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10590何故ぼくが?〜一人の勇者の物語〜由比5/15 18:15:172111cfrRhAV3Ll5iY
初めての小説です。

☆この小説は、視点がころころ変わります。

☆文才とか、そういうのは期待せず、さらーっと読んで下さい。
    

由比5/15 18:25:572111cfrRhAV3Ll5iY||99
 第一話:『視点・・千火』
 
 ぼくの名前は 秋野千火(あきのちび)。小学校五年生で、まあ普通の子供だ。成績も運動神経も普通で、存在感はやや薄い。(この辺、自分で言ってて悲しくなるけど)
 兄弟は二つ年上の兄貴がいて、そいつのなまえは千里(せんり)という。兄貴はとても出来がいい。そこも、ぼくが悲しくなる原因の一つだったりする。
 とにかくまあ・・ぼくは、『勇者』とか、『冒険者』とか、そんなのとはまったく無縁の位置にいた。なりたいとか、なってみようとか思ったことは一度も無い。だって、勇者ってめんどくさいじゃん。
 これ以上言うと、全国の勇者さんに怒られそうなのでもう言わない。

 

由比5/15 18:31:62111cfrRhAV3Ll5iY||440
 でも、これだけはわかってほしい・・・。
     ぼくは、勇者になんてなりたくなかったということを。


 「それ」がぼくの部屋に来たのは、夜だった。
 「それ」は金色のきれいな髪を揺らして、ぼくのベットの上に浮かんでいた。今思えば、不法侵入だと思う。訴えることは出来ないと思うけど。 
 だって「それ」は、人間じゃなく「データ」だったんだから。
 そんなことを知らないぼくは、知らない人が入ってきたとき、真っ先に言う台詞を口にした。
 「・・だれ?」
と。
 

 
 

由比5/15 18:43:342111cfrRhAV3Ll5iY||582
「あたしはフェアリー」
 と、フェアリーが言った。
「ふぇありー?」
 眠い頭に、『フェアリー』という非・現実的な言葉が、どうもしっくりこない。
「フェアリーというと・・あの、船ですか?」
「それはフェリー」
「じゃあ・・・日記ですか?」
「それはダイアリー。あんた、わざとやってんの?」
 ・・うぅ。
 正直に、認めたくないって言えば許してくれるかな?
 だって、「妖精(自称)」でしょ?

由比5/15 18:57:482111cfrRhAV3Ll5iY||237
「あたしは妖精よ」
 きっぱりとフェアリーが言った。
「でも安心して。この世界の者じゃないから」
「じゃあどこの世界の者なんですか?」
 フェアリーはふふんと鼻で笑った。
「あんた、パソコンでゲームやってるでしょ。『チビファンタジー』ってやつ」
「うん」
 ぼくは正直に答えた。だって、隠すことでもないじゃない?
「あたしはそこの『フェアリー』なの。今はただのデータだけど、ね」
 たしかに、フェアリーの体は、「データ」らしくかすかに透けている。
 ぼくは何回かまばたきした。
「・・本当?」
 だって、
 だって・・・・
 信じられないよ。

由比5/15 19:20:592111cfrRhAV3Ll5iY||24
「フェアリーって、たしか最初のほうに出る・・?」
「弱いって言いたいの?」
 フェアリーは怒っているかと思いきや、なんと馬鹿にした笑みを浮かべていた。
「はん。フェアリーの中にもねぇ、いろいろいるのよ?ランスフェアリー、ボム・・(以下略)。あたしは、そのフェアリーの王よ。フェアリーLv500よ! (注・この物語はフィクションです)」
 ぼくはその勢いに圧倒されつつも、一番聞きたかったことを聞いた。
「あの・・それは信じます(ということにしておきます)から、そろそろここにきた目的を教えてもらえませんか?」
 まさか、フェアリーのすばらしさを伝えるために・・というわけではないだろう。

由比5/17 16:28:172182cfa0Tm8s.csKU||736
うう・・返信押そうとしたら完了ボタンを押してしまった。

 一話はこれで終了です。


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