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10638カエル祭りバルトーク6/3 22:0:292212cfBcsmysAsVME

数日前

「カエル祭り、参加してみない?」
「俺はカエル祭りが嫌いだ」


バルトーク6/3 22:1:42212cfBcsmysAsVME||305

 そう言って出て来たものなぁ……寂しい。
 ここはゴロゴロ岩山。普段は修行に明け暮れる武道家たちでそれなりに賑わっているのだが、今はカエル祭り絶賛開催中。
 ここには俺以外の誰もいなかった。

 やっぱり仲間達と一緒に祭りに参加しとけば良かったかなーと後悔がふと胸元をよぎる。
 いや!!男がポリシーを貫かなくてどうする。
 

バルトーク6/3 22:1:552212cfBcsmysAsVME||500

 そう、俺はカエル祭りが嫌いだ。
 なんというか、指輪交換を求める人間の列に言い様もない憐憫の状を覚えてしまうのだ。 
 勿論、自分に相手がいるわけでもなく、かといって相手を求める列に入る気にもなれずにここで一人、岩石生命体を砕いている。

「相変わらず捻くれ者というか、意気地なしだねぇ」
 
 まったくだ。
 ―――って誰だ、失礼な事を言う奴は!?


バルトーク6/3 22:2:412212cfBcsmysAsVME||951
 
「いやぁ、久しぶり。いまどき山篭りなんて流行らないでしょ」
「うるせぇ、何しに来やがった」

 そこに立っているのは、俺の昔からの仲間のリュイスだった。
 こいつには、何でも見透かされているようで時々恐くなる。

「うは、ツンデレキャラ。実は寂しかったんじゃない?」
「だ、黙れ!!ってかマジに何しに来たんだ」


バルトーク6/3 22:3:172212cfBcsmysAsVME||858

 こいつは俺たちの仲間の中で一番人気がある。
 既に指輪交換を済ませて、てっきり祭りを楽しんでいるものだと思っていたが。
 俺をいじりにわざわざここまで来たのか?しかも一人で。

「いやぁ、それは言い難いというか、なんというか」
「ハッキリしねぇ奴だな」

 俺は反撃の切っ先を手に入れた思いで一気に切り返そうとしたとき、後ろから『リュイスさーん』という場違いな声が響いた。


バルトーク6/3 22:3:522212cfBcsmysAsVME||230

「あちゃー。ついて来ちゃったか」
「ついて来たって、ファンクラブの皆さんか?」
「ああ、まったく。指輪交換をして欲しいそうだけど、ボクなんかよりもいい相手はいるだろうにね」
 そう言ってリュイスは肩をすくめた。
 面白くは無いが、確かに肩をすくめる様子はとても絵になることは認めよう。
 
「だけどお前、まだ交換を済ませてなかったのかよ」
「ボクにも、相手を選ぶ権利ぐらいあるさ」

 後ろを振り向くその瞳には純粋な憂い?
 おいおい、ファンの方は大事にしろよ。


バルトーク6/3 22:4:432212cfBcsmysAsVME||917

「追い払ってくれないかな?頼む」
「まぁ、お安い御用だが……いいのか?」

 リュイスが頷く。
 だからファンの方は大事にしろって。

「おい、お前」
「な、何だ君は?」
「リュイスさんは現在取り込み中だ、サインのお話ならまた後で、な?」
「そ、そんな。酷いじゃないか!!ボクは是非リュイスさんと―――ぐはぁ」


バルトーク6/3 22:5:82212cfBcsmysAsVME||460

 一瞬、目の前が赤くなったかと思うと、その男を俺は殴っていた。
 あーー、すまん。
 思ったよりも早く手が出ちまった。普段は冷静な男なんだぞ、俺は。

「ひ、この野蛮人め!!覚えてろ」
 
 おう、覚えといてやるよ。
 こんな経験は初めてだからな。


「少しは感謝した方がいいのかな?」
「むしろガッツり感謝しろよ」


バルトーク6/3 22:5:472212cfBcsmysAsVME||769

 しかし、アイドルも楽じゃねぇな。

「しかたないさ、自分で選んだ道だからね。それと彼の事を、ボクもそう悪くは言えないんだよね。同じ目的でわざわざ来たわけだし」

「なんだそりゃ、追っかけか?」
「似たようなもんだよ―――その、あぁっと…君と指輪交換がしたくって」

「はぁ!?」

 なにを言ってやがる。リュイス・システィーナ。
 今世紀最初の奇跡と言われ、マルチな才能を発揮する美人アイドル。
 そして俺たちの仲間内の紅一点。

 みんながお前の活躍は楽しみにしてるんだぞ。
 将来のことを考えろ。


バルトーク6/3 22:6:252212cfBcsmysAsVME||665

「招来のことは十分考えてるよ、ボクだって幸せになる権利があるだろ?」
「そりゃそうだが、よりによって何で俺なんだよ?」

 リュイスの瞳に悲しみの色が浮んだ気がした。
 気のせいか、それとも俺、なにか変な事言ったか?

「人を好きになることに、わけなんていらないよ。ボクだって不思議なんだ」
 
 そんなんでいいのかよ?
 俺が更に口を開こうとしたが、それは出来なかった。
 リュイスの唇によって唇がふさがれる。

 待て待て、こういうのは男からやるもんだろ。
 それにだ!!心の準備がまったく出来てないんだぞ。


バルトーク6/3 22:7:32212cfBcsmysAsVME||85

「後悔はさせないから」
「んなこと、女から言うんじゃねぇ。俺が馬鹿みたいだろ」
「それは偏見だと思うんだけどねぇ」

 そういってリュイスは指輪を差し出す。
 待て、そこまでお前がやる気か!!

「それくらい、俺から先にやらせろって」
 俺は指輪を、リュイスのか細い指へとはめた。
 ただそれだけの事なのに、不思議と笑みがこぼれてくる。


バルトーク6/3 22:8:102212cfBcsmysAsVME||529

「やべ、幸せかもしれねぇ」
「気がつくのが遅いんだけど。相変わらず鈍感というか―――」

 俺はリュイスの口を塞ぐ。
 マウスtoマウス。俗に言うお返しというやつだ。
 お約束は、躊躇しないとな。

「行動がステレオタイプ」
「何だかんだ言って嫌いじゃないだろ?」
「そりゃ……ね」

fin
 
 まぁ、なんだな。カエル祭りも悪くは無いじゃないか!!   

バルトーク6/3 22:14:472212cfBcsmysAsVME||856

後書きっ!!

何だかんだ言ってお久しぶりです。
明らかに実力不足というか、そんな感じはするのですが、書いちゃいました。
正直、ぐだぐだというか、中だるみというか盛り上げれないというか。
修行不足です、はい。

それと、カエル祭りなんか大嫌い。
というか指輪交換が嫌い。
その感情を吐露しようと思ったら、いつの間にか妄想の世界へ(´・ω・`)

読んでくださった方ありがとうございました!!
これからも精進していければいいなと思います。

キキョウ6/4 21:11:462192cfBkVEKUKuVbY||59
こんちには!

わぁぁヽ( ・ω・)ノ
最終的にラブストーリーに^−^;
なんか、物凄く幸せそうで憎たらしいです・・・

・・・それにしても、ファンクラブのかた可哀想・・・(ぁ

では〜

バルトーク6/4 23:11:32212cfBcsmysAsVME||372
キキョウさん、読んでくださってありがとうございます。
だけど、これ、恥ずかしいというか、未熟すぎて無理です。

てなわけで完了させてもらいます。
申し訳ない!!

6/5 23:52:552221cfr0qYjhJEm.I||988
完了後に失礼^^

蛙祭りの裏といっても
色んな人のすごし方があるんだなぁと実感しました^^

短文失礼します。

シェイラ6/7 0:16:382184cfX3haSZCtVmk||121
自分も完了後に失礼しまっす!
こういう話マジ好きです♪
ラブラブしたシーンとか恥ずかしくて書けないんで尊敬ですv
いつもながらの、言葉の運びの巧さにわくわくしながら読ませていただきました。
ではでは、これからも素敵な作品楽しみにしています☆

バルトーク6/7 1:23:192212cfBcsmysAsVME||842
武さん、完了後にどうも!!
こういう、イベントの裏に起こった小市民的な出来事を書きたかったのですが、いやはやうまくいかないもんです。
だけど、チビの中では様々な出来事が日々起こってる……はず?

短文はいいっすよね^^
最近、長い文章を書くと疲れてw

バルトーク6/7 1:29:322212cfBcsmysAsVME||291
シェイラさん、完了後にありがとうっす!!
ぐはっ、がはっ。
素直な褒め言葉になれていないものでかえってダメージを受けてしまいました(オイ
アンデット系に回復魔法で大ダメージを与える理論とか。

自分もラブシーンはまったく無理でした。
結局完了しちゃいましたしね;;
羞恥心に打ち勝てないです。
それよりも、シェイラさんが書くそういうお話も読んでみたいっすねー(ニヤニヤ
期待してますよ、姐さんw

りゅ6/8 20:42:412184cfAU0jy/xyg/w||24
こばわ〜
ゲーセンに行けないため、いまいちテンションが上がらないりゅです。
今回の作品はあえてチビファンをフィールドに繰り広げられたお話ですか・・・
ラブストーリーは見てると赤面してくるんでそんな得意分野じゃないんすよ。すいません。
それでもやっぱりバルトークさんの作品はバルトークさんの作品。
しっかりとした文章で作られた作品です。
やっぱ楽しければ、と思いながらも結局は赤面してしまいました。ホントにすみません。

バルトーク6/16 19:0:372212cfBcsmysAsVME||104
りゅさんこんばんわー。
返信遅くなって申し訳ないです。

ゲーセンだけでなく、好きなことが出来ないとイマイ、テンションって上がりませんよね^^;
赤面……えぇ、オイラも赤面しちゃいました。
他の方の作品の非じゃないですよ、自分が書いたラヴストーリーとか言うのは。
もう、今回のでオイラは懲りちゃいましたねw
そんなんですから、謝んないで下さい!!
オイラも苦手だってことが判明しましたから。


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