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1482新小説〜魔剣〜いおり♪7/9 16:31:592184cf41BBbSFiWP.
試験が終わって暇になったので、やっと新しい小説を書くことが出来るようになりました!
読んでくださった人は感想や意見をください!募集してます。

 では、はじまります。

いおり♪7/9 16:33:22184cf41BBbSFiWP.||202
1000年前、魔界と人界の間に戦争が起こった。人間と魔族が戦い、ある人間の活躍で魔王は倒れ、魔界と人界は完全に隔離してしまった。
人界には魔物も魔族もいなくなったのだ。

そして、今、昔起こった戦争は皆の記憶には伝説としてしか残ってないが、ただ一つ唯一、この世界に魔王がいた痕跡が、
              『魔剣』
しかし、その存在もまた謎であり、ほとんどの者からは伝説の一つとして信じられる事はなかった。

しかし、ここに魔剣を持つ少女がいる・・・

いおり♪7/9 16:40:12184cf41BBbSFiWP.||614
「へっへっへ・・・おじょうちゃん、かわいいねぇ。どこから来たんだい?」
私はすっごく長い山道を抜けたと思ったら、急にガラの悪い男達に話しかけられた。
私の年は16、7といったところ。よく修行している人が着る白い胴着を身に纏っている。そして、背中には大きな剣を背負っていた。
男達は見たところ山賊のようだが、はっきり言って相手にしている暇は無かった。
私はそのまま男達の間を無視しながら進む。
「おっと、無視して行くなんてつれないじゃねえか・・・優しい俺様が町まで案内してやろうか?」
「おっと、抜け駆けはだめだぞ」
「そうだそうだ」
むちゃくちゃ目障りな男達は勝手なことばかり言っている。

いおり♪7/9 16:41:142184cf41BBbSFiWP.||972
「悪いですけど、私は急いでいるので・・・」
別に急ぐ用事もないが、こういう奴らと関わってもロクな事がないのはわかってる。
「ちょっと待った!俺達は親切で言ってるんだぜ。ただ、案内料としてちょっと有り金全部くれるだけでいいんだ」
一人でも行ける道のりを案内してもらうにはずいぶんと高い料金だ。もちろん、私は案内してもらう気も、有り金を全部渡すつもりもない。
「よう、あんまりつれねえと、俺達怒っちまうぜ?怖いんだぞ〜特に俺様を怒らせるとな」
しつこい・・・いい加減、嫌になっちゃう。もっと世の中にはまともな男ってのはいないのかなぁ?
あんまりしつこいと・・・

いおり♪7/9 16:43:312184cf41BBbSFiWP.||244
「おい・・・」
男が何かを言いかけた時・・・
            シュバッ!
「へ?」
一瞬閃光が走る。男には何が起こったかわからなかったようだ。が、男の服がハラリハラリと切れて脱げてしまった。
「あんまりしつこいと・・・切るよ」
私は背中に背負っていた剣をゆっくりしまう。
「・・・もう切ってるじゃないか・・・」
男はすでに泣きじゃくりながら言った。
             ドコッ!
今度は私の右足が泣きじゃくっている顔を蹴った。
「ごたごた言ってると蹴るよ!」
「・・・すでに蹴って・・・」
             ドコッ!
なおも喚く男に私のとどめの一撃が入る。

いおり♪7/9 16:44:242184cf41BBbSFiWP.||967
「・・・・!」
どうやら男は気絶したらしい。よしよし、これで静かになった。
「ひ、ひえええええ!?」
他の男達は尻尾を巻いて逃げていった。情けないなぁ、仲間を置いて行っちゃったよ。
一番後ろを走っていた男が思い出したように振り返る。
お、仲間を助けるのかな?
「お、覚えていやがれ!」
・・・・それが言いたかっただけ?男ってそういうありきたりなセリフを言うのが好きなのかなぁ?
とにもかくにも、山賊を退治したのだから治安も良くなって皆喜ぶに違いない。私っていいことするなぁ。

いおり♪7/9 16:45:32184cf41BBbSFiWP.||720
「やれやれ、やっと終わったようですね。一穂さん」
「あ、お師匠様!」
おおっと、どこに隠れていたのかローブを纏った。ハンサムなお兄さんが現れた。この人は私の魔術師のお師匠様、見た目は20前後と若いけど実際はもっと年上らしい。
前にお師匠様に年を聞いたことがあったけど、「秘密です」と言って教えてくれなかった。とにかく謎が多いんだよなぁ・・・
「いつもながらですけど、山賊さんをあんまり乱暴に扱ってはいけませんよ」
お師匠様は説教じみた口調で私に言った。
「でも、今度は怪我をさせなかったからいいじゃないですか」

いおり♪7/9 16:45:592184cf41BBbSFiWP.||539
「怪我はしなくても服を切り刻むのはあまり関心しませんね」
またお師匠様の小言が始まったよ。長いんだよなぁ、この小言。
「でもでも、相手に怪我させないように切るには、こうするしかないですよ」
あんまり長い小言を聞かされるのもいやなので私は必死で反論する。
「魔術を使えば?」
ゔ・・・痛い所を突かれた。確かに魔術なら相手を傷つけなくても眠らせるとか、操るとか、魔界送りにするとか色々方法があるにはある。
「ええと・・・それはですね・・・」
私はなんとかいいわけを考えようとするが全く思いつかない。

いおり♪7/9 16:48:352184cf41BBbSFiWP.||468
「全く、何年私の弟子をやってるんです?いくら教えても初級魔術でさえ、満足に使う事ができないんなんて・・・それになぜか、剣術ばっかり強くなっていくし・・・」
うわ・・・お師匠様の小言が更にヒートアップしちゃったよ。どうしよう・・・
「魔術士なのに魔術が使えない剣術バカ」
う・・・お師匠様の言葉が胸にズキッってきた。
「いや、頭が悪い体力バカ弟子」
シクシク・・・わざわざ言い直さなくてもいいじゃないですかぁ。ひどいなぁお師匠様は。
「泣いたって魔術はうまくなりませんよ」
泣く振りをした私に更に追い討ち掛けるお師匠様。

いおり♪7/9 16:49:132184cf41BBbSFiWP.||175
「そんなに言うんだったら、お師匠様が魔術で山賊達を眠らせるなり魔界送りにするなりすればいいじゃないですか」
「それじゃ一穂さんの修行にならないでしょう?」
おっしゃるとおりです。でも魔術を使わないで倒しても同じ事だと思うけどなぁ。
「さあ、さっさといきますよ。町のすぐ近くまできているんですから」
お師匠様はさっさと歩き出してしまった。
「はぁ〜い」
私は元気にそれに答えた。

いおり♪7/9 16:57:72184cf41BBbSFiWP.||127
どんどん続きを書いていくつもりです。ここまではどうでしょうか?まだ最初ですが、第一印象みたいなものがあったら書いてくださいね。待ってます〜

転生卿7/9 17:56:452191cf9.7g8zBdMeo||521
お師匠様きびし〜

アイリアン7/9 21:25:202218cfVCtPq2DMeDc||570
けっこうおもしろいです。試験お疲れさま〜。中学校ですか?それとも高校ですか?

いおり♪7/9 21:40:212184cf41BBbSFiWP.||101
転生卿さん>第一印象ありがとうございます。見かけによらずお師匠様は結構厳しい人なんです。

アイリアンさん>ありがとうございます!まだ最初なので、どんどん面白くできたらいいなと思っています。
ちなみに僕は高校生です!

花枕7/17 15:19:502202cfmYl2V.hyRTQ||974
あ!魔剣がはじまったぁ〜(*´∀`*)/
待ってました!!!
がんばってくださいっっ!!!

いおり♪7/17 22:47:322184cfk7q.DRsa.P.||478
枕ちゃん>ありがとう!せいっぱい頑張ります!!


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