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11457―恋は戦争―氷河3/14 1:11:472201cfkAuyJp5uJgQ
もう…堪えられない。私はもう、この恋を抑えられる気がしない。
そう、気付いた時には駆け出して居た――。

『恋は戦争』

想いに身を焼かれる位ならば、いっそ駆け出してしまえ。

氷河3/14 1:15:82201cfkAuyJp5uJgQ||905
少女は、力説していた。…それは、とても幼稚で、はたからみればどうでもよい内容だったのだが。
「つまり、コレはね、戦争なのよ。・・ちょっと、聞いてるの!?」

「あー、ハイハイ。相変わらずお得意の姉ちゃんの恋愛論だろー?もう聞き飽きたよ・・・」
毒づく少年は、少し溜め息を漏らしていた。


氷河3/14 1:15:112201cfkAuyJp5uJgQ||598
「全く…アンタもちょっとは恋愛について考えたらどうなの?ただでさえ発情期真っ盛りのガキンチョだってのに…」
「あのなぁ!俺はねーちゃんみたいに飢えてないし、大体俺彼女いるっつーの!」

少年のその一言に、少女は身を震わせ、激怒する。それは至極当然といえば当然なのだが、やはりはたから見ればとてもくだらない事なのだ。

「こんの、マセガキぃぃぃぃ!」

氷河3/14 1:23:512201cfkAuyJp5uJgQ||406
「いい?このお話はね、私がこういう話をするようになったキッカケなのよ?」
「え?姉ちゃんが恋愛論に身を投じる様になったキッカケ?…ちょっと興味あるかも」
少年が興味を示すと、少女は少しばかり勝ち誇った様な顔になる。
「ふふん♪いい?心して聞きなさいよ?」

―――――帝國暦192年 ミッドガルド教国とグラン=デル王国の境、シュベル中立国にて戦闘勃発。

戦の発端、中核となる原因の中心には、一人の少女が居た。
その名を、ヒュリエッタ=シュベル姫。シュベル中立国の正統なる血筋にして、現在最も国会の求心力を持つ、実質のシュベル中立国の支配者。

氷河3/14 1:36:162201cfkAuyJp5uJgQ||999
その求心力の根底にあるのは、その美しい美貌と、素晴らしいまでの才能だった。
聡明にして、冷静。しかし、優しさを忘れないその少女に、国中、いや、大陸全土が眼を奪われていた。

姫は絶対なる存在であり、不可侵。それらを各国が確認しあい、中立国であるシュベルへの攻撃は一切行われなかった。
また、姫もそれに賛同し、戦争の起きない平和な世作りを進めていたのである。

氷河3/14 1:36:192201cfkAuyJp5uJgQ||125
しかし、それはたった一つの出来事で崩れてしまったのである。
グラン=デル王国、十三代目国王であるユリヒト死去。

それにより、十四台目国王、ユーリ誕生。
若き青年は、恋に狂い、国益、情勢等を無視し、ヒュリエッタへのアピールを開始。
それに伴い、各国が競う様にヒュリエッタへ結婚の申し出。

ある国は国中を挙げての姫の相手探し。ある国は国王自ら。
そして、ミッドガルド教国もまた、強行的な手段に走ろうとしていた…。

氷河3/14 2:7:512201cfkAuyJp5uJgQ||324
――帝國暦190年の冬。 全土を揺るがす自体が発生。
ミッドガルド教国、姫との縁談を取り付けた第三国ルシアーニ皇国を制圧。
植民地支配を開始。

これにより、ミッドガルド教国は全土から敵意を向けられる事となる。
これに対し、ミッドガルド教国は反発の意を示す。

更には、シュベル中立国への攻撃を開始。姫拉致への作戦を立てている事も間者の情報により発覚。
しかしながら、この非常時にグラン=デル王国 及び シュベル中立国以外の国家は皆一様に騒動を放置。

そう、シュベル中立国は見捨てられたのだ。我に帰った国王達の判断によって。

氷河3/14 2:14:332201cfkAuyJp5uJgQ||609
そうして、グラン=デル王国とミッドガルド教国による、シュベル中立国を巻き込んだ戦争が開始される事となった。

第一話 終

続きますよん。

氷河3/14 2:15:22201cfkAuyJp5uJgQ||785
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百年戦争…?違います。断じて。指がかじかむ・・。
続きますので続きをお楽しみに・・w


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