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2209最終話かもしれないっ!!「天神様の恋事情」おぐ8/3 8:22:202201cfHisqe1jzpQw
さてさて・・・今日で終わるんでしょうか・・・??どうでしょうかね・・・わかりませんっ!!まぁ・・・お楽しみに☆☆

では本編へ・・・♪

おぐ8/3 8:36:252201cfHisqe1jzpQw||987
しばらくして、我に帰った達樹は沙良を追って走り出した。


「はぁ・・・はぁ・・・」
沙良は川まできていた。息もきれて走りつかれて。強い日差しで乾いた、草原の上に座った。
でも、川はまだ荒れているようだった。もう何日も雨だったため、そんな簡単には水位はおさまらなそうな状態だ。
(これも私がやっちゃったんだ・・・)
今更になって、何も知らなかった自分がウザイ。
もうため息しか出なかった。
「達樹・・・ごめんっごめんっ・・・何も知らなかったの・・・」

おぐ8/3 8:48:242201cfHisqe1jzpQw||222
(人間なんて、下劣で卑怯で最低な物だと思ってた・・・。けど、今じゃ何日も何日も雨降らせて大神様に注意されたら可愛いこぶって・・・私のほうが最低!!)

その時、沙良はふと思った。
(神でも川に飛び込んだら死ぬのかな・・・?)

足は水位の増した川のほうへ向かっていった。
(もう・・・天神なんてやめたいよぉ・・・)
後一歩で川に・・・という所で後ろから強い声がした。

「沙良っ!何やってんだよっ!」
そして、力強く、沙良を後ろから抱きしめた。

おぐ8/3 8:55:322201cfHisqe1jzpQw||395
「離してっっ私は・・・!私のせいでどれくらいの人が困った事か・・・」
「まてっ!待てってば!話を聞けって・・・」

ついに沙良は諦めて、達樹にもたれかかった。
「・・・っごめん・・・ホントにごめんね?」

「・・・俺・・・知ってたんだ。確信はなかったけど、沙良が天神だってこと・・・。」
「・・・え?」
「気付かなかった?あの神社、「天神神社」って言うんだぜ?」
達樹はさらに向かって、二カッと笑って見せた。
「それに天から降ってきたし。沙良。」
「じゃ・・・なんで?何で傘なんか・・・私が雨を降らせて困らせてたのに・・・」

おぐ8/3 9:1:102201cfHisqe1jzpQw||884
「ほっとけばよかったじゃない・・・。だって普通恨むでしょ?」

「恨めるかよ・・・。」
「何で?どうしてよ・・・困るよっ!恨んでよ・・・」
「どうして困るんだよ?」
「だって・・・私、ひどい事したのに・・・恨まれないなんて、ひどすぎる奴じゃないっ!」
「けど、俺はどうしても恨めない。」
達樹はぎゅっと沙良を抱きしめた。
「俺、沙良に一目惚れしたんだ。」

「・・・!?」

おぐ8/3 9:5:512201cfHisqe1jzpQw||150
トクン・・・
「実はな?今日、花咲いたんだ。」
「え・・・」
「沙良が雨降らしたおかげで、花は強く育ったよ。」

強い雨の中でも 必死に生き抜いた花・・・

トクン・・・
「良かった・・・ね・・・」
「ああ。ありがとう。」
トクン・・・
沙良は自分が達樹を好きになっていくのを悟った。

おぐ8/3 9:8:222201cfHisqe1jzpQw||570
「私、帰る。」
沙良は切り出した。
「え・・・?」

「私、天に帰る。」
強く言い切った。
「そっか。ふられちゃったな、俺。」
達樹は無理に笑った。
トクン・・・トクン・・・トクン・・・

(そんなわけあるか・・・バカ・・・)
トクン・・・トクン・・・トクン・・・

おぐ8/3 9:12:512201cfHisqe1jzpQw||247
けど、沙良は天神。達樹は人間。

「・・・ごめんね・・・妹さんの早い退院を願ってるから・・・」

「ばいばぃ・・・・・・

沙良は消えた。天に帰った。
「くそっ・・・俺は何もできねぇ・・・」

けれど次の瞬間、達樹は何か思い立って、走り出した。全速力で。
「一か八か・・・!」

おぐ8/3 9:19:42201cfHisqe1jzpQw||835
「おかえり。沙良。」
「只今戻りました・・・大神様・・・」
「元気がありませんね?でも、基準を学べたから戻ってきたのでしょう?」
「ええ。明日からきっと、天気は平和になります。」
「そう。それは良かった。では、私は消えますね。」
微笑んで、大神様はスウっと消えた。

けれど、しばらくして、急いで戻ってきた。
「さっ沙良っ!あなたは、人間界へ追放です!」
「えっ!?」
また・・・突然沙良の足元の雲は消え、真っ逆さまに沙良は地上へ落ちていった。

おぐ8/3 9:22:532201cfHisqe1jzpQw||674
(一体どうなっているの!?)

(あ・・・また腰うっちゃうっ!)

ふわっ

けれど沙良が腰を地面に打ち付けることはなかった。
「よっ!」
上を見ると間近に達樹の顔が。
「え・・・」

達樹は見事に降って来る沙良を自分の腕で抱きとめた。
「たっ達樹っ!!」

おぐ8/3 9:30:12201cfHisqe1jzpQw||532
どうして・・・?そういおうと思った沙良より、達樹のほうが先に話し始めた。
「脅してやったんだ。神を。」
(は・・・?)

「天気の事は天神が悪いんじゃない!って。大神様がちゃんと監視しなかったのが悪いんだ!って。だから、沙良を解放してやってくれ!って。」
沙良は、呆気に取られていた。

「あ・・・でも、ごめんな。」
突然達樹は謝りだした。
「どうして謝るの?」
「いや・・・勝手な行動して。沙良、もしかして天で生活している方が楽しい?俺、勝手に考えちまって・・・」

おぐ8/3 9:40:62201cfHisqe1jzpQw||754
「そんなこと・・・あるわけない・・・。」
「え・・?」
「私も達樹が好きだから・・・」


次の日から天には新しい天神が生まれた。
力は確かで、毎日確実な天気を、地上にもたらした。

平和。
地上ではいい加減な天気はなくなり、その天気をもたらした天神も幸せに暮らしている。
天でも、新しい天神も大神様も人間からの苦情がなく幸せで。

全てに平和をもたらした、
  天神様の恋事情

おぐ8/3 9:43:382201cfHisqe1jzpQw||246
−−−−−−−−−−−−−−−−完−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

はい。終わりました。とてつもなく長いですが。ご了承ください。

感想・感想・感想!!!とにかく感想ください!!

エルナディア8/3 10:40:142182cfcGD537gTbuo||838
 お初ですvv おぐさん小説とってもお上手ですね
終わり方がすごい綺麗というか、
ふうぅって感じですよね(意味不明。。。
また小説書いちゃって下さいvv
まってま〜す 馬鹿な変人でした〜

就也8/3 12:7:572201cfJlyKn/yFcwg||479
結局二人は結ばれたんですねwよかった(意味不
天神辞めさせられちゃったのはなんともいえないけど(さらに意味不

またこーゆー小説書いてくださいね〜
てかおぐs芸術に向きすぎ・・・すごいなぁ

華奈8/3 16:35:142102cfGuPZFpWTr7w||118
おぐぅ〜・・・あんた天才だよ。
めっちゃいい小説だったよ〜!!
沙良と達樹が結ばれた!よかったねぇ〜・・・。
んで地上も平和になって・・・よかったねぇ〜・・・。
最後の終わり方・・・綺麗ってエルナディアs同感です!
最後がめっちゃよかったよ〜!
わけわからんけど華奈の感想でした!


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