11034 | 夢見草咲くころ――Revision.Ver―― | Kozue | 10/7 11:39:47 | 6125cftvzCY458Ksg |
お久しぶりです。 ここで謝らなければならないことが御座います。 9月に開催した小説コンクールの方ですが、全て読ませていただきました。 主催者でありながら感想を書くことなく、終了を宣言することなく終わらせてしまい、真に申し訳なく思います。参加者の方々には謹んでお詫び申し上げます。 さて、この度、ふてぶてしいながらも以前こちらで掲載していたものを手直しし、それを載せようかと思います。 おそらくこれを読んでくださっていた方々はもう半数近くいらっしゃらないとは思いますが…。 それでは、はじめたいと思います。 |
Kozue | 10/7 11:43:1 | 6125cftvzCY458Ksg||339 | ||
都内のとある住宅地。 その中に聳え立つ柳葉学園。 さざめく笑い声。 |
Kozue | 10/7 11:43:43 | 6125cftvzCY458Ksg||510 | ||
季節は初春。 そう、夢見草咲くころ。 |
Kozue | 10/7 11:49:1 | 6125cftvzCY458Ksg||609 | ||
時は2006年3月下旬。 ここ、柳葉学園中等部では、2005年度の終了を告げる修了式が開催された。修了式会場の中ホールからは、続々と同じ制服をまとった学生たちが出てくる。 その中に、黒髪を二つに結んでいる小柄な少女と、その少女とは対照的に背が高く、ストレートで茶色の髪を垂らしたままの少女の姿があった。二人は揃って校門を出ようとしている。 |
Kozue | 10/7 11:52:24 | 6125cftvzCY458Ksg||595 | ||
………… ……… …… … 「転校?!」 小柄な少女の高い声。彼女は驚いて歩く足を止めた。 「そう!明日にはもう京都に引っ越すことになってるから!」 長身の少女は嬉しそうに頬を上気させつつ、歩く。その後を小柄な少女が追いかけた。 「ほら、菜々も知ってる通り、うちのお母さんって言い出したら聞かないじゃない?どうしても京都に住みたいって言い出したんだもん。」 二人は校門を出た。 |
Kozue | 10/7 11:58:38 | 6125cftvzCY458Ksg||669 | ||
親友の突然の転校宣言に動揺しつつ、菜々と呼ばれた小柄な少女は早足で歩く友を追う。 「そんなの聞いてないよ鞠花!そんなのいくらなんでも突然すぎるじゃない!」 「そりゃあそうでしょ、今言ったばかりなんだから。」 長身の少女――鞠花は不思議そうな顔をして菜々を見やった。 「いや、そういう訳じゃなくて……。」 菜々が呆れたように肩をすくめた。 「ま、とりあえずあたしは中2からは別の学校行くの!分かった?」 |
Kozue | 10/7 11:58:48 | 6125cftvzCY458Ksg||757 | ||
鞠花は菜々の顔にびしっと人差し指を向けて、高らかに宣言した。呆然として立ち尽くす菜々を尻目に、鞠花は鼻歌交じりで歩き出す。 「ちょっと待ってよ鞠花!あたし鞠花以外に仲のいい友達なんていないよおっ!」 菜々はまた、急いで鞠花のあとを追いかけた。 校庭の桜が風に揺れ、花びらが散った。 |
Kozue | 10/7 12:0:57 | 6125cftvzCY458Ksg||459 | ||
■休憩TIME■ だいぶ手直しを加えています。 ホント昔書いた小説ってどうしてこうカオスなんでしょうか……。 サイトの方は随時更新中です。そちらもぜひお越しくださいませ♪ http://www30.atwiki.jp/bluesky-dreamer/ 感想・文句等御座いましたらお書きくださいませm(__*)m |
Kozue | 10/7 12:4:38 | 6125cftvzCY458Ksg||324 | ||
参考までに、以前掲載していたもののURLを張っておきます。 見ないでください。(マテw http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9020.html |
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