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11382゜・*:.リラの咲くころに.:*・゜〜第2話〜ロウ2/22 19:42:171248cfbHwKTceVoSA
〜第1話〜http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-11360.html

リラの咲くころに』〜第2話〜

ロウ2/22 19:43:311248cfbHwKTceVoSA||525
「ただいまー。」
「おかえり。璃羅ちゃん。」

優しい声。居間から祖母が顔をだす。

「遅かったわねぇ。どうしたの?」
「ん、ちょっと寄り道してて。」

璃羅は微笑で言う。

「あ、そうそう。璃羅ちゃんにお父さんからお手紙、届いてたわよ。」

そう言って居間から白い封筒を持ってくる。
璃羅はそれを受け取り

「・・・・うん。ありがと。」

そう言って階段を登ってゆく。

ロウ2/22 19:44:321248cfbHwKTceVoSA||198
広さは10畳ほど。2段ベットが部屋の隅に置いてある。ベットの横には窓がある。窓の下には勉強机。部屋の中心には小さなテーブル。
ここがあたしの部屋だ。
ベランダもついてるし、10畳という広さ。しかも何故か2段ベットだ。一般の女子高校生の部屋よりも少し豪華さがある。
この家は璃羅の父が残していってくれたのだ。

ロウ2/22 19:45:291248cfbHwKTceVoSA||444
璃羅の父はもう10年ほど前に亡くなっている。母はよほど寂しかったのか父が亡くなりすぐに再婚をした。璃羅は反対しなかった。だけど心の中では・・・・・母の再婚相手を恨んでいた。それでも璃羅は母の笑顔が好きだったから、再婚を反対することはできなかった。だが、璃羅の母はその半年後に亡くなった。自殺だった。理由は明らかになっていないが、璃羅は再婚相手が原因だと密かに思っていたりする。理由は・・・・ないけど。

ロウ2/22 19:47:341248cfbHwKTceVoSA||357
まぁとにかくあたしの家庭はいろいろと複雑なわけ。最初はすごく悲しかったし、自分は不幸だ・・・・と幼い自分は嘆いていた。だけど今は祖母が母変わりになってくれているし、自分には友達もいる。不自由は特にないし・・・母や父の死を今更思い出して辛くなることもない。
あ、ちなみにさっきおばあちゃんが言っていた『お父さん』というのは母の再婚相手のこと。名前は『充弘(みつひろ)』というらしい。名字は・・・なんだっけ・・・・・『月居』・・・・そうだ。『月居充弘(つきおり みつひろ)』だ。あたしは充弘さんを父としてなんて認めてないから『高遠』と名乗る。

ロウ2/22 19:48:151248cfbHwKTceVoSA||684
その充弘さんは今スウェーデンにいる。なんか・・・・よく知らないけど仕事の関係らしい。
週1は手紙を送ってくるけど、一度も読んだことはない。
璃羅は祖母からもらった手紙を机の奥にしまった。そこには、何十・・・・いや何百の同じ種類の白い封筒が重ねてあった・・・・・・・。

ロウ2/22 19:49:451248cfbHwKTceVoSA||352


――その夜

「・・・・ナクニ・・・。香花ナクニ・・・・かぁ・・・。」

璃羅はベットに潜りながら、今日会った人物の名前を、ふと口に出した。今考えてみると、ナクニってどこかで聞いたことがある・・・・・・・・ような気がした。考えてるうちに、愛しい・・・・、寂しい・・・・、懐かしい・・・・。変な感情がわいてきた。・・・・何に対して?香花に会ったのは、今日が初めてだと思うんだけど・・・なぁ。

ロウ2/22 19:50:131248cfbHwKTceVoSA||610
少々茶がかかった黒髪に黒い瞳・・・・・ってどこにでもいるフツーの人じゃんっ!!!香花より、あたしの方が珍しいよね・・・。あたしの髪は黒。そして・・・澄み切った青い瞳。黒髪と全然あわない。まぁ、それはいいとして・・・・なんで青?うちの両親はどっちも黒くてきれいな瞳・・・。まぁ、こーゆうこともある・・・・のかな?
その後、璃羅は思考を停止させ眠りについた。

ロウ2/22 19:50:461248cfbHwKTceVoSA||177
キーンコーンカーンコーン
「りらぁー、今日は一緒に帰れるよっ」

舞は嬉しそうに言う。

「うんっ!じゃ、帰ろっか。」
「今日は暇?どっか寄ってく?」
「んとねー、じゃぁメスリートにでも寄ってこ。」

璃羅はとことん嬉しそうに言う。

「璃羅ってメスリートすきだよね〜」
「だめぇ?」
「ううん。私も好きだもんっ」
「・・・・・だよねっ!うちのクラスでもメスリート人気あるもーん。」

ロウ2/22 19:51:491248cfbHwKTceVoSA||994

2人はそんな会話を続けながらメスリートに立ち寄った。
そこに、突然の花吹雪。その花は・・・・・昨日の花と同じものだった。

「わぁー、花吹雪!きれいだねー・・・。」
「・・・・・・・うん・・・・。」
「・・・・どしたの?なんか元気ない?璃羅花すきじゃん。」
「え、いや別に・・・元気だよっ!」
「そっか、思い違いだったねー。」
「ん。じゃぁ舞なににする?」
「んー私は・・・・バナナクレープ。」
「あたしはねー・・・・・んー・・・・・。おっ、新メニュー追加されてる!じゃあこれ。5色クレープ〜」

ロウ2/22 19:52:211248cfbHwKTceVoSA||356
「・・・・・5色クレープって・・・?」
「んー・・・・よくわかんない。」
「くすっ。璃羅らしい。・・・・アイスクリームが5色はいってるとか・・・そんな感じかなぁ?」

談笑を続けているとバナナクレープと5色クレープらしきものを渡された。


「あいよ。200円。っと5色クレープは500円ね〜」
「・・・・高くない?」
「ふつーだよ、ふつー」
「・・・・・」

ロウ2/22 19:53:141248cfbHwKTceVoSA||355
璃羅はしぶりながらも見慣れたレジ主に500円を渡した。
5色クレープ・・・・・確かに5色だった・・・・だか、これをわざわざクレープにする必要って・・・・あるのか?いや、ない!5色クレープに入っていたものは、ニンジン(赤)、レタス(緑)、レモン(黄色)、海苔(黒)、白米(白)・・・・と生クリームだった。これは・・・・500円払った価値あるのか?いや、ない!(2度目)ってかニンジンよりは赤ピーマンの方が赤いかと・・・・・ってそんなことはどうでもいいんだけど・・・。

ロウ2/22 19:53:411248cfbHwKTceVoSA||986
微妙な組み合わせだな・・・・。白米と海苔はあうし、野菜も・・・まぁいいんだけど・・・レモン・・・・・?色あわせのためなら味はどうでもいいのか?!いやっつかこのコンビ達にさらに生クリームって・・・。


「・・・・・どうしたの璃羅?」
「どうしたの・・・・って・・・・。これどう思うよ?」

そう言って5色クレープを舞に突き出す。

ロウ2/22 19:54:91248cfbHwKTceVoSA||2
「・・・・・・・。意外に美味しいかもだよ!食べてみたら?」
「・・・それ本気で思ってないっしょ・・・・。」

そう言いつつ一口。パクッ

「・・・・・・ぅ・・・・・・・まいっ!」
「ねっ。試してみるもんだよ〜」
「や、今のは皮と生クリームしか食ってないから」
「えー、では主役の5色をどーぞ!」

何故か嬉しそうに言う舞。まぁ500円勿体無いから食うけど・・・・。パクッ

ロウ2/22 19:54:421248cfbHwKTceVoSA||115

「ぅっ・・・・・・・・・」
「まい?」
「これは・・・・・・・・。んー・・・・・?」
「?」
「なんか・・・・。レモン以外の4色は悪くも無いんだけど・・・レモンが・・・・。でもレモンに生クリームはあうし・・・・。」
「ふぅん・・・。私にも一口頂戴?」
「いいよ。はいっ」
「パクッ・・・・。・・・・なんだ・・・。美味しいじゃんっ」
「それ本気?」
「うん」
「・・・・・・・まぁ、人それぞれだし・・・・ね。じゃぁ舞これいる?」
「えっ、いいの?」

ロウ2/22 19:55:81248cfbHwKTceVoSA||124
「いいよ、いいよっ。その代わりバナナクレープを・・・・!」
「もうっ!でもまぁ・・・いいよぉ」
「やったぁ」

舞がふと時計を見た。

「ぁ。もう5時になる〜。私帰んなきゃっ」
「え、うそっ。舞ん家門限5時?!」
「ううん。今日は塾があるから・・・・」
「そっか、じゃぁバイバーイ」
「うん、またね〜」

ロウ2/22 19:55:351248cfbHwKTceVoSA||402
・・・・舞。暇じゃなかったんだ・・・。なのにあたしにつきあってくれちゃって・・・・大好きっ!!
そんなことを心の中で叫びながら璃羅も家への道を歩く。ふと目にはいったケモノミチ。昨日はうんざりしてたけど・・・なんか、もう一度だけ会っておきたい。あと、一度だけ・・・・・。
・・・・・・いた。今日は寝てない。あの木に寄りかかって・・・・こっちを見ている。

「やっ。来てくれると思ってたよ」

香花が嬉しそうに言う。

ロウ2/22 19:56:101248cfbHwKTceVoSA||395

「や、いや。その別に・・・・あなたに会いに来たわけじゃ・・・」
「何ぃ。じゃぁなんで来たのかなぁ?」

香花が意地悪そうに言う。

「・・・・・・・・。」
「やっぱ俺に会いにきたんだね。嬉しい」

香花は笑ってみせる。
自分が来て嬉しい・・・・。そんなふうに言われると・・・・・

「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・?・・・あ、照れてる?」
「ちっ、ちがっっっうっっ」
「・・・・・・。」

香花はいきなり黙り、璃羅の顔をじっと見つめる。

ロウ2/22 19:56:411248cfbHwKTceVoSA||77

「な・・・・なに・・・・?」
「・・・・・今気付いたんだけど、璃羅って目ぇ青いんだね。」
「ぁ・・・・・・・」
「きれいだと思うよ。璃羅は可愛い顔してる。」
「・・・・・・・・・・・」

今度こそ璃羅は耳まで真っ赤になった。こんなストレートに誉められたことないし、青い瞳をきれいだと初めて言ってくれた人・・・。

「ばっ・・・・バカっ!!!!」
「照れやさんだね〜。文字通り耳まで真っ赤だよー」

こう話していると、香花の印象が昨日と大分変わった。

ロウ2/22 19:57:361248cfbHwKTceVoSA||491
「もうっ、やっぱあたし帰る〜!!!」
「いいよ。」
「え・・・・ぁあ、うん・・・・・?」
「・・・・・・本当は止めてほしいんでしょ?」

香花はくすりと笑う

「・・・・・・・・止めてもらわなくて結構ですっ!!!」
「そうカリカリすんなって」
「こんなふうに図られたらカリカリするわよ!」
「悪かったよ。璃羅、まだいくなよ。」

悪かった・・・・なんて口だけだ。悪いなんて思ってないよ、絶対。それでも・・・・聞きたいこととかあったしやっぱり帰れないあたし。

ロウ2/22 19:58:21248cfbHwKTceVoSA||707
「ぅ・・・ん。」

そう言うと璃羅は香花の隣に腰をおろした。自分も木に寄りかかろうと思ったがその木は細く、2人の体重がかかったら折れてしまうんじゃないかと思う・・・のでやめる。

「ぁ・・・・・っのさ。あなた・・・・誰なんですか?」
「なんで敬語にもどるわけよ?」

香花は璃羅の質問を回避する。

「悪い・・・・?」
「そうそう。そういう璃羅の態度がすきなわけ。」
「・・・・・・あのさ、そういうの言ってて恥かしくないわけ?」
「別に、本当のことだし?」

ケンカを吹っ掛けるような態度の璃羅とは正反対に香花はとことんへらへらしている。

ロウ2/22 19:58:321248cfbHwKTceVoSA||654

「ってか・・・・・さ。本当、あんた・・・・なんなの?」
「なにって?」
「だから、ただのへらへらしてるバカか・・・・・その・・・・あたしのこと知ってた・・・?」
「・・・・おまえ日本語変じゃね?」
「うっさい。で・・・・、もしかしてあたしと会ったことある・・・とか?」
「・・・・・・・さぁ、どうかな」

香花は面白そうに言う・・・・が、璃羅は全然面白くなかった。

ロウ2/22 19:58:551248cfbHwKTceVoSA||759
「・・・・・もぉ・・・・・。」
「なんか急にしぼんだな。」
「・・・疲れたぁ・・・。」
「お前にも疲れることってあるんだな・・・・。」
「失礼なっ!そりゃ・・・・普通の女の子だし・・・・。ってかやっぱ会ったことあるんじゃないの?」
「なんで会ったことあると思うんだよ?」
「だって・・・・なんか昔から一緒・・・みたいな口調だったじゃない。」
「・・・それだけ?」
「・・・あと・・・・ナクニ・・・って聞いたことあるような感じ・・・だし・・・・初対面じゃないみたいな・・・・・。」
「・・・・・・・・・・ま、いいか・・・・。」

香花は独り言のようにボソリと言った。が、その独り言は璃羅にも聞こえていたようだ。

ロウ2/22 19:59:311248cfbHwKTceVoSA||782
「なにがいいのよ・・・?」
「・・・・・別に。」
「・・・・まぁいいや。この話しはまた今度聞き出すね・・・・。」
「聞き出すって・・・・やっぱお前女の子じゃなぃ・・・」

その瞬間璃羅の鉄拳が香花の顔に直撃!

「っっってぇー!!なにすんだよ。」
「ん、あ、ゴメンゴメン。ちょっと手が滑っちゃって〜」
「・・・・・・・」

璃羅は笑顔で言うが絶対的、確信犯だった。

ロウ2/22 20:0:51248cfbHwKTceVoSA||792

「で、さぁ。香花さんは何歳なわけ?あたしに昨日歳聞いてたじゃん。ナンパかと思ったよ。」
「ナンパって・・・・この森奥でどこのどいつがナンパすんのよ・・・。」
「だって〜・・・」
「あー、はいはい。俺はね、なんぼだろ・・・・・。221歳・・・かな・・・・。」
「どこの幼児がそれ信じると思ってんの?」
「やー、本当なんだけどなー。ちなみに誕生日は5月17〜」
「あー、はいはい。」
「・・・・・なにそれ。俺のパクリ?」
「さぁ?」

璃羅は挑戦的な笑みを浮かべる。

「お前キャラ変わってない?」
「香花さんもずいぶんころころ変わってるけどね。」
「そーか?」
「気付いてないんだ?」
「・・・・・・・」

ロウ2/22 20:0:321248cfbHwKTceVoSA||7

その後しばらく沈黙。でも、その時間は息苦しくなんかなかった。璃羅は。香花はどうなんだろう?

「あのさ。」

どれだけ時間が経ったか?先に沈黙を破ったのは香花だった。

「うん?」
「お前、もう帰った方がよくない?」

璃羅が腕時計を見るともう6時を過ぎていた。

「うそっ!わ、ほんと、もうこんなに暗かったんだ・・・・。」

ロウ2/22 20:0:531248cfbHwKTceVoSA||996

気付かなかった・・・・。周りは大分暗くなっていた。・・・・と言っても4月中旬。多分大通りの人々はまだ活動中だろう。それでも家には祖母しかいない。一回帰った方がいいだろう。・・・・・一回って!もう今日は来ないよっ!・・・・・今日は?
璃羅は自分の気持ちを整理してから言った。

「じゃぁ、あたし帰るね。」
「うん。気をつけてね〜!!」
「うん。・・・・・香花さんは帰んないの?」
「んー・・・・俺はもうちょっとここにいるわ。」
「・・・・そ。またね〜」
「おー」



ロウ2/22 20:1:71248cfbHwKTceVoSA||866
帰り道。
璃羅は香花について考えていた。疑問はいっぱいあった。が、璃羅がとても気になったのはこんなこと。
・・・・・さっきも言ったけど・・・・・香花さんキャラ変わってる・・・ってか口調も変わってる・・・よね。いちいち変わるんだよねー・・・・なにあれ?
・・・・・・・・香花の口調(性格)のことだった。
まあ、とにかく香花のことを考えていたらいつのまにか家の玄関にいた。

ロウ2/22 20:3:571248cfbHwKTceVoSA||709

はい。
第2話終りです。
・・・・長いっ!!!!!疲れたぁ・・・・
舞との時間が長かったなぁ・・・・・。反省・・・・(・ω・`;) 
こんなに長かったら読むの疲れるかもだけど・・・・読んでくれると嬉しいですw

っつかほんとに書いてる途中に香花の性格が・・・・orz

ロウ3/1 18:0:191248cf/AsnGKITrYU||362
すみません・・・・・・・。
今更修正です。
香花の年齢(自称)2216年です。
すみませんでした〜


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