった。
すると、建物の外までたどり着いた。

キーア3/13 16:6:392191cf/cZWdmfTKcw||307
 「さっさと逃げな。連中が来るぞ」
テン「え・・・・・あなた、一体・・・」
 「なーに通りすがりの男さあ」

顔は隠れて見えなかったが、どこかで聞き覚えのある声だった。
僕達が話している間に、松葉とその仲間がやってきた。
手には刀などを持っている。

神無ちゃんがどこからかバズーカを持ち出し、構える。
そして狙いを定めて発射した。

キーア3/13 19:55:512191cf/cZWdmfTKcw||750
 辺りに爆発音が響く。
しかしそれでも数人、松葉の後ろについてコチラへ向かってくる。
神無ちゃんは諦めずにバズーカで攻撃する。
後の数人がやられても、松葉だけはどうしても止める事ができない。

神無「何ネ。あの男・・・。私のバズーカじゃダメアル」
テン「えぇ!!?じゃあどうするんスか!!」

 すると、さっきの謎の男がフードを深くかぶったまま、前へ出て行く。
松葉が男の少し離れた場所で止まった。

キーア3/13 20:3:172191cf/cZWdmfTKcw||73
松葉「お前か・・・・・我等の中の裏切者は」
撒葉「そうなの?コイツが?」

 撒葉はいつものようにのんびりとした口調で言う。
松葉は撒葉に下がっているよう指示をした。
男はフードをかぶったまま、腰に差してあった刀をスッと抜いた。

松葉「裏切者。お前、どういうつもりでこんな真似をした」
  「裏切者?最初ッから裏切ってもいねぇよ」

男は笑うかのように松葉に向かって言った。
しかし、依然として顔は見えない。

キーア3/13 20:6:402191cf/cZWdmfTKcw||320
松葉「どういう事だ。貴様・・・・・一体何者・・・!!」

 男はふと松葉の前から消えた。
いや、消えたのではない、目にも止まらぬ速さで松葉の後へ周りこんだのだ。
男は刀を構えたまま。

  「驚く事ねぇだろ。お前もやってんだからよ」

 足には緑色した核石が装備されていた。
松葉も負けじとその場から逃げ出し、男の後ろへと周りこむ。
男も松葉の後ろへまわりこむ......

キーア3/13 20:9:462191cf/cZWdmfTKcw||250
テン「あんたらいつまでやるつもりだ!!!」

 キリが無いままだったが、再び2人は向き合った。
松葉が先手をきり、男に向かって刀を斬り付ける。
男は上へと飛び、刀の上へと飛んだ。
その拍子にかぶっていたフードが取れた。

松葉「・・・・!お、お前は・・・」

 薄い黒髪に死んだような眼をした男・・・それは紛れも無くあの男だった。

神無「空!!」

キーア3/13 20:13:312191cf/cZWdmfTKcw||672
ソラ「裏切者じゃねぇだろ。敵だからよぉ」
松葉「ふっ。そうだな。しかし、傷だらけのお前に何ができる?」

 松葉は驚いた表情を数秒で戻し、元の表情に戻った。
今の状況では明らかに空さんが不利だ。
空さんはこの間の怪我をしている。
立って居られるのがやっとなのだと思う。

ソラ「俺にだって護らなきゃいけねぇもんがある。
   護るのはなぁ、誰かが自分を護ってくれるから護るんだ。護り・・・護られるんだ」

キーア3/13 20:15:352191cf/cZWdmfTKcw||290
 松葉の後には数人の人達が付いている。
その中には撒葉の姿もある。
こちらは空さんを入れて3人。まともに戦えるのは僕と神無ちゃんだけだ。
このまま逃げる事だってできる。
でも・・・・・

神無「今逃げた所で何になるネ。どんなに逃げても辿り付く場所は同じネ。
   それなら遠回りするより、今目の前にある道を渡るネ」


その言葉が頭によぎる。
そう、今逃げても同じ場所にたどり着くだけだ・・・・・。

キーア3/13 20:17:322191cf/cZWdmfTKcw||686
 僕は刀を握る。神無ちゃんはバズーカを構える。
怖くても逃げやしない。
だって―・・・・・
 僕は大切な仲間を護るから―・・・・・。

テン「神無ちゃん!!」
神無「行くアル!!」

 空さんと松葉さんの両脇からすり抜けるようにして、戦いが始まった。
当然、無理だ何て分かってる。
でも戦わなきゃいけない。

キーア3/13 20:20:302191cf/cZWdmfTKcw||80
 空さんも必死で傷の痛みをこらえ戦っている。
刀と刀が激しくぶつかり、両者の刀が遠くへ飛ばされた。
松葉は焦っていた。
他の刀を建物の中へ置いてきてしまっていたからだ。
しかし、空の顔には焦りは見られない。
背を向けたほうが負になる。

ソラ「俺にはなぁもう一つの相棒がある」

フードつきの服で隠れて見えなかったが、後から抜き出されたのは
ランスだった。

キーア3/13 20:22:352191cf/cZWdmfTKcw||810
松葉「何!!?」

 空は一気に決めた。
決して殺しやしない。
気絶させるだけだ。背中に周りこみ、ランスでたたきつけた。

神無「空!!やったアルか」
テン「ソラさん!!」

大将が倒れた敵はすぐに引き下がった。
最後に撒葉が松葉を背負い、少し笑って見せた。

撒葉「無理するからだよ〜。これで・・・よかったんだよ」

キーア3/13 20:24:142191cf/cZWdmfTKcw||35
 僕達は空さんに寄り付いた。空さんはその場に倒れこんだ。
かなりの深手だったた事もあり、さっきの戦いで新たに傷ができ、
傷口も開いてしまい血だらけだった。

僕と神無ちゃんは、そんな空をかかえ、始末屋へと帰っていった。


→第12条へつづく

キーア3/13 20:27:152191cf/cZWdmfTKcw||438
**あとがき11**
 あとがきのネタが尽きてきたアル・・・・・え?アル?
神無の喋り方が好きなので、たまに「アル」「〜ネ」「〜ヨ」とか混じってます(笑
今回は意味不明な分が多かったネ。コレは・・・。
以外に神無がカッコイイ台詞を吐いたり、空の言葉も以外だったり・・・。
私でもビックリです(;´▽`A``
 松葉と撒葉はまたこれからも出てくる・・・予定です(多分)


白夜火に関する質問など募集しております〜

すみれ☆3/14 20:13:452204cfnacloQpOVtw||996
こんばんは^^

羅狐が、再登場ですね☆
紫苑君は、相変わらず礼儀がないですね;
クーを見習ってね;

朗瑠伽捌が生きていた!?
ゴキブリ並に、しぶt(蹴

次回も楽しみにしてます☆

バルトーク3/17 10:16:102212cfBcsmysAsVME||303
おはようございます^^

前回、質問に答えていただいてありがとうございました。
おいしい棒って奥が深いっすね。
とラムネか食ってみたい!―――だけどボクの好きなたこ焼味はどうしたの!?

封印師協会の面々が再登場、そしてパワーアップアイテムの核石を受け取り、見事松葉に勝利っ!
ここでも暗躍している朗瑠伽捌。もしや、相当の大物だったりもするんでしょうかね。
みんなカッコいいっすねー。こうカッコいいところばかり見せられると、次はダメなところが見たくなってきますね(オイ

キーア3/17 20:31:422191cf/cZWdmfTKcw||29
≫すみれ☆ちゃん
羅狐はこれからも登場しますよ〜。
登場しなければ神無一人ですからね・・・女キャラが(;´▽`A``

 紫苑の性格というか礼儀というか・・・かなりダメダメのようです。
それに比べ、空哉は結構しっかりしてるみたいです☆

ゴキブリって本当にしぶといですよねぇ〜。
私、見るのは大丈夫ですけど、触れるのは・・・無理です(当たり前。

キーア3/17 20:34:232191cf/cZWdmfTKcw||571
≫バルトークさん
 おいしい棒の味は何でもあるのですよ*^^*
フルーツ味とか悲劇の味とかお父さんの足の裏の味とか(ぇ
たこ焼き味も勿論ありますよ♪

 カッコイイ半面、かっこ悪いところもありますよ〜(ぇ
斬裂白夜と呼ばれた空でも...。
きっと弱点があるのですよね☆


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