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1764同じ空の下で祥大7/20 21:34:302192cfjwWTQQyXEQ.
えっと、「共通世界(仮)」の作品です
なんだか変になったような・・・
参加者の人で、この中からキャラを使いたいということがありましたら伝言ください
では、本編にレッツゴー!

祥大7/20 21:34:542192cfjwWTQQyXEQ.||295
 ある、晴れた午後の山道。そこで、私は歩いていた。
 ――私って、どこに行こうとしてたんだっけ?
 忘れかけていた目的地を頭から引っ張り出して、「ああ、次はあそこだっけな」、と、1人でつぶやく。
 だが、どうやらつぶやいたのは失敗のようだった。
 隣の草むらから、3人の男が現れた。そして、一言、
「お嬢ちゃん、金と『タリスマン』、置いてさっさと行きな!」
 どうやら、盗賊らしい。旅をしているとわかり、お金を持っていると思ったのだろう。最近では珍しくもないが。

祥大7/20 21:35:162192cfjwWTQQyXEQ.||776
 ――その台詞、古くない?
 と、心でつぶやく。口では
「なんで?」
と、相手を挑発する。
「理由なんて、どうでもいい!金と『タリスマン』を出しやがれって!」
「出す理由もないし・・・それに私は急いでるから・・・じゃね」
そう言って、その場から立ち去ろうとする。
「お前、俺たちをなめるんじゃねぇ!」
さっきの一言で怒ったのだろう。男たちは私に襲い掛かってくる。

祥大7/20 21:35:372192cfjwWTQQyXEQ.||669
「もう、しょうがないわね・・・。天より雷鳴を・・・『ライトニング』!」
次の瞬間、男たちに雷が落ちる。空は快晴だったが。
「がはっ!」
そう叫んで男たちは倒れこむ。どうやら、苦しそうだ。が、
「大丈夫!手加減はしてあるから」
――ま、相手が盗賊で一方的に悪くても殺すにはね。
「お・・・お前・・・何者だ・・・?」
「私?私は『舞原 鈴』。なんと私は、数が少ない魔道師なのよね。覚えといて!」
盗賊の問いに答えると、私はその場を後にした。
 行く先は『兵庫県』。私は期待で胸がいっぱいだった。


祥大7/20 21:36:32192cfjwWTQQyXEQ.||537

「やっとついた・・・」
私は、『兵庫県 神戸市』の看板を見るなり、そうつぶやいた。
 だけど、ぐずぐずはしていられない。早く依頼所に行って報酬のいい依頼を見つけるためにも。
 気づいたときには、私は依頼所に向かって走り出していた。


祥大7/20 21:36:322192cfjwWTQQyXEQ.||640

 私は、『舞原 鈴』(まいはら りん)。とりあえず魔道師なの。あ、魔道師っていうのは、『タリスマン』が無くても魔法が使える人のこと。魔法は、攻撃したりする以外にも、明かりを灯したり、火を燃やしたりするのにも使われる、日常生活には欠かせないものなの。50年前はたくさんいたらしいけど・・・。
 で、魔道師じゃない人たちがどうやって生活しているかっていうと、『タリスマン』を使っているの。『タリスマン』っていうのは、魔力石を使って、普通の人でも魔法を使えるように加工したもののことを言うの。でも、使えるのは日常生活に必要な魔法だけ。たまに、攻撃までできるものがあるらしいけど、たくさんは無いらしい。

祥大7/20 21:36:482192cfjwWTQQyXEQ.||888
 あ、ちょっと雑談が入ったわね。私の紹介に戻るけど、歳は16歳。身長168cm、体重は秘密。髪と瞳の色は黒で、髪型はポニーテール。人から見れば可愛いらしいわ。
 それで、私の仕事はフリーの『依頼屋』。依頼所にある依頼を引き受けて解決する仕事ね。大体は、魔力石の依頼が多いから報酬もたくさん。だから、副業として、『トレジャーハンター』もやってるわ。ちなみに魔力石は、いろんなところにあるから、偶然見つけた洞窟に中にあった、なんてこともあったわ。希少価値があるらしいけど。
 じゃ、私の紹介は終わり、と・・・。


祥大7/20 21:37:312192cfjwWTQQyXEQ.||590

 依頼所についた。ここまで全速力で走ってきたので息が荒い。
 ――早く依頼を見よう、と・・・。
 そう思って、係の人に依頼書を見せてもらう。
 私の目に留まったのは、魔力石探索の依頼。魔力石1つで、報酬が100万円。なかなかの依頼である。
 私はすぐに声を出した。
「「あの・・・この依頼なんですけど・・・」」
二人の声がハモった。私と、誰かわからない男と。私は思わず、
「え・・・」
と、つぶやく。それで男は、
「あ・・・」
と、返してくる。

祥大7/20 21:37:542192cfjwWTQQyXEQ.||985
 すると係の人は、
「2人でもいいよ。報酬は、2人の場合はどちらのも払ってくれるそうだから」
 2人でやると、200万円。この言葉が、私を虜にさせた。
「はい!やります、やります、2人でやりますとも!」
私は、とっさに答えた。
「お、おい・・・ちょ・・」
「はい、じゃ、頼んだよ」
それを聞くと、私は男を連れて依頼所を出て行った。


「てめぇ、なにすんだよ!?」
依頼所を出てから、人気の無い場所に来た瞬間、男が叫んだ。

祥大7/20 21:38:212192cfjwWTQQyXEQ.||378
 その問いに対して私は、
「当然でしょ?2人でやったら200万なのよ!200万円」
私は、得をしたでしょ?と、いうように後で付け加えた。
 ところが、男は
「・・・あのな、2人で200万だったら、1人で100万だろうが。こんな簡単な計算もできないのか?」
 ――あ、そうだった。
 私はそのことに今気づいた。
 失敗したな・・・。

祥大7/20 21:38:502192cfjwWTQQyXEQ.||139
「ま、引き受けちまったもんはしょうがないし、やってやるよ。俺は、『木之本 飛鳥』(きのもと あすか)だ。『飛鳥』って呼んでくれ。こう見えても魔剣士なんだぜ!お前は?」
どうやら、引き受けてくれるらしい。ありがたい、と、正直思う。とりあえず自己紹介
っと。
「私は『舞原 鈴』。『鈴』って呼んで。とりあえず私は魔道師なの」
 お互い、自己紹介が終わり、次の一声。
「じゃ、依頼場所に行きますか?」
「行こうぜ」
かくして、2人は目的地に向けて歩き出した。


祥大7/20 21:39:402192cfjwWTQQyXEQ.||28

 目的地に着くまで、私は『魔剣士』についての情報を聞き出した。
 飛鳥が言うには、魔剣士は『魔剣技』と、いうものを使うらしい。魔剣技は、剣に埋め込んだ、強力な魔法の使えるタリスマンによって力を増幅させ、火とか水とかの力を帯びた剣で攻撃するらしい。しかも、魔道師ならさらに強い攻撃が出せるとか。よしっ、今度飛鳥に教えてもらおうっと。


祥大7/20 21:40:122192cfjwWTQQyXEQ.||246

「到着っと・・・」
「この洞窟の中にあるのかな・・・?魔力石」
目の前にあるのは狭い洞窟。これだけの広さならすぐに見つかりそうだ。
「じゃ、おっ先に〜」
私はそう言って洞窟に駆け込んだ。
 すぐさま持っていたタリスマンを使い、明かりを灯す。
 ――目の前に、魔力石を見つけた。
「早っ!」
簡単に見つかり、少しうれしかった。もちろん、飛鳥も。
「じゃ、帰ろうか?」
私は飛鳥に言った。しかし、返ってきた返事は、意外なものだった。

祥大7/20 21:40:372192cfjwWTQQyXEQ.||939
「・・・この簡単な依頼が高値で出来た理由、わかったぜ」
「え?」
「鈴、横だ!」
私は、飛鳥の言葉を聞いて横を見る。
 そこには、大きな・・・犬。
「グォォォ・・・」
犬と言っても、2mくらいの大きさの化け物。
「こういうことだったの・・・。おいしいはずだわ」
 この犬は、おそらく魔力石を誤って飲み込んだために凶暴化したのだろう。

祥大7/20 21:40:532192cfjwWTQQyXEQ.||333
「いっちょ、やりますか」
犬が向かってくる前に始末しないと・・・。
「大いなる風の刃・・・『エアブレイド』!」
「魔剣技、我流『炎撃斬』!」
2人の攻撃が同時に発動。エアブレイドによって発生した風の刃と、炎撃斬による炎の刃。2つの刃が犬に切りかかる。結果は・・・
「ガァァァ!」
見事に命中。犬の死体は瞬く間に溶ける。これも魔力石を飲んでしまったための副作用である。このことは、今までは食べる人などいなかったので知られてはいなかったが。

祥大7/20 21:41:162192cfjwWTQQyXEQ.||428
「ま、私の魔法のおかげかな・・・」
「バッキャロウ、俺の魔剣技のおかげだろう」
「私のお・か・げ!」
「俺だっつうの!」
 まるで、昔からの友達のようにけんかをする2人。
こんなやり取りをしているうちに、完全に犬は溶けて蒸発してしまった。
「犬の魔力石は私のものにするからね」
「ああ、べつにかまわねーけど」
 そんなことで、私は魔力石を手に入れた。
「じゃ、帰るぞ」
 私たちは、歩き始めた。


祥大7/20 21:41:372192cfjwWTQQyXEQ.||843

「なぁ、俺もお前について行ってもいいか?」
100万円の小切手を持った、飛鳥が言った。
「なんで?」
依頼所から出てきたばかりの私は、不思議そうに飛鳥の顔を見た。
「いや・・・その、なんだ?ま、つれっててくれよ」
少し、恥ずかしそうに飛鳥が答える。
「なんで照れてるんだか。ま、いいけど・・・。ま、『旅は道ずれ世は情け』って言うしね。いいわよ」

祥大7/20 21:42:162192cfjwWTQQyXEQ.||562
「本当か!?いや・・・1人旅も飽きてきたところだったからな、よろしく頼むぜ」
「こちらこそ。ま、ダメ剣士が1人増えたところで何も変わらないけどね」
「誰が、ダメ剣士だって?」
「・・・あんたが」
「お前・・・ふ、ふん!ダメ魔道師が何を言うんだよ」
「私はダメじゃないもんね。あんただけよ、ダメなのは」
私はそう言って走って逃げる。
「あ、こら!逃げるんじゃねー!」
そうすると、飛鳥が追いかけてくる。
 ――楽しい旅になりそうね。
 私はそう思った。
こうして、私たちの旅は始まったのだった。

祥大7/20 21:42:452192cfjwWTQQyXEQ.||586


続く(かなぁ?)



祥大7/20 21:46:462192cfjwWTQQyXEQ.||189
あとがきです

こんばんは^^祥大です
皆の小説(ぇ)「同じ空の下で」をお送りしました
長い文章になってしまったのですが、読んでくれた方、本当にありがとうございます^^
http://chibifantasy.com/bbs/t12-1731.htmlのルールを見て、参加していただける方や、感想等がありましたらレスください。
では、また今度^^

アスキ7/20 22:2:562202cfwKIgBablNMk||239
あき、すげぇよ・・・完全に読むのに集中しました!オレも頑張らないとな・・・

たけし7/20 23:8:242211cftSqWgpWefDU||657
おもしろかったです。
ところで、魔剣士という職業、使ってもいいですか?

祥大7/20 23:39:582192cfjwWTQQyXEQ.||47
感想、ありがとうございます^^

アスキ>あなたのも集中して読んでます^^

たけしさん>どうぞどうぞ^^使いますってレスしてくれれば

おぐ7/21 8:18:292031cfQc1OkXr.diY||442
面白いねぇ〜とっても良いと思う!!続きが楽しみだよぉ!!

たてまつ7/21 9:27:542192cfAVEyYdG2/Jc||672
おぐさん!
ちゅどごんろわいあるにはいって下さい

たてまつ7/21 9:35:382192cfAVEyYdG2/Jc||450
うう・・
友達のジャスティンのところは
いっぱいいるのに
おれのところは
ひとりもいない・・・(泣)

loveless7/21 14:44:52191cfgQ74rYNOhjc||356
楽しかったですw
鈴ちゃんのキャラクターが可愛らしい><
続き、楽しみにしてますねーw

祥大7/21 17:50:252192cfjwWTQQyXEQ.||129
感想、ありがとうございます^^

おぐ>続き、書けるかなぁ?でも、がんばります^^

lovelessさん>鈴、曰く「可愛いって言ってくれてありがとうね。飛鳥なんてお世辞でも言ってくれないから」だそうです^^

ラピ7/22 17:23:12191cf0JZzNBE6QgI||811
読むの遅れてすいません^^;
ホント、こんなお話が書けるなんてすごいです!
続き、楽しみにしております。
私のほうも、設定を進めてます。

祥大7/22 17:54:372192cfjwWTQQyXEQ.||214
感想、ありがとうございます^^

ラピさん>すごい、ですか・・・ありがとうございます^^
     お話のほうも、待ってますよ^^


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