1578 | 窓から見える限られた君。〜二話〜 | えりんぎ | 7/12 23:9:15 | 2101cfclV69ZbqhwE |
出会ったのは、この日とはエライ違いの太陽が眩しい日、初夏のような日だった。 「だぁ〜!もう、暑い!!なんで5月なのにこんなに暑いのよ!」 病室には冷房完備一切がない。あるといえば、扇風機くらいだ。しかし機種が古くてあんまり意味がない。そこにいるだけで汗が滲み出てくる。 「・・・外、行こうかな・・・。涼しいだろうし。」 織倉に頼んで車椅子を出してもらい、私は中庭に出た。中庭には植物が多いため、少しはマシだった。 −パンッ! 聞き覚えのある音がした。それはまるで、何かを打つような音だった。 |
えりんぎ | 7/12 23:21:12 | 2101cfclV69ZbqhwE||189 | ||
音のする方に足を向けてみた。(基、車椅子を向け)そこには見覚えのある人ー。 整った顔立ち、ほんの少しだけハネているライトブラウンの髪に、キレ長の瞳。 その姿は私が一番喋りたかった相手ー、景吾がいた。 ーコロッ。私の車椅子の足元の所に、蛍光黄色の球体が転がってきた。こっちに、景吾が走ってくる。何か、何か言わないと・・・。チャンスなんだから・・・。 「悪いな、ソレ拾ってもらっていいか?」 「あ・・・ハイ、どうぞ!」 私はどんな声だったのだろう。相当おかしかったらしく景吾は口に手を当てている 「お前、緊張してんのか?面白い奴だな!俺、景吾っていうんだ。よろしくな!」 |
えりんぎ | 7/12 23:28:52 | 2101cfclV69ZbqhwE||674 | ||
そういって景吾は私に握手を求めてきた。その手の中には小さなメモが入っていた 「私、優季。ここに入院してるんだ。あんまり外に出れないんだけどね。」 「病気か?なら俺が、優季の病室にいってやるよ!」 嬉しすぎて死にそうだ。初対面の私の病室に景吾が来てくれるなんて・・・。 「病室番号、何番だ?」 「さ・・・303だよ!あとは、看護婦の織倉って人に聞いて!」 「わかった。あ、俺もう行くな。じゃあな、優季!」 そう言うと景吾は、私に背を向けて走っていった。小さなメモには景吾のメアド。 嬉しすぎて私はそのメモをくしゃりと握りつぶしそうだった。 |
えりんぎ | 7/12 23:31:1 | 2101cfclV69ZbqhwE||767 | ||
☆あとがき☆ 景吾と優季知り合えましたね!でもこれでうまく行くほど人生甘くないですwこの後ちょっと気まずくなったり・・・??感想なんかくれたりすると泣いて喜びます。 |
アルル | 7/13 7:19:27 | 2181cf.GqxxInoHgQ||620 | ||
いいっすね〜二人の知り合い方の工夫がすごくよくできていると思います☆>v</ エリンギ様☆ |
アルル | 7/13 7:20:30 | 2181cf.GqxxInoHgQ||315 | ||
ごめんなさいぃぃーー(ーー)えりんぎ様でした。 |
テンポ | 7/13 9:36:11 | 2184cfbuhXgL5qITI||382 | ||
んもう、えりんぎちゃん可愛い小説書いちゃって… 赤面やヮーー♪ アタシも、こんな運命的な出会いができたらな〜^^; 次回もチョコッと期待してますよ♪フフフ♪ |
えりんぎ | 7/17 1:58:53 | 2101cfclV69ZbqhwE||554 | ||
感想ありでした☆ |
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