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1755☆マリアっぽいの!〜ノベライズ版〜☆玄奘三蔵7/20 18:50:462228cfgVdO12Rwg8c
マリアっぽいの!というマンガ、ご存じですか?私は、それをノベライズしてみようと思います。しかし・・・私は、こういうことをやるのが初めてなんです!!なので、たぶんおもしろくも何ともないと思います。それでも読んでくれるという優しい方は、読んでみてください。

玄奘三蔵7/20 18:56:302228cfgVdO12Rwg8c||846
雨の中、傘をさしてあるいている少女がいた。
 プップー
ふと道路を見ると、走ってくるトラックが見えた。その前には子猫が・・・
「あぶない!!」
少女はそのまま道路に飛び出した。
 キキキキキーキキッ

この日におきた奇跡がすべての始まりだったの・・・・・。

玄奘三蔵7/20 19:1:152228cfgVdO12Rwg8c||613
 ・・・聖カタリナ学園
「あ、安部さんだ。ほら、入学式そうそうトラックにはねられた。」
「でもかすり傷ですんだんでしょ?」

「ほんと奇跡の少女だよなあ。握手してもらおっか。」

ひなたが登校したその日、学校中でひなたは噂の種にされていた。

「ひなた」
そのとき、後ろから呼ぶ声がした。
「やっぱここにいた!マリアさまへのお祈りおわったか?」

玄奘三蔵7/20 19:6:92228cfgVdO12Rwg8c||944
そこには、ショートヘアのよく似合う私の友達、愛ちゃんと眼鏡をかけたみずたま君がいた。
「愛ちゃん、みずたまくん。」
「はやく帰ろうぜ、奇跡の少女さん。」
茶化すように愛ちゃんが言った。
「もう、その呼び方はやめてよう。」
真っ赤になってひなたが言う。
「だってみんな言ってるぜ。死んだっておかしくない事故だったんだからさ。トラックにはねられて30メートルもとばされたんだもんね。」
なんだかだいぶ話が大きくなってる気がする・・・。30メートルもとんでないよ・・・。

玄奘三蔵7/20 19:12:492228cfgVdO12Rwg8c||656
紹介おくれましたが、私の名前は安部ひなた。聖カタリナ学園に通っています。

あの事故で気づいたときは病院のベッドの上だったっけ・・・。みんなが『奇跡だ』って喜んでくれて・・・。

ひなたはマリア像を見上げて言った。
「きっと・・・・マリアさまがたすけてくれたんだよね。ね、パウロ!」
フニャー
真っ白な体に赤いリボンをつけた猫がひなたに頬をなすりつけてきた。
「その猫もすっかりなついちゃったな。」
そう、この猫は私があの事故の時助けた猫なの。

玄奘三蔵7/20 19:18:432228cfgVdO12Rwg8c||286
「とにかく、今日は寮に戻ってひなたの学校復帰パーティーしようぜ。」
「わーい!!」
「な、みずたまもくるだろ?男子禁制だけど窓から出入りすればいいし。」
みずたまくんの本当の名前は水田正人っていうの。それで、上から4文字とってみずたまくんなんだ。
「ぼくは・・・寮にかえったら勉強しなくちゃ・・・だから・・・」
「なんだよ〜。みずくさいやつ。」
「ごめんね、ひなたちゃん。」
本当に申し訳なさそうにみずたまが言った。
「ううんっっ、ぜんぜんっぜんぜんいいよー。勉強がんばってネ。」
「じゃ・・・。」
そう言って寮へもどるみずたまくんはおちこんでいるように見える。

玄奘三蔵7/20 19:23:452228cfgVdO12Rwg8c||741
「愛ちゃん、みずたまくんどうかしたの?」
「あいつ・・・このまえのテスト結果悪かったらしくてずーっっと落ち込んでんだよな。」
「そうなんだ・・・。」
心配だなぁ。大丈夫かなぁ、みずたまくん。
「ま、いいや。2人でパーッとやろうぜ!」
「う、うん。」
キーンコーンカーンコーン
「3時の鐘?」
その音に愛ちゃんがはっと息をのむ。
「や・・・やばい・・・。ひなたっ礼拝堂の前から離れろ!!」
そう言って愛ちゃんは駆け出した。
「え??」

玄奘三蔵7/20 19:27:402228cfgVdO12Rwg8c||311
愛ちゃんの言葉の意味が分からずにボーっと立ちつくすひなた。そこへ、なにかが近づいてくる音が聞こえはじめた。
 どどどどどどどど
「なに・・・・?」
「ひなた、はやく離れろって。はやく〜〜。あほー。」
その音はどんどん近づいてくる。
何・・?いったい。
その正体は、女子生徒の大群だった。
「きゃーっざんげの時間よ〜!!」
礼拝堂に向かって大量の女子生徒が走ってくるのだった。
「な・・・・なにぃ????」
そのままひなたは人の群に巻き込まれる。

玄奘三蔵7/20 19:32:102228cfgVdO12Rwg8c||548
「創さま〜☆☆」
「うわー、ひなた・・・。」
遠くで見ていた愛ちゃんがひなたを見ておろおろしている。
 ゴン
とうとうひなたは礼拝堂のドアに頭をぶつけてしまった。
そこからちょうど、人が出てきた。そしてそのままぶつかった。
ああマリア様、一体なにがどう・・・。
「す、すいま」
「大丈夫?」
中から出てきたのは、金髪の美青年だった。
ぽーっ。
思わずひなたはその人を見つめてしまう。

おぐ7/21 8:11:42031cfQc1OkXr.diY||155
知ってますよ〜この漫画!前に読みましたぁ☆

いおり♪7/21 12:12:292202cfhF6BXvvoJwM||872
面白いです。僕も読みたくなってきましたぁ

玄奘三蔵7/21 19:23:372228cfgVdO12Rwg8c||452
おぐ様、いおり♪様、どうもレス(スレだっけ??)ありがとうございます。このマンガ、私も大好きなんです。でも実際こうやって書いてみると・・・・全然おもしろそうに見えません。安藤なつみ先生(これの作者)ホントにすみません!!

玄奘三蔵7/21 19:28:392228cfgVdO12Rwg8c||993
ぽーっ
「ひなた、無事か?」
愛ちゃんが、いつのまにか逃げ出していたパウロを連れて駆け寄ってきた。
ひなたの額からは、血が出ている。
「ひなた?」
その青年が言った。
「ひなたって君、安部ひなた?あの奇跡の少女の?」
「あ、は、はいい。そう、そうでありまする。」
あわててひなたが答えた。
すると、青年がひなたの前髪に手をかけた。

玄奘三蔵7/21 19:50:22228cfgVdO12Rwg8c||179
そしてそのまま持ち上げ・・・
 え・・・?
額に口づけた。
「気をつけてね。」
そうにっこりほほえむ青年にまたもひなたはみとれてしまった。
青年は、女子生徒の大群に向かって言った。
「迷える子羊のみなさん、悩みは礼拝堂のざんげ室で聞きましょう。」
「はーい☆」
声をそろえて言うみんなの目はハート型になってしまっている。

玄奘三蔵7/21 19:54:452228cfgVdO12Rwg8c||258
「あいかわらず学園のプリンス創さまはもてもてですな。」
愛ちゃんがボーっとしているひなたを見てあきれながら言う。
「創・・・・さま?」
「そ、椎名創!学長の息子で神父の卵。いつも放課後みんなの悩みを聞いてるんだけど、集まるのはプリンス目当ての女ばっかりってわけ。」
ひなたの胸は、まだどきどきいっている。
 椎名創くん・・・・
 めちゃくちゃ恋の予感かも〜☆
 ああ、マリアさまやっぱり生きてるってやっぱすばらしいですぅ〜。

玄奘三蔵7/21 19:58:102228cfgVdO12Rwg8c||442
・・・聖カタリナ学園女子寮
「かんぱーい」
「今日はひなたのお祝いだからな。たくさん飲め!食え!ぜーんぶおごっちゃる。」
「わーい。」

ステキな恋の予感 大好きな友達
これからもっともっと楽しくてステキなことがまってる
すごく すっごくたのしみ!!

騒ぎつかれたひなたが眠りについたころ・・・

玄奘三蔵7/21 20:3:252228cfgVdO12Rwg8c||285
・・・聖カタリナ学園男子寮
 ピラ
めくられたテストの点数は46点・・・
 ボッ
ライターに火をつけた。そしてその火をテスト用紙に近づけた。それは、みずたまくんだった。そのとき・・・
 ピロロロ
机の上の携帯が鳴った。
「はい。あ、ママ・・・えっテスト?」
電話で話している間に・・・テスト用紙の火が風に揺られたカーテンに燃えうつった。
「いや、うん。まあまあかな・・・うん。」
みずたまくんはそれには気づかない・・・・。

玄奘三蔵7/21 20:6:582228cfgVdO12Rwg8c||367
『ひなた・・・ひなた・・・・ひなた・・・』
だれ・・・?
黒い闇・・・鎌を持っている・・・!
『お前はそこにいてはいけない人間だ。おいで・・・・おいで・・・』
近づいてくる・・・
 はっ
ひなたは急に目が覚めた。
「だ・・だれ?」
今見たばかりの不思議な夢について考えてみる・・・。
ふと、窓の方を見た。
「!!」

玄奘三蔵7/21 20:10:212228cfgVdO12Rwg8c||871
ひなたの部屋のカーテンが燃えているではないか。
  火事ー!?
「に・・・・にげ・・・」
逃げようとするひなたの行く先をふさごうかとするかのように火が燃え上がった。
「きゃああっ」
「な・・・なにこれ!」
さらに火は強まってきた。
「あつっ」
 ごほっごほっ
い・・息ができな・・・
「だ・・誰かたすけ・・・」

玄奘三蔵7/21 20:14:522228cfgVdO12Rwg8c||763
だれか・・・マリアさま・・・・マリアさまたすけて・・・・マリアさま・・・
必死にひなたは願い続けた。
やば・・・意識が・・・。
そのときだった。
「ハーイ☆呼んだかしら?」
この場には不似合いなぐらい明るい声で答えたものがあった。
「やっと会えましたね、ひなたさん。」
その人は、長い髪に白い肌、ひらひらの服を身につけていた。そしてその周りには、羽のはえていて頭上にわっかのある・・・天使がいた。
な・・・・なに・・・・?なにが起こったの・・?

玄奘三蔵7/21 20:22:182228cfgVdO12Rwg8c||829
「ああ、どうしましょ。いざ本人を目のまえにするとやっぱり言いにくいわ。ね、言ってくれない?」
「え”!?そうやってイヤなことはおしつけるんだから。」
「お・ね・が・い。」
これは・・・夢よね・・・?夢・・・ゆめ・・・ユメ・・yume
目の前で行われているやりとりに、思わずひなたは目が点になる。
「しょうがないなぁ。」
どうやら天使の方がおれたようだ。
「では、安部ひなた。あなたは死んでるんです。3週間前の交通事故でね。」
   死・・・!?

玄奘三蔵7/21 20:26:02228cfgVdO12Rwg8c||571

創は部屋に入る早々マリアさまに悩みをうち明ける。
「マリアさま、見てください。」
創の手から何十枚ものラブレターが落ちる。
「けっきょく今日のざんげの時間も全部ラブレターだけ・・・おれがしたいのはこんなことじゃないんだけどな。・・・こんなことじゃ。」
ラブレターの山を見てうんざりしながらふと窓の外を見ると、寮の窓から煙が上がっている!!

玄奘三蔵7/21 20:30:412228cfgVdO12Rwg8c||994

「・・・死、死んでるって・・」
ひなたは呆然となっている。
そこへ天使が亡者名簿とかゆう分厚い本をみながら言う。
「安部ひなた13歳。あなたは3週間前の4月5日、トラックにはねられて死ぬはずだったのです。それがこちらのミスで天国に魂をもっていくのを忘れてしまいまして・・・・しかし、あなたが死んだのは事実。その運命はかえられないのです・・・・」
そんな・・それじゃ私は・・・
 笑っている愛ちゃんやみずたまくん、創の顔がうかぶ。
そんな・・・そんなの・・・
「いやーーーーー!!!」

玄奘三蔵7/21 20:36:112228cfgVdO12Rwg8c||996
ひなたは大声で叫んだ。
「そんなのひどいっ。これから楽しくてワクワクすることがいっぱいいっぱいまってるのに。そんな宝くじで大当たりしたのに、じつはまちがいでしたーみたいなこと納得できないもん。
・・・・うったえる!!天国に行ったらうったえてやるから!!」
あまりのひなたに圧倒されてマリアさまも天使もだまりこんでしまった。
「お・・・おどすつもりですかっ。おそろしい。」
「こまったわねえ・・・。」
「・・・そうだ!いいことおもいついちゃった。あなたにチャンスをあげてもいいわ。あなたがわたしのかわりに迷える子羊たちを救うことができたらあなたに生きる権利をお約束するわ。」
チャンス・・・?

玄奘三蔵7/21 20:40:42228cfgVdO12Rwg8c||49
「この世には罪をおかし、苦しみ、わたしに助けを求めてくる人がたーくさんいるの。」
「そんな勝手に・・・。」
勝手にどんどん話をすすめていくマリア様に天使が反論を唱えた。
「いーじゃない。わたしもつかれてるの。」
どうやらこのマリア様はずいぶんと適当らしい。
「100日の間に12人の子羊を救うこと・・・それがあなたの生きる条件よ。」
ひなたの胸にぼんやりと光る十字架がかけられた。
「それじゃ、がんばってね。」
「バイバーイ。」
そういいながら、どんどん空へのぼってゆく。

玄奘三蔵7/21 20:43:292228cfgVdO12Rwg8c||977
「マ・・・マリア様!?ちょ・・まって・・・。」
そういったときにはもう消えてしまっていた。
「まっ・・・。」
突然、ひなたの前にがれきが落ちてきた。
そうだ・・・。火事が起こってて・・・・。
「きゃあ。」
人が突然ひなたの前に現れた。
「大丈夫か?」
「し・・・椎名くん?」
「火が広がらないうちに早く逃げるんだ。」

玄奘三蔵7/21 21:33:32228cfgVdO12Rwg8c||695
逃げなきゃ・・・
 キラッ
ひなたの胸の十字架が光った。
 十字架・・マリア様からもらった・・・。
 『たすけて』
え?何か・・・聞こえた??
「うわっ、はやく、こっちだ!!」
「きこえる・・・」
「え?」
 『たすけて』
何?
 『たすけて』

玄奘三蔵7/22 19:45:42228cfgVdO12Rwg8c||160
『たすけて』
なんでこんな声が?
「やだ。」
なんともいえない不安にひなたは十字架のペンダントをにぎった。すると、マリア様の言葉がよみがえってきた。
[世の中には・・・たすけを求めてくる人がたくさーんいるの。]
だれ・・・?
「だれなの〜?」
次の瞬間だった。ひなたの十字架が眩しいほどに光り始めた。
マリアさま!!
ひなたの異変を感じ取った創がひなたに触れようとしたとき・・・ひなたは跡形もなく消えてしまった。

玄奘三蔵7/22 19:48:402228cfgVdO12Rwg8c||902
「き・・・消えた?」

目を開けたときひなたは、空に浮かんでいた。

[わたしのかわりに12人の迷える子羊を救うこと・・・]

「た・・・たすけて〜。」
下を見ると、みずたまくんが部屋から助けをもとめていた。

[それがあなたの生きる条件よ☆ byマリア]

玄奘三蔵7/22 19:49:502228cfgVdO12Rwg8c||275
ああ、マリア様こんな運命ってひどすぎます〜〜。
ってゆうか空に浮いてるし〜。

玄奘三蔵7/22 19:51:212228cfgVdO12Rwg8c||169
それでは・・・近いうちにまた続き書きますので、そのときはよろしくお願いします!!


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