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10719そういや題考えてないや。鉄塔楼6/30 14:1:312182cffLn.7g1n1N2
白縫 左雨 (しらぬい せう) 主人公

鉄塔楼6/30 14:22:442182cffLn.7g1n1N2||847
飛び去っていく白い鳥を見送った後、上着を羽織って町に繰り出す。
少し早足で鳥の飛び去った方角に向かう。
何か嫌な予感がする。
足から伝うジャリジャリとした感触も。
行きかう人々の喧騒も。

何か、どこかが違う気がする。

匂い……嗅覚ではなく肌から感じる、そんな匂いがする。

鉄塔楼6/30 14:30:42182cffLn.7g1n1N2||95
それは、その違和感の全ては目の前の屋敷からあふれ出しているように感じた。
塀を乗り越え、門をすり抜け、都へ溢れ出す。

目の前の門を叩けばもう戻れない。
だが、私は好奇心を抑える事が出来ない。
だから、私は門と叩いた。

門は威厳を持った音を立てて開いた。
目の前にはお辞儀をしている男が一人。

鉄塔楼6/30 14:36:202182cffLn.7g1n1N2||617
「主の客人ですね?こちらへどうぞ。」

静かにそう言った。顔も見ず、用件も聞かず。
案内されるままに屋敷を歩いく。

と、そこで『匂い』が消えた。

「この部屋に主はおります。どうぞごゆっくり。」

その部屋は木製の扉のついた特別を思わせるモノだった。

鉄塔楼6/30 15:2:352182cffLn.7g1n1N2||110
部屋の中には男が5、6人。
どの顔も見覚えがある。
都で名を馳せる陰陽師の面々だ。

そして、その十数個の目が一斉に私を見る。
値踏みするように見つめられ嫌な汗が流れる。
視線が戻った時、主催者が現れた。


鉄塔楼6/30 15:32:222182cffLn.7g1n1N2||693
清明だ。

やはりスッスッスッという上品な歩き方で部屋に入ってくる。
扉を閉め一礼。
そして、
「ここにおられるは私の側につくと回答していただいた方々ですが、なにか質問でもあって我が屋敷へ?」

そう言い放った。

「なにか質問……だと?あんな勝手な事をしておいてッ!『味方』の単語を使ったとたん飛び立っていってしまったんだぞ!」

鉄塔楼6/30 15:51:512182cffLn.7g1n1N2||314
他の連中も同じように抗議して見せた。
……まともに返答したのは私だけか。

それに清明は
「まぁ、私がなぜそのような事をしたのか……ということを聞いてからでも遅くは無いでしょう?」

謝らず、関心を別の方向へ向けさせる。
政治家の様な人間だな。

清明は他の人間の言葉を聞かずに続ける。

鉄塔楼6/30 16:27:302182cffLn.7g1n1N2||398
「都を落とそうと思いましてね。」

微笑を浮かべ短くそう言った。
小さなざわめきの後、1つの怒号が部屋に響いた。

「くだらんっ!帰らせてもらうぞ!」

最初に文句を言った人間が怒鳴る。
そして清明の静止を振り切り部屋を飛び出していってしまった。

「他に部屋を出たい方は……」

鉄塔楼6/30 16:33:22182cffLn.7g1n1N2||153
刹那

鈍い尾を引くような悲鳴が屋敷の中に轟いた。

「……出たい方はいらっしゃいますかな?」

「清明殿っ!何を!」

清明は暗く笑いながら一言。

「私は何も……しかし召使いの気性が激しくて困りますなぁ。」

鉄塔楼6/30 16:33:272182cffLn.7g1n1N2||911
第2部完

バルトーク7/4 16:17:12212cfBcsmysAsVME||966
清明黒いっ!


題名なんてただの飾りですよ。
偉い人にはそれが分からないんです。

だけど、どんな題名がつくのかも気になるかも。


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