11022 | まったり専用リレー小説♪ | すじこ | 10/3 11:30:8 | 2201cfzpgmWa3oJG6 |
みなさんがとっても楽しそうなので、まねしてみました。 ごめんなさい♪ まったり同好会の会員のみ参加できます。 まったりとお楽しみ下さいw |
すじこ | 10/3 11:40:28 | 2201cfzpgmWa3oJG6||319 | ||
第一話 アビーの冒険 僕の名前は、アビー。アビシニアンの血が混ざっているとか まったりのあび兄ちゃんに顔が似てたとか、 理由はいろいろあるけど、本当の所はよくわかっていない。 あび兄ちゃんは、大好きだ。 コンビニの帰りには、僕の住んでいる路地裏までやって来て 大好きなカニカマをご馳走してくれる。 前は、真っ白い毛並みがふわふわした、 それはそれは美しい猫にお熱をあげていたんだけど、 どうも・・・フラれたらしい。 それで今は、僕がカニカマをもらえるってワケ。 兄ちゃん、大好き! |
あび | 10/4 4:43:49 | 6120cfl0UJDRL9Xkk||55 | ||
だけど、もう1週間もカニカマを食べてないんだ 別に僕が食いしん坊だから気になるんじゃないんだ この辺にはシャム姉さんやらペルシャ姫とかいるから 僕だけにかまっていられないだろうし 1週間もカニカマ・・じゃない、大好きなあの人に会ってない あの晩も、いつものようにフラ~っと現れて しばらく僕にちょっかい出していたんだけど フと見ると別人のような真剣な目で 「…グランデュール…倉庫街Q…」 そうつぶやいたかと思うと、この場を後にしたんだ 倉庫街Qって!? 何かが起きているの? そこに行けって事? それって、おいしい? 僕は、おババの愛情ダンゴとおばけ袋を持って路地裏から旅立ったんだ |
すじこ | 10/4 18:10:7 | 2201cfzpgmWa3oJG6||5 | ||
そもそも僕が、ねぐらにしている路地裏から出るのは 初めての経験なのだ! 外には、こわ~い人間や、他の動物もいるって聞いた。 捕まえられたら、サーカスに売られて、へんな服を 着せられて、二本足で立って歩かなきゃいけないらしい。 そんなの怖すぎるよ!! それじゃ猫に頼ればいいかと思うと、そうでもなくて、 他の猫のなわばりを通るわけで、すみっこを そ~っと、さ~っと通り抜けなければならない。 僕は、横丁の角を、風のように、そ~っと、さ~っと、 通り抜けた ・・・つもりだった。 |
あび | 10/5 4:52:35 | 2101cfDpk/FQ2JlKk||324 | ||
ひゅ~~~ えっ! なんで! 地面が消えた? こーゆー時は、ニャンこ先生直伝 ニャンパラリン・・・ポテっ 半回転足りないいつもの着地。仰向けでしばらく深呼吸 僕のちっぽけな勇気は、マンホールに落ちてかき消されちゃった もう路地裏に帰ろう♪ とその時 「おやおや、珍しいお客さんだ」 その声の主は、ズルがしこそうな目と大きすぎる黄色い前歯 特徴はズバリ鼠。でもでも、その身体の大きさったら!! 確かに、僕は子猫のような体型で可愛がられてたけど でも鼠が僕と同じ大きさって、ありえな~い カルチャーショック! 固まる僕に鼠が呟いた 「クンクン 久しぶりのご馳走の匂いがするね」 |
ΩルシアΩ | 10/5 20:28:19 | 5819cf6EGlDw/HOLg||312 | ||
アビーは恐怖のあまり逃げようとした・・・。 だが、いくら走っても鼠はアビーを追ってくる。そう、いつまでも・・・。 「ごちそ♪ごちそ♪」 次第に声が大きくなってくるΣ! ネズミの数も1から10へ・・・。いや100にも増えた。 |
すじこ | 10/6 10:28:37 | 2201cfzpgmWa3oJG6||789 | ||
冒険者の誰かがいってたけど、こういう時は 逃げるが勝ちなんだって。 この巨大ねずみ一行様を相手に、 アビーのへなちょこ猫パンチで、勝てるもんかい! うわあああああぁ~☆ 「ほへ?」 自分以外の声が聞こえたと思ったら、それと同時に ざっぱぁぁぁんっっ☆と派手な水しぶきが上がった。 ふにゃあ、水まで・・・! アビーは、涙目になりながらも、ひたすら走り続けた。 100匹の巨大ねずみご一行様も、あっちへぶつかり こっちへぶつかりしながら、持ち前のすばしこさで あっというまに姿をくらました。 |
ΩルシアΩ | 10/7 0:48:20 | 1218cf.lukjYGEzSg||344 | ||
だが一匹だけネズミは倒れていなかった。 それはそれは大きな大きなネズミだったそうな・・・。 「く、くそぉぉ!へなちょこ猫パンチ!」 アビーは2398717384ダメージを与えた!! 大きいネズミは倒れた! 「ア、アビー・・・。」 誰かが僕を呼んでいる。 |
あび | 10/9 2:21:53 | 2101cfN7Z.nd22muk||829 | ||
「アビーぃ!! ォりゃー、いつまで寝てくさっとんのんじゃー」 ・・・むにゃー、すーじーママ・・ 「猫会議の宴会準備、はよせんか~い」 ぅふぁ~っ 夢だったんだ。良かった 倉庫街Qも夢だよ・・・ね それより、その晩やってきた猫齢100歳の長老の話は面白かった 第ニ話 長老物語 |
すじこ | 10/9 15:37:12 | 2201cfNCEsxHAwOcY||242 | ||
わしのじーさまや、そのまたじーさまから 聞いた話じゃ。 グランデュール城が建つ前、そこは一面の草原で いい匂いのする不思議な湖があったそうな。 その湖の水は、黄金色をしていて、 飲むと、しゅわしゅわ~っと弾けて 大人も子供もみんな、いい気分になって踊りだしたらしい。 湖には美しい女神様が住んでいて、時折旅人が立ち寄ると 「まぁ、飲め^^」 といって、旅人を元気づけていたので、 旅人には、たいそう喜ばれていたそうじゃ。 ある日、一人の旅人が、この湖に立ち寄った。 |
あび | 10/9 23:8:41 | 2101cfOS3vzos4Ozo||882 | ||
食糧の補給と数日の休息のつもりだったんじゃ。 しかし2日、1週間と湖で過ごす時間が増え 「急いで危険な旅をする必要もないな」 と、思い始めたんじゃと。 平和な町、平和すぎる町 日照りや干ばつの時、侵略者に攻め入られ大被害の時。 ついでに恋に敗れた時♪ どんな時でも 「まぁ、飲め^^」で、踊りだすしまつ。 わしのじーさまのじーさまは、旅人と行動をともにしておったんじゃが 湖の手前で、驚くほど大きいネズミを見て理性を失い、はぐれたらしい。 そして久しぶりに旅人と再開。 しかし、喜んでばかりはいられなかったんじゃ。 何故かって? それは |
すじこ | 10/10 11:39:36 | 2201cfNCEsxHAwOcY||515 | ||
旅人は、すでに、肝臓がやられてしまっていたのだった。 お前・・・どこに行ってたんだ? 心配したんだぞ。 俺はもうダメだ。 なぁ、頼みがあるんだけど、聞いてくれるかい? 女神様は、昔、飼っていた猫がいたんだ。 その猫を、お前が探して来てくれ。 そうじゃないと、哀しい気持ちを紛らわそうと 女神様は、ずっと旅人に酒をふるまい続けるだろう。 女神様を救ってやってくれ。 お前なら、必ず出来る・・・ 旅人は、そういうと深い深い眠りに落ちていった。 にゃ・・・にゃぅ・・ご主人様っ! |
ΩルシアΩ | 10/10 12:7:51 | 2022cf77ie3U2Vw.o||193 | ||
客A「女神さまの猫なら倉庫Qで悪さをしてるそうじゃ!」 じーさまのじーさまは急いで倉庫Qへ。 しかし花の羽根はなかったた。しかし道具屋にはぴよの羽根というワープアイテムが売っていた。 |
あび | 10/11 1:0:48 | 6120cfTwS0tEE29Co||579 | ||
とても高価で、戦利品のねずみのしっぽも足しにはならない。 見透かしたかのように店主は言った。 「おまえさんの、その綺麗な左目と交換してあげよう」 迷う事はなかった。 わしは羽根を手にいれ、人気の無い場所で羽根を使った。 アン・ニョンハッ・セヨー☆ 「なッ、なに!?」ぴよの羽根ではない「ぺ・よんの羽根」だ。 後悔したが遅かった。わしは”時の渦”にのみこまれたのじゃった。 |
ΩルシアΩ | 10/11 22:12:30 | 5913cfePb1j9Zkprw||463 | ||
時は流れ…。 アビーのいる時代へとタイムスリップした。 ここは倉庫Q じいさんのじいさんは花の羽根で着いたと思い猫を探し始めた。しかし猫は一匹もおらずじいさんのじいさんは困り果てた。 そこに一人の少年が通り過ぎた |
あび | 10/12 0:16:37 | 6120cfEyKDOn5AHRU||458 | ||
「オイ、小僧!! 道案内しろ」 「えっ、アビー? その目はどうしたのっ?」 誰かと勘違いしているのか? まぁいい。 「連れて行け! その、アビーとやらの所へ」 暗がりの中、老猫の話を聞いている猫達。 「アビー!!」少年が呼ぶと、へなちょこでヨワヨワな猫がやってきた。 少しの間こちらの様子を伺い、興奮して言ったのだ 「んにゃっ まさかとは思うけどぉ~ もしかして♪じーさまのじーさまですか?」 ・・・こやつ、KYで気の毒な子なのか? だがこのヨワヨワと、じーさまのじーさまは同じ目をしていた。 そして視力の衰えた老猫も同様だった。 |
すじこ | 10/12 9:13:6 | 2201cfNCEsxHAwOcY||229 | ||
アビーは、じーさまと、じーさまのじーさまを 見比べた。 お前・・・アビーといったな。 もしや、ハニーの子なのか? いや、それとも、アンナか、マデリーンか アリシア・・、それともバイオレット? ノーマにも似ているな。妹ののシルビアにも・・・ まあ、そんな事はどうでもいい。 女王様の猫を見なかったか? |
あび | 10/14 0:32:36 | 6120cf7SJLms9d1GU||135 | ||
「女王様の猫? 知らな~い♪」 「では、倉庫Qへ案内しろ」 「ええー!! イヤだよー。危険だし、サーカスに売られちゃうかも~」 とその時、老猫がやってきてアビーに言ったのだ。 「運命と書いて、さだめじゃ・・・わしも一緒に行くぞい」 そして、じーさまのじーさまの方に向き直り 「初めましてじゃのー、わしはおまえさんの孫の孫じゃ、 わしの方が年寄りじゃがの。そこのヨワヨワもさらに孫の孫なのじゃ」 じーさまのじーさま、アビー、孫の孫。略して、GAM。 一行は ”Qさまの羽根──アルのかよっ”を使った |
すじこ | 10/14 22:31:10 | 2201cfpB733yd/5m6||984 | ||
Qさまの羽根・・・魚釣りの得意な、偉大な旅人が 発見したという、幻の羽根。 それがなぜここに? うひゃあ・・・・○×△%&+*?¥#$&!!! 「誰!?」 かぼそい人間の声が聞こえた。 じーさまは、とっさに「にゃぁ~」と年甲斐も無く とんでもなく可愛い声を出した。 「猫?」 ほっとした息遣いが聞こえた。 ・・・さすが年の功だと思った(by アビー 辺りを見回すと、見たこともないような壮麗としか 表現しようのない立派なお城が建っている。 「グランディア王国の首都・・・グランディア城だ」 じーさまのじーさまは、翡翠のような美しい瞳を 片方だけ大きく見開いて、そうつぶやいた。 |
あび | 10/15 1:22:14 | 6120cfAnKj9TAJd4E||964 | ||
それを聞いたじーさまは、 「世界が狂い始めておるわい」 「え~!! こわい事言わないでよ~」 「じーさまのじーさまがこの時代に存在する為のパラドックスじゃ」 その言葉に合わせたかのように、城は暗雲にすっぽり覆われた。 「あのう、猫さん達。わたくしも同行しますわ」 さっきの人間が声をかけてきた。 「わたくしは邪悪な力で人間の姿に変えられた、女神の猫なのです」 「すっご~い。トントン拍子でラッキー。偽物だったりして~♪ 冗談ぴょん」 Qさまの羽根:富山の出張みやげ 大レア |
すじこ | 10/18 17:57:24 | 2201cf9lHbcE/2uDw||437 | ||
ーーあら、この若いアホ猫、意外と鋭いじゃない♪ 悪い魔法使いは、なぜだか知らないけれど 猫のコレクションをしているらしい。 しかし、無理やりさらって行くというわけではなく 猫の方が勝手についていくという話だ。 「ふむ、それは聞いたことがある。 『またたびの笛』じゃな。その笛を吹くと、猫たちは みんな気分が良くなって、その後をついていくそうじゃ」 そういったのは、じーさまだった。 「ということは、何か、対応策が必要だな。 と、じーさまのじーさま。 アビーはというと、 「女神さまの猫も、ただの猫だったんだね」 |
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