2477 | 同じ空の下で〜二章〜「空の下にいる限り」三話 | 祥大 | 8/19 18:38:9 | 2192cfjwWTQQyXEQ. |
http://chibifantasy.com/bbs/t12-1764.htmlが、〜序章〜です^^ http://chibifantasy.com/bbs/t12-2329.htmlが、〜一章〜の最終話です^^ここから一章の話に行って下さい http://chibifantasy.com/bbs/t12-2385.htmlが、〜二章〜の一話です^^ http://chibifantasy.com/bbs/t12-2411.htmlが、〜二章〜の二話です^^ えっと、「共通世界(仮)」(http://chibifantasy.com/bbs/t12-1731.html参照)の作品です ご無沙汰しておりました、祥大です^^ 最近、なかなか思いつかずに他の作品作ってる始末で・・・ 期待している方(いるのか?)、申し訳ございません では、本編へレッツゴー! |
祥大 | 8/19 18:39:15 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||180 | ||
「親方ぁ!今日こそ精製の作業を仕事でさせてくださいよ!」 工房に僕の声が響く。それに対して、親方は反応する。 「ああ?なんでだ?」 「なんで?じゃないですよ!昨日、『明日、精製の作業させてやる』って行ったじゃないですか!」 その後、付け足しに「嘘つくんですか?」と言う。 「うるせぇなぁ!・・・ったく、わかった、今日からやってもいいぞ」 「ホントですか?やったぁ〜!でも、親方はどこの仕事にまわるんですか?」 僕は飛び跳ねて喜ぶ。そして、聞く。 「俺の仕事場所取られちゃあ、お前のところしか空いてないだろうが!そこをやらしてもらうさ。・・・わかったんならさっさと仕事場に行きやがれ」 |
祥大 | 8/19 18:39:37 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||535 | ||
怒鳴りながら、親方は僕の体を押す。 「はい、わかりましたぁ♪」 そう言って、僕はその場を後にする。 残されたのは、親方一人。 「『わかりましたぁ♪』って、女か、お前は!・・・ったく」 そう、また怒鳴る。 そして、もう一声。 「・・・あいつは目の届くところに置いて置きたかったんだけどな。もう、限界か。」 今度は小さな声で、つぶやいた。 |
祥大 | 8/19 18:40:23 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||362 | ||
「また行くの?今日は連れてってよ」 耳元でマナがそう言う。 「別にいいけどさ、邪魔しないでよ」 それに対して、僕は答える。 精製の作業をして、帰ってきてから夕食を取った。そのときに、「今日も昨日の場所に行くね」と、マナに言ってしまった。言わなければ、ついてこなかったかもしれないのに。 とにかく、昨日の約束の時間が迫っていた。 |
祥大 | 8/19 18:40:41 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||265 | ||
「邪魔って、何するの?」 「ハーモニカ」 マナの問いに、あっさりと答える。 後ろめたい気持ちなんて無い。ハーモニカを吹くことは間違ってないんだから。 「そうなの?じゃあ私、歌おうかな?」 「勝手にしなよ」 いろいろと会話をしながら、玄関に行き着く。 そうして、広場へと向かった。 |
祥大 | 8/19 18:41:7 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||9 | ||
「美風〜!いる?」 広場に着いてそうそう叫ぶ。 後ろでは、「美風って誰?」と聞いてくるがとりあえず無視。 待っても返事が無い。まだ来てないようだ。 「じゃ、先に練習しとくかな」 そういって、持ってきたカバンから楽譜とハーモニカを取り出す。 「え?楽譜持ってるの?え、どうしたの?」 「ああ、これは今日ここで一緒に練習する友達が作ったの。歌詞もあるけど、マナ、歌う?」 |
祥大 | 8/19 18:41:24 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||807 | ||
聞かれたら、すぐに答える。マナが返事をする。 「友達?美風って娘、ここ来るんだ。じゃ、それまで歌う」 そう言って、広場の真ん中に行って曲を聞いているかのように少しだけ――舞う。 「私、歌だけじゃなくて踊りも得意なんだから」 「知ってるよ。僕が吹いてるときは、だいたい歌いながら踊ってたし。でも、ホントうまいと思うよ」 一度おだてておいて、僕は吹き始めた。 |
祥大 | 8/19 18:41:55 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||766 | ||
「すごいです〜」 パチパチと鳴る拍手とともに聞こえた声。美風だ。 「うまいですね〜」 「――あ、来た?うまいって。ホントに?」 うまいと言われて、悪い気はしない。 まぁ、単なる会話だ。 |
祥大 | 8/19 18:42:19 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||357 | ||
「はい♪輝くんのハーモニカもうまいし、そこで踊ってた人もすごく綺麗でしたし・・・」 「ありがと。マナ、君の踊りもうまいってさ」 「あ、そう?ありがと。――輝。この娘が美風って言う人?」 「うん。そうだ、こっちのはマナ。僕の、同居人」 「こっちの、は無いでしょ!もう、輝が言ったように、私はマナ。こう見えても、16だから。以後、よろしく」 「そうですかぁ〜。よろしくお願いしますね〜」 普通の会話だ。 ん?こう『見えても』・・・? その言葉に疑問を持つ。えーと、確か・・・ |
祥大 | 8/19 18:42:45 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||982 | ||
「・・・あ!そうだった!マナは魔法が使える人にしか見えないんだった」 「「・・・?」」 僕は、重要なことを思い出して叫ぶ。 それを、不思議そうに見るマナと美風。 さぁ、これだけのことから導き出さられる答えは? |
祥大 | 8/19 18:43:12 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||723 | ||
「ねぇ、美風ってもしかして魔道師?」 「え?もしかしなくても魔道師ですよ?それが・・・」 「やっぱり!やったぁ!これで僕にも魔法が使える!」 「「??」」 答えは、『美風が魔道師である』、だ。 美風が話している途中でさえぎるようにしゃべる。 また、僕を不思議そうに見る。 「美風、魔道師なんだよね?魔法、使えるんだよね?」 「う、うん。そうだけど・・・」 「じゃあさ、歌の練習と一緒に魔法も教えてくれない?」 実は、僕は魔道師であるのに魔法が使えないのが悔しかったのだった。 |
祥大 | 8/19 18:43:40 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||674 | ||
マナがいても、魔法が使えないと意味が無い。とても、魔法が使いたくて仕方が無かったのだった。 「え、別にいいですけどぅ・・・」 「やったぁ!前から使ってみたかったんだよ、魔法が」 「いいんですけどぅ・・・、理由は?」 「・・・ああ、理由ね。話すよ」 いつの間にか無視されているマナだったが、黙って横で聞いている。 僕は、理由を話し出した――。 もちろん、実は魔法マニアです、ということは間違っても言わないように気をつけながら。 |
祥大 | 8/19 18:44:3 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||666 | ||
「・・・両親、二人とも旅に出てるんですかぁ。そういうことなら・・・」 「ホントに?ホントに?」 だいたいの理由を話した。ついでだったからマナとの出会いも話した。 僕は、本当かどうかをさらに確認する。 「もちろん」 「やったぁ!」 何回このやり取りが続いただろうか。 マナが、口を開く。 「えっと、とりあえず歌の練習しないわけ?」 「「あ・・・」」 美風は、忘れていたようだった。もちろん、僕も。 |
祥大 | 8/19 18:44:23 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||597 | ||
「魔法のことは後にして、歌の練習しましょうよぅ〜」 美風も、思い出してから、すぐにそう言う。 ハッ、と僕は我に返ると、答える。 「あ、そうだね。じゃ、そうしようか。役割は、僕がハーモニカ吹いて、美風が歌って、マナが歌いながら踊る、っと・・・。じゃ、始めるよ」 ハーモニカを取り出すと、口を付けた。 |
祥大 | 8/19 18:44:42 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||557 | ||
「もう、なんであいつはこんなところに住むかなー。毎回毎回、来るのが大変よー」 町の入り口に、少しばかりおばさんのような女性が立っている。 「あたしがこっちに来るんじゃなくて、あいつが研究所に来たらいいのにねー。これで引き受けてくれなかったら、殴り倒してやるわよー。えっと、とりあえず宿取りねー」 誰かに不満をぶつけながら、歩き出す。 「お金でも取ったりしたら、怒らないとねー。『お姉様からお金取るつもりー?』って。満面の笑みで。ただでさえ、うちの子が出てっちゃって家が空けられないのに、あたしも物好きよねー。こんな遠くまで来るなんて」 そう言って、歩く。 やたらと「ねー」が多い女性だった。 |
祥大 | 8/19 18:45:15 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||957 | ||
「じゃ、今日はこれで。また、同じ時間に」 「うん、ありがと。またね」 「ちゃんと来てよね!」 そう言って、美風と別れる。 ちょうど先ほど、どちらの練習が終わったところだ。 少しだけ、空を見上げる。その間に、美風は見えなくなった。 |
祥大 | 8/19 18:45:50 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||635 | ||
「よし。教えてもらった魔法、使えるようにならないと」 「無茶はダメだよ。わかってる?」 「うん、わかってるよ。よし、じゃあ初級魔法から・・・。確か・・・。地より柱を・・・『グレイブ』!」 詠唱を唱える。 次の瞬間、指定していた場所の地面から土の柱が飛び出る。 「やったぁ!成功だぁ!」 予想どおりの出来事に、僕は喜ぶ。 調子に乗って、ある言葉を言ってみる。 |
祥大 | 8/19 18:46:12 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||262 | ||
「我は放つ、光の白刃!・・・やっぱ無理かなぁ、本で読んだやつじゃ」 「当たり前でしょ。あの本はまた違ったものだから」 ちょっと言ってみたかった台詞。でも、やっぱり無理だった。 そこを、マナに突かれる始末で・・・。 「よし、がんばるぞ」 それから二時間ほど、そこで魔法の練習をした。 |
祥大 | 8/19 18:47:8 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||910 | ||
続く可能性、100% |
祥大 | 8/19 18:51:8 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||103 | ||
あっとっがっき! うーむ、お久しぶりです^^ ホント、全然進めさせれませんね・・・困った ま、なんとかなるか^^ さーて、今回はあのお方も登場しました^^わかるでしょう?きっと どっかで見たことあるような言葉もあったりして・・・ あ、場合によっちゃ、この小説が一時停止の危機に陥るかも・・・(他の小説考えてるせいで ではでは、感想、指摘、質問、使用、参加等がありましたらレスどうぞ^^ 今日は美風が来てくれるよー(ナニ |
イクス | 8/19 19:1:22 | 2202cfwKIgBablNMk||852 | ||
あーこんばんはー お久しぶりデス。 とにかく描写が細かいですね。 はい、細かいおかげで想像しやすく、楽しかったです あ、それと 単行本読んでて気が付いたんですけども、 なんか語尾は「た」を使い続ける、や 「る」等で統一すると、文がすっきりしていくみたいです。 私もできてない(殴 生意気かもしれなかったですが 一応感想でした・・・ |
タロー | 8/19 19:3:58 | 2182cfsWsI9nSiWbw||582 | ||
読んでいると『同じ空の下で』の世界に引き込まれそうですw 面白いですww 下の僕のも見てくださいww |
祥大 | 8/19 19:10:15 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||700 | ||
イクスさん、感想ありがとうございます^^ 美風「楽しんでもらえて、うれしいです〜」 ホント、うれしいです^^ 美風「文の統一ですかぁ〜・・・。指摘まで、ありがとうございます〜」 参考にさせてもらいますね^^っていうより、こんなレス返ししている自分が生意気だ ではでは、一応レス返しでした |
祥大 | 8/19 19:12:10 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||432 | ||
タローさん、感想どうもです^^ 美風「引き込まれる展開って、なかなか無いですよね〜」 まぁ、そうだけど・・・ 美風「はい、あなたのも見ます〜」 ではでは^^ |
タロー | 8/19 19:16:43 | 2182cfsWsI9nSiWbw||305 | ||
オオ 見てもらえるとは有りがたい・・・ |
たけし | 8/19 22:28:5 | 2211cftSqWgpWefDU||941 | ||
祥大!!「我は放つ光の白刃」って使ったらだめじゃん^^(人のこといえねー) なんか話が進んできたなー 次を楽しみにしてるよー |
kyoko | 8/20 10:24:16 | 2211cf4id/QXHiPmg||774 | ||
おはようございまス^^ やっと輝kも魔法使えるようになったんですねぇ。。。 これからどんな魔法が出てくるのかとっても楽しみですッ>∀< これからも頑張ってください!!! |
祥大 | 8/20 17:42:27 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||741 | ||
たけし、感想あり^^ 美風「あんな詠唱、無いんですけどね〜」 っていうか、使ったんだけどその本読んでないや・・・ 美風「そろそろ、話が終わりますかぁ〜?」 どうだろうね? では、楽しみにされます^^ |
祥大 | 8/20 17:45:7 | 2192cfjwWTQQyXEQ.||440 | ||
kyokoさん、感想どうも^^ 美風「輝くんも、魔法が使えるようになりましたね〜」 うむ。俺も使えんかな? 美風「知らない。輝くんは、まだ上級魔法は使えないけどね〜」 では、がんばらせていただきます^^ |
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