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1923テーマ募集から出来た小説♪「現代陰陽師」えりんぎ7/25 2:29:302101cfclV69ZbqhwE
 時は20××年。この年は東京を中心に異様なまでの心霊現象が頻繁に起こった。
その為、些細な現象でも「心霊」と世間では騒がれるようになった。
 これを見かねた国家は平安に在った「陰陽師」の育成に励んでいた。しかし、霊術は真の才能を持つ者しか扱えないとても難しいものだった。
 のちに国家は一人の少女の才能を認め、その少女を「現代陰陽師」と呼んだ。
「沙耶さ〜ん!依頼こんなに溜まってるんですからいい加減なんとかして下さい!」
「っるさいわね!こっちだって、やる事あるんだから仕方ないでしょーが!!」

えりんぎ7/25 2:36:322101cfclV69ZbqhwE||97
 この「沙耶」と名乗る人物こそが現代陰陽師だ。しかし、本人としては自覚がなく
毎日大量に送られてくる心霊依頼を溜め込んでいるという始末。要はズボラだ。
 「とりあえず、この依頼だけでも解決して下さい!!」
 そう言って助手の「樹些」は一枚のファックスを沙耶に無理矢理渡した。樹些は、唯一沙耶が認めた一番弟子だ。
余談となるが、樹些には「寄霊」と、呼ばれる能力がありそれを依頼早期解決の為に利用しているのだ。

えりんぎ7/25 2:41:502101cfclV69ZbqhwE||880
「この依頼は是非、沙耶さんに解決してほしいのです!」
「どーせ、またイジメのやり方が霊に取り付かれたっぽいってヤツでしょ??」
 沙耶は呆れて、そのファックスをゴミ箱に投げようとした。
「確かにそうなんですけど、今回はちょっと違うんです。どうやらこの子は霊術が、使えるそうなのです!」
「・・・少し興味があるわね。詳しく聞かせてもらって良いかしら?」
「あ、はい!実はですね・・・。」
 

えりんぎ7/25 2:50:432101cfclV69ZbqhwE||820
 樹些の話をまとめるとこうだ。この少女、藤崎シオリは普段からイジめられていて
イジめられている度に毎回、「霊術でいつか復讐してやるんだから!」と言うのだ。
そこで依頼主は、沙耶に「シオリは本当に霊術が使えるのか」と言う依頼を頼んだのだ。
「行くよ、樹些。この依頼主が居る学校に車を出して。」
 沙耶は長い栗色の髪を、一つに結わえ変形された黒い巫女服を身にまとった。この服こそが国家が認めた「現代陰陽師」の衣装だ。何故黒いのかは国家上の秘密だ。
 樹些は自慢の愛車ー、911カレラのエンジンを掛け沙耶を乗せて、依頼主の居る「紅蘭大学付属高校」へと向かった。

えりんぎ7/25 2:56:362101cfclV69ZbqhwE||892
☆第一話終了でございます!!今回は「非日常的ミステリー」という事で寝ながら(殴)アイディアを考えていたトコロこのようになりました。名前の読み方がわからない人がいると思うので読み方を書いてこの場は終了させていただきます。911カレラとはポルシェの種類です。あの人、実は金持ちなんですよ(笑)
 ☆沙耶→サヤ(本名は飯塚沙耶)
 ☆樹些→キサ(本名は横辺樹些)
感想なんかも出来ればお願いします!!


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