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11139ナナコイ呉の葉11/20 20:53:162182cf2AbPpmhtFwI
                                                                                                                              +これは七人の女の子たちのの甘くて、切なくて、悲しい恋の物語です+ 
                                                                                     

呉の葉11/21 20:52:432182cf2AbPpmhtFwI||772

+1+

「はぅ〜やっぱり卯月君はかっこいいな〜」

私「時村 茜」高校2年生。
甘い物と男の子が大好き!そしてただいま・・・恋してます!

「はあ・・・なんで卯月なのか・・・」
はあっとため息をついたのは私の親友の「中尾 美貴」
クールで、赤茶色の髪の毛がよく似合う女の子。
私と違って彼氏いるし、頭いいし、綺麗だし、羨ましい限りだよ・・・

「つか、卯月のどこがいいの?あんな女たらし・・・」

「かっこいいじゃん!やさしいし・・・」
私の好きなひと「卯月 饗」はやさしくて、かっこよくて、面白くて、
なにもかも完璧な男の子!まあ、「女たらし」を除いては・・・

呉の葉11/22 17:8:342182cf2AbPpmhtFwI||687

「かっこいいって・・・茜はとことん面食いだね」
さらっと毒舌を吐く美貴。

「む!顔だけじゃないもん!」
私は美貴の言葉にむっとしてむすっとした。
そう、私が卯月君を好きになったのには顔だけじゃない理由がある。
それは数日前のこと。私が一人で買い物してたら変なおじさんが声かけてきて、
無理やりホテルに連れていかれそうになった。
そのとき卯月くんが

「こいつ俺の女なんで」
って、私のことを助けてくれたの。

「そのとき私は卯月君に惚れたの!」

「・・・。まあ、卯月難易度高いけどがんばれ」
美貴は興味なさそうに雑誌を閉じ、私に苦い微笑みをかけた。


呉の葉11/22 17:12:552182cf2AbPpmhtFwI||208

「あ、あれ卯月じゃない?」
美貴が顎で廊下側をさす。

「ちょ!女のこといちゃついてる!」
廊下をみると、卯月くんが知らない先輩の腰に手を回しいちゃいちゃしているでわないか!

「ほっておいていいの?」

「・・・。言い訳ないじゃん!」
ボソっと呟き私は粗あらしく席を立ち、カモシカのごとく卯月君のところまで走った。


呉の葉11/22 17:20:192182cf2AbPpmhtFwI||156

「ん?君だれ・・・?」
卯月くんが怪訝そうに私を見てくる。
まるで「どっかいけ」と言われているような・・・
でも、そんなこと気にしない!そんな卯月くんもかっこいいもん!
私は大げさに息を吸い、卯月くんにぐっと迫った。

「あの、私ととととと時村 茜ともうしましゅる!」
乾いた口、からからの喉。
思いっきり噛んでしまった・・・

「ああああすみません!!!!!!!」
私は慌てて頭を下げた。
謝る意味が自分でもわからないけど・・・

「ふっ・・・お前おもしろいな」
そう言って卯月くんは私の林檎のように真っ赤になった頬に手を当てた。



呉の葉11/22 17:26:302182cf2AbPpmhtFwI||614

卯月君に触られた頬が溶けてしまいそうになるくらい熱い。
くしゃくしゃに笑いながら卯月君は笑っていた。
嬉しいようで、恥ずかしいようで・・・ちょっと複雑です・・・

「茜!お前最高だな!」

「へ?は、はい!」

「ちょ、携帯出して」
私は目が点になりながらポケットから携帯を出し、卯月くんに渡す。

「あ、俺と同じ機種!」
卯月くんは私の顔の前に二つ携帯を出して幼げに笑った。


呉の葉11/22 17:33:122182cf2AbPpmhtFwI||169

私はまた顔を赤くして、頭を下げる。
だって、だって・・・卯月くんかわいいんだもん・・・

「何?どした?茜、顔赤いぞ」

「だって〜嬉しいんだもん」

「何が?」

「卯月くんと同じ携帯だから」
・・・。
なんか今さりげなくかなり恥ずかしい事を言ってしまった気が・・・

「ふっははははは〜茜やっぱりおもしろいや!」
卯月くんはニコニコしながら私の手にすっぽりと携帯を収めさせた。
きょとんとしながら私は卯月くんと携帯を見詰める。
やさしく微笑みながら卯月くんは「携帯開けてみ」と耳元でささやいて歩いていってしまった。耳元が熱くて、卯月くんの甘い声が残ってて、死にそうになった。


呉の葉11/22 17:36:482182cf2AbPpmhtFwI||169

携帯の画面には卯月くんのメアドが登録されていた。
ホント、嬉しくて嬉しくて美貴の胸の中でうれし泣きした。
こんなに人を好きになるって嬉しい事なんだね。

私はなんどもなんども携帯の画面をみつめた。
このときはすっごく嬉しくて他になにも考えなかった。

卯月くん。
あの時あなたはどんな気持ちで私の携帯をにぎったの?



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