1235 | 小説 セナが流した涙 その1 | 茄美姫 | 6/28 19:29:25 | 2181cf4eHn8iFM6ZQ |
プロローグ 「セリ・・・もう、泣かないで 私は大丈夫だから。 ほら、この通り体は元気だよ。 だから・・・ねっ?」 1人の少女がセリという少年に言う ・・ 「だって、だってあいつはお前を、また殺したんだぜ・・・」 またとはどういうことなのだろう 「お前とはもう、会えないんだぞ。 お前は俺と会えなくても寂しくのか」 少年、セリは悔しくて悲しくてたまらなく泣いた |
茄美姫 | 6/28 19:29:36 | 2181cf4eHn8iFM6ZQ||270 | ||
「私だってセリともう、一生会えないのは寂しいけど、 しょうがないわ。時は戻せないもの・・・」 少女は悲しげに言った そのとき、1人の少女が足から少しずつ消えて行く 「あ!行かないで!!行かないでよぉ・・・ お前も俺を1人だけ、取り残すのか?」 セリは少女に裏切ったような声で言う 「違う!違うわ!! 私は違う。みんなと違うの!!!」 少女は胸に手を当てて大きな声で言った 「じゃぁ、じゃあ何なんだよ!!」 |
ダーマヤ | 6/28 20:42:56 | 2181cfyLP380nK.qM||923 | ||
セナとセリって別人っすか??? |
茄美姫 | 6/28 22:52:27 | 2181cf4eHn8iFM6ZQ||156 | ||
はい。 別人です。【ダーマヤs】 |
茄美姫 | 6/28 23:2:28 | 2181cf4eHn8iFM6ZQ||713 | ||
「それは、それはね、 神様がもうこっちにおいでって言ってるだけなの。 それに、これ以上私が此処にいたら、セリの力がなくなって 自分で何にも出来なくなってしまうわ」 少女は地面にペタンと座り込んでるセリの頭に手を当てて 優しく笑った 「だからね、私はもう行ってしまうわ。 けど、セリも私達の世界に来れるよ」 スゥ・・・ 少女は優しい微笑みのまま消えてしまった だが、セリはまだ少女が居るかのように 独り言を言っていた |
茄美姫 | 6/28 23:2:39 | 2181cf4eHn8iFM6ZQ||362 | ||
『セリも私達の世界に来れるよ』 ぼくは大好きだった。 あの、優しい微笑み。 あの、怒っても可愛い顔 あの、僕への気持ち 彼奴の全て全てが大好きだ。 君はどう思う? ねぇ、アリル・・・ |
茄美姫 | 6/28 23:13:46 | 2181cf4eHn8iFM6ZQ||927 | ||
第1章 セナ、誕生 「オンギャァー オンギャァー」 ヘピルポ村の産婦人科に元気な赤ちゃんの泣き声が聞こえる その、1週間後赤ちゃんの家ではパーティの準備で賑やかだった 1時間30分後、要約パーティの準備が出来たようだ 「では、セナの誕生を祝って乾杯っ!!!」 「「「乾杯っ!!!」」」 生まれたのは男の子だった 名前は・・・ そう、名前は『セナ』 |
茄美姫 | 6/28 23:20:34 | 2181cf4eHn8iFM6ZQ||817 | ||
それから15年もの月日が流れた 15年の間、少年セナはすくすくと病気に一つもかからず成長していった 「父さん!! ・・ セリ父さん!!!」 読者が驚くことも仕方なかろう だって、あの頃のセリは今、セナの父なのだから 「父さん! 父さんってばっ!!起きてよ、もう」 |
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