1861 | キミの声が聞こえる | たけし | 7/23 16:19:20 | 2211cftSqWgpWefDU |
能力者で脳を強化された者のなかで、目が青く光る特別な人がいる。 これはその能力者が脳の抑制(リミッター)を外すことで、 自分の能力の潜在能力を引き出し、100%以上の力を発揮している時に現れる。 浩介は今まさにその状態だった。 |
たけし | 7/23 16:23:58 | 2211cftSqWgpWefDU||949 | ||
【まさか、こんなにも早く;青の目;を手に入れるとは、しかし…】 ・田中「いくらその目を持っていても、特殊型能力のお前が攻撃型能力の俺にかなうと思っているのか?」 ・浩介「キサマは殺す。これは絶対だ。」 浩介は自分でも気づかないうちに口調が変わってきていた。 怒りが浩介の心を支配していたのだ。 |
たけし | 7/23 16:27:12 | 2211cftSqWgpWefDU||922 | ||
・田中「ほざけ!!」 言うと同時に田中は浩介に向かって突進していく。 見た目には分からないが、すでに筋力の強化はしている。 そして、浩介に向けて拳を突き出す。 |
たけし | 7/23 16:34:12 | 2211cftSqWgpWefDU||339 | ||
浩介は動かない。 拳はどんどん浩介の顔面に迫る。当たれば即死だろう。 田中の拳が浩介の鼻先に来たその瞬間、 浩介は体を右半身を後ろに引いて、相手の拳をやり過ごす。 と同時に、相手の額にカウンターで左の肘鉄をぶつける。 田中は吹っ飛んだ。 この今の浩介の動きは、かなりの熟練した動きだった。 ・浩介「キサマの動きなど常に俺にお見通しだ。」 |
たけし | 7/23 16:45:2 | 2211cftSqWgpWefDU||846 | ||
浩介の父親は≪対能力者討伐隊≫の幹部なのだが、彼がその若さで幹部になったのもそのずば抜けた格闘能力にあった。(幹部になった時はまだ30歳。) そして、浩介はその父親に3歳の頃から格闘術を習っていた。 流派は戦国時代に栄えたこと以外、素性の分からないものだが、とてつもないものだった。 嵐山戦のときも浩介はこの格闘術で勝利を収めたのだ。 |
たけし | 7/23 16:50:38 | 2211cftSqWgpWefDU||501 | ||
・田中「嵐山に聞いていたが、お前の動きはなかなかのものだ。」 ・浩介「…」 ・田中「失礼した。こちらも本気でいかせてもらおう。…はー!!!!」 ムキムキ 田中の体に異変が起きた。 さっきまでの見た目が華奢な体がどんどんとたくましいものに変わっていった。 腕はさっきの5倍、胸板は鉄板のように厚くなって彼のシャツを破り、腹筋は6個に…いやそれ以上にくっきり割れ出した。 |
たけし | 7/23 16:53:58 | 2211cftSqWgpWefDU||302 | ||
もうそれはさっきまでの田中じゃなかった。 ・田中「いくぞ。」 田中が拳を繰り出す。 【は、速い。】 浩介は予想以上の相手の動きにあせった。 ブン 首を傾けて、間一髪でかわす。 今の一撃、相手の心を読んでいなかったら、浩介は確実に死んでいた。 |
たけし | 7/23 17:10:54 | 2211cftSqWgpWefDU||275 | ||
浩介は相手の攻撃の隙をついて拳を繰り出した。 狙いは急所。 ドゴッ 【決まった。】 浩介はそう確信した。しかし、 ・田中「きかねぇなぁ。」 ほとんど効いていなかった。 以上に膨れ上がった彼の筋肉が鎧の働きをしたのであった。 |
たけし | 7/23 17:14:41 | 2211cftSqWgpWefDU||648 | ||
そして、動揺した浩介は相手の次の攻撃を忘れていた。 田中の蹴りが浩介に迫っていた。 浩介はそれにギリギリ気づいてかわした。 チッ 田中の蹴りが浩介にかすった。すると、 ・浩介「ゴフッ」 浩介は口から血を吐いた。 【か…かすっただけでこの威力かよ。】 |
たけし | 7/23 17:16:58 | 2211cftSqWgpWefDU||839 | ||
また迫る田中の拳。 それをギリギリでかわす浩介。 はっきりいって、浩介は押されてた。 しかし、何度目かの田中の攻撃をかわしたとき、浩介は… 笑っていた。 |
たけし | 7/23 17:21:41 | 2211cftSqWgpWefDU||650 | ||
・浩介「やっと、やっとわかったぜ…」 息が荒い。浩介は体力をかなり消耗していた。 ・田中「なにが分かったというんだ?どうやったら楽に死ぬことができるか分かったのか?」 ・浩介「はっ、そんなことじゃねぇ。お前の弱点が分かったんだよ。」 |
たけし | 7/23 17:35:27 | 2211cftSqWgpWefDU||290 | ||
~ときと場所をかえて~ ここはどこかの廃屋。 白髪で碧眼のがたいのいい男と黒髪美人の女が話していた。 ・女「ねぇリーダー、ホントに田中ちゃんだけでよかったの?あの子の性格からして、勝手に浩介ちゃんにけんかをふっかけちゃうわよ。」 ・リーダー「そうだな、白井。あいつの性格からしてそうするだろう。しかも、あいつの能力には欠点がある。そこを突かれたら田中はあっさりとやられるだろうな。それ程奴の能力の欠点は致命的だ。まぁ上田君ならそんなことしなくても勝てる可能性はあるけどね。」 |
たけし | 7/23 17:38:49 | 2211cftSqWgpWefDU||925 | ||
・女「それを知っててあたしに命令させて、田中ちゃんにあんなことさせるなんて。あなたって悪魔ね。」 ・リーダー「悪魔って呼ばれているのは俺だけじゃないだろ。俺達能力者はみんなそうさ。 だから俺達でそんな世の中を壊すんだろ。その為にはどんなこともするさ。」 ・女「ホントにあなたって怖いわ。」 二人はくくく、と声を押し殺して笑っていた。 不気味なほどに… |
たけし | 7/23 17:42:23 | 2211cftSqWgpWefDU||746 | ||
~ときと場所を戻して~ ・田中「俺の弱点がわかっただと!!いいかげんなことを言うんじゃねぇ!!」 ・浩介「いい加減かどうかは次のお前の一撃で分かる。」 二人の間を風が吹きぬける。 ・浩介「次にお前が攻撃した時、それがお前の最期だ。」 第8部 完 |
たけし | 7/23 17:44:33 | 2211cftSqWgpWefDU||653 | ||
━訂正━ 途中、嵐山戦とありましたが、清水戦の間違いです。すいません。M(__)M 第8部どうでしたか?読んでくださった方感想よろしくおねがいします。 |
改xxx | 7/23 21:26:8 | 2184cfihAlGPb0S/c||338 | ||
浩介かっこいいです^^ 田中なんてぶっ飛ばしちゃえーって勢いですww 第9部も楽しみにまってます^^ ではではー^^)ノ |
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