| 10682 | 雨の日の歌 | 熊とりす | 6/20 18:49:49 | 5818cfBJyp2jLfg7. |
| 虹、それは七色の、誰もを魅了する不思議な幻象─ 雨、それは水色の、誰もがため息を付く天からの水─ | ||||
| 熊とりす | 6/20 18:52:57 | 5818cfBJyp2jLfg7.||396 | ||
| 僕は一(ハジメ)。生まれた時からの雨男で、(生まれた日も雨だったらしい)学校行事などの日には高確率で雨が降る、超・雨男。 いまは高校生だが、同小学の奴がいいふらし、高校でのニックネームは「アメ」だった。 その上、気が小さい。 | ||||
| 熊とりす | 6/20 19:0:50 | 5818cfBJyp2jLfg7.||870 | ||
| 「─」 「──」 「一!起きなよ一!」 幻音が僕の肩をゆする。 彼女は、幻音(ゲンネ)。幼稚園の時からの幼馴染みで、俺に良く絡んでくる。 彼女はただの友達(って言うかマブダチ?)だ。ハタから見るとお似合いのカップルらしいが、恋愛的なことで考えたことはない。 ─恋愛感情で考えたことははないけど。 彼女の事は好きだ。でも、恋愛的な事ではないんだ。 そう、友達と言う意味で。 | ||||
| 熊とりす | 6/20 19:11:55 | 5818cfBJyp2jLfg7.||212 | ||
| 今日は僕の誕生日だ。 祝ってくれる人はいないんだけどね。 そんな | ||||
| 熊とりす | 6/20 19:12:13 | 5818cfBJyp2jLfg7.||165 | ||
| (続きは明日にかきます─) | ||||
| 熊とりす | 6/21 20:6:7 | 5919cf7p6TSi7Wu0Y||960 | ||
| 、そんな僕の事を祝ってくれる人が一人だけいた。 幻音だ。 学校から帰って来た時にメールが届いた。 「7時に私のマンションの屋上に来て 幻音」 お!やった♪ 誕生日プレゼント何くれるんだろ…楽しみだ♪ 僕は地味に浮かれていた。 この後、大変な事が起きようとしているのに。 | ||||
| 熊とりす | 6/21 20:11:44 | 5919cf7p6TSi7Wu0Y||585 | ||
| 「おそいよハジメ〜」 幻音が叫ぶ。 「ごめんごめん。って5分しか遅れてないじゃんか」 「まぁお気付きのようで、誕生日プレゼントを用意しました〜」 うし!やった! 「うん。まぁ箱開けてみて。」 箱を開けてみると、星の模様がたくさんついたリストバンドがあった。 「はめてみて」 このリストバンドは僕の腕にぴったり入る大きさで、とても良かった。 それだけしか思い浮かばなかった。 すこし夜が深けてきた所で幻音が言った。 「まぁ、それはオマケだから。そろそろかな」 | ||||
| 熊とりす | 6/21 20:14:5 | 5919cf7p6TSi7Wu0Y||737 | ||
| 「空を見て」 僕は上を向いた。 それはまるでプラネタリウムのような星空で、なんとも言えないうつくしさだった。 「新聞をみたら、今日は夜から快晴って書いてあったから、丁度いいかなって思ったんだ」 僕はふっと、あることを考えた。 | ||||
| 熊とりす | 6/21 20:14:50 | 5919cf7p6TSi7Wu0Y||54 | ||
| 僕は幻音のことが、好きなのかもしれない。 | ||||
| 熊とりす | 6/21 20:17:35 | 5919cf7p6TSi7Wu0Y||395 | ||
| ずっと一緒にいてもわからなかったし、何を話してもわからなかったことがいま分かった。 僕は本当に、幻音が好きなんだ。 ずっと友達として考えていたから? 持ち前の気の小ささがあったから? 違う。僕はずっと、タイミングを待ってたんだ。 | ||||
| 熊とりす | 6/21 20:19:46 | 5919cf7p6TSi7Wu0Y||165 | ||
| でも、いつもタイミングがずれて、何も言えなかった。 言葉に出てくるのは「トモダチ」、それだけだった。 でもいまなら言える。タイミングが合ってるから。 いまは気が小さくない。雨男でもない。 | ||||
| 熊とりす | 6/21 20:21:29 | 5919cf7p6TSi7Wu0Y||788 | ||
| 「なぁ幻音」 「何?」 すこし笑顔混じりの顔でこっちを向いた。 「俺、さ」 「……?」 「幻音の事が、」 「好きだ」 | ||||
| 熊とりす | 6/21 20:22:14 | 5919cf7p6TSi7Wu0Y||445 | ||
| 僕と幻音の時が、止まった。 | ||||
| 熊とりす | 6/21 20:25:5 | 5919cf7p6TSi7Wu0Y||158 | ||
| 「何…言ってるの?ハジメ」 すこし言葉が震えていた。 「…」 僕はなにも言葉にできなかった。 「ご、ごめん」 幻音はそういって、はしりだした。 その瞬間、いきなり雲が現れ初め、雨が振った。 | ||||
| 熊とりす | 6/21 20:28:51 | 5919cf7p6TSi7Wu0Y||506 | ||
| それから2週間、僕は幻音と一言も言葉をかわさなくなった。 僕と幻音が一緒に帰らない日は無かったのに。 友達のままで良かったかもしれない。 僕はいまさら後悔した。なんでか、自分でも良く分からない。 | ||||
| 熊とりす | 6/21 20:30:33 | 5919cf7p6TSi7Wu0Y||990 | ||
| そんな幻音が、ひっこすことになった。 理由はおじさんの転勤だと、母から聞いた。 | ||||
| 熊とりす | 6/21 20:34:23 | 5919cf7p6TSi7Wu0Y||970 | ||
| ひっこす当日、僕は迷っていた。 幻音を送りに行って良いのか。 幻音の気持ちは知りたい。でも、やっぱり俺は小心者だからって。 ただの言い訳だった。 電車が出発するのは12時で、今は10時。 駅まで行くのは徒歩30分。 そのとき、いきなり姉が僕の部屋に入って来た。 | ||||
| 熊とりす | 6/21 20:40:32 | 5919cf7p6TSi7Wu0Y||996 | ||
| 「なぁハジメ。私姉ちゃんとして恥かしいわ」 机を叩いて言った。 「いきなりなんだよ…」 「幻音ちゃんに告白したんでしょ?」 「んなっ!なんで姉ちゃんが知ってるんだよっ」 「本人から聞いたんだよ〜」 「…本人かよ」 僕はびっくりした。いつ聞いたんだよ… 「うん。誕生日の日に言ったよ」 「やっぱりね〜」 「ゴホンッ 正直ね?もし私が幻音ちゃんだったら、告白した人には迎えに来て欲しいなぁ〜」 告白を強調すんなっ | ||||
| 熊とりす | 6/21 20:44:8 | 5919cf7p6TSi7Wu0Y||180 | ||
| 「うん。まぁね?迎えに行ってあげな。きっと待ってるはずだから」 僕は時計を見た。11時30分。 すぐに身支度をすませた。 幻音からもらったリストバンドも付けて。 そして外に出た。 雨が降っていた。 | ||||
| 熊とりす | 6/21 20:46:36 | 5919cf7p6TSi7Wu0Y||674 | ||
| 僕ははしった。 雨なんて関係ないと言わんばかりに。 結局駅に着いたのは11時55分だった。 超ギリギリで到着。 すこし回っていると、幻音がいた。 本当に僕を待っていた。 | ||||
| 熊とりす | 6/21 20:52:10 | 5919cf7p6TSi7Wu0Y||560 | ||
| 「幻音!!」 「……ハジメ?」 幻音が振り向いた。 「引越しするんだってな」 「うん…」 雨の音で、「う」が聞き取りにくかった。 「まぁ。うん。ん?」 幻音が泣いていた。 「はは…ごめん」 「一応、もう一度だけ言う」 僕は勇気をふりしぼった。 | ||||
| 熊とりす | 6/21 20:55:9 | 5919cf7p6TSi7Wu0Y||273 | ||
| 「幻音、好きだ。付き合ってくれないか?」 「っ……」 幻音はすこし言葉がつまった。 「…分かった。りょーかい」 いつのまにか、いつもの幻音に戻っていた。 「あっ…!」 幻音がうしろを指さした。 | ||||
| 熊とりす | 6/21 20:57:29 | 5919cf7p6TSi7Wu0Y||390 | ||
| 雨が止み、僕達を祝福するかのように、微笑むように、虹が輝いた─ | ||||
| 熊とりす | 6/21 20:57:43 | 5919cf7p6TSi7Wu0Y||262 | ||
| 虹、それは七色の、誰もを魅了する不思議な幻象─ 雨、それは水色の、誰もがため息を付く天からの水─ | ||||
| 熊とりす | 6/21 20:59:27 | 5919cf7p6TSi7Wu0Y||320 | ||
| 後書き 一日遅れのバルトーク様のイベントに。いぇい。 意外と長くなってしまいました。 +駄文orz 最後までみてくださったかた、ありがとうございました。 | ||||
| バルトーク | 6/24 19:6:19 | 2212cfBcsmysAsVME||658 | ||
| 参加ありがとう御座いました! いやぁ、ストレートに来ましたねぇ。もう。 書きたいものまで、こう、一直線に駆け上るような勢いがあって好感が持てました。 それにあれですよね、一度目に軽く成功しないってのがポイントだったりもしますよね^^ それと、遅れちゃ駄目ですよ。期限は厳守する為の物ですから。 まぁ、大して気にしてないんですけどねっ♪ | ||||
| 熊とりす | 6/24 19:34:3 | 5818cfyPn1w1aGM9Y||858 | ||
| バルトークさんこんにちは〜 実は…実は…20日に……何にも無かったんですけどね。早く寝ようと思いまして。 意外と書き直す所が多かったりして、本当に完成したのが21日の午後だったりして、悲しかったりしたのですが。 このハジメ君は僕のHPでの使い回しキャラだったり、幻音ちゃんはリアルの知人の名前だったりと…いろいろあるんですよ。まったく。(ぇ これからも腕を磨いていこうと思いますw 感想ありがとうございましたっ!! | ||||
| 熊とりす | 6/24 19:35:44 | 5818cfyPn1w1aGM9Y||128 | ||
| でも、一度目に成功しないってのは意外とベターだったりして。 まだまだ芸術で誇れる奴じゃないですよねw (TOP3は武さんと李亞さんとバルトークさんだと思ってたり。) | ||||
| バルトーク | 6/24 20:41:59 | 2212cfBcsmysAsVME||85 | ||
| 返信に返信を返したり。 いやーオイラがトップ3ですか(ノノ だけどだけど、過去にもっとすごい先人がいましたって。今もちょくちょく目にしますけど、主に青とか水色の方々が。 オイラがベスト3なんて、まだまだですよっ^^ だけど、いつかは超えたいなーなんて。 お互い、誇れるように頑張っていきましょb | ||||
| 空夕 | 9/18 4:44:16 | 2202cf5UZxRcTh/Y.||181 | ||
| 二人が、結ばれることっていうと大げさなんだけど、 結婚でもないし、ただの告白とお付き合い開始っていうのなんだけど、 お姉さんが応援してくれるっていうのがGOODでした。 周囲から認めてもらえる=良いことっ ていう僕のストライクゾーンでした。 | ||||
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