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246218の続きです・・・花枕5/19 19:10:292202cfZeqWFeotgis
 沈黙が続いた。
 少年も気まずそうだった。
 と、いきなり
 「う・・うっっうぅぅぅえぅっ」
  と、誰もいないはずの後ろのほうから泣くのをこらえるような声がした。
 そして、一瞬まわりがゆがんで見えた。
 少年も驚いたような顔をしていた。
 が、その表情もすぐに戻り、少年が口を開いた。
 「新しい人が来たかな・・・」
  イツカは精一杯の笑顔を作った。
 「じゃぁ、その人のところに行ってあげて。一人で心細いと思うから」
  しかし、少年はイツカのほうを向きなおると、
 「大丈夫、ここにいるのは僕だけじゃないから。」
  といって少し微笑んだ。
 

花枕5/19 19:11:352202cfZeqWFeotgis||198
  イツカは不思議に思った。
 どうしてこの人は私にこんなに接してくれるのだろう。
 少年は静かに言った。
 「もしよかったら、ダイヤの話を聞かせてくれない・・・?」


花枕5/19 21:0:412202cfvevsRjSUqH6||327
  それから二人はいろいろ話した。
 全てダイヤのことだった。それでも少年はつまらなそうな顔をすることもなく、
 笑顔で見守るように話を聞いてくれた。
 イタズラ好きで、父親のゴルフボールが消失したりして、  
 両親をしょっちゅう困らせたこと。
 右耳がかけていて、付け根にダイヤのようなアザがあるからダイヤだということ。
 そして、頭がよくて、人なつこくて・・・
 ほとんど一方的に話し続けた。

マジュニア5/19 21:8:282031cfB2KdC0TOWYA||306
頑張って

花枕5/19 21:14:362202cfZeqWFeotgis||27
ありがとうございます
ガンバリマス!

花枕5/19 22:53:592202cf7BHY/H9BB5M||68
  話しているうちに自分が情けなくなってきた。
 せっかくダイヤがくれた命を無駄にした。
 今頃気づいた自分にどうしようもなく腹を立てた。
 「馬鹿だよね・・・もう戻れないのに・・」
 少年が前に向き直り静かに言った。
 「・・・戻れるよ」


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