1374 | 夢世界 | たけし | 7/4 20:25:59 | 2211cftSqWgpWefDU |
ドリームスペースという夢の中の世界がある。この世界には、現実世界と同じように草や木、動物達であふれている。ただ現実世界と違うのは、ここでは想像力が力を持つことだ。そして、ここに来るには‘夢を忘れぬ心‘が必要なのである。その為かここに来る者は、10代が多い。これは、そんなSFな物語である。 |
たけし | 7/4 20:36:30 | 2211cftSqWgpWefDU||687 | ||
「ZZZ。」 ここは○△中学2−B教室。なぜだか、授業中なのにもかかわらず、寝ている少年がいる。 黒髪黒目で、妙にひとなつっこそうな顔。年の頃なら13〜14程(まあ当然だが)、体格は太っているわけでもなく痩せているわけでもない。要するに普通だ。背の高さは、この年頃にしては低いほう。で、なぜか寝ている。 |
たけし | 7/4 20:42:44 | 2211cftSqWgpWefDU||701 | ||
英語の授業なのだろう。教師が黒板に英文を書いている。と、突然チョークを動かしていた手を休めると、いきなり後ろを向いてチョークをあの少年の頭へ投げた。 スコーン!! チョークはみごと少年の頭に当たり、景気のいい音をたてた。この先生、世が世なら立派な忍びになっていてだろうに。 |
たけし | 7/4 20:54:44 | 2211cftSqWgpWefDU||194 | ||
しかし、少年は気付かずそのまま寝ている。なぜか異様なほど出血しているが、大丈夫なのだろうか?教師はその態度に怒り、青筋を額に浮かべながら、 「起きろたけし!!」 と言う。すると、少年たけしは起きて 「へ。もう朝?」などとボケてみる。 「こら!!たけし。お前は何時間寝れば気がすむんだ!!」 「先生。その問いには、1度気がすむまで寝てみなければお答えできません。」 ちなみに、今は6時間目であと15分でこの授業も終わりになる。いったいたけしは何時間寝る気だったのだろう?このあと教師―斎藤先生の必殺スクリューアッパーが炸裂したのは言うまでもない。 |
たけし | 7/4 21:12:15 | 2211cftSqWgpWefDU||27 | ||
「いってー。斎藤のこの俺のジャニーズ系の顔が崩れたらどうすんだよ!!」 結構ナルシストな奴である。 「ま、今日は帰ったら昼寝と晩寝と夜寝を満喫するぞ―。」 まだ寝るのか。昼寝は分かるが晩寝って?夜寝って普通の睡眠じゃん。つっこみ所満載な奴である。そんな馬鹿げたことを言いながら歩いていると、目の前からなにやら見なれない少女が歩いてきた。 |
たけし | 7/4 21:13:40 | 2211cftSqWgpWefDU||856 | ||
{年は俺と同じ程。背も俺と同じ高さだろう。端整な顔だちにきれいに腰のあたりまで伸びたロングヘアー。その茶色の髪と瞳からハーフであると想像がつく。んーサイコ―。} なぜここまで分析したのかというと、これから彼は彼女をナンパしようと思ったからである。 しかし、それが後に彼を面倒な事に巻き込むきっかけになろうとは、今の彼には知る由もなかった。 |
たけし | 7/4 21:15:23 | 2211cftSqWgpWefDU||499 | ||
第1部 寝る子は育つ 完 |
たけし | 7/4 21:18:26 | 2211cftSqWgpWefDU||457 | ||
感想おねがいします。 |
特殊文字 by.チビファンタジー |