戻る
2164魔道力学白書たけし7/31 22:26:542211cftSqWgpWefDU
ベン、ヤンク、カシムの3人は村についた。
村の名前はオソワレ村。
そして、その村は只今、襲われていた。

たけし7/31 22:32:102211cftSqWgpWefDU||823
「いーやーだー。」
ベンは声を張り上げる。
「そんなわけにもいかんじゃろ。村の人達を助けねば。」
ヤンクはベンを諭そうとする。
「だったら、お師様達だけで行ってくださいよ。」
「なぜそこまでしていやがる。」
「だって、僕がピンチになっても、カシムさんは助けてくれないじゃないですか。」
「当然じゃろ。」
「当然だな。」
カシムとヤンクが声をそろえて言う。

たけし7/31 22:34:532211cftSqWgpWefDU||472
「それが立派な大人の言う台詞かー。」
ベンが怒鳴る。
「だってわし、同盟反逆者じゃもーん。」
「俺はスリの常習犯だし。」
「こ…この人達は…」
ベンは頭痛の時のように頭をおさえた。すると
「きゃー」

たけし7/31 22:37:572211cftSqWgpWefDU||316
村の方から若い女の子の声が聞こえてきた。すかさず、ベンは立ち上がり
「何をしているんですか?二人とも。早く助けに行きましょう。」
ベンは顔をいかにも「僕は真人間です」みたいな顔に変えて言った。
「なあDr。こいつ殴っていいか?」
ヤンクはそう言った。

たけし7/31 22:39:112211cftSqWgpWefDU||714

盗賊は20人ほどいた。
そして、盗賊たちの中心には、どでかい物があった。
ゴーレムだった。

たけし7/31 22:46:312211cftSqWgpWefDU||808
タリスマンを内蔵した人形とゴーレムは違う。
ゴーレムは魔道師が魔法によって、土や岩などの自然界に存在する物をつかってつくる人形だ
両者の大きな違いは、
・人形…大きさは大人程だが、複雑な命令まで聞くことができる。
・ゴーレム…大きさは自由。大きい程、消費する魔力も多い。複雑な命令は理解できず、大まかな命令しかできない。

こんな感じだ。
今ベン達の目の前にいるのは、比較的に低レベルのゴーレムだった。

たけし7/31 22:50:192211cftSqWgpWefDU||626
(低級魔法のゴーレムか…これを造りだした魔道師はたいしたレベルじゃないな。準魔道師だろう。)
カシムはそう分析した。
準魔道師はタリスマンがないと魔法が使えない魔道師である。
一般人との違いは、魔道の知識があることぐらいである。(魔道の知識=呪文、印、陣etc)

たけし7/31 22:54:432211cftSqWgpWefDU||711
「へっへー、そこにいる嬢ちゃんを連れて来い。」
『うーっす』
「いやー」
盗賊のボスらしき男が手下に女の子を連れてくるよう命令した。
ベン好みの女の子を。
「やめろー」
ベンが盗賊と女の子の間に割って入った。
「あ、あなたは?」
「僕の名前はベンさ。キミ、大丈夫かい?」
ベンは歯を白く輝かせて言った。

たけし7/31 22:58:232211cftSqWgpWefDU||928
女の子の好感度はぐーんっと上がった。
二人は二人だけの世界に入っている。
「あほくさー」
カシムがやる気をなくしている。
「これでもくらえっ」
そう言って、ベンは魔銃の銃口を盗賊たちに向けた。
『うわわあああ』
盗賊たちはうろたえている。
そして、ベンは引き金を引いた。
カチッ

たけし7/31 23:4:82211cftSqWgpWefDU||645
しかし、不発に終わった。
(しまった。弾切れだったのをすっかり忘れてた。)
ベンの顔色が青ざめた。
女の子の好感度がガクッと下がった。
村人達の希望が消えた。
そして、カシムとヤンク達の期待が………は最初からなかった。
『やっぱり』
ヤンクとカシムの声がはもる。
「おらおらおらー」
盗賊の一人がベンに迫ってきた。
いつのまにか、ちゃっかり女の子はその場からいなくなっている。

たけし7/31 23:8:132211cftSqWgpWefDU||794
(もうだめだ)
ベンはそう思って目を閉じた。

ザン

目を開けると、自分を襲おうとした盗賊がカシムに切り伏せられていた。
「な…なんで?」
「やっぱりよ。お子ちゃまには保護者が必要だろ。」
そう言ってカシムは剣を敵に向けた。

たけし7/31 23:13:562211cftSqWgpWefDU||808
「3っつの剣…あ、あいつは3剣のカシムっす。親分。」
盗賊の一人がそう言う。
「なにー、3剣のカシムだ―?そんなわけ…」
盗賊の親分がそう言っている間にカシムは盗賊の4分の3を倒していた。
「…さ、3剣のカシムだろうがこいつにはかなうめー。」
ドシーン ドシーン
ゴーレムがカシムの方へ歩いてきた。
「俺もなめられたもんだねー。見せてやるよ。俺が有名なわけを。」
そう言うと、カシムは剣を構えた。
すこし変わった構えだ。

たけし7/31 23:22:192211cftSqWgpWefDU||424
「いくぜ、ブルリヤ式魔剣技!!破壊裂斬!!!」
ズーバン
一瞬、本当に一瞬であの5メートルはあるゴーレムが木っ端微塵になってしまった。
「そんなんじゃ、俺の剣のさびにもなんねえぜ。」
そして、残った盗賊達は散り散りと逃げていった。
女の子のカシムに対する好感度がMAXまで上がった。
村人達のカシムに対する感謝の気持ちがMAXまで上がった。
ベンのカシムに対する嫉妬はグ―ンと上がり、
ベンの気持ちはどん底まで落ちた。

たけし7/31 23:25:472211cftSqWgpWefDU||474
「お師様〜」
またもや失恋をしたベンは、半泣きでヤンクを呼んだ。
「この物語の主人公って僕ですよね〜」
ベンは大勢の村人に囲まれているカシムを見ながらそう言った。
同じくヤンクもカシムの方を見る。
しばらく、考えるそぶりをしてからヤンクは
「さぁ?」
と言った。

たけし7/31 23:27:292211cftSqWgpWefDU||302
また、タイトルミスです。
〜P5〜が抜けてました。

今回はこれで終わりです。
ベンはぶっちゃけ女好きです。
これからもその線でいきます。

祥大7/31 23:42:92192cfjwWTQQyXEQ.||36
こんにちは^^祥大です
ベンさんの本性発覚(ニヤリ)
しかし、カシムさんは強いですね〜
ベンさん顔負けで^^
ところで、『「なあDr。こいつ殴っていいか?」ヤンクはそう言った。』
って、これでいいのでしょうか?
ではでは、次回も待ってます^^

たけし7/31 23:47:432211cftSqWgpWefDU||586
はい、そうです。
抜けてましたか。
祥大さんいつもありがとうございます。

タロー8/1 12:46:426120cfRd1qnFl3HhQ||399
面白いです!!

じゃらし猫8/1 13:10:172204cf7AROKsWmD1M||81
初めてここの小説読んだんですけど、すごく面白いです!
次回楽しみにしてます^^

マジュニア8/1 13:11:212031cf3bsMkaB7C7.||758
面白いです。ゴーレムが登場するとは〜
工夫してますね、カシムがかっこいいです
少しギャグ入りの進み方がいいです
頑張ってください


本文(<>," shift+7使用不可)
 ※メルアドや電話番号を公表してはいけません、荒らしを批判するのは「俺が神掲示板」以外は禁止!
 
特殊文字 by.チビファンタジー