| 10952 | 怨み | エウリード | 9/2 3:42:27 | 6120cf.TiXb1bcGEc |
| 登場人物 中村ミキ 樫山ジュンコ 秋長ミハル 栗原ノブコ 佐藤リエ | ||||
| エウリード | 9/2 3:47:3 | 6120cf.TiXb1bcGEc||933 | ||
| ―――「キーンコーンカーンコーン」―― 午後4時30分。 いつものようにチャイムが鳴り、さようならなど言って家に 帰る時間帯だ。 私は中村ミキ。中学2年生だ。部活には入ってなんかいない。 だから、皆よりは、早く家に帰れるはずだった。 けど、私の場合はそうじゃなかった。 | ||||
| エウリード | 9/2 3:47:33 | 6120cf.TiXb1bcGEc||960 | ||
「怨み」 | ||||
| エウリード | 9/2 3:55:10 | 6120cf.TiXb1bcGEc||477 | ||
| ―――「おい、ブタ!」そう言って奴は私を叩いた。 奴の名は、樫山ジュンコ。 「まったくだわ、ブタ!私の宿題は全部済ませたの!?」とジュンコ。 そう、私はコイツにいじめられている。 そして、私をコイツはこう言う。 「ブタ」 それはなぜか。私はこのクラスの中で一番足が遅かったからだ。 別に太っていてそう言われているのではない。 ジュンコに続いて、ジュンコの後ろにいた二人の女が言った。 「ブタ!私の分もよ!」 コイツらは秋長ミハルと栗原ノブコ。 いつもジュンコの後ろにくっついてる二人組だ。 | ||||
| エウリード | 9/2 3:59:24 | 6120cf.TiXb1bcGEc||394 | ||
| 私は気付いた。 「あ・・・。」 「どうしたの!?ブタ!」とジュンコ。 「宿題・・・やってないわ・・。」 そう、私はコイツらの宿題なんてやっていない。 「何ですってぇ!?このブタ!あー、あの宿題今日までなのに〜」 とジュンコが慌て出した。 後ろの二人も同じだった。 | ||||
| エウリード | 9/2 4:7:40 | 6120cf.TiXb1bcGEc||535 | ||
| 一分もすると3人の目つきは鋭くなり、 私をにらみはじめた。 「こうなったのも、全部アンタのせいよ!」 ジュンコが殴りかかろうとした瞬間、 「やめなさい!」 そう誰かがさけんだ。 ここは放課後の教室。 もちろん先生が入ってくるはずがない。 すると教室の扉から一人、誰かがやってきた。 | ||||
| エウリード | 9/2 4:10:51 | 6120cf.TiXb1bcGEc||475 | ||
| 「あぁ・・・。」 私はホッとした。彼女の名は佐藤リエ。 コイツらとは違い、優しい人である。 そして、クラス1のチクり魔とも呼ばれている。 「あなた達、先生に言うわよ!」 ジュンコたちはさすがに先生には頭が上がらないようで、 すぐその場を去っていった。 | ||||
| エウリード | 9/2 4:12:22 | 6120cf.TiXb1bcGEc||506 | ||
| 「大丈夫?」リエは私にそう言ってくれた。 しかし私は「・・・誰も助けてなんていってないから。」と 言いその場を去っていった。 | ||||
| エウリード | 9/2 4:14:6 | 6120cf.TiXb1bcGEc||428 | ||
| 学校から帰る途中、頭がくらっとした。 「・・・いつものこと・・。」 私はそう思い、家まで帰っていった。 そう、頭痛などは私にとって珍しくない。 | ||||
| エウリード | 9/2 4:18:28 | 6120cf.TiXb1bcGEc||489 | ||
| 家に帰っても、誰もいない。 父は外国、母はいつも遅く帰ってくるし、私はいつも一人だった。 私は、冷凍庫から適当にレトルト食品を取り出し、適当に食べた。 その後、特に何もする事がないので、ベッドに寝転がった。 そのまま一時間ぐらい経過した。 少しずつ、私のまぶたが重くなってきた。 そして、最後にはそこで寝てしまった。 | ||||
| エウリード | 9/2 4:20:44 | 6120cf.TiXb1bcGEc||643 | ||
| 朝が来た。 「ミキー!朝ご飯ちゃんと食べるのよー!」と母は言い 玄関を出て行った。 もちろん、朝ご飯なんて食べない。 いつものようにお茶を少し飲んで、学校に行った。 | ||||
| エウリード | 9/2 4:25:8 | 6120cf.TiXb1bcGEc||436 | ||
| ―――「ブタァ!」 やっぱり来た・・・。私はそう思った。 「アンタのせいで私たち先生のものすごく怒られたんだからね!」 とジュンコ。 今は昼休み。学校の一番の楽しみが一番の苦しみだ。 すると、リエが教室にやってきた。 「なによ、またチクる気?」とジュンコ。 すると、リエの後ろから先生がやってきた。 | ||||
| エウリード | 9/2 4:29:32 | 6120cf.TiXb1bcGEc||99 | ||
| 「君達が中村さんをいじめているのは本当かい?」 と先生。 するとジュンコたちは 「いいえ、そんなことはありません。何かのまちがいですよ」 と言い放った。 「本当かい?中村さん。」と先生。 わたしは答えに詰まった。 そして、最終的には、 「いいえ、そんなことはありません、なにかの間違いです・・・。」 そう言ってしまった。 ジュンコたちは、ニヤリと笑った。 | ||||
| エウリード | 9/2 4:31:43 | 6120cf.TiXb1bcGEc||106 | ||
| 「はぁ・・・。」 私は半ば後悔しつつ、家へと帰る道を歩いていた。 すると、ものすごい激痛が全体を襲った。 「苦しい・・・息が出来ない・・。だれか・・・。」 | ||||
| エウリード | 9/2 4:34:42 | 6120cf.TiXb1bcGEc||681 | ||
| 「あれ?私は、確か・・・あの時、あの道で倒れて、そして・・・ 分かんないや、記憶にない・・。あれ?じゃあここは?」 ふと私は目を覚ました。 「ここは・・・?」 そう一瞬私は思ったけれど、すぐに分かった。 病院。 | ||||
| エウリード | 9/2 4:37:52 | 6120cf.TiXb1bcGEc||662 | ||
| 「あぁ・・ミキ、大丈夫!?」そう誰かが言って駆けつけてきた。 「・・・お母さん・・。」私の母だった。 しばらくすると、医者がやってきた。 「フム、検査の結果が出ました・・・。ちょっと、お母さん、こちらに・・。」 そう言って、医者と母は、小さな部屋に入っていった。 | ||||
| エウリード | 9/2 4:40:58 | 6120cf.TiXb1bcGEc||654 | ||
| 「単刀直入に言いますが・・・あの子はガンです。」 と医者が言った。 その瞬間、母の目から涙が流れた。 「・・・どうして?どうしてですか!?」 と母。 「お子さんは、いじめにあっていたりとかしませんか?」 と医者。 母は答えられなかった。 「・・・分かりません。」 | ||||
| エウリード | 9/2 4:44:27 | 6120cf.TiXb1bcGEc||511 | ||
| 「とりあえず、いじめにあうと、鬱状態というものになり、 運が悪かったのでしょうか・・・、あの子の肺の隅にあったガンが再発したと・・。」 と医者。 「そんな・・・。」 と母はその場に泣き崩れていた。 「とりあえず、今日は遅いですし・・・また明日、ゆっくりと。」 そう医者は言い、母を帰らせた。 | ||||
| エウリード | 9/2 4:46:9 | 6120cf.TiXb1bcGEc||298 | ||
| 「あれ?なんでお母さん帰るの?」 私は思った。入院か・・・。 そして、その日から私は入院することになった。 | ||||
| エウリード | 9/2 4:50:56 | 6120cf.TiXb1bcGEc||585 | ||
| ―――母は家に帰るとすぐに電話を取り、学校にかけた。 「あのー、中村ですけども、うちの子がイジメなどにあったということはないでしょうか?」 すると、あの時の先生が電話に出た。 「そのようなことは無かったとおもいます。」 「そうですか・・・。」 そして、母は入院のことなど全てを先生に言った。 「では、おやすみなさい〜。」 そう言ってガチャンと電話を切った。 | ||||
| エウリード | 9/2 4:53:2 | 6120cf.TiXb1bcGEc||183 | ||
| 母はさらに手掛かりを探そうと、いろんな人に電話をかけた。 すると、佐藤リエが電話にでた。 「いじめのこと、知ってます!」 そして、リエから、全てを聞いた。 | ||||
| エウリード | 9/2 4:55:38 | 6120cf.TiXb1bcGEc||843 | ||
| ―――翌日。 母は、全ての事を伝えようと決心した。 「アナタね、実は・・・・・・・・・ガンなの。」 その一言に私はおどろいた。 「じゃあ・・・私、頑張る。ガンに勝つ!」 そう私はいった。 | ||||
| エウリード | 9/2 4:56:50 | 6120cf.TiXb1bcGEc||931 | ||
3ヵ月後―――中村ミキ、肺ガンにより、死去。 | ||||
| エウリード | 9/2 4:59:7 | 6120cf.TiXb1bcGEc||909 | ||
| ―――中村ミキ死去から1ヶ月が経過。 「ブタもバカだよねぇー、死ぬなんてさぁ。」 三人組はいつもと変わらない日々をおくっていた。 「・・・・・・・」 佐藤リエは、あれ以来、無口になってしまった。 | ||||
| エウリード | 9/2 5:1:40 | 6120cf.TiXb1bcGEc||324 | ||
| ――――そして、その夜、ジュンコの家 「じゃあ、そろそろ寝るわ、お休み、お母さん!」 ジュンコはそう言い、二階にある自分の部屋まで走っていった。 そして、ベッドに横になり、灯りを消し、まぶたを閉じた。 | ||||
| エウリード | 9/2 5:5:10 | 6120cf.TiXb1bcGEc||212 | ||
| 夜中の2時。 「うぐっ!」ジュンコはいきなりそのような叫び声を出した。 「ううう、誰かに首を絞められているみたい。」 ジュンコはすぐ、近くにあるスイッチを押し、灯りをつけた。 | ||||
| エウリード | 9/2 5:8:22 | 6120cf.TiXb1bcGEc||782 | ||
| すると、そこには、中村ミキがジュンコの首を絞めていた。 「なんで?アンタ、死んだはず・・・」とジュンコ。 「アンタのせいだ!私が肺ガンで死んだのも全部アンタのせいだ!!」 とミキ。 「じゃ、なんで生きてるのよぉ!?」 とジュンコ。 | ||||
| エウリード | 9/2 5:13:12 | 6120cf.TiXb1bcGEc||260 | ||
| 「知ってる?ジュンコ。この世に未練がある霊はね、呪縛霊となって この世にとどまりつづけるのよ・・・。」 とミキ。 「未練ってアンタ・・・まさか!」 とジュンコ。 「そのまさかだよ!私はアンタを殺してやる!それが私の未練なのさ!」 首を絞める力がより一層強くなる。 「うう・・。そうよ、これはきっと夢!きっと夢なのよ!」 ジュンコは体にそう言い聞かせた。 | ||||
| エウリード | 9/2 5:18:34 | 6120cf.TiXb1bcGEc||188 | ||
| 「憎い!憎い!私を殺したアンタが憎いー!」 ジュンコの体はすこしずつ、青く、冷たくなっていった。 やがて、意識が無くなり、心臓が動かなくなった。 | ||||
| エウリード | 9/2 5:19:57 | 6120cf.TiXb1bcGEc||222 | ||
| そして、未練が無くなったミキの霊は少しずつ成仏していった。 | ||||
| エウリード | 9/2 5:23:19 | 6120cf.TiXb1bcGEc||196 | ||
| ジュンコが死に、ジュンコはこの世から消え、天国に逝こうとしていた。 しかし、誰かがジュンコを引きとめた。 ミキの霊だった。 | ||||
| エウリード | 9/2 5:25:48 | 6120cf.TiXb1bcGEc||376 | ||
「あんた何してんの?アンタも一緒に地獄行きだよ」 | ||||
| エウリード | 9/2 5:26:19 | 6120cf.TiXb1bcGEc||85 | ||
おしまい | ||||
| エウリード | 9/2 5:29:9 | 6120cf.TiXb1bcGEc||64 | ||
| あー疲れた。 途中間違って完了押しちゃったし・・・。 感想とかあればレスよろしく。 | ||||
| YUMA | 9/2 15:40:58 | 1242cf8OT0SkGp6G6||444 | ||
| こんにちは 完了スレはここではめずらしいからのぞいてみたら 全部書いてあるので読ませていただきました 最初はライフのパクリかなぁ〜と思っていたんですが いじめからガン・・・最悪ですね だんだん話の中に入っていってしまいましたw いい作品だと思います! | ||||
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