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2594風来坊〜桃鬼伝〜マジュニア8/27 12:30:302031cfPkRgr2C3mOI
・・・独川幕府が世を治めていた頃・・・
幕府に反旗を翻した男がいた。
名は真田我盗(さなだ・がとう)彼は最強の剣士だった。
「拙者は幕府と戦う、貧しい農家の人々の為に・・・」
そう言い放って戦い続けた。現在どこにいるかは不明である。
刀を鞘から抜かずに戦い人を殺さないことから「白水」と呼ばれた。
白き水が我盗、赤き血が独川、そんな声も聞こえるようになった。
真田我盗は息子に自分の愛用服を着せて川に流した。
強い息子を望む真田我盗は強い息子になるように川に流した・・・
川の名前は鬼桃川・・・

マジュニア8/27 12:30:562031cfPkRgr2C3mOI||667

マジュニア8/27 12:31:492031cfPkRgr2C3mOI||212
第三話「星雲隊」
独川幕府は賊の討伐に力を入れて動き出していた。
幕府の作った賊討伐の軍団があった。名は星雲隊・・・
9つの隊を持つ星雲隊の前に賊は次々と討伐されていった。星雲隊の屯所が江都にあった。
「星さん、次の標的は誰なんですか?僕、早く戦いたいんですが・・・」
星雲隊の団長は星竜一、9つの隊を指揮する最高指揮官だった。星の前に立つまだ19才の男。

マジュニア8/27 12:33:32031cfPkRgr2C3mOI||362
彼は柚子才気、若さに秘めた実力故に才気を才鬼と書くこともあるという。
星雲2番隊の隊長が柚子だった。この頃は賊の情報が乏しくて戦っていなかった。
「才気、気になる男がいるんだ。真田我盗、彼は今どこにいるか分からない」
情報がなければ討伐に行くことが出来ない。現在情報収集士の山田太郎は不在だった。
謎の病気で入院中だった。その為に情報は入らないし賊討伐にも出かけられない。
「星さん、僕探してみますよ。確か真田我盗は鬼が島出身ですよね?」

マジュニア8/27 12:33:362031cfPkRgr2C3mOI||962
鬼ヶ島とは現在はあまり近づく人はいない小さな島だった。そこが真田の出身地だった。
「鬼ヶ島には誰もいないだろう。それより下手に攻撃して犠牲は出せない」
星は結局、才気に待つように言った。腰に差してある刀を抜いて才気は言った。
「この刀も人を斬りたがっている。でも幕府の命令に背いたら駄目だしな〜」
刀をしまって才気は部屋を出て行った。そのまま、どこかに出かけてしまった。
すると星の部屋に違う男が入ってきた。身長190はある巨大な男が・・・
「幻武か、どうしたんだ?任務はまだ入っていないぞ。休憩していてもいいぞ」

マジュニア8/27 12:33:522031cfPkRgr2C3mOI||316
飛来幻武、星雲5番隊の隊長の幻武は低い声で星に言った。
「隊士達が任務がなくて給料がもらえないと言って反乱を起こしました」
反乱の情報を聞いて星の顔は鬼のように怖くなった。何も言わずに外へ飛び出した。
星と幻武が向かった先は訓練場、ここで反乱は起きていた。
「星さん、幻武さん、悪いが俺達はあんたらを殺して金を奪う」
狙いは金だった。任務がない為に金が入らないことで不満を持った隊士がたくさんいた。
「・・・かかってこい、この場で全員処刑してやる。20人程度か?」

マジュニア8/27 12:34:52031cfPkRgr2C3mOI||789
反乱を起こした隊士達はいつの間にか二人を囲んでいた。陣形は完璧だった。
星は刀を抜いて一人を斬った。両隣で構えていた隊士は幻武の吹き矢で殺された。
包囲を抜け出した二人は20人近い隊士を相手に奮闘した。隊士達は何も出来なかった。
実力の差は見れば一目瞭然、まるで相手にならない隊士に星はため息をついた。
「星さん、一声かけて下さいよ。今、お団子を買いに行って損しましたよ」
団子を加えて伊豆は悔しそうにしていた。柚子の後ろから音を立てずに隊士が襲い掛かってきた。

マジュニア8/27 12:34:182031cfPkRgr2C3mOI||597
気づかずに団子を食べている伊豆は笑っていた。幻武が吹き矢を構えた時は遅かった・・・
「・・・つまらないことをするな。柚子のそういうのが俺の寿命を縮める・・・」
柚子は真っ二つに斬られた、と思った瞬間に隊士の背後にいた。隊士はその場に倒れた。
隊士の反乱は何の意味もなく制圧された。柚子は団子を星と幻武に分けた・・・

マジュニア8/27 12:36:302031cfPkRgr2C3mOI||828
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