1483 | 小説、作ってみます。 | PINGPONG | 7/9 16:37:13 | 2181cfroHG3MSJ/uw |
題名は、『心を探すたび』です。 宜しくお願いします〜。 一区切りついたらお知らせしますんで、 途中で書き込みしないでください(-_-;)。 では(*^^*)/ |
PINGPONG | 7/9 16:39:8 | 2181cfroHG3MSJ/uw||59 | ||
訂正です。 『心を探す旅』です。 |
PINGPONG | 7/9 16:55:24 | 2181cfroHG3MSJ/uw||285 | ||
「金本咲さん、森川裕子さん。 あなた達が、主人公ね。」 「………はい?」 校門の前で微笑みを浮かべ、有名な先輩が言った。 有名とは、良い意味ではなく変な人、という意味でだが。 『私は見透者。全てを見通すもの。 近々革命を起こそうと思ってるんだけど、貴方も参加しない?』と、いつも皆にそう言っている先輩だ。 |
PINGPONG | 7/9 16:55:31 | 2181cfroHG3MSJ/uw||253 | ||
「あの…言っている意味がよく分からないんですけど……。」 おそるおそる、そう、尋ねる。 急に名前を呼ばれ、訳の分からない事を言われる。 隣にいる裕子も戸惑いの表情を浮かべていた。 「あれ?あなた達には言ってなかったかな? 私、見透者。革命を起こすんだ。」 先輩はキレイな微笑みを浮かべて言う。 「いえ…。前も言われました…けど…私と咲が主人公って……どういうことですか……?」 裕子が問う。 おどおどと、弱気な裕子らしい言い方で。 「あ、わからないかな…。だからね、私、革命を起こすって言ったよね? その革命はね、心なんだ。」 |
PINGPONG | 7/9 17:2:28 | 2181cfroHG3MSJ/uw||475 | ||
指でハートの形を作り、先輩は続ける。 「人間の心って、色々な形があるの。私は、見透者。 私の起こす革命って言うのは、皆の心を裸にしてあげることなんだ。」 意味がわからない。 困惑する私達に笑いかけながら先輩は言う。 「人間って、色々隠すでしょ?嘘をついたり。 それって、悪い事だと思うの。 だから、心を裸にすればそんなことは無くなるでしょう? それが、私の革命。 それでも……。」 そこで笑みの質が代わった。期待の笑みから、悲しみの笑みへ。 「それが嫌な人って、たくさんいるんだ。 あなた達もそうでしょう?」 |
PINGPONG | 7/9 17:8:45 | 2181cfroHG3MSJ/uw||583 | ||
急に問われる。私は少し考え、首を縦に振った。 正直なのは良いと思う。 でも、正直すぎるのはいけない気がする……。 裕子も慌てたように首を縦に振った。 それを見て、先輩はやっぱり、と悲しみの笑みを。 「だから、貴方達はそれを阻止して欲しいの。 革命ゲームを始めるわ。登場する人は、貴方達二人と、私。 そして……最近流行っている『心探し』っていうおまじないをした人たち。」 そこでまた笑みの質が代わった。 今度は期待。 「私はね、革命が失敗してもいいの。 楽しければ。」 両手を私達に差し出し、言う。 「宜しくね。」 急に、手を引っ張られた。 |
PINGPONG | 7/9 17:9:55 | 2181cfroHG3MSJ/uw||160 | ||
「な、なんですか?!」 「えっ? な、なに…?!」 私達が戸惑いの声を上げる。 その瞬間……世界が変わった。 |
PINGPONG | 7/9 17:11:18 | 2181cfroHG3MSJ/uw||742 | ||
一区切りつきました! 感想または批評、書き込んでください…。 お願いします! この話が好評でしたら続きを書こうと思います(*´∇`*) では、宜しくお願いします〜(*^_^*) |
祥大 | 7/9 17:21:29 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||374 | ||
こんにちは^^祥大です 心の革命ですか・・・楽しみです^^ 先輩の名前も気になったりして^^ では、次のも待ってます^^ |
PINGPONG | 7/9 17:23:57 | 2181cfroHG3MSJ/uw||345 | ||
だいぶお久しぶりです祥大さん!^^ 覚えてらっしゃいますでしょうか……(-_-;)。 コメント有り難うございます(*^_^*) 先輩の名前は……そうですね、『神崎美恵』にしときましょうか。 |
祥大 | 7/9 17:29:4 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||267 | ||
覚えていますともピンさん^^ 名前、いいですね^^ 今度こそ、では^^ |
PINGPONG | 7/9 17:48:7 | 2181cfroHG3MSJ/uw||223 | ||
「……………大丈夫?」 「……え………………………………?」 世界が変わる瞬間、何故か私は目を閉じていたみたいだった。 なぜかというと、世界が変わったあと、目を開けたから。 意味がわからないかもしれない。でも、私は目を閉じていたんだ。 そして、目を開いた瞬間、そこには先輩の姿があった。 裕子はなにがなんだか分からない、といったような顔をして先ほどのように隣に立っていた。 「世界が代わる瞬間、貴方達はまだ経験した事無かったのよね。 ふふ、懐かしいな。私も最初はそんな感じだったもの。」 右手を口にあて、くすくすと笑う。 ここは、草原だった。 周りには草や木しかない、草原。 |
PINGPONG | 7/9 17:54:55 | 2181cfroHG3MSJ/uw||841 | ||
「貴方達は、革命を阻止すればいいの。ただ、それだけ。」 私と由紀子をゆっくりと指し、先輩は言った。 「………何なんですか? 意味がわからないんですけど……。 私達、早く学校に行かないと遅刻します。 学校に戻してくれませんか?」 苛立つ。 今起こっていることが理解できない苛立ちと、先輩の雰囲気に。 先輩はなんだか不思議な雰囲気を持っていた。 普通の人じゃない。変な人。 今までは適当にしておけば何にもおきなかったけど、今日は違う。 変なところに連れてこられ、変なことを言われる。 そんなことを思いながら、私は言った。 |
PINGPONG | 7/9 17:58:54 | 2181cfroHG3MSJ/uw||448 | ||
「ふふ、無理なんだよね。残念だけど、貴方の望みはかなえられない。 ゲームに登場する人はもう選ばれた。 貴方がゲームオーバーになるか、ゲームをクリアするかしないと終わらないよ。 まあ、もとの世界に帰りたかったらゲームクリアするしかないけどね。」 まだ分からない?と先輩は言う。 「………」 今は何も言えなかった。 この怒りを封じ込めることが精一杯だった。 「………あの………。」 突然、裕子が口を開いた。 |
PINGPONG | 7/9 18:6:46 | 2181cfroHG3MSJ/uw||473 | ||
「えと……その………それって……私と、咲は……何を……えと、すればいいんですか……?」 少しずつ、言葉を紡いでゆく。 裕子の言葉を聞いて、先輩は満面の笑みを浮かべた。 「やっとそれが出たね。その言葉、待ってたよ。 ありがとう、森川裕子さん。」 そして自分の胸に手を当て、言う。 「さっき、人間には心の形があるって言ったよね? 貴方達の今の心の形は、『カラッポ』なの。 今はね、何にも無いの。」 「何にも無い……?」 理解できない。 先輩の言葉を繰り返す。 そうよ、と先輩は笑った。 「貴方達の心は今、この世界のどこかにあるの。」 腕を広げて先輩は言う。 |
PINGPONG | 7/9 18:11:0 | 2181cfroHG3MSJ/uw||548 | ||
「それを探し出せたら、ゲームクリア。出来なかったら……」 「………ゲームオーバー……ですね?」 「そう、そのとおり。 じゃあ、がんばってね。」 じゃあね、と笑って手を振り、先輩は消えた。 歩いて消えたのではなく、その姿は消えた。 残ったのは、私と裕子の、二人だけ―――。 |
PINGPONG | 7/9 18:11:45 | 2181cfroHG3MSJ/uw||160 | ||
区切りがつきました〜。 さあ、どうなるんでしょうか? もしよかったら想像してみてください^^ 感想等等待ってます(*^_^*) |
祥大 | 7/9 18:19:39 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||188 | ||
うむ・・・ きっと敵が出てて来るでしょうね、多分 あとは先輩に連れられてきた人の亡骸を見るとか・・・ |
PINGPONG | 7/9 18:25:16 | 2181cfroHG3MSJ/uw||191 | ||
ふふ、違うんですよね、それが。 じゃあいきますよ? 続きです〜。 |
PINGPONG | 7/9 18:33:44 | 2181cfroHG3MSJ/uw||977 | ||
がさっ……がさがさっ………。 草を掻き分けて進む足音が森に響く。 あの後、私達は草原を囲んでいた森の中に入っていった。 『とにかく草原を抜けないと』 そう思って。 「だいぶ歩いたけど、何も無いね……。広い森なのかな……?」 「……ねぇ……咲は……どう思う………?」 私の意味のない問いを無視し、裕子は問いを投げかけてきた。 「え………何が………?」 自分でも、わかっている。 裕子は先輩の話のこと、これからどうするかを尋ねているんだ。 でも問い返す。 自分でも、これは無意味だと感じながら。 |
PINGPONG | 7/9 18:33:54 | 2181cfroHG3MSJ/uw||266 | ||
「先輩の………話とか……これからどうするか……とか……。」 「なるがままに、行くわ。 そうするしかないでしょ?」 そう、答える。 裕子は小さくうん、と頷いた。 |
PINGPONG | 7/9 18:34:38 | 2181cfroHG3MSJ/uw||238 | ||
今日はここまでです。 感想など、書き込んでくれたら嬉しいです。 続きは後日! では〜。 |
祥大 | 7/9 18:55:21 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||159 | ||
悩める展開になってきました^^ では、続きを楽しみにしてます |
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