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10445TEN第2章「輝き」第10話キキョウ4/14 9:56:72192cfBkVEKUKuVbY
※素通りダメですよ・・・私の人生、見届けてください・・・(by.宮

第10話であっていると思われます。
時間がないので超特急で!

主人公O石崎 彩(イシザキ アヤ)22歳(名前を考えてくれた人・ゆうじい様)

刑事O菅井 恭平(スガイ キョウヘイ)23歳(ピマ様)

警部O池崎 裕太郎(イケザキ ユウタロウ)52歳(作者)

隣人O平宮 琉依(ヒラミヤ ルイ)22歳(ピマ様)

容疑者O私利 宮(シリ ミヤ)19歳(法論様)

目撃者O藍川 勇司(アイカワ ユウジ)28歳(ゆうじい様)

キキョウ4/14 9:56:272192cfBkVEKUKuVbY||322
第10話

 私と平宮は、一人の男と向き合って立っていた。

 藍川 勇司。この事件の・・・そして、宮の運命のカギを握る男。
ぶっつけ本番。私は、息を大きく吸った。

「藍川さん。私は、石崎彩といいます。こちらは平宮琉依さん」

 私が言うと、平宮は軽く頭を下げた。

「あの、よっ、よろ、よろしくお願いします・・・」

 藍川が言った。見た目と違うこのおどおどした喋り方に、内心かなり驚いたが、今はそんなことが問題なのではない。
私はさっきのように息を吸い、言った。

キキョウ4/14 9:56:442192cfBkVEKUKuVbY||701
「私は・・・その、警察や弁護士ではありませんが。この事件の真相を知りたいと思いますので、藍川さんの証言を聞きたいのですが・・・よろしいでしょうか?」

 藍川は、相変わらずおどおどした態度で、隣で立っている池崎を見た。

「私からも、お願いします」

 池崎が言うと、藍川は「はぁ」と言ってうなずいた。
そしてなぜか一度深く息を吸って吐き、もう一度息を吸ったかと思うと喋り出した。

キキョウ4/14 9:57:82192cfBkVEKUKuVbY||504
「えっと、ぼくは一昨日の夜8時ごろに、その・・・容疑者の方らしき女性が、えっと・・・
田中さんのお宅の前で、宝石からズボンのポケットを取り出しているところを見ました」

「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ は?」

 私は思わず言ってしまった。平宮もこらえきれず、隣でクックと笑っている。

「・・・あ!えっ、えっと、田中さんのお宅の前で、女性が、ズボンのポケットから、宝石を、取り出している、ところを、見ました!!」

 自分の間違いに気付いた藍川は、必死に言い直した。
私はせきばらいをすると、気を取り直して質問に入る。

キキョウ4/14 9:57:252192cfBkVEKUKuVbY||510
 自分の間違いに気付いた藍川は、必死に言い直した。
私はせきばらいをすると、気を取り直して質問に入る。

「その宝石は、確かにダイヤモンドでしたか?」

「あ、ええ。そりゃあもう、間違いないです」

 どんな言葉においても「あ」とか「えっと」等をつけているためだろう、素なのか焦っているのかわかりづらい。

「どうして、はっきりとわかったのですか?」

「え。それは、ほら。その・・・・・・
門前に、あの、明かりがあったでしょう?あれが点いていて、明るかったんです。
だから、もうホント宝石が、白くキラキラと輝いているのが、ばっちり見えたわけで」

「!」

「!」

「!」

キキョウ4/14 9:58:32192cfBkVEKUKuVbY||886
 私も平宮も池崎も、ピンときた。
 やった・・・あった。見つけた。宮の運命を握るカギと、そのカギ穴を・・・!

「藍川さん。余計なことを言ってしまいましたね」

「えっ!?」

 藍川は、一瞬飛び上がった。早くも汗を額ににじませ、震えている。

「藍川さん、今の証言・・・私、聞いておりませんぞ!!」

 池崎が恐い顔をして藍川に言った。
藍川はますます震え出してしまい、今にも泣き出しそうだ。
泣かれると色々困るので、私はさっきよりも優しい声で言った。

キキョウ4/14 9:58:172192cfBkVEKUKuVbY||557
「藍川さん。実は、盗まれたのは赤ダイヤなんです。
つまり、あなたの白く輝いていた、という証言はおかしいんですよ」

 かなり優しくしてしまい、気持ち悪いほどだった。・・・自分的には。

「いっ・・・石崎さん、もっと、その、お手柔らかにお願いしますよぉぉ・・・ぐすっ」

「・・・え?え??藍川さん・・・?」

「あ〜あ彩先輩、泣かせちゃいましたねっ」

 藍川が何故か泣き出してしまった。
私はせきばらいをし、もう一度トライしてみた。

キキョウ4/14 9:58:432192cfBkVEKUKuVbY||453
「藍川さ〜ん?あなたは、何かの勘違いをしている可能性があります〜。それか・・・
あなたが嘘をついているか

 最後のほうで多少調子を崩してしまったが、私としてはかなり甘口で言ってあげた。
それなのに・・・何だこの、暗い空気と切ない感じは。

「彩先輩っ、藍川さんさっきよりすごいですけど・・・っ、彩先輩のせいなのでは・・・」

「え?そんなはずがないわ、きっと他の理由よ」

 私がそう言い放つと、藍川の泣き声が勢いを増した。

「うぃっ、ふぃーっく、うぇ、ひっ、ひぃぃっ、はぁ、ふっ・・・ひっ」

キキョウ4/14 9:59:22192cfBkVEKUKuVbY||101
 全く気にしていないわけではないが、私はあえて厳しく言うことにする。
今の状態なら、私を怖れた藍川がペラペラ自供してくれるのではないかと思ったからだ。

 ・・・あくどいな、私って。

藍川さん!!
あなたがやったんですねっ!?

「ぁっ!?」

 私が言おうとした台詞を平宮が言ってしまったため、驚いて変な声を出してしまった。が、どうやらバレていないようだ。
 藍川はまた「ひっく」といい、目を五百円玉くらい大きくして、叫ぶように言った。

「なななっ、なっ、何でそうなるのでしょうか!?
ぼっ、ぼくが犯人!?

キキョウ4/14 9:59:372192cfBkVEKUKuVbY||378
「えっ・・・違うんですかっ?」

 平宮が真面目な顔で言った。口ではそう言っているが、きっと内心、かなーり疑っているだろう。
 私も最初はそう思った。でも・・・よく考えてみると、この藍川勇司が・・・おどおどしたダメっぽい男が、思い切って盗みを働く?
 ・・・思い切れない気がしてきた。

「藍川さん。本当のことを言ってください。もし本当にあなたが犯人でないのなら、そう言っていただければ結構ですから」

 池崎が言った。
 藍川はさっきよりは少し落ちついた。この場所に、しんみりとした空気が流れた。
 そして、藍川は話し出した。

キキョウ4/14 9:59:532192cfBkVEKUKuVbY||604
「本当にごめんなさい・・・ひっく、何も言えません。
余計なことを言ったら、殺されます!

「ということは、誰かに脅迫されているのですか?」

 池崎が言った。確かに、「殺される」と言ってしまっては、脅迫されていることを認めているようなものである。

「あ・・・それは・・・」

 藍川は焦っている。明らかに図星だ。

キキョウ4/14 10:0:112192cfBkVEKUKuVbY||990
「大丈夫ですよ、藍川さん。全て話していただければ、あなたの安全は警察が保証します」

 池崎が、藍川を安心させるように穏やかな声で言った。
すると藍川は、震える声で言った。

「・・・宝石を盗んだのは、ぼくではないんです。それは本当です!!
ひっく・・・実は、一昨日の夜・・・事件当日の夜八時過ぎ・・・
ぼく、一人暮しで。料理の買い出しも、自分で行くわけなんです。
・・・ふぃっく・・・
その時間、ぼくはスーパーに買い出しに行きました。その帰り道・・・

キキョウ4/14 10:0:392192cfBkVEKUKuVbY||479
「おい、貴様!!」

「ひっ!?ななな、何ですか?」

「黙って言う事を聞け・・・言うとおりにしないと、殺すぞ!!」

「ひ・・・ひやぁァァ・・・」

「黙れ!!!・・・まず、この犬を預かれ」

「はっ、はひっ・・・」

「あと、騒ぎが始まったら、<田中収蔵宅の前で、女がズボンのポケットから大粒のダイヤモンドを取り出しているところを見た>と警察に言っておけ。
そいつの容姿を訊かれたら・・・髪は一つ結びの・・・顔は少しクールで少し明るいとでも言っておけ。
犬は、騒ぎがおさまるまで絶対に外に出すな。おさまったら散歩に出せ。
餌やりは忘れるなよ」

キキョウ4/14 10:0:562192cfBkVEKUKuVbY||41
「・・・というわけで・・・ぼく、その通りにしちゃったんです。
本当にごめんなさい!!」

 藍川は深深と頭を下げた。体はぶるぶると震えている。
恐い先生のお説教を受けている小学生のようだ。

「へぇ〜・・・犯人ってペット思いですねぇ」

 平宮が感心して言った。

「平宮さん、見るべきところはそこじゃないと思うわ・・・・・・
・・・・・・・・」

「彩先輩・・・?どうしたんですかっ?」

 私は、宮に会いに行った時・・・宮が言っていたことを思い出した。

キキョウ4/14 10:1:92192cfBkVEKUKuVbY||658
「宮ちゃん。サチについてなんだけど・・・何か情報はない?」

「サチについてですか?えっと・・・うーん・・・
あ、すっごく飼い主さんになついていて・・・」

キキョウ4/14 10:1:212192cfBkVEKUKuVbY||311
 飼い主はペット思い・・・ペットのサチは飼い主になついている・・・

「・・・わかったわ」

キキョウ4/14 10:1:302192cfBkVEKUKuVbY||11
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

キキョウ4/14 10:1:492192cfBkVEKUKuVbY||454
ミスチェックは今度やりますっ!!
では感想プリーズです!!
時間が〜〜〜


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