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1453ブルーラブ☆☆3☆☆おぐ7/8 16:28:252201cf8jtwFUEVqq.
続きです。昨日書けなかった・・・今日は風の神が出てきます!!
では、本編へ・・・

☆3☆
巨鳥にのった男が崖にいて、遠くを見ている。そして呟いた。
「大きな力が来る・・・2方から・・・」
その男は長い灰色の髪をなびかせて険しい顔をしていた。
「一方はイオンか・・・もう一方からは悪の気・・・これは・・・少し大変になるな。」
苦笑いをして、その男は巨鳥と共に飛び去った。

おぐ7/8 16:36:342201cf8jtwFUEVqq.||443
「到着よ。タレット。」
「ああ・・・そうか・・・」
ふらっとしてタレットがウォーターカーペットから下りてきた。
「少し距離があったからね、疲れたわね。」
「何言ってんだよ!これくらい!ったく、俺がせっかく来てやってんのに疲れたとか言ってんなよ。」
「っるせーなー。体質が違うんだよ!」
どうやら、この空の泉に来る途中にけっこう仲良くなったみたいだ。
そんな3人の背後から声を掛けるものがいた。
「久しぶりだね。イオン、フレイ。そして・・・タレット君。」
声の主に気付いたイオンが顔を明るくした。
「フール!さすが、発見が早わね。呼ばなくても来てくれて。」

おぐ7/8 16:43:382201cf8jtwFUEVqq.||401
イオンの言葉にフールは笑った。
「そりゃあね。風が全て教えてくれるから。君がフレイの所に行ったのも知ってたよ。」
あ、とタレットは言った。
「この人が風の神?イオン。」
「ええ。」
「よろしく。君の名前も風が教えてくれたよ。僕はフール。風の神だ。」
「あ・・・よろしく。」
あわてて握手をした。
「じゃ、フール。私たちがここへ来た理由もわかってるんでしょ?」
「ああ。もちろん知っているよ。タレット君が5神を集めているんでしょ?お母さんを生き返らせるために。もちろん行かせてもらうよ。」
「本当か!ありがとう!フール。」

おぐ7/8 16:51:332201cf8jtwFUEVqq.||245
「じゃ、先へ進もうぜ!」
フレイが身を乗り出した。
「いや・・・べつにどうしてもと言うなら・・・もう行っても良いのだが、少しばかり用がある。どうだ?今夜は僕の家に泊まっていっては・・・。駄目かい?」
にこっとフールは微笑んでいった。
「いや。かまいまわないよ。」
「そうね。移動に疲れてしまったし。ここへはなかなか来ないからゆっくりしたいわ。」
「ちぇ。皆体力ねーなー。しょうがないな。」
そう言って4人はフールの家に入った。

「うあっ!広い!フレイの家とは大違いだ!」
「んだと?余計なお世話だ!」

おぐ7/8 17:0:342201cf8jtwFUEVqq.||945
2人がじゃれあっている中、イオンはフールに言った。
「何かあるの?」
「え?どうして?イオン。」
「だって。フールは何か考えが無い限り自分の意見はあまり言わないじゃないの。」
「ああ・・・。そうだね。実はさっき風が、今晩は雨だと教えてくれたんだ。ここから土の神の所へもけっこう距離があるから、大変だろう?」
「そうだったの。さすが、フール。」
ハハっとフールは笑った。つられてイオンも笑った。
笑い合っている2人をフレイとタレットは凝視した。
「なんか、良いムード。そうおもわねぇ?フレイ。」
「大丈夫だろ。昔の事があるから。」
「昔の事?」
「いや、なんでもない。」

おぐ7/8 17:12:482201cf8jtwFUEVqq.||256
ふいっとフレイは顔をそらした。

夜。
それぞれに、フールは部屋をくれた。
ぐっすり眠ったタレットの部屋のドアを誰かが叩いた。
タレットは、眠い目をこすりながらベッドから起き、ドアを開けた。
「誰?何?」
ドアの前にはフレイがいた。
「何か知らねぇけど、フールから話があるらしいぜ。俺ら2人に。」
「そうなの?わかった、行こう。」
「たぶん。イオンの事を教えてくれるんだろうよ。」
「昔の事?一体何なんだよ?」
「詳しい事は俺も知らない。」
「そっか。」

おぐ7/8 17:28:552201cf8jtwFUEVqq.||165
2人はフールの部屋の前についた。
部屋を開けようとしてた時、フレイが内側から開けてくれた。
「やぁ。夜遅く悪いね。入って。」
そう言われたので、2人は中へ入った。
「ここへ呼んだ理由は・・・?フレイに聞いたかい?」
「あ・・・イオンの昔の事だろうって・・・」
「そうだよ。実はイオンは僕らと違うんだ。」
「え?」
「確かに水の神なんだけど・・・。昔、罰を受けて力を限られたんだ。だから、すぐにタレット君について来たんだよ。何の迷いも無く。」
「どういう関係が?」
「いや、の前に、昔イオンに振りかかった出来事を・・・話そう。」

おぐ7/8 17:45:202201cf8jtwFUEVqq.||596
「あ・・・そうだな。俺も詳しく知らないから、知っておきたい。」
「では、話す。昔・・・といっても3年前に、イオンは・・・普通の人間を好きになってしまったんだ。それは、神として一番やってはいけない事なんだ。イオンは、その人間のためにたくさんの魔法を使ってしまった。何の理由も無く。その恋に反対する追っ手から逃げるために、禁術まで使ったりした。全ての神、大神様はお怒りになり、その恋の相手の男は殺してしまった。そしてイオンには、人のためにしか魔法を使えない体にしたんだ。実際、君のためにしか、魔法を使ってないだろう?」
「確かに・・・で、その体質は一生なのか?」
「いや。その体質を治す鍵は君なんだ。」

おぐ7/8 17:54:332201cf8jtwFUEVqq.||90
「え!?」
「一生にいるかいないかの・・・5神を集めて自らの願いを叶えようとする者の願いを叶えてやる事だ。」
「そうなのか・・・」
「だから、頼むぞ。タレット君。途中でその願いを取り消すなんて事、言わないでくれよ?」
「そんなことしない!」
「そうか。良かった。私からの話はそれだけだ。」
一息ついたところで、フレイが立ち上がった。
「寝ようぜ。イオンの過去がどうあろうとも、俺はいつもどうりだ。じゃ、お休み。」
「じゃ、俺も寝る。お休み、フール。」
「ああ。」
そう言葉を交わした直後突然大きな音がした。
ドカン!

おぐ7/8 18:1:122201cf8jtwFUEVqq.||455
その音を聞いたフールは青ざめた。
「しまった!来てしまったか・・・!」
「フール!?どうしたんだ?」
「すまない。伝えるのを忘れていた。悪の気がイオンを狙っている!」
「なんだと!大変だ!」
3人は急いでイオンの部屋へ向かった。

「イオン!」
「!?何よ!?」
ノックもせず入ってきた3人をイオンは怒った。
「良かった・・・無事で・・・。」
フールが安心の表情を見せる。
「まぁ、いいわ。で??さっきの大きな音は何!?」
「悪の気の集団らしいぞ。イオンを狙ってるって・・・」
「なんですって?」

おぐ7/8 18:12:472201cf8jtwFUEVqq.||883
その時、目を丸くしたイオンの背後の壁がすごい勢いで吹っ飛んできた。
「うあっ!」
「きゃあ!」
「なんだ!?」
「行動が早い!」
砂煙が消えて、目を開けた4人の前にいたのは全身を黒でまとった15人ぐらいの人間だった。
「私達は土の神、闇の神の命令により、あなた達を暗殺しに参りました!」
先頭をきっている女が言った。
「狙っているのは私だけなんでしょ!?」
「いいえ!闇の神の命令により、他の火、風の神も暗殺いたします!」
「悪いけど、俺らは簡単には死なないぜ?」
「承知の上ですが。我々も負けないつもりです。者ども!かかれ!」

おぐ7/8 18:14:552201cf8jtwFUEVqq.||845
3終わりです。
長くなってすみません・・・
急展開ですみません・・・
楽しく読んでいただけると嬉しいのですが・・・。
感想など、お待ちしてます!

☆セインズ☆7/8 18:20:212202cfMNJODvNz4EM||118
悪の気の集団が気になります^^

いおり♪7/9 17:49:352184cf41BBbSFiWP.||499
急展開で長くてとても面白かった!おぐさん、続きも頑張ってくださいね。僕も楽しみにしています。

華奈7/10 16:6:492102cfGuPZFpWTr7w||467
おもしろいよ〜!!
タレット達が、悪の気の集団に勝てるといいな!


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