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2187前回スレの続き。「天神様の恋事情」おぐ8/2 8:24:122211cfO4C9eR3vZpU
実はこういうタイトルだったぁ！前スレに書き忘れました・・・。
まぁ・・・・本編行きます。
感想カキコよろしくです！
おぐ8/2 8:30:502211cfO4C9eR3vZpU||244
タッタッタッ・・・

朝６時ごろ軽快なステップで誰かが近づいてきた。
沙良は息をひそめて神社の陰に隠れた。
（あの人・・・かな？）

そのとおりだった。
そいつは神社の前まで来ると止まって、手を合わせた。
そして何やらブツブツ言い出した。顔の表情は明るい。
（辛い願いじゃないのかな？あんなに明るい表情・・・私の役目はないか・・・）
何かすごく残念で、沙良はどこかへ消え去ろうとした。
ところが、足元の空き缶を踏んでしまった。
おぐ8/2 8:35:382211cfO4C9eR3vZpU||669
変な音が、誰もいない神社に響いた。
けど相変わらずそいつは手を合わせていた。
（気付いてないのか・・・良かった・・・）
沙良がまた、移動しようと思った時、そいつは口を開いた。

「誰かいるの？出てきなよ。」

（やっぱり気付いてたぁ・・・）
沙良は仕方なく、そいつに姿を見せた。

「あれ？昨日の子！どうしたの？？」
そいつは沙良を見るなり明るい声をあげた。
おぐ8/2 8:43:502211cfO4C9eR3vZpU||677
（あ、そう言えば、傘返してなかったんだ！）

「あ！おはよう！ほら、これ。昨日の傘。」
沙良は昨日の傘を差し出した。

「あ・・・うん・・・」
そいつは傘を受け取った。
「でも・・・今日も雨だよ？別の傘持ってきてるの？」
「え？！」
「？」
「えーと・・・大丈夫！・・・・それより、今私、あなたと話がしてみたいの！平気？」
「え・・・でも俺、学校があるんだ。君・・・学校は？どこ中？」
おぐ8/2 8:48:232211cfO4C9eR3vZpU||839
（学校！？なにそれ！そこまで知らないよぉ・・・しょうがない。本当のことを言おう。）
「私、学校行った事無いの。」

「え！？どうして？義務教育だから行かなくちゃ駄目だよ！」
（・・・ははは・・・）
「・・・うーんとね、必要ないの。」
「どうして！？」
（神だから・・・）
「ははははは・・・」
笑って誤魔化してみる。

「・・・そっか。人にはいろいろあるもんな。」
おぐ8/2 8:52:592211cfO4C9eR3vZpU||613
（ご・・・誤魔化しきれた！）

「いいよ。話そうか。」
そいつは言い出した。
「えっでもあなたには学校があるんでしょ？」
「良いよ。大丈夫。」
そいつはニコッと笑った。
「そう・・・。私、沙良。」
「あーっと、俺は、達樹。」

互いの自己紹介が終わったところで、沙良は質問を始めた。
「ねぇ、達樹。あなたは何をここでお祈りしてるの？」
おぐ8/2 9:2:492211cfO4C9eR3vZpU||632
「あぁ・・・「晴れますように。」だよ。」
「え・・・？」
「実はね。俺の妹が今、入院してるんだ。」

「それでな、家の前に花の種を植えたんだ。けど・・・最近雨ばっかりだろ？だからそう祈ってる。その花が咲いたらなぜかきっと、妹が早く退院するような気がするんだ。」
「・・・」

「どっどうした！？沙良！？」
沙良は、達樹の動揺した声をきいて、自分の異変に気付いた。
涙が目から出ているのだ。
達樹の、強い目を見ていたら、涙が出てきた。
おぐ8/2 9:8:542211cfO4C9eR3vZpU||227
「ごめんね・・・」

「え？何で沙良があやまんの？」

沙良は立ち上がって、空に向かって杖を伸ばした。
「天よ！沙良の声を聞け！雨雲よ、去れ！太陽よ、光よ、訪れよ！」

たちまち雨はやみ、太陽が出た。

「・・・沙良・・・」

「本当にごめんね！」
沙良は雨上がりの地上を走り去った。
達樹は体に力が入らないようだった。
おぐ8/2 9:9:552211cfO4C9eR3vZpU||288
今日は終わり！！
感想など、お待ちしています！！
就也8/2 11:53:72201cfJlyKn/yFcwg||645
どうなるの？どうなるの！？
沙良と達樹！気になる〜

沙良の気持ちがわかるような気もします。
華奈8/2 14:44:242102cfGuPZFpWTr7w||704
おもろい〜！！
沙良の正体が達樹にばれた！？
沙良の恋が成就するといいな♪
いおり♪8/2 20:41:502101cfGNxYMJntlnk||936
面白い！それに感動します！
妹さん元気になるといいですね

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