1822 | 新小説〜スランプ | マジュニア | 7/22 14:14:21 | 2031cftz232k8lqM. |
新しく小説を書きます。題名はスランプ 体内の『気』を使いこなしてさまざまな気術を扱う者達の総称を気術師と言った 気を宿らせて気の威力を増幅させる器、気器 しかし何かリスクを負わなければ効果を発揮しなかった 気術師はギルドの任務を達成して功績を残していく 国家に従うことで国家気術兵となることができる 明日を望む人々を救う為に気術師となった少年がいた。その名はジン・クライム |
マジュニア | 7/22 14:14:37 | 2031cftz232k8lqM.||528 | ||
第一話「時雨」 グランドル王国で英雄と呼ばれている男がいた。ジン・クライムの兄。 名はシャル・クライム。国家気術兵の部隊、『アクト』を率いていた。 南東地域の制圧をする等、多くの功績を得た。多くの命の引き換えに・・・ 両親を戦争で失ったジンの唯一の家族であり頼れる存在だった。 |
マジュニア | 7/22 14:14:50 | 2031cftz232k8lqM.||511 | ||
兄は国家気術兵になって変わってしまった。戦争を憎み、平和を願う兄の姿はもうなかった。 ジンはグランドル城を去った。そして制圧された南東地域に向かった・・・ 南東地域にある小さな村、ゲル村。かつては多くの人々が住んでいた。 ゲル村に兄の率いる気術兵の姿はなかった。 |
マジュニア | 7/22 14:17:20 | 2031cftz232k8lqM.||753 | ||
気術を扱わない兵士、王国兵がいた。老人に向かって何か言っている。 王国兵「さっさと立つんだ、これからグランドル城に行く」 老人「わしは腰が悪くて、歩くのも辛いんじゃ。どうか・・・」 ゲル村の老人は水の入ったタルを落としてしまったのだった。 |
マジュニア | 7/22 14:17:37 | 2031cftz232k8lqM.||458 | ||
老人の体力は限界だった。これから処罰を受けに連れて行かれるところだった。 そこに一人の青年が来て、老人を優しく起こした。 王国兵「何者だ?もし抵抗するようならたたき斬るぞ」 |
マジュニア | 7/22 14:17:53 | 2031cftz232k8lqM.||525 | ||
王国兵の持つ剣が太陽の下で光る。青年は老人に持っていた水を与えて言った。 青年「なぜ、こんなひどいことを老人にするんだ。許さないぞ」 青年は腰に差してある刀を取り出して王国兵に向けた。 王国兵「逆らうのか、いいだろう。ここで貴様を殺して、王国に届けてやる」 王国兵の剣は青年の刀に触れた。お互いの刃が激しくぶつかり合った。 2分も経たないうちに王国兵の剣は手から離れて地面に落ちた。 |
マジュニア | 7/22 14:18:6 | 2031cftz232k8lqM.||98 | ||
青年「命は取らない。もうこんなことをするんじゃない。」 そう言って、青年は去って行った。王国兵は青年の剣術に驚くことしか出来なかった。 青年の名はヘンリー・ブラウン、茶色い髪の毛、紺色のマント、鋭い眼。 気器は妖刀「時雨」、気術剣士の彼はゲル村の鍛冶屋に向かって歩いていった・・・ |
イクス | 7/22 17:38:51 | 2202cfwKIgBablNMk||171 | ||
ああ、いかします! 前回もすごく良かったんですが、今回は世界観の 設定が良いです。 楽しみにしています |
マジュニア | 7/22 21:52:43 | 2031cftz232k8lqM.||41 | ||
皆さんの感想を待っています。 イクスさん、ありがとう。これからジンが関わってきます。 |
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