1519 | 放課後の魔法使い | loveless | 7/10 19:50:41 | 2191cfmDkec..PLe. |
カラン、 思いっきり、空き缶を蹴飛ばす。 抜けるような青空、 ふわりと浮かぶ白い雲、 キィンと音を立てて、飛行機が直線を描く。 左上に見える木々を見つつ、古いアスファルトの坂道を登る。 只今午後三時。 制服のシャツをだらしなくだして、コーラを飲みつつ 「あちぃ」 呟いた。 石月 空葉、現在高校1年。 性別男。彼女は居ません。 部活は帰宅部。相当の暇人。 そろそろ、人生に飽きてくる年頃です。 |
loveless | 7/10 19:51:24 | 2191cfmDkec..PLe.||460 | ||
放課後の魔法使い |
loveless | 7/10 20:8:17 | 2191cfmDkec..PLe.||993 | ||
カラン、カン。 暑い。 とにかく暑い。 オレもコーラも汗をかいている。 ああ、そういや今年は猛暑とか言ってたか、ニュースで。 熱気に重さという物が在るかのように、双肩に重たくのし掛かる。 コーラは暑さに負けたらしく、温い。 捨てるのも勿体ないので、一気飲みして口元を拭く。 厭な後味が残った。 |
loveless | 7/10 20:12:43 | 2191cfmDkec..PLe.||662 | ||
「甘」 そらそうだろう、何せコーラだし。 しかし、温まったコーラというのは素敵に殺人兵器かもしれない。 のどに残る不快感がヤバい。 思いながら、シャツの第二ボタンを外した。 同時にさわりと木々が鳴く。 あ、 イイ風。 「癒されるぅ」 ぼそりと呟いて、風を堪能。 わずか3秒で終了。 すぐさま押し寄せる熱気。 じとりと湿り気を帯びた空気が、まとわりつくようで厭だ。 |
loveless | 7/10 20:18:27 | 2191cfmDkec..PLe.||412 | ||
カン。カララン、 楽を知った人間は、苦を避けたがる。 当然の摂理。 水を得た魚。 ちょっと違う。 涼風を知ったオレは、当然 「ちょっと、日陰……」 苦から逃避しようと、楽を探した。 そうだそうだ。 考えてみれば、急ぐ用事も何もない帰り道。 多少寄り道したって誰に迷惑がかかるわけでもない。 もう少しアスファルトを上れば、確かバス停が在ったはず。 気持ちばかりの待合室みたいのが、在った気がする。 一歩一歩踏みしめる。 耳が再び緑が揺れるのを期待して、自然と澄まされた。 |
loveless | 7/10 20:25:11 | 2191cfmDkec..PLe.||126 | ||
それっぽいものが視界に写る。 クリーム色の壁に、小豆に赤を混ぜたようなペインティングがなされている。 その色といい形といいボロサといい、何となく電車を連想する。 少し錆びた外壁とも絶妙に合って、懐かしさすら感じるのだ。 今日は同時に、有り難さも。 「うっし」 あと数メートル。 ここまで歩いてきたのが、何だかすごい偉業のように思えてきた。 一歩一歩踏みしめる。 双肩にかかる熱気とは、少しの間おさらばなのだ。 ヤバい。 何だか知らんが涙が出てきた。情け無い。 |
loveless | 7/10 20:32:18 | 2191cfmDkec..PLe.||924 | ||
暑さから早く逃れるために、自然と足は速くなる。 程なく到着。 言いようもなく達成感。 やった、やったよオレ。 いいさ、莫迦だと罵ればいいさ。 オレはオレの偉業を褒め称える。 などと莫迦を思いつつ、椅子に座ろうと中を覗く。 先客が居た。 |
loveless | 7/10 20:35:34 | 2191cfmDkec..PLe.||168 | ||
大きな目をした、淡い色の長い髪をした、15.6の女の子だった。 けっこーカワイイ。 ただし、このクソ暑い中、黒ずくめ。 黒い三角帽子を深めに被り、上の方は折って後ろに垂らす。 黒いタートルネックのワンピース(長袖・裾は膝下5cmくらい)に、黒い外套。 腰に付いた、細いチェーンの銀色ベルトがアクセントか。 足下は光沢のある赤い靴。 そこにじゃれつくのは黒い猫。赤い首輪が可愛らしい。 彼女の右手にはキャンディ。 どこで買ったのか、子供っぽい棒付きキャンディだ。 彼女の左手には箒と杖。 膝の上に2本揃えて、上にきちんと左手を置いて支えている。 |
loveless | 7/10 20:39:18 | 2191cfmDkec..PLe.||554 | ||
「オイオイ」 何つー妙なカッコだ。 今時こんなカッコして良いと思ってる奴いんのかよ。 や、今時だからこそか。 きっと彼女はレイヤーさんだ。コスプレイヤーさんなんだ。 などと思いつつ、思わず呟いた瞬間、 彼女と目があった。 ふんわり上品に微笑まれる。 オレは驚いて硬直した。 その挙動に何の反応も示さず、只素早く左手を動かして杖を握って立ち上がる。 彼女は笑顔のまま、早口でこう言った。 「ラミパスラミパス」 |
loveless | 7/10 20:43:1 | 2191cfmDkec..PLe.||633 | ||
ざわりと木々が揺れる音を聞いた。 そして、光の音を聞いた。 杖の先から走り出る、桃色や若草色の奔流。 轟、と躯全体に風がぶち当たる。 広がる衣服。 彼女の髪もさあっと広がる。 杖から溢れる光が眩しくて、思わず目を閉じた。 アッコちゃんか。 だけど媒体がコンパクトじゃなくて杖って一体。 思った瞬間、目蓋の裏すら白く染まって。 |
loveless | 7/10 20:44:6 | 2191cfmDkec..PLe.||133 | ||
気がついたら、目の前に彼女が居た。 |
loveless | 7/10 20:54:4 | 2191cfmDkec..PLe.||404 | ||
ただし、背景が違った。 古ぼけたバス停ではなく、ただただ真っ白。 異質な黒がやけに映えた。 「こんにちわ」 涼しげな鈴の音みたいな声だった。 そんな声で楽しげに彼女は言った。 「こん、にちわ」 何とか返事を返す。 焦るオレの姿を見てか、ころころと笑う。 その反応に、オレはわずかに赤くなる。 「アッハハ、硬くならなくてよろしーい」 ふざけた口調でそう言って、彼女は笑うのを辞めた。 代わりに微笑をオレにくれる。 「はじめまして。 魔法使いです。 今のはわたしの魔術です。 びっくりしましたか?」 同時に妙な言葉もくれた。 魔法使い。 魔法使いだって。 |
loveless | 7/10 20:56:43 | 2191cfmDkec..PLe.||972 | ||
「はは、何を仰いますか」 それらしいアイテムは身に付けている。 帽子、マント、衣服は全て黒。 黒猫、箒、樫で出来た杖、確かにそれっぽい。 だが、現実にそんなものは居ないのだ。 や、魔法使いはいるが、それは飽くまでまじないや薬草作りを行う人であり、 このような不可思議を扱う職ではないのだ。 それぐらいの常識は持ち合わせている。 目の前の彼女は、そうでないのだろうけど。 「もう、信じてくれない」 頬を膨らませて、つんとそっぽを向いた。 しかし、その顔をすぐにこっちに向けて、 |
loveless | 7/10 20:59:30 | 2191cfmDkec..PLe.||104 | ||
「信じないのですか、信じてくれないのですか。 だったらこの現象を、どう説明するつもりですか?」 怒ったようにそう言った。 「何とでも説明は付く。 うたた寝しちゃって夢を見ているとか。 熱中症か何かを起こしてオレがぶっ倒れたとか。 ああ、そうだったらオレは起きなきゃマズいな」 笑うようにオレは言った。 「マズいどころの騒ぎじゃないでしょ。 そうじゃないです。 わたしの魔術で貴方はここに来たんです」 小学生みたいなしゃべり方で、 真摯なその眼差しで、 彼女はオレに訴えかける。 |
loveless | 7/10 21:6:22 | 2191cfmDkec..PLe.||233 | ||
「よしよし、じゃあ信じようか」 「信じてないでしょ」 「信じてるともさ」 「嘘でしょ」 「嘘だけどね」 彼女をからかってみる。 そうすると彼女は、はうと1つ、溜息を吐いた。 「わかりました。 信じてくれないのなら、もう一回魔術を見せます」 といって、大振りの重そうな杖を、バトンのように軽々一回転。 宣言。 「ラミパスラミパス!」 アッコちゃんの呪文の一部を唱えて、彼女は杖を掲げる。 |
loveless | 7/10 21:8:6 | 2191cfmDkec..PLe.||454 | ||
《一旦休憩》 このスレだけで完成できる程度の短編だったのに、 時間が足りなくなったというオチ_| ̄|○ 続きはまたあした><; |
改xxx | 7/10 21:11:32 | 2102cfJPNPkRJALnE||323 | ||
影ながら見てましたwww お疲れ様です(^−^) 明日も頑張ってください〜^^ |
櫻 | 7/11 2:13:31 | 2203cfux2VYL55qbs||557 | ||
「ラミパスラミパス」の次は「ルルルルル」なんじゃ、(w |
loveless | 7/11 18:34:4 | 2191cfjtCh7cScXYY||173 | ||
お二方、コメントありがとうございますw 「ルルルルル」は何となく長いので省略!(待テ。) それでは、これより再開致します。 《再び開始》 |
loveless | 7/11 18:40:30 | 2191cfjtCh7cScXYY||125 | ||
唱えた瞬間、杖の先から溢れる光。 色とりどりの暖かな光。 躯にぶち当たる風。 同じ感覚に包まれて、同じように目を瞑る。 ものすごくリアルな感覚。 だが、夢といわれれば所詮それまでだ。 夢の中でも痛みは感じる。 目蓋の白を感じながら、そう思った。 光が急速に収まる。 「目をあけてください」 その言葉に、うっすらと目をあける。 写る色は、白と黒。 全く変わらなかった。 「何だ、ハッタリかよ」 「違いますよぅ」 にやにやと、彼女は後ろから手を出して笑う。 そっとひらいた手の中に、1つのピンクい花があった。 |
loveless | 7/11 18:47:26 | 2191cfjtCh7cScXYY||775 | ||
黒に映える白い指先がついと動いて花を指す。 呟いた。 「ワン、ツー、スリー。」 花が増えた。 ピンクと黄色の花が見えた。 次々に増える色、色、色。 ぶわりと広がって彼女の手から零れ、はらはらと白い地面に落ちる。 「上」 指摘されて上を向く。 目の前にオレンジが見えた。 花々は手を伸ばせば届く位置で咲き誇る。 色の奔流は止まらない。 1つ1つが蔦を延ばし葉を広げ蕾を作り花を咲かせ。 その間もあちらこちらから花が湧き出る。 それら全てが成長する。 僅か数十秒で世界が花で一杯になる。 |
loveless | 7/11 19:13:15 | 2191cfjtCh7cScXYY||536 | ||
「アハハハ」 それでも彼女の手からこぼれ落ちていく花は尽きない。 クスクスと笑いながら、彼女は左手を口元に添える。 右手は花を零して止まない。 膝までが花で埋まる。 「テクマクマヤコン」 ピタリと止まる。 色鮮やかな空間が、その一言で制止する。 アッコちゃんか。 「ハッハーン、凄いでしょう」 と、花に埋もれたまま得意げに笑う。 |
loveless | 7/11 19:33:16 | 2191cfjtCh7cScXYY||965 | ||
「あーすごいすごい」 頭に乗った花を払いながら、やる気無さそうにオレは呟く。 彼女も左手で帽子を脱いで花を落とし、右手を虚空に向けた。 突如現れる杖。 「でしょ? これで信じてくれましたか?」 「無理だよ夢っぽい」 「酷ッ!」 彼女はオーバーアクションでそう言って、唸り始めた。 「むー……どうすれば信じてくれるかなあ」 そして花を1つすくい上げ、それを手の中で遊び始める。 そして何を思ったか後ろを向いて、 「信じる、信じない……」 花占いを始めた。 |
loveless | 7/11 19:50:0 | 2191cfjtCh7cScXYY||944 | ||
オイオイ、何なんだこの娘は。 早く青空の下へ帰りたい。 この空間は確かに綺麗だが、威圧感があって何となく厭だ。 「信じ……るっ!」 やおら嬉しそうに花びらをちぎった彼女は、笑顔でこちらを向く。 そして小首を傾げてこう言った。 「んっと、貴方はお花触ったこと在りますか?」 「1、2回だけど」 「なら充分ですっ」 彼女は黄色い花を拾い上げて、それをオレに渡す。 |
loveless | 7/11 20:1:43 | 2191cfjtCh7cScXYY||341 | ||
「……何?」 「フフフ」 彼女は笑った。 杖を取りだした。 そして言った。 「ラミパスラミパス」 杖の先から、溢れ出る光の奔流。 |
loveless | 7/11 20:8:30 | 2191cfjtCh7cScXYY||99 | ||
花が弾けて映し出す。 |
loveless | 7/11 20:10:8 | 2191cfjtCh7cScXYY||594 | ||
真っ青な空。 温いコーラ。 重い足を引きずり歩く。 昼下がり。 暇な午後。 漫画を読んで5限目を乗り切る。 今日の朝。 香ばしいトースト。 遅刻は日常茶飯事で。 |
loveless | 7/11 20:12:10 | 2191cfjtCh7cScXYY||623 | ||
赤い空。 温かい手。 手を繋いで歩いた通学路。 校舎裏。 青い草。 渡された手紙の中身に切なさ。 暑い夏。 遊園地。 アトラクションを本気で楽しむ自分。 |
loveless | 7/11 20:13:10 | 2191cfjtCh7cScXYY||745 | ||
黒い服。 人の群れ。 額の中で微笑むヒト。 近所の公園。 ブランコの上。 明るい笑顔で微笑むヒト。 お母さん。 |
loveless | 7/11 20:13:43 | 2191cfjtCh7cScXYY||909 | ||
ゆらり景色がぶれて霞む。 |
loveless | 7/11 20:16:55 | 2191cfjtCh7cScXYY||601 | ||
「貴方の心の中を、覗いたわけじゃないです」 彼女は微笑んで言った。 暖色で囲まれた、噎せ返るような花の香。 「貴方の大切な物を、ただ思いだすように、魔術をやっただけです」 テクマクマヤコン、呟いて杖を振るう。 さあっと花が散ってぼろぼろと崩れ落ち、色は1つも劣化しないまま粉になる。 そのまま消えた。 真っ白な空間。 「さあ、これでやっと、」 |
loveless | 7/11 20:20:9 | 2191cfjtCh7cScXYY||946 | ||
笑顔で、笑顔の儘で。 「信じてくれましたか?」 彼女はそう問うた。 「信じないよ」 オレはそう答えた。 「なーんーでー!?」 わたわたと手を動かし、彼女は涙目になる。 |
loveless | 7/11 20:24:54 | 2191cfjtCh7cScXYY||182 | ||
「これは夢でないと証明できる材料が無いだろう。 良いモン見せてもらったけど」 「それが証明なんです!」 「夢でも良いモン見れるだろ」 「あうぅ」 それともアレですか、お花が気に入りませんでしたか? と、よく分からない質問を1つして、彼女は虚空に手を伸ばした。 「もう。つまらない。 もう良いです」 膨れっ面で、虚空から箒を取りだした。 それを腰の高さまで持ってきて、手を放す。 箒は落ちない。 その上に横乗りになった彼女は、 「もう良いです。 せっかく貴方がつまらなそうにしてたから、魔法を見せたのに。 信じてくれないなんて」 |
loveless | 7/11 20:29:17 | 2191cfjtCh7cScXYY||924 | ||
不機嫌そうにそう言って、彼女は地を蹴った。 ふわりと浮き上がる。 オレは言った。 「非科学的な物は信じないタチだ」 「知ってます」 そうして、彼女は杖を掲げる。 「信じないタチでしょうけど、それを無い物として受け取ることも出来ない人でしょう? それも知ってます」 だって、わたしは魔法使いですと嘯いた。 「純粋に信じてくれれば、もっと楽しいのに」 「信じれないタチなんだっつの」 「信じてください」 「無理だね」 「もう」 |
loveless | 7/11 20:31:19 | 2191cfjtCh7cScXYY||37 | ||
「けど、」 杖を持ったまま、きょとんとする彼女に告げた。 「それなりに楽しかったよ」 「そうですか」 彼女は、ふわりと微笑んだ。 そして、呪文を唱える。 「テクマクマヤコン」 |
loveless | 7/11 20:33:57 | 2191cfjtCh7cScXYY||21 | ||
ざあっと、白い世界が背後から崩れる音がした。 白い壁が壊され、だんだん元の世界の色が現れる。 「最後に1つ、」 オレは口を開いた。 「呪文が逆だよ」 「知ってます」 彼女は微笑んだ。 そして、白が完全になくなる寸前。 「楽しかったですよ、それでは」 と、会釈をして。 いきなり目の前が真っ白に染まって、眩しくて目を閉じた。 |
loveless | 7/11 20:34:50 | 2191cfjtCh7cScXYY||88 | ||
「っとお」 |
loveless | 7/11 20:37:20 | 2191cfjtCh7cScXYY||211 | ||
ガクリ、頭が後ろに下がって目が覚める。 どうやらうたた寝したらしい。 目を擦りつつ、辺りを把握する。 さんさんと降りそそぐ日光。 涼やかな日陰。 その中。 クリーム色の壁に、小豆に赤を混ぜたような色。 停留所の中だった。 「寝てたんかな……」 ぼおっとする。 何となく怠い。 |
loveless | 7/11 20:41:43 | 2191cfjtCh7cScXYY||56 | ||
チリン。 鈴の音が聞こえて、完全に覚醒する。 黒猫が居た。 赤い首輪に、鈴を付けた小さな猫だった。 にゃあんと小さく鳴いて、外に出ていく。 急いで立ち上がり外を見た。 「あれ」 黒猫は何処にも居なくなっていた。 おかしい。 思いながら鞄を手に取る。 休憩はそろそろいいだろう。 これ以上居たら、本気で寝入ってしまいかねない。 「あれ」 黄色い花が、ベンチの上にあった。 ついでに、何故か棒付きキャンディ。 |
loveless | 7/11 20:45:56 | 2191cfjtCh7cScXYY||1 | ||
「何だよ」 よくわからない。 子供の忘れ物か何かだろうか。 自分が持ってかえるのもビミョーだったので、放って帰る。 外に出た瞬間、双肩にのし掛かる熱気。 寝たからだろうか。 体は怠いけど、気分的には晴れやかだ。 「あ、」 そういや、母さん暑いだろうな。 思いだす。 墓に水掛行くついでに、花でも買っていこうか。 水蜜桃買って仏壇にあげとこう。 |
loveless | 7/11 20:47:50 | 2191cfjtCh7cScXYY||950 | ||
だが、何故今更そんなことを思うんだろう。 母さんの存在を思いだすのは、墓参りに行く時ぐらいだというのに。 いいや、たまには親孝行。 オレは考えるのを辞めた。 抜けるような青空、 ふわりと浮かぶ白い雲、 キィンと音を立てて、飛行機が直線を描く。 左上に見える木々を見つつ、古いアスファルトの坂道を登る。 只今午後三時。 |
loveless | 7/11 20:48:31 | 2191cfjtCh7cScXYY||458 | ||
《終了》 |
loveless | 7/11 20:51:31 | 2191cfjtCh7cScXYY||724 | ||
よく分からない自称・魔法使いと、 醒めきった高校生・空葉のよく分からない物語。 が、コンセプト(何) 魔法使いは、常に「夢」を与える存在であると思うのです。 それを訴えたかったのです。 何か偉く方向性を間違えた気がする_| ̄|○ |
ベベル | 7/12 10:16:59 | 2191cfxohZ1k.yljQ||138 | ||
むぅ・・久々にPC触れて芸術覗いたら惹かれるタイトルが(ノω`*)ノ ンフフフフッ 何か読み入っちゃったよヽ(=´▽`=)ノ 魔法使いの言葉と共に次々とおこる現象・・・ その表現がとても好きだったり(●´ω`●)ゞエヘヘ 花で溢れていく空間・・・乙女チックと言われようとも一度リアルでも見てみたい なんて思わせられるぐらい惹きこまれたなりっ(^ヮ^) ホント読み入っちゃって楽しかったヽ( ´ ∇ ` )ノ ♪ 楽しかったってのは変かなぁ?(笑) 頭の中で勝手に映像化してるベベルでした(o*。_。)oペコッ |
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