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1761魔道力学白書たけし7/20 20:17:582211cftSqWgpWefDU
魔道というものがある。
それは火を、氷を雷をだしたり、
大地を揺るがし、海を割ることもできる。
しかし、純粋に自分のちからだけで魔法を発動できるのは、ほんの数人しかいなかった。
そのために人々は魔力石を精製し、タリスマンを作ることによって
魔道を自分達でも利用できるようにした。
さらには魔力石と科学の融合によって、強大な能力を持つものの開発に成功した。
そんな世界の片隅に小さな村があった。
この物語はそこから始まる。

たけし7/20 20:24:272211cftSqWgpWefDU||275
ここはサイハテ村。
魔道とはおよそ縁のない人々の住まう村。
そんな村に、最近都市から来たはぐれ科学者がやって来た。
その男はDr.ヤンク。
弟子のベンを従えて、この村に来た。
彼らは村の片隅で研究をしていた。
それは、魔力石と科学を融合して強大な兵器をつくる研究だった。

たけし7/20 20:36:472211cftSqWgpWefDU||600
バリバリバリバリバリ
Drヤンクは今日も研究、そして新たな兵器の開発に勤しんでいた。
「ベン、そこにあるスパナを取ってくれ。」
ベンと呼ばれたこの少年、年は14でDrヤンクのもとにいることもう4年になる。
「はい、お師様。」
ベンはスパナをヤンクに渡す。

たけし7/20 20:45:102211cftSqWgpWefDU||433
(はぁ、お師様はなんで魔道兵器なんかを作ろうとしているんだろう?)
魔道兵器とは魔道の力によって、飛躍的にその能力をあげた兵器のことだ。
都市では10年程前から研究されていて、いくつか実用段階までいく物ができている。
(魔道も科学も本当は大衆の為にあってこそなのに…昔は魔道を利用したランプややかんとか作っていたのに、いつからこんな風にかわってしまったんだ。)
ベンはため息をついて、そして山積みになった魔道書や研究機材を見上げた。

たけし7/20 20:47:322211cftSqWgpWefDU||168
そのとき、
コンコン という音がなった。
窓に小石が投げられたらしい。
ベンは窓の外を見ると、そこには村でできた友達、リーシャがいた。

たけし7/20 20:57:512211cftSqWgpWefDU||469
ここの村は人口も少なく、ベンと年が近い子供はリーシャしかいなかった。
「ベン、今日も遊ぼ。」
「ごめん、今はお師様の研究の手伝い中なんだ。」
「えー。」
「でも、そろそろ根をあげるころだと思うから…」
「だめじゃーGIVE UPじゃー」
ベンとリーシャの会話を遮る『ヤンクの叫び』の叫びが聞こえた。
ベンはリーシャに笑いかけながら
「ほらね。」
と言った。

たけし7/20 21:4:162211cftSqWgpWefDU||609
町外れでベンとリーシャはしゃべっていた。
そこに村では見かけない服装の男が2人やって来て、ベンとリーシャに話しかけた。
「そこのキミ達、Drヤンクは知らないかな?」
2人はのっぽとデブだったが、のっぽの方がそう聞いてきた。
「お師様ですか?一緒に住んでいるんで案内しますよ。そういうことだからリーシャ、ごめんまた明日。」
「う…うん。」
「では案内してもらおうか。」
ベンはリーシャと別れて、2人を案内した。

たけし7/20 21:11:62211cftSqWgpWefDU||825
「お師様ーお客様です。」
そういうとベンは2人を中に入れた。
その瞬間、
ガタンッ
ヤンクがいすを蹴飛ばして立ち上がった。
「お…お前らどうしてここに?」
すると2人の男ののっぽの方が
「知っての通り我々は魔道同盟機構から派遣された者だ。Drヤンク!!キサマを同盟反逆罪により、今ここで処刑する。」

たけし7/20 21:19:112211cftSqWgpWefDU||557
魔道について研究する者や、魔道を操る者(タリスマンを使う人や純粋な魔道師)は魔道同盟機構に所属している。
しかし、機構に秘密で研究をしたり、魔道の禁忌を犯した者、他にもあるがそう言うことをすると同盟反逆罪によって処刑されるのだ。
ヤンクもそのうちの1人だった。
のっぽは懐からタリスマンを取り出した。
「逃げろ、ベン!!」
ヤンクはそう言うと、ベンを窓からほうり投げた。ベンの手に研究によって生み出した、兵器を一つ持たせて。


たけし7/20 21:22:242211cftSqWgpWefDU||438
ドッゴーン
それと同時に家が爆発した。
そして、燃え上がる炎の中からあの2人が出てきた。
「次はキサマだ。」
のっぽはタリスマンを持った手をベンに向けた。

たけし7/20 21:25:242211cftSqWgpWefDU||735
しかし、ベンは手の中の兵器:魔銃:を相手に向けた。
「そんな試作品で俺に勝てると思っているのか?」
のっぽのタリスマンが光りだし、そこから炎が飛び出した。
同時にベンも魔銃の引き金を引いた。
それは一瞬でだった。

たけし7/20 21:29:12211cftSqWgpWefDU||98
魔銃の放ったエネルギーはのっぽの炎をかき消し、あの2人をふっ飛ばした。
「こ…これがお師様の作った兵器…」
この魔銃はヤンクがたった一つだけ成功した兵器だった。
とんでもない威力にベンは動揺していた。

つづく

たけし7/20 21:31:542211cftSqWgpWefDU||691
以上です。
祥大さんこんなものでどうでしょうか?
他にも見てくださった方、感想よろしくお願いします。

祥大7/20 21:50:12192cfjwWTQQyXEQ.||655
こんばんは^^祥大です
こうやってしてみると、本当に楽しくなります^^
すごいです、本当に
魔術兵器・・・使えますね^^
では、次回も待ってます^^

マジュニア7/21 14:23:372031cftz232k8lqM.||196
すごく面白いです。頑張ってください

ラピ7/22 17:47:352191cf0JZzNBE6QgI||695
続き楽しみです!!
最初の方のほのぼのしたフインキから、急な展開が来ますね。
頑張ってください^^

タロー8/28 20:53:522182cfsWsI9nSiWbw||706
面白いw


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