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10741心臓Carroll7/6 21:19:42191cfWWr9D0nVQxo

 

真っ直ぐに伝えられるのが最適

無能なのではなくて才能に欠ける

憂鬱というよりも鬱蒼とした曇天

 

Carroll7/6 21:20:532191cfWWr9D0nVQxo||582

 

・擬似誘哀

震えるばかりのハートに
見たことも無い感情がとりついて離れない
不思議な恐怖に怯えるから
包帯を巻き付けた


足りない言葉を紡ごうとして
少しだけ躊躇った
冬は寒さに凍えるし
夏は暑さに傷付いて
年中冷え切った指先は誰にも暖めてはもらえない
吹きかけた息にも
ポケットの中にも
薬指にしか似合わない指輪は見つからない


Carroll7/6 21:21:92191cfWWr9D0nVQxo||83


寂しさが恋しくて
妥協したぬくもりが示唆する先が
空虚に差し迫る


必死に作る笑顔に切なさが映るなら
笑顔の仮面を取り付けたい
それでも涙の雫が
そっと頬に流れては
ピエロに酷似した虚しさが込上げるだろう
きっと


Carroll7/6 21:28:142191cfWWr9D0nVQxo||102


きっと現実は更に安易で簡略化された情報に溺れていくよ
きっと地獄は僕に優しくて 天国は逃げる神を押さえつけている
交じり合った胡散臭い握手を切り刻むように

柔らかい言葉の数々が
鋭利に尖るハートを抱き締めるのなら
軋む痛みに耐えていたい

夜空を切り裂いて暗幕を引き裂くように
曇天を吹き飛ばし晴天を引き寄せる
普通でいられない異常さえ
誓い合う純白に変わりは無い

 


Carroll7/6 21:33:12191cfWWr9D0nVQxo||451

 

・危険信号

重なり合う悲鳴が
私の漂白剤になってくれるんだ
誰かの代用品だっていいや 汚れた全てを洗い流すまで

嘘吐きな幸せを逃がしたくは無いの



Carroll7/6 21:37:142191cfWWr9D0nVQxo||127


赤い光がそこらじゅうで響いている
忙しくさざめく言葉の海が
夜の暗さを引き立てる
雑音塗れの特区地域が
うるさく急かす命の有無

転げ落ちた心臓が
少しだけ美しい
情熱に託した全てをあなたが持っているのでしょう?
創造の中で問いかけてみても
当然の如く返答は無い

脈打つ胎動に感動を覚えて
慌てて拾い上げる失敗慣れした見知らぬ顔に
不快にざわめく私たち

嘔吐への探求と欲求が
絶え間なく私を駆り立てる
落ちた素敵なハートの器は既に息絶えているのでしょう?
羨望の中で問いかけてみても
当然なのか返答は無い


Carroll7/6 21:37:292191cfWWr9D0nVQxo||294

 

サイレンの音が響く
体中を反響させて私の心臓が共鳴していく
血液の凪を震わせて
沸点を飛び越えてしまう感覚に突きぬかれる

赤い光は危険信号
落ちたハートが諭していたから
真紅の血が輝いて 今も生きている

欲しい

 


Carroll7/6 21:44:312191cfWWr9D0nVQxo||72
・麻薬麻雀

きすでもしてみよっか

あどけない かおで そっとささやくのは きみだけ

すばらしい なにかを ひっしでさがして

みつけたのは ぼくじしんでした

という さみしい さみしい けっかほうこく したあとで

Carroll7/6 21:44:512191cfWWr9D0nVQxo||424
きすでもしてみよっか

じゅんすいをよそおって ほんとうのこと

ひとつだって いえなくて でも このまま だせいでつっぱしっちゃえ

うその はんたいが しんじつならば

すべては このハートがしっている

うそつきの はんたいは ハートつきだよ

なきがおを いっしょうけんめい あいした あとで

Carroll7/6 21:45:42191cfWWr9D0nVQxo||405
きすでもしてみよっか

ゆめでも みてるみたい ゆめなんか みてみたいね

ふみんしょうの せつない まなざしが

みつめるのは ゆめではなくて げんじつと しんじつ つまりはハートかな

よるになって ねむれなくて りゆうと きげんつきの あいじょうと たわむれる

あさになって よるになって したりがおで おはようを かわす


あいのことばは いらないの

だいきらいだよ えがおで あなたに なんども いうよ

Carroll7/6 21:46:552191cfWWr9D0nVQxo||290

 

・芥川事情

ダイヤモンドと呼ぶには満ち足りない輝き
石というよりは意思に近くて
ゴミと呼ぶなら私は一体何なのでしょうか


害虫も益虫も我等にしてみれば所詮虫でしか無い異物的存在 
地球儀を回して世界中を旅して
蟻を踏み潰して人間の優越権を主張している

あなたの住処を這い回る死神は
いずれ気付くのでしょう
否定も肯定も自然と行う文学的行為の魅力
そして彼もまた死神であるということ

説明の無い不安ばかりが充満しているから
題名に頼り切りの抽象画を
褒めちぎっては賞賛と喝采を与える
仮定の製作者を気取って偉業を成し遂げた擬似満足に浸るのね


Carroll7/6 21:47:82191cfWWr9D0nVQxo||852


幾つもの名言を遺して
最上の命の尽きる日を迎えて
感嘆に酔いしれる後世の我等

けれど気付いてしまった
されど知ってしまった


ダイヤモンドと呼ぶには満ち足りない輝き
石というよりは意思に近くて
芥と呼ぶなら私は一体何なのでしょうか

 


Carroll7/6 21:47:442191cfWWr9D0nVQxo||47

 

・繊細証明

説明したら冷めてしまう
すっかり色の褪めてしまった思い出に映る彼女は
ここにはいないのだから

夢から醒めたら
つい隣を覗き込んでしまう
もしかしたらが囁く可能性を
何故だか信じたくなるのだから



Carroll7/6 21:48:02191cfWWr9D0nVQxo||909

 

再度 以前目にした夕焼けを眺め 同じ科白を言えはしないだろう
おそらく口に出来るものの全ては
無力さを呪う自己反省の裏返しに違いない

再度 道端に咲くタンポポなんぞを眺め 同じ想いを味わえはしないだろう
晴れた空さえも歪んで灰色の染みが浮かぶのだから
踏み付けたい天邪鬼な衝動を押さえ付けて
可愛らしさに皮肉をぶつけるに違いない



Carroll7/6 21:48:182191cfWWr9D0nVQxo||235

 

自己犠牲に同情は不可欠なのに
同類嫌悪が先に祟ってしまったものだから
やっと手に入れたタカラモノが
失った今 当時よりも輝きを増す


傷付いたら否定されて 
認められたと思えばただの生存確認であったという事実



Carroll7/6 21:48:302191cfWWr9D0nVQxo||911

 

元来孤独が好きなんだ
そんな自分の口癖を思い出す
でも二人いなくちゃ笑い合えない
なんて素敵な言葉を君は必ず呟くんだ 
誰に向けるでも無く独り言に模して

溜息じゃないんだ
これだけ悲哀に満ちた孤独な休日を過ごす
穴の開いたハートはいつしかチーズに変わっていたり
そんな楽な奇跡が起こればいい


欠伸をひとつ 眼が潤んで 失恋のきらめきかと勘違いをした

 


Carroll7/6 21:48:552191cfWWr9D0nVQxo||501

 

・猛毒含有

排泄の無い日々が
いつか目の前に現れて

呼吸の必要を厭わない
優しくも恨めしい日々が

希望の存在を強要しない
正しくも訝しい日々が

いつか目の前に現れて

手の中の砂のように
息を吸う間に消え去り行く
あなたの影をつかまえて

出来る限りの愛の言葉を搾り出し
咀嚼した後で哀しみを織り交ぜては
あなたの心あたりへ投げつけてはくれないか

ぐしゃりと音を立てて
潰れて流れ出る液体を
僕は大切に口に含み
あなたの心臓だと頷くのだろう

あまいあまい毒入りの赤 そして頷くのだろう

 

Carroll7/6 21:49:522191cfWWr9D0nVQxo||661
 
 

真っ直ぐに伝えられるのが最適

無能なのではなくて才能に欠ける

憂鬱というよりも鬱蒼とした曇天

  

                           *オワリ



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