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2157クレヴァ#第六話「勝利の見えぬ戦」マジュニア7/31 18:27:52031cf3bsMkaB7C7.

気は物体を強化させたり、物体を変形させる戦闘技術だった
自分の気を使って気術を使う者を気術師と呼んだ
封印された扉が二つ自分自身の中にあった・・・
望むものを生み出す再生の扉「クレヴァ」
望むものを消し去る混沌の扉「ディスト」
扉を開こうとした少年の物語がはじまる・・・


ニットを逃がしてクラウズはドルインを足止めすることにした
ついに始まるクラウズとドルインの戦い
命を持たないドルイン相手に勝利は見えない
強敵を前に悪魔の右腕を持つクラウズは・・・

マジュニア7/31 18:27:312031cf3bsMkaB7C7.||733
第六話「勝利の見えぬ戦」
クラウズはドルインとの間合いを取った。足元の石を投げつけた。
ドルイン「勝利のない戦いを受けるとはいい度胸だ」
投げられた石をナイフで弾いてドルインは不気味な笑みを浮かべた。

マジュニア7/31 18:27:482031cf3bsMkaB7C7.||124
クラウズ「さっき言っただろ。やってみないと分からないって」
弾かれた石はドルイン目がけて突然飛んできた。
ドルイン「気術か?そんなことが出来るのか」
クラウズ「気を宿らせておいたんだ。石ぐらいなら操れる」
石はドルインの頬をかすった。ドルインの目つきが変わった。

マジュニア7/31 18:28:172031cf3bsMkaB7C7.||324
ドルイン「なかなか頭いいんだな。気に入ったぞ」
戦闘術「物体洗脳」、クラウズの所得していた術。
物体に気を宿して操る術、気の消費し続ける限り使える術である。
クラウズ「俺はあんたを殺さない。あんたは殺せないしな」
ドルイン「俺は容赦なくお前を殺すぞ。それでもいいか?」
クラウズ「そうしてくれ、ここで死ぬならこれから生きていけないしな」

マジュニア7/31 18:28:332031cf3bsMkaB7C7.||264
これから多くのオルグとの戦いや敵が出てくるだろう。
クラウズは死ぬわけにはいかなかった。
ここで死ぬならば戦えるはずがなかった。クラウズは覚悟していた。
ドルイン「安心した。それでは殺す気で行くぞ」
右手にナイフを持ってクラウズのふところに一瞬で移動した。

マジュニア7/31 18:28:542031cf3bsMkaB7C7.||801
クラウズ「なんだ、そんな速さが出せるわけない」
ドルイン「身体能力は高いぜ。あんたの3倍ぐらいな」
ナイフが赤色に染る。クラウズのふところから瞬時に移動。間合いを取った。
クラウズ「意外だな。やばいな、これじゃ一撃も与えられないかも」
腹には十字の傷。そこから血が大量に流れ出した。
ドルイン「下手に動くな。死ぬぞ、出血がひどいからな」

マジュニア7/31 18:29:192031cf3bsMkaB7C7.||258
クラウズ「ここで負けられないって言っただろ。気づいていないらしいな」
赤く染まったナイフはドルインの心臓目がけて飛んできた。
右手に持っていたはずのナイフがドルインの胸に刺さった。
ドルイン「また操りやがったな。いつの間にナイフを触りやがったんだ」

マジュニア7/31 18:29:422031cf3bsMkaB7C7.||260
ふところでクラウズはナイフに触れていない。血に気を付着させていた。
クラウズ「これで勝ったつもりなんだけど?ダメっすかね」
ドルイン「また同じ術か、俺にはオートヒールがある」
命を持たない人間、ヴァイオレントの最大の特徴でありその名の由来。
扉で奪われた命とは不死の身体を得たことと等しい。

マジュニア7/31 18:29:552031cf3bsMkaB7C7.||198
オートヒール、身体が意思とは関係なく再生する機能のことである。
クラウズ「心臓の機能も元通りってことか。内臓系は無理だな」
ドルイン「その傷でよく術を発動させたな。すぐ楽にしてやるよ」
不気味な笑みを浮かべたドルインを真剣な眼差しで見るクラウズ。
クラウズの傷は考えていたよりも深かった。


マジュニア7/31 18:35:82031cf3bsMkaB7C7.||395
第六話「勝利の見えぬ戦」完


次回予告

戦闘気術、物体洗脳を使って勝利を手に出来なかった
ドルインの一方的な攻撃の前にクラウズは・・・
最強の敵を倒すことは不可能なのか・・・


一言でもいいので感想お願いします。
読んでくれているか不安なので

loveless7/31 19:23:466119cfyDOGXfpG5uc||785
戦い方がすごいと思います。
知的で、かっこよく、早くて。
ああ、言葉がうまく紡げない;
マジュニアさんの小説は、うちの憧れる要素が沢山つまっていて、
とても楽しいですし、次回がいつも楽しみなのです。
それでは、これからもがんばってください!

マジュニア7/31 21:20:242031cf3bsMkaB7C7.||35
いつもありがとうございます。
実力の差を埋めて主人公が勝つパターンがありますが
自分はそれにあまり賛成しません
不死身の人間相手に勝利はないという設定で
絶望等、考えさせるものが生まれれば本望と思ってこの戦いを描いています
これからの展開も意外性を含められるように書いていきたいと思っています

たけし7/31 23:46:62211cftSqWgpWefDU||693
始めから読みました。
すごい面白いです。
前回の作品もうまかったけど、
今回のはそれに輪をかけて、うまいです。
次回も楽しみにしています。

マジュニア8/1 13:7:562031cf3bsMkaB7C7.||479
たけしさん、ありがとうございます。
たけしさんの魔道力学白書をずっと読んでいます。
始まり方から面白くてこれからも読んでいこうと思います。
お互い頑張りましょう。


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