1886 | ナクシモノ2 | 龍華 | 7/24 1:16:32 | 2211cfFZ/uYamOCEg |
・前回までのあらすじ 不意に起こった事故。 その事故で僕は愛犬「ウヅキ」を亡くしてしまった。 それから一年がたったが僕の傷は癒えないままでいた。 そんなある日、少し季節のズレタ転校生がやってくる。 彼の名前は『天野卯月』 彼は僕の隣の席に来る事になった。 …詳しくはココを見てね☆ http://chibifantasy.com/bbs/t12-1612.html |
龍華 | 7/24 1:17:13 | 2211cfFZ/uYamOCEg||12 | ||
放課後― 僕は隣同士という事もあって話しかけてみた。 「なぁ天野君。帰りは―」 「ストップ」 いきなり天野君が手を前にかざし、そう言った。 「俺苗字で呼ばれるのなれてないんだよね〜、卯月でいいよ。」 「へ…?あ…わかった…。じゃあ、卯月君。帰り―」 「ストップ」 またもや僕の話は止められた。 なんなんだ?! 「なに?」 僕が聞くと天野…じゃない卯月君がしっかりと僕を見ながら言う。 |
龍華 | 7/24 1:17:55 | 2211cfFZ/uYamOCEg||396 | ||
「だから、卯月でいいって。むしろそう呼べ。」 「はぁ?」 「なんだろな〜、慣れないんだよ。さんとか君とか…」 大幅なジェスチャーを交えつつ卯月君は言葉を続ける。 「とにかく、一度会ったら友達で毎日会ったら兄弟じゃないか。 だろ?だろ?ならさ、呼び捨てで行こうぜ!!」 なぁ兄弟と付け足すと、卯月は豪快に笑った。 こいつホントに僕と同い年か? 「わかった、呼び捨てにするから最後まで要件言わせて。」 「おっけい、どうぞ」 「卯月は帰りドッチ方面?絹の道?それとも病院?それか団地?」 |
龍華 | 7/24 1:18:45 | 2211cfFZ/uYamOCEg||488 | ||
ここの中学は三つの小学校から上がってくる。 それぞれ国道16号組、お化け病院組、立替団地組と大まかに分かれている。 僕は16号組でその中でもいくつか分かれてるが、説明するのが面倒なのでコレは省く。 「絹の道って16号の事だよな。だったらそっちかな、ココから見たら東の方にすんでるから。」 「あ、じゃあ一緒だ。途中まで一緒に帰ろうよ卯月!」 …ワンッ!! 「……っ!!」 とっさに聞こえたその声に僕は振り向く…、がそこにはクラスメートだけしかいなかった。 |
龍華 | 7/24 1:19:16 | 2211cfFZ/uYamOCEg||743 | ||
後ろから卯月が話しかけてくる。 「どうしたんだよ。」 「今…犬の鳴き声しなかった?」 「いや、なんも」 幻聴? でもアレは…あの鳴き声は確かに… 「…確かに今『ウヅキ』の声が…」 「そりゃそうだ、俺今お前に話しかけたし…」 「…違う!そうじゃなくて!」 いきなり叫ぶように言った僕の声が予想以上にクラスに響き、一瞬にして部屋は静まり返る。 視線が一挙に僕のところに押し寄せた。 「…なんでもないや。気にしないでよ。」 そういって僕は学校を後にした。 |
龍華 | 7/24 1:20:2 | 2211cfFZ/uYamOCEg||502 | ||
―続く― |
龍華 | 7/24 1:23:28 | 2211cfFZ/uYamOCEg||577 | ||
まったく筆が進みません どうしましょう… コレを終わらせたら『共通世界』の執筆に入ろうと思います。 しかし、ネタが出来てもかけないんじゃなぁ… スランプだぁぁぁぁ!!! |
特殊文字 by.チビファンタジー |