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10520白夜火_第21条キーア5/1 13:56:142191cf/cZWdmfTKcw
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キーア5/1 14:4:472191cf/cZWdmfTKcw||200
第21条 正夢って本当にあるの?

 爆発音が森の中で、時折聞こえてくる。
この位置は、森の西側にあり、辺りは特に変わりの無い木々に囲まれている。
そこには、2人の年の離れた少年が、傷を負いお互い少し離れた位置で、倒れていた。
少年は、目を一度開けると、ゆっくりと立ち上がる。
 その向かいには、右目に包帯を巻いている、少し短髪の整った髪の男と、
所々、髪がはねている男が、立っていた。

夜紀「分かっただろう、お前達と俺達の力の差というものを」
テン「・・・・・・・ん。・・・そんな・・・・もの、わかりま・・・・せん」

キーア5/1 14:7:372191cf/cZWdmfTKcw||167
 弱弱しい声で、填は反抗する。しかし、もう体力の限界がきている。
隣で倒れていた空哉も、よろけながらも立ち上がり、向かいの男を睨む。
当然、こんな体では、戦える訳が無い。
逃げる事もできない二人は、ただ言葉を交わすだけだった。

空哉「俺達は・・・・・まだ、諦めない。仲間が戦っている・・・か・・・・」

必死に喋っていたが、力尽き地面に倒れてしまった。
出血が止まらない。アザが目立つ。
填は、何とか立って居られるが、どうしようもなかった。

キーア5/1 14:11:232191cf/cZWdmfTKcw||798
 * * * * *

 その位置から、数メートル離れたところに、あの2人は歩いていた。

紫苑「おいチャイナ。何で爆撃した?爆撃する必要ねぇじゃん」
神無「うるさいネ、クソガキ。アレでいいアル」

相変わらず、喧嘩口調の2人だが、今は喧嘩している場合ではない。
幸い、怪我は軽くて済み、まだ戦えるほどの余裕はあった。
 他の奴等が、今どうなっているのかなど、2人は知るよしもない。
そんな時、紫苑がふとある物に気がついた

キーア5/1 14:14:492191cf/cZWdmfTKcw||234
紫苑「・・・・・・・!!おい、アレ・・・空哉と填じゃないか!!?」

 紫苑が指を差した先には、アザと血にまみれ、倒れている空哉と、
その近くでよろけて立っている填がいた。
向かいには、夜紀や男が立っている。
状況は、すぐに把握できた。神無が、両手に“おいしい棒・煙”を持ち、放り投げた。

 爆発音が響き、辺りは激しい煙に包まれた。
紫苑が、特殊眼で填と空哉の位置を確認し、その場から離れた。
奴等は、追ってこない。

キーア5/1 18:46:102191cf/cZWdmfTKcw||230
神無「おーい。生きてるアルかー?」
テン「何とか・・・生きてます・・・」

 重症を負っているようだった。空哉に関しては、立ち上がる事も困難で、意識が定まっていない。
木に2人をもたれさせ、辺りを警戒しながら、紫苑と神無は問いかける。
所々に見える、アザに相手は手加減をした事が分かった。

 しばらくして、完全に煙が消えた頃、奴等は動き出した。
木々の葉が揺れ、紫苑達の目の前に現れた。

夜紀「・・・この様子ですと、十兵衛達は負けたようだな・・・」

キーア5/1 18:49:202191cf/cZWdmfTKcw||12
紫苑「あんなザコ、俺一人で十分だ」
神無「何言ってるアルか。私一人で十分だったネ」

また喧嘩口調で、2人は会話する。しかし2人は、すぐに夜紀に視線を変える。
夜紀の近くにいる、もう一人の男は、一歩後ろに下がっていた。
おそらく、夜紀の指示を待っているのだろう。
 神無は、紫苑よりも少し前に出ると、紫苑に言った。

神無「今度は私がやるネ。お前はあっちのザコを頼むネ」
紫苑「仕方ねぇなぁ・・・。分かったよ。今度は譲ってやるよチャイナ」

キーア5/1 18:52:82191cf/cZWdmfTKcw||313
紫苑にしては珍しかった。神無の真剣な表情も、また珍しい。
2人は、それぞれの位置につくと、相手に視線を向ける。

 夜紀は、腰に差していた刀を抜くと、神無に襲い掛かった。
その攻撃をすんなりとかわす神無。夜紀は、刀をすぐさま神無に向けた。

神無「ほわちゃぁぁ!!」

 神無は、刀をかわし、相手の腹に蹴りを入れた。
夜紀は遠くへ飛ばされ、木を丸々1本倒すと、止まった。

夜紀「恐るべき戦闘能力・・・・まさか」

キーア5/1 18:55:392191cf/cZWdmfTKcw||122
夜紀の言葉が一旦途切れる。
口から出た、少量の血を手で拭うと、刀を地面に突き刺し、その場に立ち上がった。
そして神無を見ると、再び途切れた言葉を言った。

夜紀「戦闘民主族・・・鋼夜族の生き残り・・・か」

 今から遥か昔、1千年前ほどだろうか。
地球から遠く離れた所に、1つの星があった。その星の住民は、戦闘能力がどの星よりも
優れ、戦闘民主族と呼ばれるようになった。
しかし、実際は、戦闘という戦闘が嫌いで、戦いを見れば力づくで止めにかかる。

キーア5/1 18:58:102191cf/cZWdmfTKcw||670
夜紀「そんなお前が、何故空に付きまとう?アイツも戦いを好んでいるというのに・・・」
神無「空は戦いを好んで無いネ!!空は・・・戦いたくないアル!!」
夜紀「それは分からん。心の底では、戦いたいという血が騒いでいるんだ」

 夜紀の力強い言葉は、神無の口を塞ぐようだった。
言い返す言葉が無かった神無は、戸惑ったが、一度深く目をつぶると、
しっかりとした目をし、夜紀を見た。

今までに見せたことの無い、神無の表情に、填は驚きを隠せなかった。

キーア5/1 19:0:382191cf/cZWdmfTKcw||423
神無「分かるネ・・・。私には分かるネ。今まで、ずっと一緒に過ごしてきた・・それに・・・」

 一度言葉が途切れた。少し切ないような口調だったが、そこには思いが込められている
のが、よく分かった。
そして神無は続ける。真剣な表情で・・・。

神無「それに・・私達は空と“遺伝子死んでんねん!!”ネ」
テン「・・・・・神無ちゃん。“以心伝心”ね」

キーア5/1 19:3:332191cf/cZWdmfTKcw||260
 何処をどうしたら間違えるのか分からないが、少し関西弁混じりの言葉に、
填は弱弱しく、それでもつっこんだ。
神無は、特に間違った事を気にせず(・・・というより分かっていない)、戦闘態勢を
崩さない。
そして、夜紀も刀を構え、にらみ合う。

夜紀「面白い・・・。その“遺伝子死んでんねん”を見せてもらおう」
テン「あの・・・それ・・、間違ってますから」

気づいているのかいないのか、分からないが、夜紀まで同じ事を言う。
完全にこいつ等馬鹿だ!!・・・と、この時填は、思うのだった。

キーア5/1 19:5:82191cf/cZWdmfTKcw||633
填は、自分が動けない事を深く惜しんだ。
自分が・・・自分が弱いばかりに、他人に迷惑をかけているのだ。
何も出来ない自分が・・とてつもなく、悔しかった。

 填は、木にもたれかかったまま、神無や紫苑の戦う姿を、
ただ・・・ただ見守るだけだった。


→第22条へつづく

キーア5/1 19:10:522191cf/cZWdmfTKcw||742
―白夜火―in学校編

 ここは、とある普通の私立中学校。特に独特の文化も無い、普通の中学校。
小中高と一律であり、そのまま上に上がっていく、学校でもある。
その中等部には、ある問題が起きているのだった。
 それは、集団イジメ。

今回のターゲットは、2-2 神無
独特の喋りに、印象強いキャラでもある。

―教室

キーア5/1 19:13:302191cf/cZWdmfTKcw||789
 前と後のドアが、完全に閉められ、内側では数人がかりで、男子がドアを押さえつけている。
とてもじゃないが、一人で開けられるほどでは無い。
 そこへ、神無が何も知らずにやって来る。

神無「―♪―♫―♪―」

呑気に鼻歌を歌っているが、何の異変にも気がついていない。
神無は、教室の前に来ると、どちらのドアもしまっている事に気がついた。

神無「・・・・・・―♪―♫―♪―」

キーア5/1 19:15:312191cf/cZWdmfTKcw||826
一度鼻歌が止まったが、また歌いだした。
そして、男子達が、少し覗いた瞬間だった。
前のドアが、物凄い音と共に、向かいの窓まで吹っ飛んだ。
勿論、ドアを押さえつけていた男子生徒は、窓まで吹っ飛び、強く体を床にたたきつけた。

 神無は、普通に何も知らずに席に着く。
周りの生徒は、目を大きく開き、神無と破られたドアを見つめる。

「な、何事だ!!・・・・・!!誰だ、こんな事をした奴は」

キーア5/1 19:38:42191cf/cZWdmfTKcw||273
神無「せんせー。そこの男子が暴れまわって、やってましたー」

 神無が手を真っ直ぐあげ、先生に訴えかけるようにして言った。
男子生徒は、目を点にさせ、神無を見、先生を見た。
先生は、男子生徒らを職員室まで呼び出した。

 * * *

 それから3時限目。次の授業は国語。女子生徒は、神無の筆箱を盗み、自分の机の
中にしまいこむ。
神無は勿論、そんな事はしらない。

キーア5/1 19:41:32191cf/cZWdmfTKcw||111
 自分の机の上に、筆箱が無いのにようやく気づくと、後の机の上においてった、
筆箱を取り、自分の机の上に置いた。
中には、名前の書いてある物もあったが、神無はペンでその名前を消し、
自分の名前を書いた。

 その席の女子生徒は、目を点にさせる。
そして、チャイムと同時に先生が入ってきた。

 「せ、先生!!神無さんが、私の筆箱を盗みましたー」
神無「何言ってるネ?ちゃんと名前書いてあるヨ」
 「こらー。他人を疑っちゃだめだろうがぁ。授業始めるぞ」

キーア5/1 19:42:542191cf/cZWdmfTKcw||516
先生は、特に何も言わず、授業に入る。
神無はそのまま、その筆箱を使い続けた。
 ちなみに、神無の筆箱を取った生徒が、筆箱の中を開けると・・・・・。
おいしい棒の食べクズや、破片が散らばり、シャーペンなどは、入っていなかった。

このように、分かった方もいらっしゃると思いますが、
神無にイジメは・・・通用しません
というより、神無自身、イジメだとは分かっていないようです。


おわり

キーア5/1 19:47:262191cf/cZWdmfTKcw||470
**あとがき21**
 こんばんわーヾ(´ω`○)
今回は、なんかオマケを入れてみました★★
アレですね。神無は、別にイジメそのもの自体、分かってないしー・・・。
というよりも、人のモノを勝手に使う、悪い奴?見たいな・・・。
神無ドSみたいだし・・・。何やっても逆効果っぽいですな(о`ω´о)
私もそうするかも・・・(ぇ まぁ、他の人だとどうなるんでしょうな...。

でゅわ!!次回まで・・さらばε=(w|壁|

キキョウ5/3 10:37:162192cfBkVEKUKuVbY||347
こんにちは!

カンナちゃんって、そんな珍しい種族だったんですか・・・!
しかも、実は戦い嫌いだなんて、信じられん(ぁ
そして「遺伝子死んでんねん」!!ここは、マジで笑いました(´∀`;)

おまけも面白かったです^−^
流石、カンナちゃん。いじめは通用しない・・・と。
いじめを自覚してないのが更にスゴい。

では、次回も楽しみにしております〜

すみれ☆5/3 19:29:282204cfnacloQpOVtw||947
こんばんは〜^^

やはり、クーより、紫苑クンの方が、強いのですね(ノ・ω・)

「遺伝子死んでんねん!!」には、「ぇー…;=((´∀`;A)ササッ」
笑いつつ、どんな間違いだよ!?見たいな。(ぉぃ;
テン君は、重傷を負いながらも、ツッコミ…恐るべし、ツッコミ魂…。

次回も楽しみにしてます^^

キーア5/4 19:16:552191cf/cZWdmfTKcw||165
≫キキョウさん
こんばんわ(*´艸`)

神無の種族は、ほぼ全滅しましてですねー・・・。
数少ないのですよ〜。絶滅危機生物?
何で、こんな神無が、戦闘嫌いなのでしょうね?
実際喧嘩めっさしてるのに・・・。
「遺伝子」の事については・・・分かりません(ぇ

おまけは、何となく思いついたのですーww
実際、暇だったのもありますけどね★

キーア5/4 19:19:192191cf/cZWdmfTKcw||626
≫すみれ☆さん
こんばんわ(*´ω`*)
んー・・・十兵衛が弱かっただけかもしれませんねぇw
夜紀は、かなりの剣術使いですから・・・。
「いしんでんしん」⇒「いでんししんでんねん」
人生どうなると、こんな間違いするんでしょうねぇ・・・。
填はクーより軽い怪我で済んで幸いでしたよね...。
というよりも、ほとんどクーが填をかばったから、クーが傷だらけなんですよ。
填の足手まとい!!(ぇ


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