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1749小説もどき「escape：10」loveless7/20 16:49:522182cfS8xnPUEfkdE
祝☆第10話　＋　愛無完全復活！
いやあ長かった。実に長かった。お待たせしてゴメンナサイ。
ドタバタしている間は、この話、書きたくなかったのです。
やっぱり、有希とは愛無が元気なときに付き合いたいのです。
それでは、再びレッツゴー！
貴方が許されましたなら、どうぞお付き合いくださいませｗ

小説もどきエスケプは公認BGMに
CAN'T ESCAPE THE CHOCOLATE SYRUP/SHAKA LABBITS
を推奨したい（何）
loveless7/20 16:51:342182cfS8xnPUEfkdE||985
過去ログ
http://chibifantasy.com/bbs/t12-463.html　：1　始めの始まり
http://chibifantasy.com/bbs/t12-507.html　：2　強敵との遭遇
http://chibifantasy.com/bbs/t12-593.html　：3　蝶々刀の活躍
http://chibifantasy.com/bbs/t12-626.html　：4　魔人との邂逅
http://chibifantasy.com/bbs/t12-649.html　：5　世界への旅立
http://chibifantasy.com/bbs/t12-674.html　：6　魔王の手込め
http://chibifantasy.com/bbs/t12-725.html　：7　宝石色の水月
http://chibifantasy.com/bbs/t12-826.html　：8　橙色の御部屋
http://chibifantasy.com/bbs/t12-888.html　：9　魔人の恋い人
loveless7/20 16:52:42182cfS8xnPUEfkdE||614
「それにしてもアレやな。
　ホンマおもしろい子やねえ自分」
「私もそう思うのだ。
　さっきは私達とも息ぴったりだったのだ」
「へへへそれほどでもー」
「んー、べつに褒めてるわけやあらへんけどね」
「えッ」
「まあ、褒めてるわけではないのだ。
　でもまあ、真人のリアクションが更に大きくなったのは確か。
　その事に貢献してるのは間違いないのだ」
「えへへー」
loveless7/20 16:52:312182cfS8xnPUEfkdE||242
「だーもー余計な口出すんじゃねえっつっただろ阿呆有希。」
「いーじゃんべつにいーじゃんおもしろかったじゃん魔人で遊ぶの。」
「せやせや」
「おもしろかったのだｖ」
「あんたらいい加減人で遊ぶの止めてくださいよ！」
「真人、食事中に席を立つな。　ついでに叫ぶのも辞めろ」
「……すみません」
「真人はオーナーにとても弱いのだ。
　覚えておくと便利だぞ、有希」
「ウイッス」
「無駄知識は覚えんでいい！」
「まっつん。　叫んだらあかんて、今ゆわれたばっかやないの」

　以上、楽しい楽しい食事中の会話一部抜粋。
loveless7/20 16:53:302182cfS8xnPUEfkdE||321
　どうやら、真人の味方は流宇香さんだけ――つっても流宇香さん中立か。
　残り敵。
　みんな敵。　すべからく敵。
　哀れ、笑顔魔人。
　これからひっそりこっそり応援してあげよう。
　おもっきし虐めつつ。

「てゆーか嬢ちゃん。
　なんでまっつんのこと魔人呼んでんの？」
「そんなん考えずともわかるでしょ。
　真人→まひと→まのひと→魔の人→魔人→まじん。」
「ああ、せやったらわかるわ」
「納得しないでください！」
「だから叫ぶな。
　ポテトは没収だ、魔人」
「銀さんと姐さん只でさえ口調紛らわしいときあるってのに声まで変えて姐さん演じないでください銀さん！」
loveless7/20 16:54:102182cfS8xnPUEfkdE||406
「ふふふ、バレたのだ」
「バレますよ！」
「五月蠅いぞ真人」

　スラン

　流宇香さんが音を立てて、抜刀した。
　鞘からではなく、やっぱり床から。

「騒ぐなら後にしろ。
　真人弄りが楽しいのは解るが、食事中にやるな。
　賑々しいのを通り過ぎて騒々しい」

　真人の顎の下に、刃をぴたりと当てたまま流宇香さんは言った。
　あ、真人クン涙目。
loveless7/20 16:55:02182cfS8xnPUEfkdE||114
「姐さんちょお待ち。　そこ認めたってええの？
　参加せえへん？　まっつん弄り」
「真人のリアクションはほんとに楽しいのだ。
　オーナーが認めるのも頷けるのだ」

　真人が涙目になってる前で、2人は思いっきり笑顔。

「面倒だろ。　見てるだけで十分だ」

　と、嘆息して流宇香さんは刀を床に立てる。
　真人が脱力して椅子に座り――もとい、倒れかかり、心臓の辺りを押さえて息を吐く。
　その様子を見て、あっちゃんと銀月さんはくすくす笑う。
　をを、何だか今ので1つ発見したよ。

　流宇香さんの抜刀騒ぎはいつものことで、
　いつ如何なる時も真人は虐めの対象なわけだ。
loveless7/20 16:55:322182cfS8xnPUEfkdE||379
　哀れ真人。
　君みたいのをやられキャラっていうんだね。

　銀月さんが最後の一口を美味しそうに食べ、

「じゃ、私は部屋に戻らなきゃなのだ」

　皿を持って席を立つと、キッチンに向かう。
　戻ってきたときには、別の皿を手に持っていた。
　顔には笑み。

「ふふふー、じゃ、また後でなのだ。
　それと有希、私の部屋も3階に在るから、暇なときに訪ねてくるのだ」
「ありがとございまーす」
「せやったらオレも訪ねていーい？
　真　夜　中　ｖ」
「暁はセクハラしてくるから駄目なのだ」
「なんや、銀月のケチー」
loveless7/20 16:56:112182cfS8xnPUEfkdE||624
　などとやりとりしつつ、銀月さんはるんたかるんたかスキップで階段を上っていった。
　可愛い。
　てか、銀月さんの性別判明？
　どうやら女の人らしい。

「……あああ可愛い人だなあホントに！」
「嬢ちゃんそんなん当たり前やないの。
　銀月は昔っから可愛えて相場決まってんねや」

　ちょっと悶えたあたしに、あっちゃんがうきうきとしつつ返した。
　続けて、

「まっつんも可愛えもんやと決まってっけどねー」

　カラン
loveless7/20 16:57:272182cfS8xnPUEfkdE||822
　その一言に硬直してフォークを落とした真人の首に色っぽく腕を絡めて。
　しなだれかかって耳元で囁くようにあっちゃんは言った。

「やーホンマ真人可愛えわ。
　喰っちまってもええ……？」

「「いやあぁあああぁぁあぁあぁあああぁあぁああぁッ！！」」

　2人分の絶叫が響く。
　エロヴォイスで囁かれた方の耳を押さえ、立ち上がった真人と、
　全身に鳥肌立てつつ、椅子を蹴倒し立ち上がった有希ちゃんの、2人分。
loveless7/20 16:58:32182cfS8xnPUEfkdE||9
　わずかな沈黙。
　真人がくたりと椅子に座った。
　同時に口から出てくる言葉。

「あっちゃん何その発言！　お前らホモサピエンスか！」
「嬢ちゃん落ち着いてー。
　ホモサピエンスだったら原始人やん」
「ミョーなとこでツッコむなあっちゃん！
　我妻有希は真人と暁がホモなのかどうかを疑問系で聞いている！
　事件は会議室で起きてるんじゃない！
　ダイニングで起きているんだ！！」
「あはははははホンマおもろいなあ嬢ちゃんは」

　あっちゃんは何でもないように、けたけたと笑う。
loveless7/20 16:58:462182cfS8xnPUEfkdE||850
「有希、先に言っておけば良かったな」
「何でそんな冷静なんですか流宇香さん！」
「こいつにしてみれば、これはコミュニケーションなんだとさ」
「はあッ！？」

　そーなんコミュニケーションなんよー、と呑気にあっちゃんは言う。
　真人がやっと覚醒した。

「あーもーだからそーゆー変態めいたこと辞めてくださいって何回言やぁわかんですかいい加減にしてくださいよ老若男女所構わずそんなんやられると困るんですってばホントに！」
「五月蠅い魔人！」

　とりあえず裏拳を叩っこんで真人を黙らせてみたり。
　ぱちぱちと呑気な拍手と賞賛が後ろから聞こえてみたり。
　黙らせようにも拳が届かない。
loveless7/20 16:59:122182cfS8xnPUEfkdE||15
　仕方ないので回し蹴り。

「げふっ」

　をを、クリーンヒット。

「お前が一番落ち着け、有希」
「あう」

　べしりと後頭部を叩かれた。
　流宇香さんが腕を組んで、

「暁が人にセクハラ紛いの言動や行動を起こすことは、日常茶飯事だ。
　奴にとって、人と直に触れあうことが最大のコミュニケーションらしい。
　基本的に奴は人なつこいからな。
　やな奴以外には過剰なまでのスキンシップを図りたがる。
　で、それが行き過ぎた結果がコレさ」
loveless7/20 16:59:512182cfS8xnPUEfkdE||731
　流宇香さんの親指が、でこをさするあっちゃんに向けられる。

「抱きつくのは当たり前。
　セクハラ紛いの事は悪ふざけ。
　それが過ぎて、老若男女かまわずやってるだけだ。　気にするな」
「ちょお、オーナーいくらなんでもそれは酷いわ。
　あっちゃん寂しくなんでー」
「そのでかい図体で言われても困る」
「ええやんでかい方が！　まっつんみたいに小さいよりかええやん！」
「あっちゃんの意見に賛成。
　だって魔人てばあたしをギリギリ10cm越えるか越えないかだし」
「好きで小さいんじゃねえよ！」

　あ、真人たん耳真っ赤。
loveless7/20 17:0:152182cfS8xnPUEfkdE||664
　てゆーか、男女構わずだったら結局銀月さんの性別わかんないままじゃん。
　などと思いつつ、蹴倒した椅子を直して座る。
　何か、すっげく虚しい心地。

「ま、そゆことな。
　あっちゃんは常に寂しんぼなんで4649☆」
「応、ヨンロクヨンキュー」

　キュートを装って言われても、全然違和感無いんだからあっちゃんは不思議だ。

「さて、んじゃオレもそろそろ戻るかな」

　あっちゃんが立ち上がる。
　そして、あたしの所まで来て。
loveless7/20 17:0:442182cfS8xnPUEfkdE||678
「嬢ちゃんはファーストキス済ませた系？」

　にっこり笑みつつ。
　セクハラい質問をぶつけてきた。

「んーん、まだだよー」
「じゃ、ほっぺね」
「はッ！？」

　ちゅ。

　一瞬だった。
　素早くほっぺに唇を当てて、んじゃバイバーイと手を振り部屋を出る。
　そして、脱兎の如く階段を上った。
loveless7/20 17:1:92182cfS8xnPUEfkdE||139
「……ご愁傷様」

　先程の犠牲者、真人がにやにやしつつ呟いた。

「……と、」
「と？」

　あたしがほっぺに手を当てつつぼんやり呟いた言葉を、真人はオウム返しに問うた。
　あたしは答える。
　絶叫で。

「ととととと殿方に頬に接吻喰らったのすら初めてで御座いますわよ！
　しかもあっちゃんけっこー好みだしね！
　うっし、やったあ！」
「え――――――――――！？」
loveless7/20 17:1:322182cfS8xnPUEfkdE||301
　ガッツポーズを決めるあたしに、真人は目をまん丸くして叫んだ。
　や、何その反応。

「黙れぃ魔人！」
「魔人ゆーな！」
「うっさい、笑顔が付かなかっただけマシと思え笑顔魔人！」
「今付けたじゃねーか！」
「気のせいだよ！」

　などとはぐらかしてみたり。
loveless7/20 17:1:582182cfS8xnPUEfkdE||682
「新入り2人。
　仲がいいのは良いが、そろそろ片づけるぞ」
「「ウイッス」」

　流宇香さんが言った。
　テーブルの上には、サラダの乗っていた大皿やらなんやらが乗ってるままで。
　それをキッチンまで持っていく。
　洗い物担当らしい真人に渡す。

「ほれ」
「ん」

　真人は何だか嫌そうだ。
　曰く、手が荒れるから。
　全くもって女々しい理由である。
　それを言ったらまたうるさいだろうから、黙っとくけど。
loveless7/20 17:2:372182cfS8xnPUEfkdE||458
「ほら、キリキリ働けよ。
　有希はテーブルを拭いたら、部屋に戻っていい。
　ここの事を色々説明してやる」
「わー、ありがとうございまーす」
「マジですか！？」

　真人が叫んだ。
　部屋に戻るということは、つまりその後の仕事は無しということで。
　ツケが真人に回ってくると言うことで。
　あたしは真人に近寄り、頭をぽんぽん叩きつつ、

「がんがれ魔人ｖ」

　励ました。

「お前、いっぺん、死んでこい」

　その呪いの言葉を背に、あたしは部屋へと戻った。

：

続く。
loveless7/20 17:7:172182cfS8xnPUEfkdE||956
ただいま有希ちゃん。愛無はやっとエスケプの世界に帰って来れました。
というわけで（どんなわけよ）
読んでいただきまして、ありがとうございました！
エスケプ、戻ってまいりました。
数少ない読者の方々、お待たせしてほんとうにゴメンナサイ……＞＜

今回は、楽しい楽しいお食事会で御座いました。
あっちゃんと有希は色々やらかしてます。
しかし、あっちゃんて初期設定でこんな性格してたっけか……？；
ベベルさま、ゴメンナサーイ！

BGMだと煩すぎるから、テーマソングのが良いかなあなとど思ってみる、愛無でした！
ベベル7/20 17:23:322201cfn2Q1HBjmpb2||395
おかえりなさぁ〜いヽ(=´▽`=)ノ
ベベルはこんなキャラです（笑）
ってかカナリおいしくイイキャラだｗｗｗ
有希（あえて呼び捨て、ゴメンなさい）とどう絡んでいくんだろう((o(^∇^)o))わくわく
他のみんなとどんな掛け合いしていくんだろう((((o゜▽゜)o))) ドキドキ♪
次回もますます楽しみです∬´ー｀∬ウフ♪
また読ませて下さいね(●´ω｀●)ゞエヘヘ
それではあっちゃんさいこーっｗｗｗ
銀月7/20 17:50:162182cfLMvpixotkc6||806
おかえりなさぁ〜いヽ(=´▽`=)ノ
銀がめっちゃかわえーｗこんな子になれたらと切望しますんｗ(ぁ
てか、全キャラ好きですｗ
マジで爆笑しつつ読みましたー＞＜ｂ
テンション上がりまっす(￣∇￣*)ゞそして、顔文字増えますo(*^▽^*)o
愛ちゃん、楽しいお話をありがとです〜♪
loveless7/20 19:30:312184cfXV9hEMWQmP2||351
＞ベベルさま。
あい、ただいまです＞＜
はい、かなりオイシイキャラですねえｗ
では、真人くんとの絡みも頑張ってくださいネ（全身全霊待て自分。）
何だか、あっちゃんだけでSSが何本でも紡ぎ出せそうで恐ひ……(((( ;~Дﾟ)))
今後ともよろしくお願いいたします（ぺこり）
loveless7/20 19:36:282184cfXV9hEMWQmP2||267
＞銀月さま。
ただいまです（ぺこり）
銀月さんはめっさ可愛らしくて、書きながら悶えとります。ﾓﾀﾞﾓﾀﾞ（何）
只今愛無の中ではかわい子チャン警報が発令中です。萌然り銀月さん然り。
テンション上がりすぎて、産み親が息切れするよな子達ですが、
これからも何卒、よろしくお願いいたしますｗ
marinoe7/20 20:15:222199cfHR97ttV73aM||563
loveless様、昨日からのにわかファンの私が言うのも
おこがましいのですが、ブっ飛んでいて、はじけていて、
ウーンと唸ってしまった、楽しいひとときでした。
こんなエネルギーの固まりみたいな有希ちゃんが
この世界に来たのは世界七不思議ぐらいのなぞです。
どのキャラも生き生きしてて、
イメージそのままのあの人もこの人も出てきてうれしくなってしまいました。
私もHOMEではなく下宿人になりたいと切に願う今日この頃です。
アー、おもしろかった。
改ｘｘｘ7/20 20:27:252202cf/QHq/XALbJA||461
久しぶりのescapeですね!!!復活おめでとうございます!!!＾＾)ノ
まちに待ってましたー
早速ワードに取らせてもらいます（ﾏﾃ
真人君のｷｬﾗ大好きですｗｗ（ぇ
哀れって言うか…遊ばれてるって言うか…ｗそぅいうｷｬﾗ大好きですｗｗ
これからも頑張ってください〜^^)ノ
loveless7/20 20:35:472184cfXV9hEMWQmP2||603
＞marinoeさま。
こんばんわです（ぺこり）
有希がこの世界に来たのは、当然の摂理と愛無は考えます。
だって、周りもぶっ飛んだ人々ばかりです（ぁ
楽しい時間を過ごせていただけましたようで、何よりです＞＜
それでは、これからもよろしくお願いいたしますｗ
loveless7/20 20:38:432184cfXV9hEMWQmP2||617
＞改ｘｘｘさま。
こんばんわｗ
暫くぶりに復活しました。待たせてしまってゴメンナサイ＞＜
真人は未来永劫やられキャラです。宿命なのです。
数少ないツッコミ要員なので、やられつつ頑張って欲しいです（何）
それでは、貴方さえ宜しければ、これからもよろしくです（ぺこり）
ぷっち7/23 23:1:102225cfH5EqTWvcgd6||38
ぅぉぃ　今頃発見いたしました（死
さっすが・・・・流宇風さんｶｯｹｪっすね＾＾
短い感想でｺﾞﾒﾝﾅｻｲ・・・＞＜；；

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