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10613白夜火_第24条キーア5/25 19:32:442191cf/cZWdmfTKcw
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キーア5/25 19:48:292191cf/cZWdmfTKcw||436
第24条 友達を作るなら絶対裏切らない奴を選べ

** だらだらと血を流す空、その場に膝まつき、胸を押さえていた。
 大量に血があふれ出る。


そして空は―・・・・
 血を流しながら倒れた― **

羅狐「そ・・・・・・ソラ・・・・さん?」

血まみれの空を目の前にして、羅狐は眼を大きく見開き、呆然と立っていた

キーア5/25 20:1:282191cf/cZWdmfTKcw||984
近くに駆け寄ろうとしたが、目の前で起こった事が頭をよぎり、体が強張って、
動く事すらできなかった。

朱雀「刀やランスなんぞ、短距離戦にしか使えぬ。今は銃の時代だ」
ソラ「―・・・・・・っ。―・・・・・・黙れや」

空が体を起こした。だが、前のように軽く体を動かす事はできなかった。
血だらけの手と体を見ると、よろけながらも立ち上がった。
こんな状態で倒せるわけは無い。

ソラ「だがな。おまえにゃ銃なんぞ100万光年はえぇよ」

キーア5/25 20:11:552191cf/cZWdmfTKcw||516
そう言って、空はふいにしゃがみこんだ。
朱雀は一瞬、眼を点のようにさせたが、空の行動を理解するのに
そう時間はかからなかった。
空のふせたその先、そこには乱射銃を構えた羅狐が、銃口を朱雀に向けて
立っていた。

ソラ「俺の連れには、銃の常連がいんだよ」
朱雀「しまった!!」

朱雀が言うときには既に遅かった。時は既に遅し、的な感じで。
太股を打ち抜かれ、後は地面に適当に銃を乱射する。

キーア5/25 20:14:132191cf/cZWdmfTKcw||585
勿論、太股を打っても、急所にはならないよう、全て外している。
朱雀はそのまま後へ倒れ、気絶した―・・・。
この、空を巡る争奪戦的な感じの戦いは、リーダーである朱雀を倒し、
幕を閉じた―・・・・・・。

* * * * *

ココは、森から離れた街である。
その街にある、総合病院にて、空立ちは手当をしていた。
空や神無、夜紀達は軽い怪我で済み、軽い手当てを受けた。

キーア5/25 20:20:322191cf/cZWdmfTKcw||658
空哉や朱雀は、結構重症で、1週間程度の入院となった。
空の手当てを待つ、填と羅狐、神無の3人は、待合室で待っていた。
そこへ夜紀と十兵衛が通りかかり、羅狐達の前に経った。

十兵衛「・・・すまなかった。こんな事になってしまって」
羅狐「―・・・らしくないですね。あなた方が、こんな風に謝るだなんて」
十兵衛「そうかもしれんな―・・・。だが、もうこんな事はしねぇ」

彼らは、羅狐達に一度頭を下げた。
あの時の顔とは全く別だった―・・・・。
責任感というものだろうか、そんな雰囲気が見られた

キーア5/26 9:47:482191cf/cZWdmfTKcw||254
テン「これから―・・・どうするんですか?」
夜紀「地道に働いて、今までの事を補っていくつもりだ―・・・」

腰に差された刀は、あの時の事がまるで嘘のように、静かに腰に差さっていた。

悪意というものは、ある出来事を切欠に出来るものだ。
だが、何かの事件や事で、その悪意が無くなる事だってある―・・・。
善意になるには―・・・悪意の切欠から乗り越える事が重要であるのだ。

羅狐「そろそろ空さん達が出てくる見たいですね」

キーア5/26 13:58:342191cf/cZWdmfTKcw||254
奥にある治療室のドアが、手前に引かれた。
そこから出てきたのは、髪をぼさぼさにし、死んだ動物のような瞳をした空だった。
命に別状は無いものの、銃で撃たれたとなると、治療にはそれなりの時間がかかった。

ソラ「いてててて・・・・・。ったく、容赦ねぇな・・・」

などと呟きながらも、填たちの元へやってくる。
体には包帯をまかれていて、その上から黒いシャツを着ている。
上着を片手で持ち、至って変わらない様子を見せていた。

神無「空!!大丈夫だったネ。私、心配してたアル...もぐ」

キーア5/26 14:0:552191cf/cZWdmfTKcw||6
そういいながらも、先に出てきていた神無が、その場に立った。
手に握られていたのは―・・・。

ソラ「嘘付け嘘を。何、お前おいしい棒食ってんの?馬鹿かお前は」
神無「馬鹿じゃないネ。アホネ」
ソラ「どっちでも一緒だバカヤロー」

いつもの会話風景に見られる。
やっと・・・もとの生活にもどれるんだ。そう、填は考えていた。
今まで、大変だった―・・・。

キーア5/27 11:18:552191cf/cZWdmfTKcw||950
夜紀「空・・・本当にすまなかった。色々と迷惑かけちまって」
ソラ「気にすんじゃねぇ・・・・って言いたいけど、おめーらの所為でこっちは
   死に掛けたんだぞ、どうしてくれんだ」


夜紀が真剣に謝る中、空は静かに怒っている。
だが、それは心を入れ替えた夜紀や十兵衛に対する、何かの言葉の変わりなのかも
しれない。

僕達は、3人揃ったところで、羅狐や夜紀達と別れを告げ、始末屋へと戻っていく。
最後の最後まで、朱雀は僕達の前に現れる事は無かった―・・・。

キーア5/27 11:36:372191cf/cZWdmfTKcw||743
* * * * *

テン「ん〜・・・!!何か、やっと戻ってこれたって感じですね」

新鮮・・・というより、久しぶりに吸う始末屋の匂い。
両手を伸ばして、填は思いっきり空気を吸う。
しばらくは、仕事をする気分になどなれそうにもない。

ソラ「結局、お前何もしてねぇじゃん。役立たずが」

空は、いつもの様に、椅子に座り漫画を読み始める。
足を机の上で組み上げ、行儀悪い姿勢だ。

キーア5/27 11:39:152191cf/cZWdmfTKcw||138
神無「そうネ、お前ほんと役に立たないアル。このクソガキ」

ソファの上で大きな態度を取りながら、おいしい棒を口にする神無。
特にこれをするという事は無く、ただおいしい棒を食べているだけだった。

確かに、二人の言う通り、僕はあの戦いで何もしていない―・・・。
本当に役立たずだ。刀を腰に差しているだけであって、何もしちゃいない。

テン「すいません―・・・・・。僕、何も役に立てなくて」

僕は頭を下げた。二人は命を懸けて戦ってくれた。
僕を守るために・・・僕を助けてくれた―・・・。

キーア5/30 19:5:12191cf/cZWdmfTKcw||329
―なのに・・・僕は何もせず、ただこの二人が戦っているのを見ているばかりで・・・。
はっきり言って、足手まといだ。

ソラ「・・・・・んなこったぁどーでもいいから、早く仕事持って来いや」
神無「そうネ。ほんと、使えないガキアル」

空は、めんどくさそうに言うが、填に取っては、温かい言葉のように感じた。
少し明るくなった填は、玄関へ向かった。
それと同時に、玄関の方で大きな音が響き渡り、玄関のドアを突き破った。
何事かと、填の後に空と神無がやってきた

キーア6/2 15:34:32191cf/cZWdmfTKcw||18
突き破られたドアから現れたのは、空と同じぐらいの背丈の男性だった。
黒い髪に、キリッとした男が、潰れたドアの上に転げ倒れていた。

「いたたたたた......。ドジっちまった・・・・・・・・・ん」

彼は、空達の存在に気がつくと、胡坐をかくようにして座った。

この男性が何者なのかは、わかりやしない。
ただ、家をつきやぶった―・・・・変な男という事だけが、確かだ。


→第25条へつづく


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