| 10779 | _あたしの道_ | 菜緒 | 7/16 20:10:6 | 1221cf.KDZ20rZ4Fs |
| 第1話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-10643.html 第2話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-10697.html 第3話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-10721.html 第4話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-10758.html ↑こちらからどうぞ。 ※レスは「後書きらしき」の後にお願いします。 | ||||
| 菜緒 | 7/16 20:20:11 | 1221cf.KDZ20rZ4Fs||535 | ||
| 窓から零れる日差しと、あたしの腹を絶たせるように耳にこびり付く音を響かせる目覚まし時計。 「んう〜っ・・・もう!五月蠅いっ!!」 ガバッと寒さに耐えながら身体を起こすと、目覚まし時計を力一杯殴った。 苛立ちがすうっと消えてゆく。 あたしは馬鹿だろうか。 北海道は一般的に四月ぐらいまで雪が残っている程寒い。 なのにあたしはタンクトップとハーフパンツと、大変巫山戯た格好で寝ている。 大きな嚔をすると、時計の針に視線を移す。 「もう六時三十五分か。はやく準備しないと遅れるな」 スリッパを履いて階段を下りていった。 | ||||
| 菜緒 | 7/16 20:27:16 | 1221cf.KDZ20rZ4Fs||362 | ||
| 今日から五年生です。 昨夜はクラスの事が凄く気になってしまい、深夜の二時まで起きていた。 おかげでクマがいつも以上にハッキリと強調されている。 いつも通り、洗顔をして化粧水で顔をはたき、髪を綺麗にブローした。 「いつもより綺麗にまけたかなぁっ」 満足のいくように整った髪型を見つめ、ニッコリと微笑んだ。 | ||||
| 菜緒 | 7/16 20:34:13 | 1221cf.KDZ20rZ4Fs||979 | ||
| 家を出ると、今日の雰囲気にピッタリな空が広がっていた。 空は蒼くて雲が少なく、暖かい空気にあたしは包まれていた。 五年生になったら宿泊学習があるし、絶対早麻理と近くで寝たいなぁ。 修学旅行の部屋では早麻理と一緒になりたいし、自主研修は祐介と同じになれるといいな。 もう同じクラスになることを勝手に確定させていた。 学校に着き、五年生の教室がある四階へと向かうと人が集まっている場所があったのでその場に駆け寄った。 クラス表が貼られていた。 | ||||
| 菜緒 | 7/16 20:35:8 | 1221cf.KDZ20rZ4Fs||244 | ||
| まず三組から見てみよう♪ ワクワクとした気持ちで三組のクラス表を見た。 | ||||
| 菜緒 | 7/16 20:38:39 | 1221cf.KDZ20rZ4Fs||696 | ||
| ・・・え? 見落としたのかな? 一瞬にして凍り付く笑顔。 そして、崩れいく。 見落としただけだよ!! 緊張してうまく見れてたいだけ!! 必死になって、目尻に涙までもを浮かべる。 | ||||
| 菜緒 | 7/16 20:41:48 | 1221cf.KDZ20rZ4Fs||582 | ||
| 「きゃぁあ!早麻理ぃ、クラス一緒!!」 有香の高い声が耳に響いた。 隣を見ると、喜びに満ちた笑顔の有香の早麻理がいた。 「うそ・・・何で・・・」 膝から力が抜け、ふらふらと後ろに下がり、壁に背中を付けると座り込んだ。 涙が溢れ出した。 | ||||
| 菜緒 | 7/16 20:46:38 | 1221cf.KDZ20rZ4Fs||795 | ||
| 三組のクラス表にはあたしの名前しかなかった。 二組のクラス表には、あたしの名前はなくて、早麻理と祐介の名前があった。 何で?どうして!? 顔を覆う掌を濡らしてゆく涙。 歯を食いしばって、声が出ぬように、こらえる。 頬の伝い、顎に溜まってはポタリと虚しく落ちた。 人目を気にし、服の袖で目を擦った。 | ||||
| 菜緒 | 7/16 20:49:6 | 1221cf.KDZ20rZ4Fs||180 | ||
| 「志穂ちゃん」 俯くあたしに声をかけたのは、早麻理だった。 「クラス離れちゃったね」 「うん、でもしょうがないよ!また遊ぼうね!」 無理矢理造った笑顔。 「うん!」 幸せそうな笑顔で答える早麻理。 | ||||
| 菜緒 | 7/16 20:51:45 | 1221cf.KDZ20rZ4Fs||227 | ||
| 何でそんな幸せそうな顔すんの? 「志穂ー!クラス一緒だね!三組行こっ?」 「あ、うん・・・」 同じクラスになった友達が笑顔で声をかけてきた。 うまく笑顔が造れない。 | ||||
| 菜緒 | 7/16 20:55:9 | 1221cf.KDZ20rZ4Fs||821 | ||
| 足取りが重い。 教室の中を見て、一瞬にして分かったこと。 —このクラスであたしを理解してくれる人はいない— 涙はポッカリと空いた心の穴を埋めてくれることは無かった。 ただ、瞬間的に、満たすだけだった。 熱い瞼と下ろした。 | ||||
| 菜緒 | 7/16 20:56:9 | 1221cf.KDZ20rZ4Fs||966 | ||
| ***後書きらしき 今回ミスがありました。 ごめんなさい。 最新は夏休みに入ればスピードアップできると思います。 ご感想宜しくお願いします。 | ||||
特殊文字 by.チビファンタジー 過去ログ : PS2:GBA:PSP:NDS:GC:XBOX | ||||