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11161ひずみのくにのありす第二幕、一場アリカ11/28 15:7:282031cfHLlEWeYs/fo

僕が待っていたのは、いったい誰だっただろう?


・・・過去・・・

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アリカ11/28 15:14:92031cfHLlEWeYs/fo||958
「・・・リス、アリス?ほら、早く起きて!」
「わあっ!チェ、チェシャ猫さん!?」
「・・・、何言ってるの。ほら、僕がわかる?」
 アリスはそこで、ようやく覚醒した。
 目の前の少年をまじまじと見る。
 肩口の辺りで切りそろえられた綺麗な金髪と、いかにも優しそうな碧眼。
「オズ?」
「そうだよ」
 オズは肩をすくめて溜息をついた。
 同時に、アリスは首を傾げる。
「ここ、どこ?」
「・・・アリス・・・」

アリカ11/28 15:27:12031cfHLlEWeYs/fo||851
「?」
「あのさ、千と三百二十歩譲って授業中に思いっきり寝てたのは別に良いよ、良いんだけどさあ!」
 オズは手に持っていた教科書類をアリスの机に叩きつけるように置いて、
「いくらなんでも、それは非道くない?」
「・・・、あら?ここ、学校・・・?」
「そうだよ!」
「わたし、いつからここにいたかしら?」
「朝からいたでしょ?何言ってるの本当。いい加減まずいんじゃない」
「そういえばそんなような・・・」 
 アリスはぼんやりと朝起きてから今までの記憶を反芻する。
「そういえばというか、そうよね、わたし、今までずっと学校にいたわ」

アリカ11/28 15:34:312031cfHLlEWeYs/fo||778
「そうだよ、やっと目が覚めた?」
 オズは笑った。
 アリスも笑おうとして、妙な違和感に気付く。
 紅い髪。何かを含んだような笑い。それが、脳裏にちらついた。
「・・・?」
「アリス?」
「ねえ、オズ」
「ん?」
「私のクラスに、赤毛の男の子っていないわよね」
「?いないけど、それが?」
 アリスは頭を振って、その違和感を意識の隅に追いやる。
「そうよね、きっと気のせいだわ」
「よくわからないけど、そうなんじゃない」

アリカ11/28 15:36:92031cfHLlEWeYs/fo||683
 そう、きっと気のせいよね。
 そのときアリスは、そう思った。

アリカ11/28 15:40:82031cfHLlEWeYs/fo||153

To be continued・・・?

こんにちは。お久しぶりの方も初めましての方も、読んでいただいてどうもありがとうございます。
「続きが読みたい」と仰ってくださった方がいらっしゃいましたので、こうして続きを書かせていただきました。

今回は結構短いですが、また次は長くなるかも・・・

感想など、いただければ幸いです。

あまにゃん11/29 17:0:252101cfETQD/jo.A06||63
とてもスゴいですぅ〜!!憧れちゃいます!!!!!これからも拝見させて頂きます!!!頑張って下さい。

アリカ11/30 13:13:202031cfHLlEWeYs/fo||928
あまにゃんさん、こんにちはandはじめまして!
感想ありがとうございます、これからもどうぞよろしくお願いしますw


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