1949 | 共通世界〔仮〕「神石の巫女」 | ラピ | 7/25 20:59:56 | 2182cf9yvMxFLorSs |
「佳乃お姉ちゃん、ご飯食べよう。」 「今行くわ。佳奈。」 佳乃と佳奈は二人姉妹で、年子だ。今年で佳乃は16歳に、佳奈は15歳になる。 2人で貝芽(かいのめ)村のただ1つの神社で巫女をしていて、同時にそこで2人で暮らしていた。 「佳奈、これから大事な話をするから、よく聞いて。」 「なあに?お姉ちゃん。」 「神社の裏山、ほら、今窓から見える・・・あの山で今日、巨大なタリスマンが発見されたらしいの。」 |
ラピ | 7/25 21:0:23 | 2182cf9yvMxFLorSs||728 | ||
タリスマンとは、魔力石を精製して作った、魔力の根源で、普通の人々は、これが無ければ生活にも支障をきたすほど、タリスマンは欠かせないものだった。今日佳乃たちが食べた料理だって、タリスマンから火をおこし、それで調理したものだ。 「それで・・・管理はどうするって?」 この村で、タリスマンは見つけたものの独占ではない。大体は村の神社の巫女が管理する。もちろん、公平に、村の人々にも分ける。佳乃も佳奈も、その仕事をしている。 「それが、今回は町が引き取ると言っているらしいの。」 「町?!どうして・・・この村で発見されたものだし、所有権は完全に貝芽村にあるじゃない。」 |
ラピ | 7/25 21:0:54 | 2182cf9yvMxFLorSs||167 | ||
「最近タリスマンは不足してるし・・・もちろん村長は全面的に断っているって。」 「そのせいで町に攻められたら、この村は・・・」 「私も言いたくないんだけどね、ほぼ間違いなく負ける・・・いや、滅びてもおかしくないわね。」 「そんな・・・」 「まぁ、でもまだ攻められると決まったわけでもないわ。大丈夫よ、きっと。」 「うん!じゃぁ私、タリスマンの管理倉庫の点検してくるねっ!」 |
ラピ | 7/25 21:1:43 | 2182cf9yvMxFLorSs||835 | ||
「佳乃!!早く逃げろ!町の軍隊が来たぞ!」 「健二・・・それ、本当なの?」 健二は、佳乃の幼なじみだ。家も神社の近くで、佳乃のお兄ちゃん的存在だった。 「本当だ!ともかく逃げるんだ。」 「でも、佳奈が・・・まだ管理倉庫にいるの。私、佳奈を助けなきゃ。」 健二の答えを聞くより早く、佳乃は管理倉庫に向かって走り出した。 (町の軍隊が来たなら、まっすぐにタリスマンのある倉庫に攻めるに違いない、私が、妹に行かしていなければ・・・) |
ラピ | 7/25 21:2:20 | 2182cf9yvMxFLorSs||839 | ||
今日はここまでです。よければ、感想など、よろしくお願いします。 遅くなってすいませんでした。 |
祥大 | 7/25 22:20:27 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||63 | ||
こんばんは^^祥大です 鈴「鈴です」 巨大なタリスマンか・・・そういう発想は思いつかなかったな・・・ 鈴「それに、話のスピードもいいし」 でも、ちょっと展開がいきなりなところがあるかも・・・ 鈴「何、語ってんの!あ、ラピさん、気にしないでね」 次の話が待ちどうしいです^^ 鈴「次も楽しみにしてるわ^^」 |
たけし | 7/26 0:6:48 | 2211cftSqWgpWefDU||642 | ||
タリスマンと普通の人々の関係が分かりやすくて、読みやすいです。 妹がどうなるのかどきどきです。 次の展開が楽しみです。 |
ラピ | 7/26 10:13:20 | 2191cfWAyyXQSwgLc||312 | ||
祥大さま☆ 感想ありがとうございます。やっぱりけっこう展開がいきなりですね^^; 初書きなもので・・・>< 祥大さまの小説に比べたらまだまだですね。読んでくれて、どうもありがとうございました! たけしさま☆感想ありがとうございます。読みやすいとは程遠いと思うのですが・・・^^;でも嬉しかったです。 魔道力学白書の方も楽しみにしています。読んでくれて、ありがとうございました! |
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