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10659優しい霧雨キキョウ6/14 22:15:122192cfBkVEKUKuVbY
バルトークさん主催のイベントに参加させていただきます!
でも、台本なしでその場の思いつきでやるので時間かかるし話ができてないし。
っていうところもあるかもわかりませんが、どうぞよろしくお願い致します。

とはいっても。何せこの時間ですから。
完成は今日中には無理です。
ということで、今日は登場人物だけ書いて終わりにします^−^;

キキョウ6/14 22:37:222192cfBkVEKUKuVbY||778
O唐崎 亮次(カラサキ リョウジ)中2

O天瀬 れい(アマセ レイ)中2

O唐崎 亮一(カラサキ リョウイチ)中3

O奥谷 美海夏(オクタニ ミミカ)中3

O新城 匠(アラキ タク)中2

O三波 香子(ミナミ キョウコ)中2

※行き当たりばったりで書くので、このほかにも登場する可能性あり。

キキョウ6/15 22:21:572192cfBkVEKUKuVbY||981
「コラァ!!校内で自転車乗んじゃねーよ!!」

 今日もこの学校には、先生たちの怒鳴り声が響いている。
ここは近所でも有名な公立のワル中学。
決して全員がワルなわけではないが、校内は騒がしく事件は毎日のように起こった。

 真面目な生徒の中でも特に有名な不良が、2年3組と3年5組の唐崎兄弟である。

キキョウ6/15 22:37:142192cfBkVEKUKuVbY||28
「匠ゥ、サイダー買いに行こうぜ」

「OK〜でも俺コーラァ」

 三時間目の授業時間中、唐崎亮次は、親友の新城匠と一緒に学校の外へ出た。
一度学校へ来てから、しかも授業時間中に外出など、無論校則違反だ。
おまけに服装は私服、髪も当たり前のように染め、眉毛を剃りピアスをしている。明らかに不良である。
周囲の真面目たちには、不良であることを誇張しているかのようにも見えた。

キキョウ6/15 22:48:382192cfBkVEKUKuVbY||385
「あ〜亮次ィ〜、何か買いに行くのォ?あたしもお腹減ったから飯買ってくるんだァ」

 亮次と匠に話しかけたのは、三年三組の奥谷美海夏だ。
美海夏は亮次の兄である亮一の彼女で、同じくバリバリ不良。化粧をしていること以外はほとんど亮次たちと似たようなことをしている。

「ねえさんコンビニ?俺ら自販機なんだけど」

「あっそォ?あたしはコンビニだよォ〜。でもまーいーや、飲みもんは自販機で買っちゃお」

「兄貴どうした?」

「亮一ィ?アイツ今、先公に捕まってるよォ。後で来るっしょ。香子チャンはァ?」

「香子は真面目モードで教室。ある意味つまんねーよなアイツ」

キキョウ6/15 22:57:132192cfBkVEKUKuVbY||679
 三時間目と四時間目が終わり、唐崎兄弟と匠、美海夏と三波香子は、校庭の花壇の上に腰をおろして食事をしていた。ちなみに、昼食は教室でするキマリだ。

 三波香子は二年四組の生徒で、勉強はするがその他の校則などは守らない、半不良といったところだ。
香子は一ヶ月前に亮次と付き合いはじめたばかりである。

「何コレ!?マズっ」

 美海夏が、自分で買ってきたコンビニ弁当を甲高い声で批判した。

「自分で選んだんだから最後まで食えよ」

 亮一が言った。この言葉の半分は皮肉でできている。

キキョウ6/15 23:5:172192cfBkVEKUKuVbY||384
「ちょっとくださいよぉ〜・・・・・・ゴホォッ!」

「ね!?ね!?マジナイっしょ!?」

「マジマジ!マジ、ナイ!マッズゥ!!」

 香子が自ら、美海夏の弁当の犠牲になった。

「亮次ちょっと食ってみ!ウマいから!」

「お前はKYか。普通そんなコメント聞いたら食わねーよ」

 香子が亮次に弁当を勧めるが、亮次はきっぱりと断わった。
亮次の横で、匠が「右に同じ」というように笑いながら小刻みに頷いている。

キキョウ6/15 23:12:122192cfBkVEKUKuVbY||450
「マジ捨てていいコレ?いいべ、食いもんじゃねーし」

 美海夏はズボンに少しついた砂を軽くはたくと、マズイ弁当を片手に立ち上がった。

「食べ物を粗末にしてはイケマセン!!」

「はアァ、しゃしゃんなお前!」

 亮一がまたも皮肉を込めて言った。周りは「ウケるー」と言いながら笑う。

 少年たちの時間は、こうして過ぎていった。

キキョウ6/16 10:19:172192cfBkVEKUKuVbY||31
 六月の日曜日、とある公園で、亮次はサイダーを飲みながら仲間を待っていた。
仲間とはもちろん、兄や匠たちのことだ。他にもたくさんいる。
 亮次は早めに来たものの、暇を持て余していた。

 ―げっ。雨かよ。

 さらさらと、雨が降ってきた。大粒ではない、霧雨といったところか。
亮次は自転車を屋根付きのベンチの傍に動かし、ベンチに座った。

 何気無く、サイダーを口にしながらふと横を見た時だった。

キキョウ6/16 10:27:42192cfBkVEKUKuVbY||767
 大きな木の下に、青い傘をさした少女がいた。
亮次の位置からは、その少女の綺麗な横顔が見えた。
少女は亮次に気付いていないようで、ぼーっと前を見ている。
少女は、亮次と同じくらいの年頃のようだった。
 亮次が少女を見ていると、少女も彼に気がつき目が合った。

 亮次には、時間が止まったように思えた。

 お互い二秒ほど静止した後、少女は、明らかに不良である亮次を恐れる様子もなく、軽く会釈した。

 彼の中で、また、時間が止まった。

 亮次は一瞬戸惑ったが、すぐに会釈を返した。

キキョウ6/16 22:5:222192cfBkVEKUKuVbY||675
 それから五分後。
まだ待ち合わせ時間の三分前で、仲間は来ない。
亮次は携帯をいじりながら待っていたが、時々ちらりと少女を見た。

 不思議なことに、少女は何をする様子もない。
それに、彼女の友達らしき人も、一切付近に見当たらない。
亮次はこの不思議な時間がじれったくて仕方がなかった。

キキョウ6/16 22:16:442192cfBkVEKUKuVbY||822
「あの」

 亮次が携帯に目線を戻した時、突然、少女が言った。

「へ?」

 驚いた亮次は、裏返った声を出してしまった。
が、少女はやはりそれを気にする様子はない。

「唐崎さんですか」

 何で知ってんの?―ああ、もしかしてウチの学校の奴か?
最近校舎内歩いてねーからな。転校生か何かか。
 亮次は少し考えてから、言った。

「そうッスけど」

「そうですか」

キキョウ6/16 22:23:392192cfBkVEKUKuVbY||667
 ・・・え?そんだけ?
何?一体何?何なのお前?
 心の中で疑問を抱く亮次だが、やはり不思議なことに言う事ができない。
亮次がためらっているうちに、少女はまた前を向いてぼーっとし始めてしまった。

 何なんだ、この女・・・。

「わたし、あなたと同じ中学校の天瀬です」

 また突然、少女が言った。

「は・・・はぁ。俺、まぁ、唐崎な。弟の方」

キキョウ6/16 22:36:512192cfBkVEKUKuVbY||552
「クラスは?」

 ん?・・・タメ口になってないか・・・?
彼女に益々疑問を抱く亮次だが、勝負に出ることにした。

「あー俺?俺はァ、二年三組だゼ★」

 沈黙。雨が強くなった気がする、と彼は思った。

「・・・同じ」

「え?」

「わたしも、三組。最近転校してきたの。よろしくね」

「え。は。おぅ、よろしく★」

 沈黙。さっきの失敗がいきていない亮次である。

キキョウ6/16 23:0:142192cfBkVEKUKuVbY||271
「下の名前何?」

「俺?リョウジ。多分、学校ではカラサキキョウダイで有名なんだと思うんだけどサ。
四文字熟語みたいな」

「ふぅん」

「お前は?」

「わたしは、レイ。ひらがなでそのまま」

 亮次は、とりあえず「ふぅん」と言おうとして口を開けた。
だが、そこに仲間がやってきた。

「亮次〜〜〜〜〜ィ〜〜」

 霧雨の中を、自転車を片手で操る匠が走ってきたのだ。

キキョウ6/16 23:10:292192cfBkVEKUKuVbY||293
「よーォ匠!雨降ってきちまったなぁ」

 まだ遠くにいる匠に向かって、亮次は大声で言った。

「あー、でもすぐ晴れるっぽいらしいぞぉ。だから傘持ってねー」

 匠も大声で言った。

 すると何故かれいは、はっとしたように空を見上げ、いきなり走り出してしまった。
もう少し話がしたいと思っていた亮次だが、匠が来てしまったしいいかと思い止めなかった。


 後味が悪いことといえば、視界の中に居るれいが一度も自分のほうを振り向かなかったことだけ。

キキョウ6/17 11:27:572192cfBkVEKUKuVbY||39
 梅雨は続いた。

 亮次がれいと出会った日の次の日曜日は曇りだった。
降水確率は30%という微妙な数字で、亮次にとっては降ったら降る、降らなきゃ降らないでどうでもよかった。

 この日亮次は、前と同じように仲間と待ち合わせを決め、前と同じように早めに行った。
早く行っておけば、またれいに会って話ができるかもという期待も少しある。
 空は今にも雨が降り出しそうな曇り空だが、辛うじて降っていない。

キキョウ6/17 11:36:222192cfBkVEKUKuVbY||567
 ―ぽつ。

  ―ぽつ、ぽつ。

 あ、雨だ。
 亮次は自転車を屋根つきのベンチの傍に移動させ、辺りを見まわした。
少し高い場所にある公園のベンチからは、点々といくつかの傘が見えた。

 青い傘、青い傘―

 青い傘を探している間、亮次はゆっくりと流れる穏やかな時間を感じた。

キキョウ6/17 11:51:512192cfBkVEKUKuVbY||769
 いた。
青い傘。天瀬れい。

 青い傘は、とてもゆっくりとした速さで、この公園への緩やかな坂を登ってきている。
 亮次は大声でれいの名前を呼んだ。
声に気がつき顔を上げた少女は、思った通り、れいだった。
 れいはにっこりと亮次を見上げた。

 でも、れいは走らない。静かに、ゆっくり歩いてくる。
友達やら恋人やらを見つけたら、急いで駆け寄るものだと思っていた亮次だ。
それなのに、そのことに関して一つも疑問を抱かなかった。

キキョウ6/17 11:58:302192cfBkVEKUKuVbY||233
 「不良少年」が思ったことは、たったこれだけだ。


 ―たまには、自転車じゃなくて、歩いてみるのもいいかもな。
      雨の日に傘さして、ゆっくり歩いてみるのも。


    たまには ―さ。

キキョウ6/17 11:59:212192cfBkVEKUKuVbY||204
 ; ; ; ; ;

キキョウ6/17 12:5:422192cfBkVEKUKuVbY||554
 長っ・・・・(涙
前置きが長過ぎた・・・・。
やっぱり行き当たりばったりで書くもんじゃありませんな・・・。
 失敗作ってことで軽く流してやってください(´Д`)

 一応、雨をテーマにした、「不良と少女の奇妙な話」ってことで書いたんですけど・・・
奇妙過ぎて変です。
 そして、「しゃしゃる」と「KY」の使い道があっているのかわかりません(ァァァ
 でもイベント参加作品ですんで、そこんとこよろしくお願いします!

バルトーク6/18 19:24:402212cfBcsmysAsVME||355
参加ありがとうございました!!
やっぱり行き当たりばったりで書くもんじゃない―――まさにその通りだと思います。推敲は大事です!!
それでもこれほどのものが書けるとは、いや〜流石と思いましたよv

青い傘の描写や、ぽつぽつなんてところが、凄い素敵だなぁって。
後半は、全体的にゆったりといい感じで時間が流れていた気がしました。
それと天瀬れいの登場シーンで、もしや奥谷美海夏!?と深読みを敢行してしまったのですww

「KY」……うちの先輩にいましたよ。
だからどうしたって分けじゃないですけど^^;;


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