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2411同じ空の下で〜二章〜「空の下にいる限り」二話祥大8/15 14:5:102192cfjwWTQQyXEQ.
http://chibifantasy.com/bbs/t12-1764.htmlが、〜序章〜です^^
http://chibifantasy.com/bbs/t12-2329.htmlが、〜一章〜の最終話です^^ここから一章の話に行って下さい
http://chibifantasy.com/bbs/t12-2385.htmlが、〜二章〜の一話です^^
えっと、「共通世界(仮)」(http://chibifantasy.com/bbs/t12-1731.html参照)の作品です
最近、なかなか話を進められなくて困ってます・・・でも、がんばらせていただきます^^
ではでは、本編にレッツゴー!

祥大8/15 14:6:52192cfjwWTQQyXEQ.||59
「はぁ・・・これじゃ、ダメなのかなぁ?僕は・・・」
僕はいつもの広場に来ていた。夜には人がいなくて、ちょうどハーモニカを吹くにはいい場所だった。
「早く、一人前にならないと」
 グゥ、とお腹が鳴る。さすがに二食も抜くと体にこたえる。
 ベンチに座って休もうと、広場の中に入ってみると・・・。
「――この想い、空に届いて!」
突然、声が聞こえた。
「うわっ!」
その声で、僕はひっくり返る。だって、いきなりだったからさ・・・。

祥大8/15 14:6:332192cfjwWTQQyXEQ.||933
「わひゃ!?・・・え?人かなぁ〜?誰かいるのぅ〜?」
見つかったようだ。僕を探している。
 ここは顔を出すべきか、出さないべきか。どっちだろう?
「あ、そこですかぁ〜? 出てきてくださいぃ〜」
迷う暇なんて無かった。見つかっては顔を出すしかない。
「こ、こんばんは・・・」
「こんばんはぁ〜。ここで話すのも難ですし、向こうで話しましょ〜」
いつの間にやら、僕はベンチのほうに向かって歩き出していた。


祥大8/15 14:7:222192cfjwWTQQyXEQ.||685

「君――美風はなんでこんなとこにいるのさ?」
お互いの自己紹介が終わった後に、僕は聞いた。
 少女の名前は『美風』(みかぜ)。15歳らしい。僕よりも少し身長が低い。それなのに、
僕に「年上ですかぁ〜?」と聞いてきたときにはびっくりした。なんだか、年下に年齢を幼く見られるのは不愉快だった。いつものことだけどさ。
「わたしは、旅をしてるんです。その途中でここに寄ったんです〜。ダメでしたかぁ?」

祥大8/15 14:8:132192cfjwWTQQyXEQ.||351
「いや、別にダメなわけじゃないんだけど・・・。でも、なんで旅なんかしてるの?それも、女の子一人でさ。」
「・・・。そのぉ・・・また今度でいいですかぁ〜?これから少しの間ここに滞在しますから。あ、旅の内容は詩人みたいなことしてるんですけどぉ・・・」
「話したくなかったら別にいいよ。ふーん、詩人かぁ〜。僕みたいな精製師には関係ない話だね。ふーん・・・」
――女の子の一人旅かぁ〜。いろいろわけありなんだろうな。
 僕はそう思う。僕じゃなくてもきっとそう思う。深くは追求しないほうがいいかな?

祥大8/15 14:8:472192cfjwWTQQyXEQ.||577
「詩人って言っても、たいしたことはしてませんよぅ〜。ただ詩を作って、その歌詞に音楽つけて歌ってるんです〜。音楽って言っても、楽器も何も無いんですけど」
「ふーん。それでもすごいと思うよ。でも、楽器が無いんだ・・・」
思ったことを素直に述べる。それが、一番。
「はい・・・」
一瞬、その場に沈黙が流れる。そんなときに美風の顔を見てみると、少し落ち込んだ感じの顔である。まだ幼さの残る顔で、そんな顔をしていた。可愛いなぁ・・・。

祥大8/15 14:9:112192cfjwWTQQyXEQ.||501
「そうだ!僕が楽器やってあげるよ!この村にいる間だけさ。ハーモニカなんだけど・・・」
どうせ目標なんて無いのに吹いてるんだ。きっとそれがいい。
 僕はそう言ってポケットからハーモニカを取り出す。
「ホントですかぁ〜?お願いします〜。そっちのほうがやりやすいですしぃ〜」
美風は、立ち上がって飛び跳ねる。よっぽどうれしかったようだ。

祥大8/15 14:9:322192cfjwWTQQyXEQ.||613
 美風のセミロングの髪が、反動で揺れる。その茶色の髪は、月に照らされて輝いている。とても、綺麗だった。
「じゃ、早速やろうか?楽譜はあるの?」
「あ、はい、これ楽譜です〜。では、お願いします〜」
楽譜を受け取り、立ち上がる。
 ――まぁ、がんばろ。
 そう思って、ハーモニカに口を付ける。
「じゃ、いきますよ〜?」
僕たちの練習が始まった。


祥大8/15 14:9:552192cfjwWTQQyXEQ.||103

「はぅ〜。久々にちゃんと練習したなぁ〜」
宿屋の一室で、少女がつぶやく。
「ふぅ・・・ちょっと疲れたかなぁ。でも、楽しかったなぁ〜。明日も同じ時間にね、かぁ・・・」
帰り間際、明日も同じ場所、同じ時間にまた練習をしよう、という約束を交わしていた。
 久々のちゃんとした練習。体は疲れているはずなのに、心は――生き生きしていた。
 とても、明日が楽しみだった。
「もう寝よぅ・・・」
少女は、明日が来るのが楽しみだった。
 こんなことはあの日以来、初めてのことだった。


祥大8/15 14:10:222192cfjwWTQQyXEQ.||648

「はぁ・・・。ただいまぁ〜」
本日二度目のただいま。出迎えたのは、おじさんでもおばさんでもない、
「あ、お帰り〜。どうしたの?元気ないよ」
マナだった。
 いつもならありえない、出迎え。
「ちょっと疲れた・・・って、え?おじさんたちは?」
「台所に手紙が置いてあったよ。『一ヶ月くらい外国にでも旅行にいってくるわ。byおばさんこと、山野恵美』だって。それで二人とも行っちゃったみたい。これから二人っきりだね〜」

祥大8/15 14:10:472192cfjwWTQQyXEQ.||512
「う、うそ・・・。そんなのありぃ〜?」
「うん、ありあり。旅行カバンが無くなってるし。いいじゃん、私がいるんだから」
「問題はそこじゃないよ・・・。もう、寝るね・・・」
僕は、脱力したまま部屋へと向かった。
 部屋に入ると、ベットに転がる。
「うぅ・・・。今日はホントに疲れたなぁ〜・・・」
そう言うと、そのままぐったりとうつ伏せになる。
 そのまま、夢の世界へ直行だった。


祥大8/15 14:11:232192cfjwWTQQyXEQ.||528

 ――父さん?母さん?なんでこんなところにいるの?
 僕の目には、白のTシャツに青いズボンの男性と、普通の上に、赤いエプロンを付けた女性が映っていた。
 ――ああ、わかった。これは夢だ。父さんに母さんは、もういない。旅に出たって、おばさんが言ってたから。
 頭ではわかっている。なのに、夢でないことを祈っている自分がいる。
 ――ほら、もう目が覚める。景色が霞んできた。
 そのまま男性と女性も、景色と一緒に消えていった。


祥大8/15 14:11:542192cfjwWTQQyXEQ.||919

「ふぁ・・・。朝か・・・」
独り言を言って、体を起こす。
 いつものように、マナが「おはよー」と言ってくる。それに僕は、「おはよう」と答える。
 そのまま階段を下りる。今日はマナも一緒だ。いつもなら、マナと話していると不思議がられるのだが、今日は不思議がる人がいない。
「久々だね〜。朝に二人でここにいるの。えっと、四ヶ月ぶりくらいかな?あのときはおじさんとおばさん、二人して入院してたんだよね〜。・・・?どうしたの?元気ないよ」

祥大8/15 14:12:222192cfjwWTQQyXEQ.||811
「いや、そんなことないよ。僕はいつもどおりだよ。気にしないで」
「・・・またあの夢?だから、一人前になったら探しに行こう、って行ったでしょ?それまでは、なにが起きても我慢しないと。体が持たないよ?」
どうやら見抜かれているらしい。さすがだね。
「・・・ありがと。そうだよね。それまでの我慢だよね。元気出たよ!」
そう言って腕を振り上げる。僕は大丈夫だよ、の合図である。
 昔交わした口約束。

祥大8/15 14:12:362192cfjwWTQQyXEQ.||968
 ――輝が一人前になったら、父さんと母さんを探しに行こう。

祥大8/15 14:13:252192cfjwWTQQyXEQ.||797
 口約束であったが、これが二人の『絆』の一つだった。
 そんなときグゥ、とお腹が鳴る。
「なにやってんの、輝。お腹がそんなにすいた?」
マナは僕をからかうように言う。僕は頬を赤らめ、
「うるさいなぁ!昨日のお昼から何も食べてないんだよ!・・・うぅ、怒鳴ったら、もっとお腹すいた」
と言う。
「朝は食べるでしょ?今日は私が作ったげるから、期待してて!」
どうやら、朝はマナが作ってくれるらしい。
 ――マナが作った料理、味が薄いんだよな・・・。
 心の中で文句を言いながら、僕は食卓の椅子に座った。


祥大8/15 14:13:502192cfjwWTQQyXEQ.||619


続くのか?



祥大8/15 14:18:202192cfjwWTQQyXEQ.||428
あとがきですよ〜

はい、今日も同じ空の下でをお送りいたしました^^
今回は少し短くなってしまいましたが、許してくださいね
ヒロイン格も完全に出てきましたから、これからが楽しみです
・・・え?鈴たちと関係ある人が出てない?いえいえ、もう出てるんですよ、三人も^^
さぁ、誰でしょう?
ではでは、感想、指摘、参加、質問、使用等がありましたらレスください^^
今回はマナと一緒にレス返しいたします・・・

アスキ8/15 18:30:202214cf42TYJj.FVbY||788
久しぶりにきたら2話まできてたか。早いもんで。
滝 「お前が遅いんだよ」
スティーブ 「早くあっしを出すでやんす」
アスキ 「あ〜!うっさい。こっちも祭りの関係上忙しいの!!」
ケイ 「まあ作者はいじめないように」
アスキ 「それにしても鈴達に関係あるのが3人か・・・気になるな」
烈 「ない頭しぼって考えるんだな」
アスキ 「だまらっしゃい!!では、次回も待ってます^^」

たけし8/15 20:44:382211cftSqWgpWefDU||892
祥大のキャラは特徴があって読みやすい。
途中の夢のシーンも良かった。
また次のを楽しみにしてるよ―

祥大8/15 20:55:252192cfjwWTQQyXEQ.||75
 アスキ、感想あり^^
マナ「ま、早いよね、進めるの」
 まだ先考えてないんだけどな・・・
マナ「っていうか、スティーブって結局、誰?」
 そのうちわかるだろ
 ではでは、次回もがんばらせていただきます^^

祥大8/15 20:57:502192cfjwWTQQyXEQ.||884
 たけし、感想どうも^^
マナ「特徴は考えるのきついよね?」
 うん、かなりね
マナ「でも、輝も弱いよね、あんな夢見ただけで元気なくすんだから」
 だな
 ではでは、次回も楽しみにされます^^

恋苺8/16 12:54:482031cfvoKv0U0PQS2||988
⊃`ノ千ノヽ..*;:゜φ(・ω・`o)

謎の美少女
しかも美風ちゃんのこと【 みふう 】とか思ってたし
ごめんねUυ

マナちゃんの料理薄いんだ..*;:゜
でもちょい食べてみたいかも

んぢゃ第三章も頑張ってvv

祥大8/16 13:19:132192cfjwWTQQyXEQ.||880
 めい、感想どうもです^^
マナ「いったいあの娘は誰?」
 さぁ?そういや、この名前なんかのアニメで聞いたような・・・
マナ「そんなのどうでもいいよ。っていうか、私の料理って味薄いわけ?」
 それこそどうでもいいって
 ではでは、次もがんばらせていただきます^^

リナリー8/16 20:42:192212cf6IJUPV/fLg2||29
 ども^^またまた楽しく読ませてもらったよん♪
直人「おい!祥大の小説ばっか読んでねーで、オレを早く人間に戻すようにしろよな!」
 はいはい。まったくうるさいったらありゃしない
直人「ああ!?なんか言ったか!?」
 いーえ。な〜んも言ってませんよ。(いつからこんな不良になったんだろ)
花音「は〜い輝君^^ヘボ作者がおじゃましちゃってます^^;
   んじゃ、これからも小説がんばってね^^次回も楽しみにしてますっ!」
 花音にセリフとられた・・・。ですが、花音の言葉をあたしの言葉だと思っちゃって^^;

祥大8/16 22:41:392192cfjwWTQQyXEQ.||907
 リナ、感想ありです^^
マナ「わぁ、犬だ。肉球、肉球」
 ・・・お前って、肉球好きだっけ?
マナ「気にしないで。わ、逃げちゃった・・・」
 ・・・ったく。輝じゃないけど、声援受け取っとくね^^
マナ「次回も、活躍します」
 お前はしないぞ?ま、お楽しみに^^

kyoko8/17 13:23:442211cf4id/QXHiPmg||164
こんにちは〜♪
今回も面白かったです♪
これからも頑張って下さい!!

マナちゃんの料理、ちょっと食べてみたい、
                kyokoよりw

祥大8/17 14:10:02192cfjwWTQQyXEQ.||139
 kyoko、感想どうも^^
マナ「私の料理でよければいつでも^^」
 味薄いけど。ま、いっか
マナ「今回もおもしろかって光栄です」
 と、いうことで、今度もがんばらせていただきます^^


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