| 10744 | 息抜き息抜き… | 鉄塔楼 | 7/7 14:33:41 | 6034cf4Ehmn3fm74k |
| 山本次郎:主人公 | ||||
| 鉄塔楼 | 7/7 14:59:14 | 6034cf4Ehmn3fm74k||571 | ||
| 平和だなぁ、と窓を見る。 外では体育の授業でハンドボールをやっている。 あっ、乱闘が…… 平和……だなぁ… と、そこで授業終了のチャイムがなる。 一瞬で空気が変わり昼休みムード前回になった。 「はい、じゃっ今日はここまで。っておい、まだ挨拶が……こら、二人廊下に…おい…おーい…」 | ||||
| 鉄塔楼 | 7/7 15:5:43 | 6034cf4Ehmn3fm74k||320 | ||
| 教師の断末魔を聞いた後、定位置のベランダへ向かった。 グラウンドでは乱闘が続けられていた。 「……乱闘に教師が加わってる…」 王監督もあそこまで激しい乱闘は無いな… 「あー、ありゃ見なかったことに、ってヤツだね。」 仲の良い6人組の中の女が会話に加わってきた。 「だな。」 | ||||
| 鉄塔楼 | 7/7 15:12:40 | 6034cf4Ehmn3fm74k||978 | ||
| 「にしても、がんばるなぁ。クケセンは。」 工藤健一が単身、乱闘を止めようと奮闘している。 「止められるでしょうか、どう見ます?実況の次郎さん。」 「なぜ俺が実況?って、あれは明らかに多勢に無勢…っ…あー…キレイにストレートが入った…」 「クラセン、ここで退場です。」 正気に戻った生徒数名に引きずられて保健室に送られた。 | ||||
| 鉄塔楼 | 7/7 15:16:12 | 6034cf4Ehmn3fm74k||487 | ||
| 「クラセン?」 「クケセンがストレート喰らってダウンしたからクラセン。」 なるほど。 今度は教室の中を見る。 教室の端で携帯ゲーム機に精を出す数人。 その数は日を追うごとに増え、全校で数十人とも百人以上とも言われている。 「恐ろしいな。」 | ||||
| 鉄塔楼 | 7/7 15:20:1 | 6034cf4Ehmn3fm74k||164 | ||
| 隣の女子が俺の見ているものに気がついたのか話を切り替える。 「うん、教室で化粧なんかして何が楽しいのかな?」 「いやいや。そこじゃないぞ?」 化粧をしているのは教室中央を占拠する女子数人だ。 数こそ少ないものの、その影響力は校長三人分に匹敵するとか。 …しないとか。 「あっちだ、あのゲームしてる集団だ。」 | ||||
| 鉄塔楼 | 7/7 15:23:11 | 6034cf4Ehmn3fm74k||325 | ||
| 「あー、あれ?最近増えてるよね。カッコイイのも混ざってるんだよね、たまに」 「同意を求めるな。無害だから怖いんだ。」 「そんなもん?」 納得できないように言った。 「そんなもん。」 「今回の文化祭、メイドカフェとかやってみようかな。」 | ||||
| 鉄塔楼 | 7/7 15:26:46 | 6034cf4Ehmn3fm74k||380 | ||
| 「どこのクラスが?」 「このクラスが。」 「嫌だ。」 「何で?」 「このクラスの女子がメイドのカッコしてるのを想像してみろよ……冥土カフェになるだろうが。」 | ||||
| 鉄塔楼 | 7/7 15:30:5 | 6034cf4Ehmn3fm74k||496 | ||
| 確かに、と頷く女子を無視して外を見直す。 「乱闘が終わりそうだ。」 「えー。」 教師がゾロゾロと職員室から走り出してくる。 鎮圧にかかる、が要領が悪い。 だんだん乱闘に飲み込まれていって…… 乱闘が巨大化しただけになった。 | ||||
| 鉄塔楼 | 7/7 15:33:11 | 6034cf4Ehmn3fm74k||756 | ||
| 「あー、なるほど。ユキダルマ式に借金が増えるってこういうことか。」 「いや、違うと思うけど。」 納得したかった。 「そういえば俺は弁当忘れたからいいとして、お前は昼飯食わないのか?」 「ダイエット中〜。」 「あっそ。」 | ||||
| 鉄塔楼 | 7/7 15:35:57 | 6034cf4Ehmn3fm74k||26 | ||
| 余計なことは言わないが吉だ。 腹減ったなぁ。 と、そこでゲーマー連中から歓声があがる。 「なんだぁ?」 「さぁ?」 教室の中は賑やかというよりうるさい。 | ||||
| 鉄塔楼 | 7/7 15:40:31 | 6034cf4Ehmn3fm74k||456 | ||
| 「今日はうるさい日だなぁ」 「陽気が良いからね。」 「いや、そりゃ関係ないだろ。」 「そう?」 「そう。」 またゲーマー連中から歓声が上がる。 今度のはさっきより大きい。 | ||||
| 鉄塔楼 | 7/7 15:45:1 | 6034cf4Ehmn3fm74k||312 | ||
| それに対して化粧集団から怒号が飛ぶ。 「うっさいのよアンタ達さっきからぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーと!」 応戦するようにゲーマー連中から反論が響く。 「お、お前らだって、う、うるさいじゃないか、さっきから……」 俺は空を見て一言。 「こっちでも始まったぞー」 | ||||
| 鉄塔楼 | 7/7 15:50:7 | 6034cf4Ehmn3fm74k||38 | ||
| 「なにが?」 「口喧嘩。」 教室の中の小さな口喧嘩から取っ組み合いの喧嘩に変わりつつある騒動に、第三者から「うるさいから校庭でやれっ!」という文句が飛んだため校庭に移動するようだ。 「素直に移動したな。二十人程度が乱闘に参加か。 校庭の乱闘は沈静化しつつあり、ガソリンでも注がなければこのまま終わるだろう。 | ||||
| 鉄塔楼 | 7/7 15:52:21 | 6034cf4Ehmn3fm74k||47 | ||
| 「どうする?」 「ほっといていいんじゃない?」 「いいのか?」 「じゃあアレを押すと良いよ。」 女が指差したのは非常ベルについている丸いボタン。 「停学覚悟?」 | ||||
| 鉄塔楼 | 7/7 15:53:22 | 6034cf4Ehmn3fm74k||308 | ||
| 「うん。」 いや、うん。じゃなくてな。 「まぁいいか。平和だなぁ。」 「うん。保健室が大忙しだね〜。」 | ||||
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