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10687TEN第三章「誰かのために」第三話キキョウ6/23 10:43:92192cfBkVEKUKuVbY
第三話です!
今回、ちょっと久しぶりにあのお方が登場します。
あのお方です。お偉いお方です。
 *過去ログ*
第三章プロローグ⇒同掲示板10567番
第一話⇒10598番
第二話⇒10631番
 *人物紹介*
主人公O石崎 彩(イシザキ アヤ)22歳(ゆうじい様)

容疑者O菅井 恭平(スガイ キョウヘイ)23歳(ピマ様)

警部O池崎 裕太郎(イケザキ ユウタロウ)52歳(作者)

隣人O平宮 琉依(ヒラミヤ ルイ)22歳(ピマ様)

友人O私利 宮(シリ ミヤ)19歳(法論様)

刑事O守田 エミ(モリタ エミ)27歳(作者)

刑事O輝日 メイ(テルヒ メイ)27歳(作者)

キキョウ6/23 10:43:392192cfBkVEKUKuVbY||661
 *あらすじ*
殺人容疑をかけられた恭平に直接会って話をしようと、彩たちは留置所へ。
しかし恭平は取調べ中、次は池崎に会うため警察署へ。
一度は引き取るよう言われたが、二人の女警察が現れて池崎のもとへ案内される。

キキョウ6/23 10:44:42192cfBkVEKUKuVbY||769
第三話

「私は刑事の守田といいます。この子は相棒の輝日です。
普段はメイって呼んでるんですけどね」

 守田と名乗った女刑事が言った。守田は背が高く、髪は肩で切りそろえている。
一方輝日と呼ばれた女刑事は、守田に比べると背が低く、短い髪には軽いウェーブがかかっていた。

キキョウ6/23 10:44:252192cfBkVEKUKuVbY||272
 私と平宮は、守田と輝日の後について、警察署の廊下を歩いた。容疑者恭平の上司である、池崎に会いに行くのだ。
突然訪ねては迷惑だろうとも考えた。だが迷いはすぐに消えた。
 突然のことで驚いているのは、おたがいさまなのだ。私も平宮も池崎も、そしておそらく恭平自身も。

キキョウ6/23 10:44:442192cfBkVEKUKuVbY||463
 長い廊下をしばらく歩き、先頭を歩いていた守田が、ある一つのドアの前で止まった。
私たちも歩みを止め、守田と輝日を交互に見る。輝日は小さく頷き、目の前のドアを軽く叩いた。

「どなたですか」

 ドアの向こうから聞こえたのは、間違いなく池崎の声だった。

「輝日と守田です。失礼します」

 輝日はドアを開け、部屋に入った。その後に守田、私、平宮が続く。
池崎は机に肘をつき指を絡めていて、どうやら考え事をしていたようだったが、私と平宮を見ると驚いた顔をして椅子から立ちあがった。

キキョウ6/23 10:45:62192cfBkVEKUKuVbY||926
「これは、石崎さんと平宮さん・・・お久しぶりです」

 池崎は明らかな作り笑いをして言った。
私たちの要件がわかったようで、続けて守田と輝日に向かって「外してくれ」と言い、私たちはグレーのソファを勧められ、守田と輝日は池崎に敬礼をすると、速やかに部屋から出ていった。

 私と平宮と池崎はソファに腰かけた。数秒の思い沈黙を経て、会話は池崎の溜息から始まった。

「・・・菅井くんの件ですね」

「はい。その通りです」

 私が言うと、隣に座った平宮が息を呑んだ。彼女なりに緊張しているらしい。

「池崎さんは、どう思っておられるのですか」

キキョウ6/23 10:45:422192cfBkVEKUKuVbY||13
 自分が一番訊きたかったことを訊いた。
もしこれで池崎が「非常にザンネンだ」などと言ったらどうしようと考えていたのだ。
池崎は一度目を閉じ、再び開けると言った。

「私は、菅井くんが殺人を犯したとは思っていません。古河くんを殺すといえばそれこそ論外です」

「古河敏則さんって、どんな人だったんですかっ?」

 平宮は相変わらない明るい口調で池崎に訊いた。
だがその明るい口調とは裏腹に、声はいつもより低く、真剣な感じがした。

キキョウ6/23 10:46:12192cfBkVEKUKuVbY||104
「古河くんは、本当によくやってくれる、頼れる部下だった。彼の後輩たちは皆、彼のことを尊敬している。
もちろん菅井くんもです。とてもうらみを買うような人物とは思えません」

 池崎は、強い眼差しを平宮に向けながら言った。
彼のその強い眼には、やはり無念がこめられているのか、どこか空しい眼だった。

「古河さんは、どんな状況で亡くなったんですか?」

 私が訊いた。

キキョウ6/23 10:46:272192cfBkVEKUKuVbY||248
「菅井くんが持ってきたコーヒーを飲んで倒れたそうです。菅井くんが、コーヒーの中に白い粉を入れているところが目撃されています。
ちなみに、菅井くんがコーヒーを古河くんに渡したところも、それを飲んだ古河くんが倒れたところも、その場にいた者が目撃しています。
 菅井くんがコーヒーを作って運び、それを飲んだ古河くんが倒れた・・・これだけは、絶対に動きません

 池崎が言った。

キキョウ6/23 10:47:162192cfBkVEKUKuVbY||742
 恭平が、コーヒーの中に白い粉を入れていたというのは、つまり恭平がコーヒーに毒を入れたということ・・・先入観に捕われると、結果的にそうなってしまう。
しかし、恭平が殺人をしていないことを前提に考えれば、可能性は広がっていく。

「石崎さん、平宮さん。申し訳ありませんが、事件のことで話すことができるのは今のところこれだけです」

「そうですか・・・ありがとうございました。調査はしてもよろしいのでしょうか?」

「ええ、どうぞ。私も、影ながら応援させていただきたいと思います」

 私はここで席を立とうとした。

キキョウ6/23 10:47:352192cfBkVEKUKuVbY||260
あのあのあのっ!

 平宮が私の上着の裾を掴みながら池崎に言った。

「何でしょう?」

「あの、とりあえず紹介をお願いできませんかっ?さっきの人たちとかとかとか」

「ああ、いいですよ」

 平宮が何を考えているのかはわからなかったが、確かにこの警察署内の人物を知っておく必要はあった。
さっきの二人も、一応真犯人候補に入れておかなくてはならないのだ。
そういえばその前に、一人の女警官に会った。守田と輝日に比べると無愛想さが計り知れない、あの女性だ。

キキョウ6/23 10:48:62192cfBkVEKUKuVbY||901
「さっきの二人は刑事の守田エミと輝日メイです。彼女たちはとても仲が良くてね、もう一人木藤という男刑事がいるのですが、その木藤との三人組で有名なんですよ」

 池崎が微笑を浮かべながら言った。部下思いなのがひしひしと伝わってくる。
それだけに、今回の事件での池崎の心境を察すると、胸が痛い。
大事な一人の部下と、死という形で別れてしまったのだから。

「あと、何と言えばいいでしょうか・・・背が高くてきれいな顔立ちで、無愛想な女性と先程会ったのですが、わかりますか?」

 私は言った。
少しでも多くの人間の情報を集めておきたいから、とりあえず訊いておく。

キキョウ6/23 10:48:582192cfBkVEKUKuVbY||601
「ああ・・・無愛想、といえば彼女でしょうね。
石崎さんのおっしゃる女性とは、おそらくカジノのことだと思います」

「カジノ?名字・・・ですか?」

「ええ、そうです。舵埜 沙羅というのですが・・・彼女にはお兄さんがいます。令差といって、彼もここの刑事なんですよ。
ここを歩いていれば、いずれ会うかも知れません」

 池崎は、さっきと同じ微笑みを浮かべながら、穏やかな口調で言った。

「では・・・平宮さんも、もう訊きたいことはないわね?」

 私が訊くと、平宮は笑顔でこくりと頷いた。何故笑っているのだろうか・・・単に、平宮が子どもなだけなのか。

キキョウ6/23 10:49:182192cfBkVEKUKuVbY||133
「ではっ、池崎さんっ。色々ありがとうございましたっ!」

「ありがとうございました」

「いえ、こちらこそありがとうございます。どうか、菅井くんをよろしくお願いします。
知りたいことがありましたらまたいらしてください。話せる限りのことなら協力させていただきますから」

 平宮に続き、私、池崎と順に礼を言い、席を立った。

 池崎との対話で、私は確信した。やっぱり恭平は、先輩を殺すなんて絶対にしていない。
 本人と話したわけでもないのに、妙に自信があった。

キキョウ6/23 10:49:312192cfBkVEKUKuVbY||647
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

キキョウ6/23 10:49:532192cfBkVEKUKuVbY||617
*次回予告

 池崎の話を聞き、やはり恭平は人を殺してなどいないと確認した彩。
だが一番大事な恭平の話はまだ聞けず、とりあえず周りから情報を集めることに。
 新キャラクター(犯人候補!?)も登場し、彩の推理が始まる!

キキョウ6/23 10:53:312192cfBkVEKUKuVbY||999
終了です〜(´Д`)
あと、ヤバイです。台本の第4話ができてない。
つまり、言ってしまえば、「台本がない!!」っていう事態で。

ああ・・・今週中に頑張って、書き上げなければ・・・。
そして、今日は予防注射。
占いでは、「階段注意報」・・・。

キキョウ6/23 10:53:512192cfBkVEKUKuVbY||995
何はともあれ感想・アドバイス・質問プリーズ(・w・)ノシ

バルトーク6/24 17:36:342212cfBcsmysAsVME||289
こんにちわ♪
いやー婦警さんが多くて華やかですね(オイ
ですが、池崎さんはそんなことも言ってられない様子で。

何気に池崎さんの台詞、今回は多かったですよねっ。しかし、有力な手がかりのない現状で彩さんは恭平を救う事ができるのでしょうか。
やはり、その鍵は婦警さんが握ってるとか。
古河さんが何故殺されなければいけなかったのか……そこらへんが鍵になる気がします!

―――階段注意報って初めて聞きましたよ。
落ちないように気をつけてください^^

キキョウ6/27 18:44:532192cfBkVEKUKuVbY||150
こんにちは〜^0^
婦警さん、確かに多いですね^−^;
ちと多過ぎたか・・・?

はい、池崎さんは今回、「悲劇の上司」っぽい感じで目立っております(?)。
カギは婦警さんが握っている。うーん、どうでしょうね?ふふっ?(殴
お、古河さんが殺されなければならなかった理由、ですか。
いいとこついてますよ・・・ふふふふふふっ(蹴

階段は無事に乗りきりました(´Д`)
次回もよろしくです〜ノシ


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