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10822白夜火〜第1記_男が来る〜キーア7/29 16:11:422191cf/cZWdmfTKcw
*読みきり作品

・君と過ごした夏を僕は忘れない【http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-10776.html】

・君と僕との秘密の日記【http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-10798.html】

キーア7/29 16:16:102191cf/cZWdmfTKcw||143

 20××年○月×日

少し街から離れた場所に、その建物は存在した。
―白夜高校―
見た目はそれほど変わりない風で、そのすぐ近くには中学も存在している。
そこに通う生徒数は、あんま数えた事ないので、よく分からない、とか何とかふざけた事で我慢してもらう。
 今回は、その高校も関わりがあるといえばあるが、ほとんどはあんまり関係がないと言っていいだろう。

「ハァ・・・今日もまた、暇な1日だなぁ・・・」

キーア7/29 16:21:272191cf/cZWdmfTKcw||902
人気のない教室で、神谷填は呟いていた。
何せこの教室というか、学校自体に来る生徒は極わずかである。
例え、500人くらい生徒が居たとしても、来る生徒数は50人がいいところだった。
その中の1人に、填は入っていた。
 授業という授業は、受ける人は居ても、誰も聞いてやいない。
手紙を回したり、携帯をいじるなど、授業にはなっていなかった。

「何かこう―・・・パッとする出来事ねぇかなぁ・・・・・」

いつも変わりない日常に、頬杖をついて外を眺める。
別に来なくてもいいのだが、する事がないため、通学するのであった。

キーア7/29 16:25:242191cf/cZWdmfTKcw||73
 教室の中には、2〜3人まじめな良い子ちゃんキャラな人間も存在している。
どこの学校にも絶対1人は居るような、制服をきっちりと着こなした生徒である。
その生徒だけは、教科書とノートを開き、黒板に書かれた文字をノートに写すのであった。
填は、シャツの上から順に第2ボタンまで外し、ややシャツがズボンから出ている状態だった。

「あーあ。つまんねぇの。何が楽しいんだか」

ポケットに手をつっこみ、何かを手にすると、机の上にばらまいた。
カランカランと小銭が数枚ばらまかれた。
普通の高校なら、その音がした時、周りからの視線が一気に集まるものだが、
ここでは、そんな事はない。

キーア7/29 16:33:192191cf/cZWdmfTKcw||73
「・・・・・53円。うんめー棒5本しか買えねぇじゃん」

そろそろ腹も減ってきたし、と填は思い鞄を持って教室を出て行った。
少しは教師も止めるが、キッと睨むと怯える教師は、黙り込み授業を続けた。

          *

右手の掌に53円を乗せた填は、街中を歩いていた。
その53円という小銭を見つめ、握り締めた。

「うんめー棒でも買っていくか」

キーア7/29 16:37:272191cf/cZWdmfTKcw||719
そう言って、とある中華料理店の前を通りかかった時だった。
あまり気にせず、通り過ぎようとしていたのだったが、大声が聞こえたので、思わず中を覗きこんでしまった。
 中に居たのは、その店の店主らしい30代後半の男性と、10代半ばのチャイナ娘だった。

「何でアルか!!?何でこんな店なのに売ってないアル!!?訴えるヨ!!」
「馬鹿じゃねぇのお前!!?こんな所で売ってると思ってんのか!!?」

激しい怒鳴りあいだった。
填は耳を押さえながらも、店の中を覗いていた。

「何だぁ・・・中華料理店なのに餃子が置いてなかったとかか?」

キーア7/29 16:41:292191cf/cZWdmfTKcw||941
と填は思った。
まぁ、そんな事だったら怒るわなぁ・・・と思っていたが、実際は違った。

「なんでうんめー棒置いてないネ!!」
「馬鹿だろお前!!ここ何処だと思ってんだよ。中華料理店だぞバカヤロー」
「うんめー棒は何処にでも置いてあるネ。今の時代100均でも売ってるヨ」
「なら100均にいけやクソヤロー」

そのやりとりに、填は思わず若手芸人なリアクションをとってしまいそうになった。
はァ・・・?うんめー棒の事かよ・・・。
んなもん中華料理店に置いてる訳ないだろ。
本物の馬鹿だろ、アイツ。

キーア7/29 16:47:502191cf/cZWdmfTKcw||790
 その後少女は、諦め・・・と言うのだろうか、そのまま店を出てきた。
少女は填の目の前を通り過ぎて行った。

「ホント許せない店アル。うんめー棒ぐらい置いとけよな。潰してやるヨ」

いや、置いてないほうが普通だと思う。
そう思った填であったが、黙って少女が通り過ぎるのを見ていた。
なんだったんだ・・・・・あのチャイナ。

       *

時間は過ぎ、日も沈み始めた頃。填はうんめー棒を近くのコンビ二で買うと、
家へと向い歩いていた。

キーア7/29 16:51:532191cf/cZWdmfTKcw||132
「あ」

填はうんめー棒明太子味を貪りながら、歩いていた足を止めた。
そして、うんめー棒を食べきると、残りの言葉を言った。

「うんめー棒チョコ味買うの忘れてた」

どうでもいい一言だ。
何味だろうが別にどうでもいいのだが、残り金額3円と言う最低金額に、
填は困り果てていた。家に帰ったところで金がある訳でもない。

「ハァ・・・。今日はついてないのかもなぁ・・・」

キーア7/29 17:2:102191cf/cZWdmfTKcw||661
家へ帰るには、人通りの少ない場所を通っていくのが一番近かった。
人気のない場所を通るが、いつも何も変わりなく家へ帰るのであった。

だが、この日は違った。
さっきの言葉の通り、今日はとことんついていない日だった。

「おっ、こんな所に金ヅル発見じゃん。兄貴」

黒いニット帽に、白いTシャツにジーンズをはいた2人の男が、填の前に現れた。
どこからどう見ても不良だ。
填は、びびりやしなかったが、内心、とても怖がっていた。
学校では至って目立つような事はしていないし、こんな奴等とは関わっていないからだ

キーア7/29 17:5:152191cf/cZWdmfTKcw||99
「おめー金だしな。そーしたら通してやるよ」
「いや・・・じゃ、僕はそっちから帰らないんで、反対から帰ります」
「意味がちげーよ!!馬鹿かお前!!?とにかく金だせっつってんだよ」

ボケたつもりはないが、ボケた雰囲気になっていた。
填は、手をポケットの中につっこんで、金銭を取り出し、男に渡した。
3円。

「おい。テメェなめてんのか?」
「いや・・・それ、ホント僕の全財産です。なんならうんめー棒でもつけましょうか?」

そんな事で、男達の怒りを買ってしまったのだ。
いや・・・好き好んで買ったつもりはない。金・・・ないから

キーア7/29 19:15:592191cf/cZWdmfTKcw||111
「おい聞いて・・・」

男が再び口を開いた時だった。
2人の男の後ろから、少し高い声が聞こえた。

「おい。そこどくヨロシ。八つ裂きにするヨ」

それは、先程、中華料理店でうんめー棒について争っていたチャイナ娘がいた。
男達は、自分よりも数十センチ小さなチャイナ娘を見下ろした。
そしてチャイナ娘の顔を覗き込むようにした。

「あん?お譲ちゃん立場わかってんのかぃ?俺達に指図するとどうなると」

キーア7/29 19:23:402191cf/cZWdmfTKcw||493
男の言葉が途切れた。途切れたというか、男の顔面にチャイナ娘の蹴りがクリーンヒットしたのだ。
黒いくるぶし辺りまでの靴で、強く蹴り倒すと、チャイナ娘は言った。

「どうなるアルか?お前らなんかに相手にする暇はないネ」

もう1人の男は、倒れた男を見て、恐れるように逃げて行った。
倒れた男は、そのままその場で気絶していた。

「腰抜けどもが。家で寝てるといいネ」
「あ・・・あの・・・・・ありがとう。助けてもらって。お礼・・・できないけど・・」

キーア7/30 7:14:72191cf/cZWdmfTKcw||49
チャイナ娘は、填の隣を通り過ぎようとした。
そして、填の手に持っていた、未開封のうんめー棒カレー味を奪い取ると、
背を向けたまま言った。

「コレで勘弁してやるネ。別に助けたわけじゃないアル。あーあ、恭夜なら金とってた所アルけどナ」
「きょ・・・恭夜って・・・誰ですか??っていうか、あんた何者?」
「ついて来るヨロシ」

そう言って、彼女は少し振り返り填の顔を見ると、足を少し速めた。
その後を填は追って行く。早い。足取りが段々早くなっていくのが分かった。

キーア7/30 7:18:262191cf/cZWdmfTKcw||457
彼女は普通にうんめー棒を貪りながら歩いているのだが、俺にとっては、少し走らないと付いていけないスピードにまでなっていた。
そして、足が止まった時、そこは人気が全くない建物の路地裏近くに着ていた。

「着いたネ」

そう言って、建物を見上げた。かなり古ぼけた2階建ての家に見えた。
チャイナ娘は、玄関のドアを開けると中へ入っていった。
俺もその後を追いかけるようにして、入っていった。

「こんな所が家なのか?」
「違うね。事務所アル。家でもあるけどナ」

キーア7/30 7:25:152191cf/cZWdmfTKcw||81
事務所??
ますます意味が分からなくなってきていた。
中は見た目ほど汚くはなく、よく整理されていた。
そして、階段を上っていき、2回にあがった。

「ここに恭夜は居るネ」

ドアを引いた時、中は一件普通の家の中だった。
正面にはテーブルが置かれ、その両脇にソファが置かれていた。
そのソファの上に、1人の男が座っていた。
そう、この男こそ、填の人生を大きく揺るがした―・・・人物であった。


つづく

キーア7/30 15:14:302191cf/cZWdmfTKcw||333
*はみがき*
アレ。これ・・・あとがきじゃねぇの?見たいなコメントは、全て事情があるため話せません。と答えるので聞かないでください。
試してみる?でも、ボケェとかとんでもない答えが返ってくる危険性があるので、試さないことをオススメ致します。

本題。白夜火の話、ズレてない?いや、ずれてます。
でも、黙って見守ってやって下さい。
寝ないで考えたんです。とかカッコイイ言葉で終わらせます。
あ、もう後ないや。続きは【2】にて

空夕10/18 23:33:382202cfYb7wT3y/7J2||901
あれ、これ酢昆布の宇宙最強萌え・・・すみません。
知ってる作品の登場人物に重ねてしまい、同人作品に変換されました。
でも、キャラが生き生きしました。

ファンレターではなくて、ごめんなさい。不安なヲタより


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