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11283超人戦争(B−3バルトーク1/2 7:52:492212cfBcsmysAsVME

今回の主役は炎の人、アレンさんの予定です。

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過去 超人戦争16
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バルトーク1/2 7:53:332212cfBcsmysAsVME||246

 公女が連れ出されてから一日目の夜。
 このシャーズ山の各所で戦闘が行われていた。
 東では傭兵の生き残りがシャドー率いる金の強化兵と交戦し、なんとか逃げ延びた。
 西ではクロウやDYと言った赤の国の特殊部隊が、カテリーナ公女との合流に成功している。
 そして北では、聖十字会のガルドと金の国の剣聖であるアオイとの間で因縁の戦いが繰り広げられた。
 

バルトーク1/2 7:55:572212cfBcsmysAsVME||68
 そして現在。なんとか強化兵から逃げ延びたヨシュア達が休息を取り始めてから数時間後、彼らに忍び寄る複数の影があった。
「しっかしよぉ、無用心なもんだな」
 影の中央を行く一人の若者が皮肉げに口を歪める。
 その若者は鎧姿ではなく、ラフな乗馬服姿であった。
 若者の名はリアス・エイゼル。非常に凛々しく美青年といっても通じそうな顔立ちであるが、れっきとした女性である。

バルトーク1/2 7:57:12212cfBcsmysAsVME||243
 その平均以上に整った顔は、今獲物を目の前にして猛禽類のような鋭さを放っていた。
「いくぜ、野郎ども!!」
 彼女の号令一過、周囲の人影が緩やかに動き出す。
 しかし、あと三歩でヨシュア達に辿り着こうかというところで先頭の人影に明かりが灯った。
 いや、明かりなどという生易しいものではない。それは徐々に勢いを増し、その人影を完璧に炎で包み込んだ。

バルトーク1/2 7:57:482212cfBcsmysAsVME||64
「ノンマルト……だな」
 人影へと火を放ったのは炎拳を使う傭兵、アレン・マーダーである。
 アレンは自らが焼いた泥人形を一瞥し、リアスを睨みつけた。
「レドゥ、どういうつもりだこれは!」
「まぁそう怒るなよ、兄貴」
 アレンの少なからず怒気を含んだ視線に、リアスは大げさな動作で肩をすくめて見せる。

バルトーク1/2 7:58:202212cfBcsmysAsVME||736
「怒るなってなぁ、寝込みを襲う奴に俺は何て言えばいいんだ? このクソガキが」
「おいおい、俺だって立派な傭兵だぜ。こんな美人をつかまえてクソガキはねぇだろ」
「俺から見れば、まだまだお前はガキだ」
「相変わらず口が悪いよな、兄貴は」
 ふて腐れるようにため息をついたリアスの肩を、アレンはその大きな手のひらでとんと叩いた。
「まぁ、よく生きてたな。俺はこの山を脱出するが、お前も一緒に来るだろ?」
「いや……兄貴、悪いけど俺は一緒に行けないんだわ」
「―――なに?」

バルトーク1/2 7:58:462212cfBcsmysAsVME||68
 突如として変わったリアスの雰囲気に、アレンは不穏な空気を感じた。
「どういうことだ、一緒に行けないって?」
「いやな、考えたんだわ。どうすれば一番儲かるかって」
 突如、リアスが口を歪める。
 それは勝ちを悟った笑みだった。
「ここの砦の城主であるシャドーとかいう男は超人を高い金で買ってる」
「まさか、レドゥお前!!」
 既にリアスの能力である泥人形(ノンマルト)が周囲に展開していた。
 しかしヨシュアやシャーンは気がついていない。その状況に、アレンは息を呑んだ。

バルトーク1/2 7:59:272212cfBcsmysAsVME||16
 アレンと対峙しているリアスは、勝ち誇った笑みを浮かべている。
「悪いな兄貴、あいつらは俺が貰っていく。それとさ、実は金の士官にならないかっていう話があるんだ。どうせなら兄貴も一緒に……」
「レドゥ、お前は金の為に仲間を売るつもりなのか」
「ッ―――人の話は最後まで聞けよな。まぁいいや、あいつらは売らせてもらうぜ。それに仲間じゃねぇよ、俺はフリーだ。けど兄貴だけは別だ、昔からの馴染みだし俺の仲間にしてやってもいい」

バルトーク1/2 8:0:432212cfBcsmysAsVME||354

 リアスの言葉どおり、アレンとリアスは幼い頃からの知り合いである。
 シャーンと出会うよりも昔、アレンとリアスは同じ村の出身であった。家が近所であったということもあり、その二軒は家族ぐるみの付き合いをしていた。互いに兄弟のいなかったアレンとリアスが兄弟同然に仲良くなったのは、当然の流れだろう。 
 当時アレンがリアスに付けた愛称がレドゥ、お転婆という意味の言葉である。
 しかし二人の住んでいた村は、まだ二人の年齢が10歳にも満たないうちに戦火で滅んでしまう。それから二人は離れ離れとなった。
 そして数年前に傭兵として二人は再会したのだ。


バルトーク1/2 8:1:522212cfBcsmysAsVME||517
「だからさ、二人で村を立て直そうぜ! 俺と兄貴がいれば村を建て直すくらい簡単に―――」
「ふざけるな!! 俺はお前をレドゥ(お転婆)だとは言ったが、卑怯者だとは言ってないぞ」
 アレンの拒絶を予期していたかのように、 リアスは何度も頷いた。
「そうだろうな、それでこそ兄貴だ。だけど、なんであの傭兵たちが起きないか不思議に思わないか? 当然こんな殺気を放つ連中が周りに立ってても平気で寝てられるほど、間の抜けた奴らじゃないだろう?」
 確かにアレンはそれが不思議だった。
 なぜ自分だけレドゥの殺気に気がついたのか。

バルトーク1/2 8:2:462212cfBcsmysAsVME||516
「まさか―――」
「そうさ、俺の能力が泥人形だけだと思ったら大間違いだぜ。ま、兄貴が断るのは予想できてたから兄貴を眠らせてゆっくりと―――って、おいおい冗談だろ兄貴? 俺を殺す気なのかよ」
 既にアレンは炎拳の更に上位の能力、肘までを炎に包む炎腕を発動していた。
 二人は五歩ほど離れているものの、リアスは目がくらむほどの闘気に気圧されている。
「レドゥ、俺には守るものがある。それをお前が傷つけるってんなら容赦しねぇぞ」
「かつての弟分は兄貴の守る対象に入ってないのかい。俺は悲しいぜ!!」
 両目を押えてリアスは大げさに悲しむ仕草をしてみせるが、アレンは眉一つ動かさなかった。

バルトーク1/2 8:3:222212cfBcsmysAsVME||580
「俺には何よりも大切なものがある。たとえ千の軍勢が押し寄せようがこの気持ちは変わらねぇよ」
「ははっ、その女かよ! その女がそんなに大事か?」
「―――ああ、当然だ」
 そのアレンの言葉に、リアスは舌を打って唾を地面に吐いた。
 リアスは獲物を狙う冷徹な猛禽の目でアレンを射抜く。
「そうかよ、そんなにその女が大事なら守ってみろよ!!」
「つッ―――!!」
 未だ意識の無いシャーンの傍らに突如として泥人形が現れる。
 リアスの能力は自然を操作すること。その中でも大地の力を利用して泥人形を作り上げることを、リアスは得意としていた。

バルトーク1/2 8:4:302212cfBcsmysAsVME||348
 リアスの傀儡である泥人形が、意識の無いシャーンへと拳を振り上げる。
「ぐぅっ!!」
 しかしその拳は、アレンが背中で受け止めた。
 アレンはその胸に、しっかりとシャーンを抱えている。
「兄貴……アンタもヤキが回ったか? そんなにその女が大事なら一緒に殺してやるよ!!」
 アレンの周囲には、二十を越える泥人形が現れた。
 その全てが、アレンへと向けて並々ならぬ殺気を放っている。
「じゃぁな、兄貴」
「レドォォォォォォォォゥ!!」
 二十を越える泥人形が、アレンへと襲い掛かった。

バルトーク1/2 8:4:582212cfBcsmysAsVME||15

「レドゥ、なぜ……もっとノンマルトを使わなかった? それに幻覚をあわせれば俺に勝ち目は無かったはずだ」
 それは一瞬の出来事だった。
 アレンは炎腕の範囲攻撃によって一気に泥人形を葬り、対処が追いつかず狼狽していたリアスを組み伏せたのだった。
 今アレンの右手はリアスの首筋にかかっており、いつでも首をへし折れるような状態だ。
 しかしアレンは一瞬で殺しはしなかった。どうしても聞きたいことがあったのだ。

バルトーク1/2 8:6:92212cfBcsmysAsVME||368
 アレンの問いに、リアスは自らを蔑むかのように笑う。
「はははっ、何でだろうな? 俺は兄貴を殺せなかった。いざ殺すって段階になると手が震えるんだ……」
 しかしその言葉に、アレンは頷かなかった。アレンも殺すことを戸惑っている。
 そんなアレンをリアスは嘲笑した。
「殺せよ、アレン・マーダー。俺が生きてたら、きっと兄貴とあの女を殺すぜ。だからさっさと殺せ!! 俺は村を焼き出されてから生きるために何でもやってきたんだ、今更命乞いをするような命でもねぇしなぁ!!」

バルトーク1/2 8:6:372212cfBcsmysAsVME||757
 ぐわっとリアスが上体に力をいれて起き上がろうとする。
 反撃―――その動きに反応して、ほぼ反射的にアレンは首をしめる右手に能力を走らせていた。
 しかしリアスの意図は、反撃などというものではなかった。
「レドゥ……」
「ははっ、冥土の土産にもらったぜ!! そんな顔すんなよ、兄貴は俺なんか忘れて幸せになんな」
 アレンは右手を離す。
 リアスの首は、既にアレンの能力によって炭化していた。
 それを見下ろして、アレンは自分の不甲斐なさに一筋の涙を流すのだった。

バルトーク1/2 8:7:82212cfBcsmysAsVME||644

/*/
    
「ふぁぁぁーー、なんか長い夢を見てたきがするわ」
「父さん、起きてる?」
「息子よ、父は辛うじて起きているぞ」
 シャーン、レン、ヨシュアの三人が目を覚ましたのは、既に太陽が頭上を過ぎた頃だった。
「たく敵地でよくそんだけ寝れるもんだ。どんだけ神経が図太いんだか?」
「ちっ、そういうアレンはいつ起きたんだい」
「俺か?」
 アレンは多少考えるように唇に指を沿わせ、「いや、ついさっきだ」と答えた。

バルトーク1/2 8:7:582212cfBcsmysAsVME||365
 その様子を見て、シャーンは長年の経験から首を捻る。
 そして一言
「アレン!! なにがあったか知らないけど元気だしな」
 その言葉に、アレンは泣き笑いのような表情を浮かべながら目頭を押えた。
「まったく、お前にはかなわねぇぜ」


B−3 fin


バルトーク1/2 8:8:542212cfBcsmysAsVME||303

超人リスト

NO2 アレン・マーダー (男)
出身 不明
所属 傭兵
技能 格闘L2、範囲Lv1、身代わり
能力 炎拳→炎腕

能力評価 C-→B-
戦闘評価 B-→B+
総合評価 C-→B


NO13 リアス・エイゼル(レドゥ) (女)
出身 不明(アレンと同郷)
所属 傭兵
技能 幻術L1、野心、手加減
能力 自然干渉 

能力評価 B-
戦闘評価 C
総合評価 C+

バルトーク1/2 8:19:262212cfBcsmysAsVME||568

後書き
えっと熱い話とかベタな話が好きなんです。俺はお前を守る!! とかそんな恥ずかしいことを平気で言う奴らが登場する話が。
その点アレンとシャーンの夫婦は好きだったりします。
そして経験を積むとレベルアップするんですよ。
ちなみにと言うか、当然と言うかこの話の中にもガンダムネタはつまってたりするのさ。見つけられるかな?

それとキャラ募集も始めてみました。やっぱり勢いが違いますよね。
飽きっぽい自分にはかなりいい推進剤です。
読んでいただいた方ありがとうございました!

バルトーク1/2 8:20:192212cfBcsmysAsVME||616
誰でもよいので自由にキャラを書きなぐってください。
ほぼ百パーセントそのとうりには行きませんが;

項目は最低限
名前
性別
能力
あと、気が向いたらプロフィールと所属軍

万人よ、創作意欲をぶつけておくれ。
割と簡単に殺すかもしれんけど、そこらへんは許してください!

ΩルシアΩ1/2 17:46:475818cf1IH8Zf3h0jo||299
名前:ルシア
性別:男
能力評価 A-
戦闘評価 A+
総合評価 A

バルトーク1/2 19:33:462212cfBcsmysAsVME||850
ちょww自分じゃんwww しかも何気に強いし。
しかぁしそんなん創作でもなんでもないわ!! こう、もっと詳細にするべき。てなことで却下じゃ却下!!
……何だかんだ言って多分どこかで使わせてもらうと思うけど。

りゅ1/3 14:45:542184cfAU0jy/xyg/w||609
どもー。こんにちはー。
一月の初めにバルトーク先輩の作品が見れるなんて幸運です。
今回の作品はアレンが最強モードですか。更新停滞してから一気に強くなりましたね。
ついでにベタベタ度も上昇ですか?
けどやっぱりベタベタしてても違和感無いのはサンタさんからの贈り物ですか?
最後に。ガンダムネタが見つかりません・・・・。すみません・・・・。
ではでは。

りゅ1/3 15:6:152184cfAU0jy/xyg/w||593
ついでにキャラ募集でもー・・・。

名前 バーン・ディクス
性別 男
能力 絶対破壊・・・自身が放つ「攻撃」に触れたものを例外無く破壊する。
          つまり、「攻撃」が触れれば能力だろうとアオイさんだろうと…
プロフィール
元々の生まれが小さな貴族だったが、赤と金の戦争に巻き込まれ両親ともに死亡。
復讐のため、戦争に関わった能力者を殺す旅を続けている。
普段は槍を持っただけの育ちのよさそうな金髪の青年に見える。

久々なので至らん点がありましたらご容赦をー。

バルトーク1/3 23:27:322212cfBcsmysAsVME||834
りゅさん、どもーこんばんわ^^
先輩だなんてそんな、そんな〃〃 お互いに今年がいい年になりますように。

今回のアレンが強いのは、俗に言う主人公補正って奴です。
この作品では、その回の主人公に抜擢されたキャラは主人公補正で大幅に能力アップなのですよww
生憎サンタさんの贈り物はどうやら無かったようです;; ですが、違和感ないっすか。ありがとー。

ガンダムネタは分かりにくいかなとも思ったけどZZのジュドーとハマーンの戦いで
ジュ「ハマーン、何故もっとファンネルを使わなかった!!」って場面が確かあるんですよ。
そこが乱数15のアレンのセリフに繋がってます。う〜ん、やっぱ分かりにくいな;

バルトーク1/3 23:29:312212cfBcsmysAsVME||239
おっ、キャラ募集もありがとうございます!!
なんとも使いやすそうなキャラを……遠慮なく使わせて頂きますとも。
そう、いくら破壊力があっても当たらなければどうということは無い!

1/4 12:8:236046cfSbreLtHQ5X.||168
今日はー

じっくりと読み進めましたが
能力UPはいいですね
ベッタベタの話は読むのは好きなほうです
自分には書けないので凄いと思います
しかし、そろそろ勇猛果敢な
孤独な男性陣にも頑張っていただきたいものです!

失礼しました

バルトーク1/4 12:35:52212cfBcsmysAsVME||305
武さん、こんにちわー。
いやいやいや、是非じっくりではなく軽くすっ飛ばして読んじゃってください。
じっくり読まれると粗がそこらじゅうに;

ベッタベタといえば、むしろ武さんの方が書くの上手いんでねえのと自分は思っとるんですが。確か以前に書かれとりませんでしたっけ。
やっぱり恰好いい男性陣にも活躍してもらいませんとね。うん、次回はそれを目指して頑張ってみようかなとか思います。
ありがとうございました!

シェイラ1/5 23:41:402184cfD07quEAu13.||279
こんばんわ〜。

何だか、嬉しくて嬉しくて仕方ないです。
自分の考えたキャラがこんなにも生き生きしてくれて、しかもこんなに素敵な話で……。マジ(感激)です☆

また、レドゥがした行動がなんであるか書かれていない所にぐっときましたぁ!
そうかい。そうかレドゥ、君はそうか(妄)

とにかく、すんごくありがとうございます!幸せです☆

バルトーク1/14 9:21:62212cfBcsmysAsVME||703
シェイラさん、こんにちわー!
いや、そんなことを言われると自分のほうが嬉しくて嬉しくて仕方ないです。
キャラが良いのは投稿してくれた方のおかげじゃないっすか。
そのキャラがいなきゃ、自分のこんな話は書けなかったわけですし。

こちらこそ、こんな乱文を読んでいただきありがとうございました!!


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