2495 | 魔道力学白書第2編〜P5〜 | たけし | 8/20 15:42:13 | 2211cftSqWgpWefDU |
八巻たちの目の前に現れたそれは… |
たけし | 8/20 16:0:26 | 2211cftSqWgpWefDU||977 | ||
それは八巻達の大きさの倍はある、人形だった。 もちろんタリスマンを内蔵している… 「な、なんだこいつは?」 八巻が驚く。 人形の右手が、かなり洗練された動きをする。 シュゴッ 八巻と斎藤はそれを横っ飛びでかわす。 そして、人形の腕はそのまま城の外壁に当たる。 ゴッガーン |
たけし | 8/20 16:7:28 | 2211cftSqWgpWefDU||488 | ||
外壁があっさりと砕ける。 「これは洒落にならんでござるな…」 「…」 八巻と斎藤がその外壁を見る。 八巻は視線の先を人形に戻し、 「これが西洋の技術で作られた人形でござるな。」 「…知ってるのか?」 珍しく斎藤が口を開く。 「うむ。」 八巻はうなずく。 |
たけし | 8/20 16:24:51 | 2211cftSqWgpWefDU||807 | ||
八巻は意外にも博識で、西洋の学問も詳しいのだ。 「あのカラクリ人形は:たりすまん:という代物を備えておるでござるよ。」 「たりすまん?」 斎藤が聞く。 「:たりすまん:とは魔道(ズパングで言う霊術みたいなものでござる)の源でござるよ。」 「…」 斎藤はまた無言。 「あれは最新式だから気を付けるでござる。」 八巻が斎藤に注意すると、人形が動き出した。 |
たけし | 8/20 16:35:59 | 2211cftSqWgpWefDU||707 | ||
人形の目標は…斎藤だった。 「…」 斎藤は無言で刀を構える。 新鮮組で沖田と肩を並べる男が、今人形を睨む。 人形の右手が斎藤に迫る。 しかし、斎藤は落ちついて… バシッ それを右手で払う。 そして左手一本で一閃。 |
たけし | 8/20 16:39:42 | 2211cftSqWgpWefDU||544 | ||
ズバンッ 人形の胸の辺りがパックリ斬れる。 「…八巻」 斎藤が八巻を呼ぶ。 「その:たりすまん:ってのはどこにあるんだ?」 「人で言う心臓と同じ位置でござるよ。」 「…助かる…」 斎藤はそう言うと、 ズボッ 右手を人形の胸の辺りに突っ込む。 |
たけし | 8/20 17:0:20 | 2211cftSqWgpWefDU||378 | ||
「…」 そして無言で引きぬく。 ズボッ 斎藤が右手に持つ物、それは… タリスマンだった。 人形の機能が停止する。 |
たけし | 8/20 17:8:26 | 2211cftSqWgpWefDU||616 | ||
3番隊組長、斎藤一志。 完璧主義者で無駄なことを嫌う。 そのため、普段は無駄な会話はしようともせず、その結果、無口になる。 それは戦闘にも現れる。 八巻と沖田を剣の天才と例えるなら、斎藤は闘いの天才。 斎藤の闘いには一寸の無駄もなく、常に確実な勝利を得る。 そう、今回のように… |
たけし | 8/20 17:14:51 | 2211cftSqWgpWefDU||986 | ||
(素手で人形の攻撃を払うとは…さすがでござるな…) 八巻は斎藤に感心する。 しかし… 「まだ、終わってはござらんようだな…」 ワーワーーワー 遠くから声が聞こえてくる… 「…当然だ。これからが始まりだ。」 ワーワーーワー 人数はかなり多い… 八巻と斎藤は声のする方向を見る。 |
たけし | 8/20 17:15:49 | 2211cftSqWgpWefDU||749 | ||
八巻と斎藤の視線の先には… ワーワーーワー 10万を超える大軍が愛染城を目指して、迫ってきていた。 つづく |
たけし | 8/20 17:16:59 | 2211cftSqWgpWefDU||879 | ||
今回はこれで終わりです。 次回は1週間後になります。 今回も見てくださった方、ありがとうございます。 ついでに感想もよろしくお願いします。 |
マジュニア | 8/20 18:19:26 | 2031cfPkRgr2C3mOI||505 | ||
面白いです。次回、どんな展開になるか楽しみです。 新鮮組、面白いです |
特殊文字 by.チビファンタジー |