戻る
10969Cinderella_Complexティアラ9/9 5:46:172191cfKpBKlFQos/U
 *:;;;:**:;;;:**:;;;:**:;;;:**:;;;:**:;;;:**:;;;:**:;;;:**:;;;:**:;;;:*
 

     ヒロインと5人の兄と1人の姉

  7人兄弟の(彼らにとっては)日常のお話

 
**http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-10923.html
**http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-10945.html

 
 *:;;;:**:;;;:**:;;;:**:;;;:**:;;;:**:;;;:**:;;;:**:;;;:**:;;;:**:;;;:*

ティアラ9/9 5:47:192191cfKpBKlFQos/U||583
 

  *:..。o○ 四男(16)と次女(15) ○o。..:*  

 

ティアラ9/9 5:48:82191cfKpBKlFQos/U||777
 
深夜、ちょっと目が覚める緒ともう眠れなくなった僕は、水を飲むために階段を下りた。
リビングのドアをそっと開けると、ソファの上に誰かが座ってた。
声を出しそうになったけど、よく見てみるとあれはかおりだって分かった。
いやでも、暗いから絶対そうって言いきれないんだけど…。

 
「かおり…?」
 

電気を点けながら声をかけてみると、かおりは肩をビクッて上下に揺らして振り向いた。
丁度その時、リビングの蛍光灯に電流が届く。
ずっと暗い所に居た僕たちには、その光が眩し過ぎて思わず目を細めた。
 

ティアラ9/9 5:48:432191cfKpBKlFQos/U||576
 
「タケ、ちゃん…」

「あ、ごめんね。電気、消すね」
 

よく分かんないけど、きっとこの空気を壊しちゃいけない。
反射的にそう思ったから、僕は慌てて電気を消した。

 
「ちょっと待ってて、水汲んでくるから」

「うん…ありがと」
 

棚からコップを2つ取って水道の水を半分まで入れる。
ソファに戻ると、かおりは膝を抱えたままだった。
 

ティアラ9/9 5:49:102191cfKpBKlFQos/U||554
 
「はい、これ」

「ごめんね、ありがとう」

「ううん、いいよ。それより、どうしたの?」

「ちょっと目が覚めちゃって…」

 
そう言ったかおりは、困ったように笑ってる。
あ…そんな理由でここに居るんじゃないな、って分かっちゃった。
で、でも、聞いても良いのかな…かおり、聞かれて嫌な思いしないかな…。

 
「ホントのこと、知りたい?」

「えぇ!そ、そんなんじゃ…」

「その割には、聞きたいって顔してたよ」

「え、そうかな…」
 

そうやってクスクスって笑うかおりは、やっといつもの感じに戻ったなって思えた。
でも、僕ってそんなに分かりやすいかな…。
 

ティアラ9/9 5:49:562191cfKpBKlFQos/U||693
 
「別に聞いても大丈夫だよ。ただ、ちょっと怖かっただけだから…」

「怖い?」

「暗いトコ、とかじゃないんだけどね。…おかしいよね」
 

笑ってるのに寂しそうなかおりの顔に、僕の左胸が苦しくなった。
そんな顔、かおりにはさせたくないのに…。
でもそんなこと思ってたって、かおりは僕の知らないところで…。
今だって、僕が起きて来なかったら朝までこれ以上に寂しい思いをしてたんだ。

 
「おかしくなんて、ないよ」

「え?」
 

ティアラ9/9 5:51:52191cfKpBKlFQos/U||861
 
「かおりは全然、変じゃない。怖いとか、寂しいとか…そういうのは生きてるんだから、感じて当たり前なんだ。思いっていうか、感情っていうか…そういうのが感じられるのは、生きてるってことなんだ」

「タケちゃん…」

「…!…ぼ、僕はそう思うよ。な、何かごめんね。かおりの気持ちも知らないのに、こんなこと言って…」
 

うわぁ…僕、最低だ。
かおりに言わせたくないこと言わせて悲しい思いさせて、勝手なこと言って困らせてるし。
こんなとき、兄さんたちなら…姉さんなら…竜也なら…そんな考えが頭を巡る。
僕は、この家の中で一番弱いから…。

 
「ありがとう、タケちゃん」

「…え?」
 

ティアラ9/9 5:51:542191cfKpBKlFQos/U||104
 
「タケちゃんが居てくれて良かった。タケちゃんのお陰で、これからはもう大丈夫!」
 

やっといつもの笑顔に戻ってくれたかおりに、僕はすごく安心した。
それに、居てくれて良かった…その言葉に口が開いたまま閉じなくなった。
そんな僕の顔を見て、かおりは声を出して笑った。
楽しそうなかおりの顔につられて、いつの間にか僕も笑ってた。

 
「あー!タケヤがかおりを独り占めしてるー!」
 

2人で笑い合ってると、竜也が珍しく早く起きてきた。
いつも最後…っていうか、かおりが起こすまで起きて来ないんだけど…とりあえず、いつも最後に起きて来るのに。
 

ティアラ9/9 5:52:412191cfKpBKlFQos/U||782
 
「あ、たっちゃん。今日は早いねー、おはよう」

「うん、おはよう!だって、かおりといっぱい喋りたいから頑張ったんだもん!偉いー?」

「偉いよー、だってまだ6時だよ。いつもより1時間も早いよー」

「褒めて褒めてー」
 

そう言いながら竜也は、しゃがみ込んで笑顔でかおりを待ってる。

 
「偉い偉いー」
 

そっと何度もかおりに頭を撫でてもらってる間、僕をしっかりと睨んでくる竜也を苦笑いでかわす。
怒りだした竜也は怖いからな…困ったなぁ。
兄さんたちでも竜也は止められないから、これ以上ここに居るのは危ないかも。
 

ティアラ9/9 5:53:362191cfKpBKlFQos/U||262
 
「じゃ、じゃぁ、僕は部屋に戻るよ」

「そう?分かった。ご飯が出来たら呼ぶね」

「ありがとう、かおり」

「ううん。こちらこそ、ありがとう」
 

ふぅ…出ていく瞬間まで睨んでくるとは、思ってなかったな。
すっごい緊張した…いつもはニコニコしてるのに、かおりが絡むと凄いな。
今、改めて思ったけど…

 

 
た、竜也は…僕の弟で、合ってるんだよ、ね?
(かおりと2人きりなんて、タケヤ許さない!)
 

ティアラ9/9 5:57:312191cfKpBKlFQos/U||590
 
  *〇゚+・。.。・+゚〇**〇゚+・。.。・+゚〇**〇゚+・。.。・+゚〇**〇゚+・。.。・+゚〇*

おはよう御座います@
昼寝をするタイミングを間違え結局オールしてしまった、ティアラです*
タケヤくんのキャラとか、よく分からないw
ただ、私は竜也くんを出したがる傾向があるのは確か♪(w)

次回は、贔屓しちゃいそうな竜也くんを早速贔屓…*
(いつまでしようかなー)

付き合って下さり、ありがとう御座いました^^*
 

ティアラ9/10 0:53:332191cfKpBKlFQos/U||606
 
 *-。-*-。-*-。-*-。-*-。-*-。-*-。-*-。-*-。-*-。-*-。-*-。-* 
 

ティアラ9/10 0:54:202191cfKpBKlFQos/U||583
 

  *:..。o○ 五男(15)と次女(15) ○o。..:*  

 

ティアラ9/10 0:55:172191cfKpBKlFQos/U||366
 
今日は、久しぶりにたっちゃんと商店街に夕飯のお買い物。
夕飯とかはいつも、買い物上手なカナちゃんとか玲ちゃんとしか行かないから、何だか新鮮で楽しい。
買った物を袋に詰め終わって空になったカゴをお店に戻している間に、たっちゃんは袋を持って待ってた。

 
「あ、かおりー!早く帰ろー」
 

そう言いながら笑顔で手を振るたっちゃんに、思わずつられて笑顔になる。
いかにも待ちきれない!っていう感じで待ってるのが分かって、知らない間に小走りになってた。

 
「ごめんね、待たせて。袋持つよ、貸して?」
 

そう言って出した手を、たっちゃんは握って歩き出した。
 

ティアラ9/10 0:55:492191cfKpBKlFQos/U||504
 
驚いて顔を見ると、そこにはすっごく笑顔のたっちゃんが居た。

 
「た、たっちゃん?」

「かおりは重い物持っちゃダメー。だから、僕が持つー」

「たっちゃ…」

「いいよね?」

「…うん、ありがとう!」

「えへへー、どういたしましてー」
 

照れながら笑うたっちゃんは可愛くて、可愛いって言いたくなる。
でも言ったら、可愛いって弱そうで嫌だって言って怒るから言えない。
 

ティアラ9/10 0:56:372191cfKpBKlFQos/U||392
 
「早く帰ってご飯作ってー」

「うん、そうしようね。私お腹空いちゃった」

「僕も僕もー」
 

繋いでいる手をぶんぶん振りながら楽しく家に帰っていると、近くの公園の前で急にたっちゃんが歩くのを止めた。
嫌な予感がして恐る恐るたっちゃんの顔を見ると、完璧に公園の中を睨みつけてる。
目線を辿ると、そこには子猫をイジメている中学生くらいの男の子が3人。
子猫の目に煙草の火を近づけたり木の枝で叩いては、怯える子猫を見て笑っている。
あまりにも非道い行為に眉を顰める。

 
―ドサッ グシャッ
 

「何、アイツら。許せない。うざいよね…消しちゃえ」
 

ティアラ9/10 0:57:192191cfKpBKlFQos/U||913
 
袋が地面に落ちる音と卵が割れる音がして、たっちゃんの小さい呟きが聞こえた。
ハッとして隣を見るけど、もう手は繋がれてなくて隣には誰も居なくて…。
まずい…反射的にそう思って、追いかけながら携帯を取り出す。
焦って何度も操作をミスしている間に、たっちゃんとイジメていた子の話が聞こえてきた。

 
「僕…動物好きなんだよね。だってさ、すっごく可愛いでしょ」

「はぁ?」

「いきなり何言ってんのコイツ」

「頭ヤバくね?」

「でもね、僕ニンゲンは大嫌い。特に…かおりイジメたり動物イジメたりする奴はね!」
 

ティアラ9/10 0:58:112191cfKpBKlFQos/U||530
 
そう言って、たっちゃんは相手に殴りかかった。
慌てて他の子が殴り返そうとするけど、たっちゃんはするりと交わして逆に殴ってる。
どうしようって考えてると、いつの間にか繋がった携帯から百ちゃんの声がした。

 
「かおり!どうした!」

「も、百ちゃん…どうしよう…たっちゃんが、たっちゃんが…また、暴走しちゃって…」
 

ティアラ9/10 0:58:442191cfKpBKlFQos/U||778
 
「落ち着け!今、どこだ?相手は複数か?」

「今、公園…相手は3人で…3人じゃ、お兄ちゃんたちじゃないと止められないよ!」

「竜也は、止まりそうにねぇのか?」

「うん…今回のは、相当非道くて…」

「そうか…公園ってのは、団地の方か?それとも、商店街…」

「あぁ!たっちゃん後ろ!」

「お、おい…!」
 

百ちゃんが話しているとき、たっちゃんの後ろに回った1人が殴ろうとしていた。
居てもたっても居られなくなって、手に力が入り電話を切ってしまった。
私が心配しなくてもたっちゃんは気付いてたみたいだけど、もう私に電話をかけ直す気力はなかった。

 
「た、たっちゃん!」
 

ティアラ9/10 0:59:152191cfKpBKlFQos/U||923
 
意を決して1歩踏み出すと、殴られていた1人が私の方へ顔を血だらけにしながら腕だけで近付いてきた。
がくがくと震える腕を必死に伸ばしながら、助けて…と言って来るその人に、思わず怖くなり後ずさってしまう。

 
「ひっ…!」

「た、すけて…」
 

そのやりとりに気付いたたっちゃんは、殴っていた2人を解放した。
チャンスとばかりに逃げだす2人に目もくれず、私に近付いてくる1人の頭を後ろから掴む。

 
「ねぇ、何で僕のかおりを怖がらせてるの?やめてくれない?動物イジメる様な奴、かおりも大嫌いなんだから」
 

そう言い放ったたっちゃんは、掴んでいるその人の顔に唇を近付けた。
 

ティアラ9/10 1:0:52191cfKpBKlFQos/U||53
 
「僕が誰だか分かる?僕ね、神崎竜也っていうんだー」

「か、んざき…!!…まさ、か…あの…」

「うん、せーかい。あの神崎なんだよねー。僕の前で動物イジメたんだもん。これ位じゃ済まされないのは、分かってるよねー?」

「ひぃぃ…!…た、助けて…許して下さっ…」
 

何故か私たちの苗字を知った途端に、その人の震えは増した。
たっちゃんの目の色も変わってる…ダメだ。
あともう1回でも人を殴ったら、お兄ちゃんたちでも手がつけられなくなりそう…。
でも百ちゃんはきっと反対側にある団地の方の公園に最初に行く筈だから、今は私しか居ない。
 

ティアラ9/10 1:0:332191cfKpBKlFQos/U||687
 
「許して欲しい?」

「は、はい…!」

「うーん、どうしよっかなー…って言ってみたけど、僕が許すわけないでしょー?うん、バイバイ」
 

にっこり笑って、たっちゃんがまた殴り始めようとする。
カラカラに乾いた喉も気にせず、私は声を振り絞った。

 
「や、やめて!お願い、たっちゃん!もう止めて!」
 

ティアラ9/10 1:1:02191cfKpBKlFQos/U||830
 
「…かおりのお願いなら仕方ないなー。分かったー」
 

結果はギリギリ。
あと1秒でも遅れてたら、確実に当たってた手をあっさりとたっちゃんは引いた。
そして立ち上がって砂埃を払って、まだ動けないでいる1人を見下した。

 
「いつまで居るの?お前、邪魔なんだけど。ま、殴られ足りないんなら、良いけどね」
 

その言葉に怯えながらも、その人は無我夢中で公園から出て行った。
それを見届けるわけでもなく、たっちゃんは足が竦んで動けない私の前に来た。

 
「何で止めたのー?」

「え?」
 

ティアラ9/10 1:3:212191cfKpBKlFQos/U||112
 
「だって、アイツらが先に子猫に手を出したんだよー。まぁ、かおりのお願いだから僕文句は言わなーい。だから、やっぱ答えなくていいや」

「…」

「それにしてもさ、アイツらバカだよね。やられたら、その分やり返されるってこと知らないんだね。ホントにバカ。何でそういう当たり前のこと分かんないのかなー?ねー、かおりー」

「そ、だね…」
 

ティアラ9/10 1:5:42191cfKpBKlFQos/U||322
 
私は、たっちゃんの正義の前に立ちつくした。
笑いながら話かけてくるたっちゃんを、怖がるわけでも嫌がるわけでも笑顔を返すわけでもなく…。
数分して、息を切らしながら百ちゃんが駆けつけて来るまで、私は全く動けなかった。

 

 
どうしたのー?何で泣いてるのー?もうアイツら居ないから、大丈夫だよー。それより、早く帰ってご飯食べよー?ねーってばー。
(これが初めてじゃないのに、何でたっちゃんの手についた紅を見ると切なくなるのかな)
 

ティアラ9/10 1:8:362191cfKpBKlFQos/U||883
 
  *〇゚+・。.。・+゚〇**〇゚+・。.。・+゚〇**〇゚+・。.。・+゚〇**〇゚+・。.。・+゚〇*

こんばんは@
明日は学校なのに何故か何となく余裕の、ティアラです*
うーん…シリアスになっちゃいましたねー。
これについてのコメントは、ただの突発的な話なのでしません(おい

次回は、贔屓候補の玲くんを…
(ちなみに今回の続きだよー)

付き合って下さり、ありがとう御座いました^^*
 

バルトーク9/13 22:36:132212cfBcsmysAsVME||184
こんばんわ。初めまして〜。
まず、様々なキャラの視点で書かれててすんげーな。と思ってます。自分では、女の子視点で話を書くなんて不可能ですわw

ちなみに、お気に入りのキャラは断然カナ姉さんです!次点は冷静沈着な三男の玲君が。ちなみに、三男のイメージは眼鏡だったりします。
やっぱり個人的には、この二人の絡みが見てみたいなー。とかも思ったり。

この一家にはぜひとも幸せに成ってもらいたいもんです。
てなわけでこれからも頑張ってください!
なんか、感想が書きたい気分だったんです。ぐだぐだですけど^^;;では、失礼しました!

ティアラ9/15 10:20:262191cfq6vVeTFA2C2||193
 
おはよう御座います、バルトーク様*
感想が来るなんて思っていなかったので、返事が遅れてしまいました;(w)

カナちゃんと玲くんの絡みは、菊斗くん(長男)の話のときにちょっと出てきましたけど…実は書いてて楽しかったんです♪
こっそり2人の口ケンカにハマってしまいまして…w
下書きは順調に進んでおります(ふふふ…(怖

はい、ありがとう御座います**
こんな自己満足小説ですが、これからもどうか宜しくお願い致します。
初めての感想、とても嬉しかったです^^*
では、失礼致します。
 


本文(<>," shift+7使用不可)
 ※メルアドや電話番号を公表してはいけません、荒らしを批判するのは「俺が神掲示板」以外は禁止!
 
特殊文字 by.チビファンタジー 過去ログ
無料ゲーム総合サイト: おもしろフラッシュ総合サイト: PS2:GBA:PSP:NDS:GC:XBOX