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1803キミの声が聞こえるたけし7/22 0:8:112211cftSqWgpWefDU
人がもっとも美しい時、それは…
人が死ぬ時だろう。
人は死ぬ直前になってやっと完成するのだ。
だから、どんな人だろうとその死は尊くそして、美しい。

たけし7/22 0:17:22211cftSqWgpWefDU||143
AM8:45
【すこし派手にやりすぎたな。】
浩介は胸中でぼやいた。
森田のバースデーパーティーも終わり、今はクラスのみんなで片付けをしている。
クラッカーのごみから、いつ使ったのだろう、マラカスなんかもある。
・佐野「みんなー山下が来るまでに片付けろー。」
なぜかちゃっかりと佐野が仕切っていたりする。
【お前が仕切んな。】
どこからともなく浩介だけに聞こえてくる、空耳のような声。

たけし7/22 0:25:332211cftSqWgpWefDU||686
AM8:47
これは浩介の能力で人の心の声が聞こえるというものなのだ。
聞こえるといっても常にと言うわけでもないし、聞きたくないことまで聞こえてくるので
浩介は忌み嫌っているのだが、今回ばかりはこの声に共感を感じた。
しばらくして、奇妙な声が聞こえてきた。
【奴は殺した、次は誰にしようか?上田浩介と親しい奴の中で。】
その瞬間浩介の表情が変わる。
そして、嵐山との戦いのあとの言葉を思い出していた。
『彼の代わりに、誰かを殺すとしましょう。彼と親しい誰かを。』

たけし7/22 0:29:272211cftSqWgpWefDU||346
AM8:48
【しまった。】
浩介は油断していた。
今日は森田の誕生日だったのもあったのだが、ここ最近彼らに動きがなかったからだ。
浩介は教室を飛び出した。
廊下には誰もいない。
ではあの声はしたの階から聞こえてきたのだろう。
浩介は走り出した。
自分の親しい友の無事を確認するため。

たけし7/22 0:35:252211cftSqWgpWefDU||152
AM10:30
今は3時間目の授業、浩介は教室の隅の席で考え込んでいた。
【森田、佐野は教室にいた。】
【竹下と他に2人いる仲のいい(?)人も無事だった。】
浩介は紙に書いてまとめている。
【じゃあ、いったい誰なんだ?】
すると、隣の席の佐野が
「竹下先生どうしたんだろな。今日、来てないらしいぜ。」

たけし7/22 0:37:342211cftSqWgpWefDU||24
AM10:32
浩介はその瞬間教室を飛び出した。
【そうだ、俺まだ竹下にあってねえ。】
はるか後ろの方で先生が呼ぶ声がしたが、今の浩介には聞こえなかった。

たけし7/22 0:41:292211cftSqWgpWefDU||980
AM10:40
【あの声からしておそらく竹下は学校で襲われたんだ。】
浩介は学校中を探し回っていた。
【考えろ、考えろ浩介。お前が竹下を殺すならどこでやる。早く見つけないと…まだ生きてる可能性はあるんだ。】
浩介は相手が竹下先生を、殺し損ねたことを願っていた。
それが無駄な願いだとは死らず…

たけし7/22 0:43:442211cftSqWgpWefDU||876
AM11:00
浩介はC棟の3階で立ち尽くしていた。
竹下先生の死体を目の前に。
首と胴が切り離され…いやちぎられていた。
即死に間違いなかった。

たけし7/22 0:45:372211cftSqWgpWefDU||458
AM11:01
「どうして…」
浩介はだれもいないその廊下でつぶやく。
「どうして俺なんかの為に竹下が死ななきゃならねえんだよ。」
ドン
壁を殴りつける。

たけし7/22 0:48:552211cftSqWgpWefDU||542
ドン ドン ドン
拳から血がでても殴りつづけていた。
「…ろしてやる。」
浩介はなにかを言う。
殺してやる…あいつら皆殺しだ。
その時の浩介の表情は修羅そのものだった。

第5部 完

たけし7/22 0:51:142211cftSqWgpWefDU||958
すいません。第6部でした。(訂正)
急展開です。
読んでくださった方、感想よろしくおねがいします。

イクス7/22 19:22:222202cfwKIgBablNMk||182
こんばんは^^
文章の綴り方が斬新です
がんばって下さい^^


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